経理・財務転職準備転職事例

2024年10月29日

経理への転職で「志望動機がない」と困った時に！作成するコツをご紹介！

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企業のお金や取引の流れを記録する経理は、企業活動に欠かせない仕事です。
しかし、転職活動で「経理を志望する理由」を説明する際、具体的に言語化できない方も多いのではないでしょうか。
また、ワークライフバランスや待遇などが志望動機である場合も、正直に伝えて良いか迷いますよね。

この記事では、経理の志望動機について、書き方や例文を紹介します。
経理への転職を検討している方は、転職活動にぜひ役立ててください。

経理の転職で「志望動機がない」と困った時に！作成するコツは？

経理を目指す転職活動において、具体的な志望動機がなく困っている人は、以下の手順に沿って志望動機を作成しましょう。

自身のキャリアプランを明確にする

経理への転職を考えている人は、なぜ経理を選ぶのか、自分が今後どうありたいのかを明確にし、キャリアプランを立てることが重要です。
未経験者は、経理に興味を持ったきっかけから考えると、今後のプランを立てやすくなります。
経理の転職市場は経験者有利な傾向があるため、未経験で挑戦する場合は、採用担当者が納得できるような具体的なビジョンが必要です。

キャリアプランに合った企業を洗い出す

経理には幅広いキャリアパスがあり、目指す方向性によって応募すべき企業は異なります。
たとえば、オールラウンダーとして活躍したいなら、1人経理として活躍できる小規模な企業への応募がおすすめです。

応募先企業が求める経験・スキルをよく確認し、希望するキャリアパスに適した企業を洗い出しましょう。

応募先企業で活かせる自身の経験・スキルを明確にする

経理経験者は、これまで培った経験・スキルを明確にしましょう。
どこまでの業務経験があるのかを細かく洗い出すことが大切です。
未経験者の場合は、過去の経歴を棚卸しし、経理で活かせる経験・スキルを見つけましょう。
具体的なエピソードと併せて、経理を目指すきっかけを伝えると、説得力のある志望動機になります。

転職エージェントで添削してもらう

転職エージェントでは、求人の紹介だけでなく、応募書類の添削や面接対策を受けることができます。
転職支援経験の豊富なキャリアアドバイザーによるカウンセリングを通して、過去の経歴の洗い出しや、応募先企業にあったアピール方法などを具体的にすることができるでしょう。
どうしても志望動機がうまく作成できない人や、作成した志望動機に自信が持てない人は、転職エージェントに相談してみてください。

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【経理の志望動機の例文】未経験者・経験者別

未経験者の志望動機例文

現職では、銀行の営業職として預金業務や不動産仲介業務に従事しています。
財務分析などの業務に必要な簿記資格を取得したことで、経理職に興味を持ちました。
海外に製造販売拠点を持つ貴社なら、銀行で培った第三者の評価視点を活かせると思い志望しました。
会計や税務の知識を増やし、貴社の企業価値向上に貢献できる人材になりたいと考えております。

現職は医療事務に従事しています。日商簿記2級の取得をきっかけとして、経理の仕事に携わりたいと思い、未経験からでも決算実務などを目指せる貴社を志望しました。
患者や医師・看護師とのやり取りの中で培ったコミュニケーション能力を活用し、各関係部署との調整を行いながら、経営基盤の強化に貢献できる人材を目指したいと思っております。

経験者の志望動機例文

現職の経理では、決算業務や有価証券報告書の作成業務に従事しています。
在庫ロスを削減するために、管理システムを導入するプロジェクトリーダーとして、選定から導入後のサポートまでを担当し、周囲から使いやすいと評価をいただき、在庫ロス削減と業務効率化を実現できました。
この経験を活かし、貴社で決算や財務諸表の作成業務だけでなく、コスト管理の面でも貢献できればと考えております。

現職ではIT系ベンチャー企業にて経理を行っています。
経理部門の人数が少なかったため、一通りの経理業務を経験することができただけでなく、経理と経営の関係性について身をもって体感できました。
このたびは、規模の大きな会社での経理をしてみたいと考え、貴社を志望いたしました。
これまでの経験を活かして、他部門と経理の橋渡しを行い、会社発展に尽力できればと思っております。

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経理の転職でNGな志望動機は？

志望動機は、自身の考えとスキルをアピールできる機会でもありますが、内容によっては評価を下げてしまうことにも繋がります。
ここでは、NGな志望動機として以下の2つのポイントを解説します。

