【経理・財務の転職】専門特化エージェントが転職のポイントを徹底解説します!

更新日:2024/03/22
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経理・財務

【経理・財務の転職】専門特化エージェントが転職のポイントを徹底解説します!

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経理・財務部は企業の経営や成長に欠かせない役割です。
企業規模・業種を問わずニーズの高い職種だからこそ、市場価値向上や働き方・待遇改善などのために経理・財務担当者として転職を考えている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、30年以上に渡って経理・財務人材の転職をサポートしてきた管理部門・士業特化型転職エージェント「MS Agent」のノウハウを特別公開します!
経験者・未経験者すべての方の疑問を網羅しておりますので、現在転職活動中の方も、これから転職を考えている方もぜひお役立てください。

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経理の転職に有利な時期はズバリ1月~2月

経理として転職を成功させるには、求人案件が多い時期を選ぶのが1つのポイントです。
経理は、日本に多い3月末決算の企業の場合、税務申告期限は5月末となりますので、4月・5月が決算業務に追われる繁忙期に該当します。
そのため、企業が経理職の求人を出すタイミングは、繁忙期の2~3か月ほど手前。つまり、1~2月あたりに求人募集を始めるスケジュールを組む企業が多くなります。
もちろん1年を通してどの時期でも経理として転職できますが、求人案件が多い時期を狙った方がより希望に沿った転職先を見つける確率は高まるでしょう。

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経理の転職理由の伝え方

「人間関係」「スキルアップ」「年収アップ」等、経理担当者が転職を考える理由は人それぞれですが、応募先企業への伝え方に悩む方は多いでしょう。

前向きな転職であれば、ありのままの転職理由を伝えれば問題ありませんが、職場環境や待遇面が転職理由の場合、前職での不満をそのまま採用担当者に伝えることは好ましくありません
ポジティブな理由に言い換え、誤解がないように伝えるための工夫が必要です。

自分で考えた転職理由に自信が持てない方や、転職理由をどう伝えていいか考え付かない方は、転職エージェントに相談してみることをお勧めします。

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経理の志望動機作成法・例文

「なぜこの会社で働きたいか」を明確にする

これまでのキャリアを活かして転職するためには、「この会社で何をしていきたいか」を明確にしなければなりません。
前職では「叶えられなかったこと」を整理し、次の会社で「実現したいこと」をうまく伝えましょう。具体的に伝えることで働くイメージが沸き、ミスマッチの防止にもつながります。

未経験者は「なぜ経理を目指すのか」

営業や人事など、他の職種から経理への転職を考えている方は、「なぜ経理を目指すのか」を説明できなければなりません。企業の会計を扱うことに興味を持ったきっかけや、数字に強い特徴を活かしたい、といった志望理由だけでは物足りません。前職での経験と経理の親和性や簿記取得など、強い意志があることを示すことが大切です。

経理の志望動機例文

20代前半女性(前職:医療事務)日商簿記2級保有

現職の病院の事業縮小に伴い、経理スタッフが企業経営で重要な役割を担っていることを知り、経理部門で働きたいと思いました。
日商簿記2級の取得を機に転職活動を開始しましたが、経理の中でも経営状況を把握できる業務に携わりたいと考え、将来的に決算実務などを目指せる貴社を志望しました。
「調整力」が重要とされる経理部門で、前職の医療事務として培ったコミュニケーション能力を活かして各関係部署との調整や交渉を行いながら、将来的に経営基盤強化に貢献していける人材になりたいと思っております。

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経理の面接でよく聞かれる質問と注意すべきポイント

経理は、経験業務・知識によって担当業務が異なるため、何の業務をどこまで経験しているのかを具体的に伝える必要があります。面接準備の際には、これまでに経験した職務内容や実績などを詳細に洗い出す「キャリアの棚卸」を行いましょう。

「キャリアの棚卸」では、実績だけを洗い出すのではなく、自分が携わった業務でどんな役割を担ったか、気をつけたことは何か、それによってどのような結果が得られたかなど、過程を中心に振り返ることがポイントです。

一般的に経理の求人は、実務を担う一般職と幹部候補・管理職候補の二通りです。
一般職では、経験業務によって担当業務の振り分けが決定されます。そのため、具体的な業務内容をしっかりと伝えることが重要です。
幹部候補・管理職候補の場合は、マネジメント経験が重視されますが、何名規模の部門でどのようなマネジメント業務を経験していたのかを詳細に伝えましょう。

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未経験で経理に転職・転職するためには、簿記2級を取得しよう!

