≪会計事務所の転職≫志望動機を上手く伝えるポイントをご紹介!

会計事務所・税務スタッフ
会計事務所・監査法人
2019/06/12

≪会計事務所の転職≫志望動機を上手く伝えるポイントをご紹介!

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会計事務所への就職を目指すとき、面接などでどのようなアピールをすればいいか、志望動機をどのように伝えると効果的なのか想像しづらいかもしれません。特に、税理士や公認会計士などの特別な資格を持たなかったり、経済学部や経理系の専門学校以外の分野から転身してきたりする未経験者にとって、職人気質のイメージが強い会計事務所は敷居が高く感じられるかもしれません。それでは、志望動機や自己PRを通して自らの経験や経歴をどのように上手く表現すればいいでしょうか。


会計事務所で求められる能力

まずは、会計事務所で求められる能力を見ていきましょう。

・コミュニケーション能力
会計事務所の仕事風景として、書類に向かって電卓を叩いている姿をイメージする人も多いのではないでしょうか。
コミュニケーション能力が会計事務所での採用にあたって重視されると聞くと、意外に思う方もいるかもしれませんが、会計事務所は外部とのコミュニケーションが非常に多い職場です。
会計事務所に勤務した場合、日常的にやり取りを行う相手は、クライアントである中小企業の経営者や経理担当者となります。
しっかりとクライアントの意図をくみ取り、課題を解決する高いコミュニケーション能力が問われます。

・経験してきた業務
当然のことですが、会計事務所は、募集しているポジションの業務を経験してきた人材を求めています。
特に即戦力を求める会計事務所では、業務経験が重視されますが、会計事務所によっては、経験よりも伸びしろを重視するところもあります。

・英語力
英語力は、グローバル展開する国内大手企業や外資系企業などをクライアントとする大手税理士法人などでは必須です。
TOEICの点数で評価されるので、TOEICはできるだけ高得点を獲得しておきましょう。

・税理士資格・学歴
大手税理士法人などの場合、税理士資格や学歴は足切りの判断基準として見られることもあります。
税理士資格は、何科目合格しているかも評価の対象となることがあります。
ただし、中小の会計事務所では、学歴をあまり重視しないこともあります。

・熱意
そして最も大切なのが、「熱意」です。
採用する側としても、短期での離職は避けたいため、「どれだけ入りたいと思っているか」といった気持ちを重視しています。
熱意を伝えるためにも、入念な業界研究・企業研究は欠かせません。
また、職の空白期間や転職回数が多い人は、その理由について納得できる説明を用意する必要があるでしょう。

志望動機の書き方

履歴書・職務経歴書の志望動機は、採用にあたって非常に重視されることとなります。
志望動機を書くポイント、および例文を見てみましょう。

会計事務所の志望動機を書くうえで、押さえるべきポイントは3つあります。

≪会計事務所の転職≫志望動機を上手く伝えるポイントをご紹介!

1.なぜ会計業界およびその会計事務所を志望先として選んだのか
採用する側としては、せっかく採用する人が短期で離職することは避けたいと思っています。
したがって、志望する会計事務所に対する熱意がどれだけあるのかを示すことは重要です。
熱意を示すためには、まずなぜ会計業界を選び、なぜその会計事務所を志望したのかをしっかりと書きます。
会計事務所のホームページなどを参考にし、その会計事務所の特徴をしっかりと理解したうえで選んだ理由を書くことが重要です。

2.自分の強みは何で、採用するとどのようなメリットがあるのか
志望動機は、自分の強みが何であるかをしっかりと書くことも大切です。
自分を採用するとその事務所にとってどのようなメリットがあるのかを、自身の経験に基づいて伝えることがポイントです。
大手税理士法人や外資系に特化した会計事務所なら、英語力は大きなメリットになるでしょう。
「強み」とは特別な能力といったハードルの高いものではありません。
努力家であることも、強みとしてアピールできますし、自分の性格や考え方にしっかり向き合って考えましょう。

3.キャリアの目標として何を成し遂げたいと思うのか
近年、多くの企業は、キャリアの目標を自分自身で設定し、それに向かって自分で進んでいける人材を求めています。
自分自身の目標を成し遂げるためにその会計事務所を選んだ、という形で志望動機を書くことができれば、強い熱意を伝えることができると共に、その会計事務所に対して将来的にどのようなメリットがあるのかも明確になります。

志望動機の例文

志望動機の例文を、未経験者および税理士試験科目合格者について見てみましょう。

・未経験者の志望動機の例
貴事務所のHPを拝見し、経営理念として「中小企業経営者の経営パートナーとして貢献すること」をあげておられるのに強く共感いたしました。
私は、前職において住宅設備の営業職として4年間勤務いたしました。
ここで、個人事業主の方々が、節税対策や資金繰りについてどれほど強い関心をもっているかを学んだことが、私の宝となっています。
私の目標は、節税対策や資金繰りの専門家になることです。
前職での経験を生かし、顧客の皆様に信頼される存在になることで貴事務所に貢献したいと思っております。

