MOSは経理の転職で役に立つ資格か?



「MOS」という資格はご存知でしょうか。なんとなく聞いたことはあっても、実際のところはどんな資格か知らない方も多いと思います。
経理に関連する資格は様々ありますが、転職時に役に立つ資格の中にMOSは果たして含まれるのかでしょうか。
この記事ではその判断材料となるよう、MOSはどのような資格なのか、どんなメリットがあるのかなど、詳しく見ていきたいと思います。
まずは経理財務の求人をご確認したい方はこちら
経理の求人情報
上場企業の経理マネージャーからIPO準備企業の経理部長候補の求人などの高年収が見込める求人から20代・30代向けのスタッフ層求人、
未経験OK求人など幅広くご用意しております。
サイト上に公開されている求人はごく一部の求人です。会員登録することでご確認可能です。
財務の求人情報
国内最大級の財務に関する求人情報を保有している弊社では、
これから財務としてキャリアアップを目指すための求人やすでに財務のスペシャリストとして活躍されている方向けの求人など数多くご用意しております。
弊社のみが扱っている求人も多いため、ぜひご確認ください。
管理会計の求人情報
より経営に近いポジションなため世の中的には求人数は少ないですが、弊社は管理部門特化型エージェントなので、
管理会計の求人も多く保有しております。ごく一部ではありますが、ご確認ください。
またより多くの管理会計の求人をご確認いただきた場合は、会員登録していただければ確認できます。
MOS資格とは
MOSは「Microsoft Office Specialist」の略で、経理業務にも利用されることが多いExcelやWordなどのMicrosoft Office製品をどれくらい使いこなせるかを、実技試験によって認定する資格です。
試験科目は対応するOffice製品のバージョンによって「Office 365&2019」「Office 2016」「Office 2013」の3区分となっており、対応するバージョンの中からWord、Excel、PowerPoint、Access、Outlookなどのアプリケーションごとの試験科目から選択して受験します。このうち、WordとExcelはスペシャリストレベル(一般レベル)とエキスパートレベル(上級レベル)の2種類があり、レベルを選択できます。
製品が更新されても対応できるよう最新バージョンの科目を受験するのが望ましいところですが、会社や自分のパソコンにインストールされている製品との兼ね合いもありますので、それぞれ判断して受験科目を選ぶとよいでしょう。
試験は全国各地で一斉に行われる試験と随時行われている試験があり、同一バージョンに限り、最大3科目まで同日受験が可能です。ちなみに一般価格の受験料は1科目当たり10,780円(税込)で、学割の設定もあります。
合格者には、合格認定証が郵送されるほか、Web上で確認できるデジタル認定証も利用できます。
また、MOSの規定の試験科目に合格すると、Officeのバージョンや合格科目によって「MOS マスター」「MOS アソシエイト」「MOS エキスパート」の称号を得ることもできます。
MOSは経理に役立つ資格なのか?
有料の試験のため、取得したほうがいいのかどうか迷っている方も多いと思います。
もちろん取得して役に立つ部分も多いのですが、取得を奨励している企業や取得が必須という会社は少ないのが実情です。
会社が受験料を負担してくれるのであれば、受験するに越したことはありませんが、個人負担の場合は費用対効果も考える必要があります。
現在の業務に支障がない範囲でExcelやWordを問題なく使いこなせているのであれば、無理に取得する必要はないと考えていいでしょう。
MOSを取得するメリット
MOS公式サイトには、以下6つのメリットが挙げられています。
●パソコンスキルを客観的に証明
ExcelやWordをどれくらい使いこなせるか、目に見える形で客観的に証明することができます。
●対策学習が実務力に直結
アプリケーションを実際に操作する実技試験であり、試験前に行う対策学習によって実務力が身につきます。
●業務や作業効率が向上
Wordであれば差し込み印刷や目次の作成、Excelであれば関数やピボットデーブルなど、さまざまな機能を効果的に使いこなすことで、実際の業務の幅が広がったり、効率化を図ったりすることができます。
●就職・転職時の実力アピールに
就職・転職時をはじめ、社内でのパソコンスキルをアピールに役立ちます。また社員教育に導入している企業もあります。
●取得結果をスピーディーに活用
合否の結果は受験直後に判明するため、試験を受けた日から履歴書などに記載することができ、転職活動に利用することができます。
●世界で通じる国際資格
Office製品は世界各国で利用されているため、認定されたスキルは国際的にも通用します。
また、米国サーティポート社とユタ大学が、世界のさまざまな企業で働く従業員を対象にした調査では、MOSを取得した従業員の88%が「仕事の成果が上がった」、管理職の85%が「MOSを取得した従業員は、仕事の生産性が以前より高まった」と回答しています。
さらにMOSを取得した従業員の80%が「Microsoft Officeの知識とスキルで周囲から一目置かれるようになった」と回答しており、MOSの取得が生産性の向上に寄与していることが分かったといいます。
独学でも取得できるか?
MOS試験のための対策テキストと問題集が一体となった教材が書店等で販売されています。それらを利用すれば、独学で試験対策が可能です。
教材には、本番と同様の模擬試験プログラムが付属しているので、実践的な内容となっています。独学以外の試験対策には、パソコンスクールに通う方法や、通信教育で学ぶ方法などもあります。
まとめ
MOSは、受験対策を行うことを通じてパソコンスキルが身につくなどメリットも多い資格ですが、必ずしも必須の資格ではありません。
Office製品に限った資格であるため、実際の業務内容にどれだけ活用できるかどうかが、資格取得の判断の分かれ目ではないかと思われます。
MOS資格が転職時に有利に働くかどうかは総合的な判断になりますが、パソコンスキルの客観的な証明になりますので不利になることはありません。
転職時にパソコンスキルをさりげなくアピールしたい、スキルアップをして自信を付けたいといった方には、MOS取得は選択肢の一つになるのではないでしょうか。


あなたへのおすすめ求人
同じカテゴリの最新記事

内部監査に向いている人とは?仕事内容や役割、資格について解説

経理の転職・求人情報|最新の転職市場や転職成功の秘訣など【経理専門キャリアアドバイザー監修】

人事異動を機に退職は可能!退職の進め方や、面接で伝える退職理由の例文など

法務の転職・求人|最新の転職市場や転職成功のポイントを解説!

【人事の転職】完全版|今すぐ知りたい転職市場と厳選求人をチェック!

行政書士の就職先は?転職市場や失敗しないためのポイントなど

三大国家資格とは?試験内容と難易度、五大国家資格についても解説

「簿記1級はやめとけ」と言われる理由は?後悔しないために知っておくべき現実と活かし方

経理の年収はいくら?年代別の年収相場や年収を上げる方法、おすすめの資格など
サイトメニュー

業界最大級の求人数・転職支援実績!管理部門・士業の転職に精通した専門アドバイザーがキャリア相談~入社までサポートいたします。
新着記事
求人を職種から探す
求人を地域から探す
セミナー・個別相談会

業界最大級の求人数・転職支援実績!管理部門・士業の転職に精通した専門アドバイザーがキャリア相談~入社までサポートいたします。