経理への転職・就業を希望する場合、突破口となってくるのが日商簿記2級の取得です。

未経験からの転職・就職は簡単ではありませんが、昨今の転職市場は人手不足で求職者優位の売り手市場が続いており、採用する側にとって、経理の実務経験の豊富な人材の採用は、容易ではありません。
そのため、スタッフクラスの求人を募集する場合、未経験者を選考するというケースが増えてきています。

簿記2級は、各社が実施している“企業が応募者に求める資格ランキング”で上位の常連であるなど、企業が求める資格、就職に役立つ資格であると広く認知されています。
この結果は、簿記2級を取得していれば、“簿記・財務諸表についての知識がある”と判断されるため、未経験であっても簿記の知識を活用して幅広い業務に対応できる経理担当者に成長してくれるだろうという、企業の期待の表れでもあります。

未経験から経理への転職を目指す場合は、まずは簿記2級を取得して、他の候補者と差別化を図りましょう。

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経理に親和性のある業種からの転職

経理の業務に親和性のある税理士補助や銀行から経理へ転職を検討する方も多いです。ここでは、それぞれの転職のポイントを見ていきましょう。

税理士補助から経理

経理職と言っても業務は多岐に渡りますが、特に税務や会計業務で企業が求人を出している場合、税理士補助経験は選考において有利にはたらきます。
税理士補助の経験が豊富な方なら、即戦力として活躍が期待できるので、積極的に採用したいと考える企業は多いです。
しかし、一口に税理士補助経験と言ってもさまざまです。
転職活動をするなら、税理士補助の経験の棚卸しをしておきましょう。
勤務していた税理士法人や会計事務所などの規模、担当していた業務内容、得意としている仕事などの整理をしておくと、ご自身の経験を活かせる企業を見つけやすく、転職活動をスムーズに進めることができます。

銀行から経理

銀行員はスキルの面で経理とかみ合いが良い傾向にあります。
銀行員は経理畑を歩んでいる人に比べて、会社組織が必要とする知識を横断的に手にする機会に恵まれているため、財務・法務・税務といった面でも役に立つ「管理部門の何でも屋」的ポジションを狙うというアプローチもあります。
小規模な中小企業であれば、経理部門≒管理部門的な立ち位置で仕事を進めることも珍しくありません。
求人情報を熟読し、自分でも活躍できる立ち位置での採用かどうかを見極めた上で、転職を検討しましょう。

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大手企業の経理に転職するポイント

大手企業の経理正社員として働く場合、20代であれば年収は350~500万円程度、30代で500~700万円程度になるでしょう。
30代の場合は、役職についているかどうかで、年収は上下します。
大手企業の経理職への転職を成功させるためには、実務経験があるだけではセールスポイントとして弱いです。
より詳細に、自分が前職で何をやってきたのかを説明する必要があります。
基本的に、経理職は業務の難易度が業種を問わず一致していることが多いため、どの業種でも共通したキャリアを思い描くことが比較的容易です。
そのため、決算一つとっても、業務にどこまで携わっているのかを具体的に記すだけで、スキルが丸裸にされてしまいます。
第二新卒ならば仕訳は一通り切れるのか、売掛金回収などのタフな業務に携わっていたのか。 主任以上の役職経験者であれば、財務諸表の作成にはどこまで携わっていたのかなど、自身のスキルを事細かに伝えましょう。

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簿記だけじゃない!経理の転職であると有利な資格

ビジネス会計検定

ビジネス会計検定は、大阪商工会議所が主催する試験で、簿記に加えて財務諸表の分析スキルなどの会計知識が問われます。
1~3級に分かれ、受験資格がなく、誰でも何級からでも受験可能です。

FASS検定

FASS検定は経済産業省が発案した検定で、経理・財務における実務レベルの知識・スキルが問われます。合否判定ではなく、A~Eの5段階で評価されることが特徴です。
自身の経理・財務スキルを客観的な指標で測定できるため、大手企業の社内研修や自己分析の目的で用いられることもあります。

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経理の平均年収はいくら?高年収人材に求めるスキルとは

経理は管理部門の中でも専門性が高く、知識とスキルが求められます。そんな経理の平均年収はいくらなのでしょうか?
MS-Japanでは独自に、2023年の1年間で「MS Agent」を利用して転職決定された経理の方と、経理への転職を希望している方の年収データを集計し、年代別の平均年収を調査しました。以下がその調査結果です。

年代 転職決定者の平均年収 転職希望者の平均年収
20代 401万円 391万円
30代 497万円 492万円
40代 617万円 559万円
50代以上 679万円 720万円
全年齢 512万円 533万円