内容が抽象的

志望動機で最も大切なポイントは「具体性」です。
反対に内容が抽象的な志望動機は、マイナス評価につながります。
経理への転職をめざすようになったきっかけや、前職で得た経験・スキルを活かして、応募先企業でどのように貢献するのかなど、エピソードや数値を交えて具体的に伝えることが重要です。

受け身の姿勢で企業側にメリットがない

企業は経験者・未経験者を問わず、即戦力として働ける人材を求めています。
育てる期間が長ければ長いほどコストがかかるので、採用が見送られがちです。
「入社してから教えてもらいたい・成長させてもらいたい」などと受け身の姿勢でアピールすると、積極性がないと捉えられてしまうでしょう。
企業側に、採用するメリットがある人材だと思わせることがポイントです。

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志望動機を書くために！経理の仕事内容は？

経理は、企業のお金・取引の流れを記録する仕事です。取引を記録してお金を管理し、会社の状況をステークホルダーに知らせます。
大まかな仕事内容としては、日常業務・月次業務・年次業務の3つに分かれます。

ご自身の経歴を棚卸する際に、以下の経理業務と照らし合わせてみて、スキルや経験業務の整理をするとスムーズでしょう。

日次業務

日々の預金・現金の入出金の動きを把握するために、取引伝票の書き起こしや経理システムへの入力を行います。
与信管理の専門部署が設けられていない企業では、経理が取引先の調査を行い、与信管理まで担うケースもあります。

月次業務

月1回の頻度で発生する業務で、領収書・請求書の発行や取引先の入出金管理、給与計算などを行います。
入出金管理は、請求書の発行から取引先への支払い、入金確認まで行うので、日次業務よりも負担が大きい仕事だと言えるでしょう。
従業員数や取引先の数が多いほど業務量が多くなり、一人あたりの業務負担が増えます。

年次業務

年に１度、企業の財政状態を洗い出す業務です。期末の翌日から2カ月で年次決算を行い、税金を計算して納付します。
年末調整や法人税・法人事業税などの納付、投資家向けの開示資料作成も年次業務のひとつです。開示資料作成業務は専門性が高く、高度な業務だと言えるでしょう。

なお、経理業務は企業規模によって個人が担う業務範囲が異なります。
志望動機を作成するにあたって、企業規模を確認し、自身が応募するポジションの担当業務を把握しましょう。

大手企業は分業化が進んでいるため、業務ごとにチームが設けられている企業が多いです。
そのため、担当業務のスペシャリストとしての深い専門知識やスキルが求められます。
また、子会社を持つ大手企業では、年次業務に連結決算が発生します。親会社の財務諸表に加え、グループ全体の連結財務諸表の作成が必要です。

対して、中小企業では経理部門の配置人数が少なく、様々な経理業務を横断的に担当します。
そのため、経理の幅広い知識・スキルを持ったゼネラリストが求められる傾向です。
企業規模によっては、1人ですべての経理業務を担当する1人経理という状態の企業もあります。
大手企業ほど年次業務の負担が大きくなく、給与計算・社会保険の手続きなどの人事業務や備品管理や来客対応といった庶務まで経理が行う場合があります。

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経理の魅力・やりがいは？

経理の志望動機を作成するには、経理の魅力・やりがいをよく理解しておく必要があります。
経理の魅力ややりがいは大きく分けて下記の3つです。

経営陣と距離が近い

経理の業務は、企業の財務状態を管理する性質上、経営陣との距離が近く、経営判断に影響を与える仕事だと言えるでしょう。
経営に必要なデータにについて経営会議で意見を求められることもあります。
企業のお金の流れを把握し、経営陣と同じ目線で企業活動を見ることは、経理ならではの魅力といえるでしょう。

他部署で働く人から感謝される

経理は、企業における全てのお金の動きを可視化するため、他部署で働く人から感謝されることも多い仕事です。
たとえば、取引先の入金状況の遅れを確認して前金取引に切り替えるようにアドバイスするなど、他部署の業務に役立つ情報を共有できます。
社内の様々な人と携わり、貢献する仕事ができることも経理のやりがいのひとつです。