・税理士試験科目合格者の志望動機の例
貴事務所のHPを拝見し、相続税の申告などの資産税に力を入れていらっしゃることに共感いたしました。
私は、大学を卒業した後、派遣社員として事務職を経験するかたわら、税理士試験を計画的に受験しております。簿記論と財務諸表論の2科目にはすでに合格し、法人税法と相続税法の2科目を今年受験することに向け、税法の勉強をしております。
税法の知識を生かし、貴事務所の戦力として1日も早く貢献できるよう、研鑽を積みたいと思っております。

「得意だから」ではアピール不足

計算が得意、経理が好き…といった志望動機だけでは、会計事務所の立場を代表する面接官にとっては心に響きませんし、むしろ「自己都合」「自分本位」な人物だと誤解されるおそれがあります。「自分を成長させたい」といったアピールをメインの志望動機にすることも同様です。

仕事とは、こうして読むと当たり前だと思うかもしれませんが、面接の場でアピールに困ったときには、つい自分本位な言葉が口を突いて出てしまうものです。

志望動機は、会計という仕事を通して、常にクライアント会社への貢献を意識してアピールするようにしましょう。会社の目的は、事業による利益を挙げることで株主に還元し、従業員の待遇を引き上げることで、事業の存続や拡大を目指すことです。

何のために会計事務所の世界を目指したのか、生涯を賭けられる仕事なのかどうか、原点に立ち返り、改めて志望動機を考えてみるようにしましょう。会計事務所での仕事に対する志や職業意識の高さは、質問に対する答えを通じて、必ず面接官に伝わります。

ただ、日本経済の発展や世界平和などにまで言及すると、根拠のない大言壮語と見なされて、かえって印象が悪くなります。企業活動への貢献までに留めるようにすることで、地に足の着いた社会人らしいアピール・志望動機となります。

マイナス思考が表に出ないようにする

マイナス思考・ネガティブ思考は、人生を送る上で必ずしも悪いものではありません。将来のリスクに対して敏感な考え方の持ち主で、準備を怠らずに慎重に物事を進めたり、あらかじめ危険を察知したりして他人よりも早く回避し、身の安全を保つことができます。
よって、自分の身を守るのには有利な性格といえます。

しかし、会計事務所の採用担当者も、何らかの利益をもたらしてくれる人を採用したいと思うはずです。ですので、マイナス思考な発言よりも、その会計事務所のために積極的に貢献したいという志望動機を伝えることが必要です。

面接の冒頭で「大変緊張しておりますが」と前置きをする人がいます。面接官の目線を下げて謙遜する意味合いかもしれませんが、その人自身の緊張感は面接官の関心事ではないので、はなから印象を悪化させるおそれがあります。「緊張しております」は言わないほうが良いかもしれません。

また、面接官から少し厳しいことを言われて声のトーンが下がったり、肩を落としたりしないように気をつけましょう。気分が落ち込みやすい人は、うまく自己アピールすることより、「こんな厳しいことを言われたら、こう切り返そう」と、ネガティブな印象を払拭するための対策を準備しておくことをおすすめします。

欠点のような特徴も、切り口を変えれば長所になる

「職を転々としている」という、仕事に馴染むのが苦手で飽きっぽいイメージを与えかねない表現も、「多様な職業経験」と言い換えると、良い印象に変換することができます。

また、「引っ込み思案」という消極的な性格も「思慮深いところがある」という自己アピールで挽回することが可能です。

もちろん、良くない特徴を言い換えていることを面接担当者の多くは気付くでしょうが、欠点をそのまま伝えるよりは、悪い印象を与えないでしょう。コミュニケーション能力があるということを、さりげなくアピールすることもできます。

学生時代の部活動やサークル活動で芳しい結果が出せていないとしても、表現次第で社会人としての長所に変えることも可能です。

たとえば、「チームは負け続き」「自分は補欠選手」だったとしても、「常に応援やバックアップに徹した」「献身やチームワークの大切さを学んだ」「高い意識を持って、失敗をバネに学ぶことができた」などの表現によって、つまずいても前向きに物事を捉えられる積極性のある人材であると伝えることができるでしょう。

会計以外のスキルをアピールする

会計事務所に勤務しようとする以上は、数字に強く正確な計算ができることは、とても大切な基本スキルです。ただ、他の志望者と差別化がしづらい弱点がありますし、採用を検討している会計事務所側も、計算スキルは「あって当然」と考えがちなところがあります。

計算能力や正確性に関して、今後は人工知能(AI)の力なども借りながら進めていくこともありえます。よって、会計事務所業界で働く方もこれからはプログラミングなどコンピュータ操作のスキルがより一層求められるでしょう。

また、人工知能では代替しがたい、他人と共感し合い、説得して行動を促すようなコミュニケーション能力も、会計事務所の業界においては企業経営者や事業主など、人間相手のビジネスでは大切なスキルになっていきます。

会計スキルを多様なジャンルや用途に用いる意欲的な会計事務所では、新人スタッフに柔軟でクリエイティブな発想を求めることもありえます。

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まとめ

会計事務所の就職に向けて、過去の実績でアピールできる要素が不足している場合は、そのぶん未来の可能性を感じさせるような受け答えを心がけることが重要です。ただし、嘘やオーバーな表現が混ざると、かえって印象を悪化させますので注意したいところです。

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<参考>
『面接・自己PR・志望動機【完全版】』(高橋書店)

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