このデータから、経理は年代が上がるに伴い、年収も高くなる傾向が分かります。また、20代~40代は年収アップの転職が可能だと言えるでしょう。

しかし、ただ年を重ねるだけで評価され、年収が上がるというわけではありません。年齢に応じたスキルや経験を身につけることが重要です。
それでは、高年収人材に企業が求めるスキルとはいったいなんでしょう。
「MS Agent」で2023年上半期に掲載された経理求人の内、想定下限年収が600万円以上の高年収求人から、求められるスキル・経験の傾向を分析したところ、92%で「決算業務」のスキル・経験が求められていることが分かりました
また、それらの求人で、求める決算業務のレベルを詳細に見ていくと、51%の求人で3年以上の「年次決算」経験を応募条件にしているという事実が分かりました。
以上のデータから、年次決算業務に強い人材になれば、経理として高年収を叶えられる可能性が高いと言えるでしょう。

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経理のキャリアプランは?

経理には多様なキャリアプランがあり、現在所属企業や所有している資格などによっても変わってきます。

現職で経験を積み、経営企画などの経営に携わる部門への異動や、CFO・役員への昇格などの王道出世ルートはもちろん、転職によってキャリアに幅を持たせる選択肢もあるでしょう。
現在、中小企業に所属しているのであれば、これまでの経験を活かして大企業へ転職し、連結や開示などの大企業ならではの経験を積みたいと考える人は多いです。また、逆に大企業に所属していて、担当業務へのモチベーションが下がっていたり、出世に頭打ちを感じたりしている場合は、逆にスタートアップ・ベンチャーや中小企業に転職して、実力主義の中で成り上がっていくことも有力な選択肢です。
税理士や公認会計士の資格を有しているのであれば、税理士法人や監査法人で経験を積み、独立を目指すということも可能でしょう。

経理はどの企業でも活躍できるポジションで、選択肢が幅広いからこそキャリアに悩む機会も多いかと思います。
大切なのは、転職先として考えている企業の規模感や業種による特殊性をしっかりと理解し、目先だけでなく5年後、10年後のキャリアイメージをしっかりと持ったうえで、転職に臨むことです。

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経理の将来性 AI時代に備えるために・・・

「将来なくなる仕事」の中に経理職がランクインするなど、経理の将来性を考える方も増えています。 経理の将来性はその人材が持つスキルによって「ある」とも「ない」とも言えます。
将来的に単純作業を主とするスタッフは淘汰される可能性が高い反面、数字を分析して経営戦略に結び付けられる人材や、M&Aなど高度な専門性が必要な手続に携わる人材は、重宝されるのは変わらないからです。

経理職における定型業務が、AIに取って代わられる時代がもうすぐそこまで来ている中で、将来、経理職が生き残っていくためには、「経理の専門知識を高める」だけでは厳しい時代になってくると予想されます
会計・税務における影響をデータから読み取って経営のアドバイスができる戦略立案力や判断力を培っていき、来るべきAI時代に備えていきましょう。

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【高年収&ハイクラス求人多数!】経理・財務のおすすめ求人事例!

東証プライム上場企業で経理部長の募集

想定年収
850万円 ~ 1,000万円
仕事内容
・月次決算から有価証券報告書作成までの一連の経理業務
・資金繰りの確認、銀行対応等の財務関連業務
・取締役会資料、決算関係資料の作成、確認
・管理会計関連資料の作成
・業務フローの改善、システムの導入検討
必要な経験・能力
<必須>
・上場企業での経理、決算業務10年以上
・銀行および監査法人の対応経験
・連結決算業務の経験
<歓迎>
・会計システム等の導入または改善経験
・日商簿記1級または税理士試験 簿記論+財務諸表論合格

不動産金融系の上場企業より経理担当の募集

想定年収
450万円 ~ 600万円
仕事内容
・月次/四半期/年次の決算業務(単体・連結)
・税務申告書作成
・開示資料の作成(決算短信、有価証券報告書)
・グループ会社(上述の事業領域)の会計業務・経営管理の支援 等
必要な経験・能力
<必須>
・事業会社における経理関連部署での経験または会計事務所における実務経験(目安3年以上)
・月次決算業務経験(単体/連結)
<歓迎>
・日商簿記2級資格取得済

上場企業子会社での経理(管理職候補)募集

想定年収
850万円 ~ 900万円
仕事内容
・営業部門からの案件相談対応(会計・税務面からのアドバイス)
・決算関連業務
・会計基準や税制改正等のプロジェクト対応
・部下への指導・サポート
必要な経験・能力
<必須>
・一般企業での経理経験者
<歓迎>
・連結決算のご経験
・マネジメント経験
・簿記1級、税理士科目などの資格をお持ちの方

財務が転職するならズバリこの時期!

