税理士の忙しい時期は?年間スケジュールをチェック!

税理士
会計事務所・税務スタッフ
2020/05/22

税理士の忙しい時期は?年間スケジュールをチェック!

税理士事務所は、繁忙期と閑散期がはっきりと分かれており、繁忙期は大量の業務に対応しなければならないため残業が続くこともよくあります。この記事では、税理士事務所の忙しい時期、また年間スケジュールをまとめています。


税理士の忙しい時期は12月~5月

税理士事務所の忙しい時期は、大体決まっています。 毎年11月頃から、クライアントである企業より、年末調整に関する依頼が続々と入ってきます。 この年末調整のピークが、おおむね毎年12月から翌1月の期間となる傾向が強いです。年末調整が完了すると、地元の市町村に対して、各従業員が納めるべき住民税を確定させる給与支払い報告書を提出します。 そして、1月頃から、個人事業主からの確定申告の依頼が集中します。医師や弁護士などの資格保有者や、独立してフリーランスで活動している事業者などが、それぞれ1年分の帳簿や経費の領収書を持ちこんでくるため、税理士の処理すべき業務量は一気に膨大なものとなります。 事務所のスタッフも含めて残業や休日出勤をしなければ片付かない忙しい状況になってしまうような状況もあるでしょう

さらに、企業の依頼で法人税などの納税手続きに関する代行作業もあります。日本では3月決算の企業が多く、その場合は5月までに決算作業を済ませて納税を行わなければなりません。よって、5月までは業務量が増え、忙しい税理士事務所が多くなりますし、別の決算期を設定している企業のクライアントがある事務所では、繁忙期の時期が更に広がる傾向があります。

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税理士の忙しくない時期は6月~11月

6月~11月までの間、税理士は比較的仕事に余裕ができます。この閑散期に入ると、繁忙期のような残業や休日出勤が必要となる状況は減るのが一般的です。 閑散期に税理士が取り組む業務には、巡回監査や月次決算などがあります。

巡回監査とは、税理士がクライアントである企業を訪問し、経理業務を正しく行っているのかを確認する業務です。もし誤った経理を行っていると、繁忙期の作業量が増えてしまうことにもなるため、税理士にとって定期的なチェックは重要といえます。特に中小企業や自営業者は経理専門の担当者がいないことも多く、経営者・事業主が誤った方法で会計記録・帳簿を付けていないか確かめることが大事です。 月次決算は、クライアントである経営者への業績報告のため、月単位で決算を行う業務です。税務署への報告のためではなく、また月ごとなので作業量も少ないので、繁忙期ほど忙しくなることは少ないといえます。

一方、閑散期は仕事が落ち着くため、税理士にとっては自らの能力・スキルを高めるための勉強期間となることも多いです。公認会計士を目指している方や、税理士に加えて社労士などの他の資格取得を目指す方は、集中して勉強に取り組めます。また、事務所や企業に勤務している税理士の方が独立を考えている場合、この閑散期に準備を進めるのが通例です。

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繁忙期の残業時間は?

繁忙期でなければ、税理士事務所は十分に定時出所、定時退所ができ、ワーク・ライフ・バランスを整えやすい職場だといえます。 しかし、繁忙期は一気に業務量が引き上がり、残業や休日出勤といった時間外労働が増加していきます。忙しいが故にプライベートの時間が満足に取れないおそれがありますので、家庭を持つ人々にとっては、家事や育児の分担などで理解を得る必要があるでしょう。

繁忙期の時間外労働時間は、月に数十時間にのぼり、事務所のクライアント数が多ければ、月100時間を超えることもあります。

なお、時間外労働については、労働基準法による規制に注意が必要です。通常の労働時間を超えた分の給与は、時間外手当として通常の25%増しにしなければなりません。 まずは、税理士事務所の従業員側と経営者側が、労働時間に関する話し合いをした末に合意して、いわゆる「36(サブロク)協定」を結んでいなければ、従業員に時間外労働をさせることはできません。
36協定は、労働基準法36条に定められているために付けられたネーミングです。36協定があっても、時間外労働時間はトータルで原則として1カ月に45時間を超えてはいけませんし、1週間に15時間を超えることもできません。

ただし、臨時的に時間外労働を増やさなければならない特別な事情があるときは、月45時間を超えた分の給与を30%増しにすることを条件に、月の上限を60時間に増やすことができます。税理士事務所の繁忙期は、その「特別な事情」にあたると考えられます。

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年間スケジュール

税理士の年間スケジュールをまとめると、12~1月の年末調整業務を行う時期、1月~3月の確定申告業務を行う時期、3~5月の決算業務・税務申告業務を行う時期は、仕事量が多い忙しい時期といえるでしょう。

一方、6月~11月までは期限のある緊急業務に取り組む必要のない閑散期です。この時期は主に巡回監査や月次決算、年次決算などの業務を行いますが、繁忙期に比べると仕事量は減少します。いわば6~11月はルーティン業務だけを行う時期です。 繁忙期が半年以上もあるため、税理士はかなり忙しい士業であるといえます。ただ、忙しくなる時期が毎年同じであり、事前にある程度予測できるので、年間を通した計画を立てやすいのも事実です。メリハリをもった働き方をして、閑散期に自己啓発に時間を取る、家族と余暇を楽しむといった1年を通してのプランを考えることもできます。 繁忙期と閑散期があることを踏まえた上で主体的に年間計画を考えれば、自らのキャリアアップやライフワークバランスを考えた働き方もできるでしょう。

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まとめ

税理士事務所の忙しい時期は、自分の時間が確保できないほど忙しく、事務所によっては家に帰ってもゆっくり休む時間がほとんどないことも覚悟しなければなりません。その一方で、繁忙期が過ぎれば定時で帰ることができる事務所も多くあります。閑散期に資格の勉強を集中させるなど、上手くスケジュールを組んで働くことが大切です。

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