財務は経理と同じようなスケジュールで動いているため、経理と同様に業務が忙しくなる繁忙期と、比較的業務が少なくなる閑散期とがあります。繁忙期になると、どの会社でも財務部門は多くの人手が必要です。

しかし、財務の求人は、繁忙期ではなく閑散期に増える傾向があります。というのも、繁忙期は財務業務に忙しいため、採用活動を行えるだけの余力がなくなってしまうからです。つまり、繁忙期に備えて、閑散期のうちから求人募集をかけて人手を確保する企業が多いわけです。

具体的には、比較的業務が落ち着いている決算前の1~2月中間決算前の7~8月頃に求人募集の案件が毎年増加します。特に1~2月期は、新年度を前に退職・転職する人が多く、その欠員を埋めるために募集をかけるケースが多いです。この時期に転職を決めれば、新年度に合わせて新生活を始めることができるので、タイミングとしては最適でしょう。

また、7~8月は決算を控えた1~2月よりも業務量が少ないので、この時期を狙って求人活動を行う企業も多数あります。転職を考える人の間でも、企業がこの時期に求人活動を行うことを見計らって、新年度に合わせるのではなく敢えてこの時期に退職・転職を決断する例が多いようです。新年度ではないものの、下半期から仕事を始める「10月入社」も切りの良い入社時期ではあるので、転職をするのに適した時期といえます。

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財務の転職理由

財務部門の人が転職する理由(プライベートな事情等は除く)には、大きく分けてポジティブな理由とネガティブな理由の二つに分かれます。

ポジティブな理由としてまず挙げられるのが、「ステップアップを目的とした転職」です。
財務部門で働いている人の中には、学生時代から会計学を学び、日商・全経・全商簿記などの資格を取得している人が多いです。
こうした、「財務」の領域で専門性を高め、将来的に財務畑でより高いポジションに就くことを望んでいる意識の高い人は、ステップアップを理由とした転職を望む傾向があります。

二つめのポジティブな理由としては、「現在の会社よりも規模の大きな企業で働きたいから」というものです。
財務の仕事は、企業の規模が大きくなるほど決算業務の質量ともに高くなります。
中小企業で働きながら、「自分の実力をより大きな舞台で発揮したい」「財務としての能力向上を図りたい」と考える人であれば、一部上場企業などより大きな企業への転職を考えることが多いようです。

一方、ネガティブな理由としては、「お金を扱うことへの責任の重さに疲れてしまった」「数字ばかり考える仕事が辛くなった」といったことが挙げられます。
特に財務は集中力を必要とする仕事であり、さらに営業や開発など他の部門に比べると地味な側面があるのは否めません。そのため、財務から営業に転職するという人も少なからずいます。

財務の仕事が好きな人であれば、基本的にはポジティブな理由で転職をするのが一般的といえます。
また、たとえ財務部門から離れる転職であっても、そこで培った会計の知識・スキルはどの部門であっても役立つでしょう。

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財務の志望動機作成法・例文

財務・経理部門ではなく、営業や開発など他の部門で働いていた人の場合、「なぜ財務部門で働きたいのか」という動機を分かりやすく伝えることが大切です。
その際、「自分だけにしか語れない体験に基づくエピソード」が重要なポイントになってきます。

企業の採用担当者は、ありきたりな志望理由だと印象に残らず通り一辺倒の内容を書いてもプラスの評価にはつながりません。
「このような体験をしたので、財務部門で働いてみたくなった」のような内容を必ず盛り込みましょう。

さらにポイントとして、財務未経験であっても前職で培ったことで活かせることがあれば、必ず記載するようにしましょう。
例えば、営業職だった人であれば「コミュニケーションを取ることが得意」といったことでも良いでしょう。
また、数値を扱う仕事であるため、それまで開発部門や管理部門等で細かい作業・データを処理する仕事をしていたならば、その点もアピールできます。

一方、それまで財務・経理部門で働いてきた方であれば、「さらなるスキルアップ・キャリアアップを目指したい」、「自分の力を発揮できる場で働きたい」等の志望理由をはっきりと記す必要があります。
前の企業での経験・実績は具体的に書きましょう。
この場合も、自分にしか書けないような「具体的な体験」を内容に含めることが大事です。
その上で、「なぜこの企業を転職先として選んだのか」「この企業で何を実現したいのか」を明確に記しましょう。

財務の志望動機例文

20代前半男性(前職:営業職)日商簿記2級・FP検定2級保有

前職では営業部門で働いておりましたが、勤務する中で財務部門が全社的な視点から資金調達、内部留保金の活用、内部統制等を担うと知り、ぜひそのような業務に携わりたいと思うようになりました。
そこで営業の仕事をする一方、将来的に財務部門へ転職するための準備として日商簿記2級、FP技能検定2級を取得し、このたび、財務未経験でも応募可能な貴社に志望させて頂きました。
財務部門は社内外の関係各所との調整力が求められる業務かと存じますが、私は前職の営業職で培ったコミュニケーション力を存分に発揮し、将来的には貴社の財務戦略の一翼を担える人材になりたいと考えております。

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未経験で財務に転職するためには

財務部門では他の部門では使われない専門用語が多いので、未経験で財務に転職する際は下記ポイントを踏まえ必要に応じて準備しましょう。

例えば、キャッシュフロー計算書や劣後債、スワップといった言葉が、日常業務の中でも普通に使われます。
もちろん、仕事をしながら覚えていくこともできますが、独学でも良いので事前に勉強しておくと、仕事に早く慣れるでしょう。
財務未経験で一から会計のことを学びたい場合、おすすめなのが日商簿記資格です。
企業におけるお金の流れ、決算書の内容を基礎から学ぶことができ、事前に2級まで取得しておくと、業務未経験でも仕事を早く覚えることができるでしょう

日商簿記には受験資格として実務経験などは必要ありません。
通信講座でも学ぶことができるので、将来的に財務部門で働くための転職を考えているなら、現職で働きながら学習を進めることをおすすめします

ただし、会計関連の資格を取得していても、業務未経験だといきなり主担当として業務に取り組めることは少ないです。
財務部門では日常的な出納管理、資金計画作成、資金調達などが行われますが、それら業務の主担当となるには、やはり一定の専門的知識・スキル・経験が求められます。
未経験で入社した場合は各業務の補助的業務から行うのが一般的であり、給与額も仕事内容に応じたものとなるので注意しましょう。

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財務で評価されるスキル、資格は?

財務部門ではどのような業務に従事するにせよ、専門知識・スキルが求められます。財務において、最も必要とされるスキルは、簿記・金融・会計の知識です
簿記は経理業務に必要な知識ですが、経理部で作成された会計データを読み解くためにも簿記知識が求められます。また、財務戦略策定や資金調達には、金融・会計の専門知識も必要です。
財務諸表を読み解き、課題と問題を把握し、解決策を講じる論理的分析力も重要なスキルと言えるでしょう。

財務で評価されるスキル・能力は、会計分野に限ったものではありません。

財務部門では取引先・融資先との打ち合わせを頻繁に行い、必要に応じて相手を説得することも必要になってきます。
財務の仕事では、社内はもちろん社外の人とも連絡を取り合いながら行う仕事であるため、一定のコミュニケーションスキルが不可欠です
この点は会計データの記録・整理業務をメインとする経理とは大きく異なる点といえます。

資格に関しては、上記の通り財務には簿記知識も求められるため、日商簿記はやはり有効です。
3級は基礎知識が多いため、財務部の転職市場では評価されにくいですが、2級以上の日商簿記資格を有している場合には、プラスの評価ポイントになるでしょう
簿記以外では、FASSも財務業務で活用できる資格です。簿記検定が幅広い会計知識の習得に重きを置いているのに対し、 FASS検定では資産・決算・税務・資金などの分野で、より実務的な知識が問われます。
特に「資金」分野に関しては、財務部として深い知識が必要になることから、 財務の実務に直結する資格として、高い評価を得ることができるでしょう。

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定期的に求人を確認して、市場ニーズを確認しておこう!

世の中には数多くの求人が存在していて、求人を見ることで求められるスキルや経験を確認することができます。また年収が高い求人や管理職求人を見ることで自身が身に付けているスキルや経験を比較することができます。
比較して、条件満たしているまたは条件以上のスキルや経験があればより条件の良い求人へ応募するのも検討してよいと思いますし、条件を満たしていない場合は、今後の取得すべきスキルや経験として目標にしても良いと思います。
ですので、定期的に求人情報を確認し、市場ニーズを汲み取ってみて、市場価値を確認しておきましょう。

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この記事を監修した人

カナダ州立大学卒業後、新卒でMS-Japanへ入社。求人企業側の営業職を経験した後、2014年にキャリアアドバイザーへ異動。2016年からは横浜支社にて神奈川県内の士業、管理部門全職種を対象にこれまで3000名以上のカウンセリングを担当。現在は関東全域を対象に経理・財務・経営企画・CFO・公認会計士・税理士・税理士補助スタッフなどの会計系職種を幅広く担当。
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