努力の分だけ専門性の高いスキルが身につく

経理の業務には簿記や会計の知識が必要不可欠です。積極的に勉強することで、専門性の高い知識・スキルを身につけることができます。
経理の業務は知識・スキルのレベルによって業務範囲が決まっている企業が多いため、努力の分だけ担当できる業務が広がり、年収アップにもつなげることが可能です。
また、他の管理部門と比較すると、経理関連資格は種類が多く、経理の知識やスキルを可視化しやすいため、転職活動でも役に立つでしょう。

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経理がやりがいを感じるポイント

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経理に向いている人の特徴は？

経理は専門性が高い仕事であり、以下のチェック項目に当てはまる人は向いていると言えるでしょう。
自身の適性を見極めることで、経理の志望動機につなげることができます。

数字を扱うことが好きな人

経理では数字を扱う業務が多い傾向があります。企業活動や従業員の生活に関わる数字を管理しているため、数字を扱うのに抵抗がない人が向いていると言えるでしょう。
数字に苦手意識がなく、長い時間作業していても苦痛を感じない人は適しています。

コツコツ進める業務が好きな人

経理の日次業務は、日々のやり取りをコツコツと記録する作業が多く、地道に進める必要があります。
細かい作業が苦でなく、ミスなく進められる人が向いていると言えるでしょう。
集中力が高く、ミスに気づけるかどうかも大事なポイントです。

責任感が強い人

経理は、企業のお金の流れを取りまとめ、経営に関わる部門であるとも言えます。
そのため、決められた期間内で作業を終えられる責任感が強い人は、経理の仕事が向いています。

協調性のある人

小規模な事業者を除き、経理の業務は部署で分担するケースが一般的です。
チームの状況を共有し、期間内に終えられるように調整を図りながら業務に取り組みます。
したがって、経理には他者と連携をとることができる協調性が必要不可欠です。

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経理のよくあるキャリアパスは？

志望動機を作成するためには、長期的なキャリアパスまで見据えておくことが重要です。
以下では経理の代表的なキャリアパスを紹介します。

経営企画や役員など経営にかかわる上位のポジションを目指す

経理業務における管理会計の経験を活かし、経営企画や役員を目指す人もいます。
管理会計の経験を積むと、経営企画の道が開けます。
また、企業活動をマネジメントする力を養えば、役員を目指すことも夢ではありません。

中小企業から大手企業へ転職

中小企業で働いて経理としての経験を積み、大手企業で専門性を活かした仕事に就くのもひとつの選択肢です。
大手企業の経理では専門性が求められるだけでなく、給与や福利厚生などの待遇が良くなる可能性があります。

外資系企業の経理に転職する

海外に携わりたい人や、語学力を活かしたい人は、外資系企業の経理に転職するキャリアパスも選択肢のひとつです。
外資系企業では各国の会計基準に則り、会計報告書類を作成するため、経理スキルだけでなく、語学力と各国の会計基準知識が求められます。
また、インセンティブの割合が大きく、日系企業と比べて給与を多くもらえる可能性があるでしょう。

ITに強い経理としてスキルを極める

昨今、経理でもIT化が進んでおり、業務効率化が求められています。
ITに強い人であれば、企業成長に貢献できると評価され転職市場で重宝されるでしょう。
経理システムの基礎知識を身につけるところからはじめ、AIやRPAなどの最新ITについて勉強を続ける必要があります。

小規模な企業でバックオフィス業務を幅広く行う

小規模な企業の経理は、経理業務だけでなく、バックオフィス業務を幅広く任せられるケースがあります。
ある程度経理としての経験を積んでから、小規模な企業でオールラウンダーとして活躍するのもひとつの選択肢です。

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経理に転職で評価される資格は？

転職活動で有利に働く資格やスキルなどがあれば、履歴書や職務経歴書に記入しましょう。
ここでは、経理への転職で評価される資格を6つ紹介します。

日商簿記2級・1級

現場で使える資格として重宝されており、特に日商簿記2級は実務レベルの資格です。
日商簿記2級を取得していると、財務諸表や工業簿記についての知見があると証明できます。
製造業では工業簿記の知識を要するため、日商簿記2級を取得していると強みになります。

1級はさらに取得の難易度が高く、会計学・原価計算の習得や、企業会計に関する法規への理解が求められます。
経営管理や経営分析に必要となるため、上位のポジションを目指すなら取得しておきたい資格です。

給与計算検定

給与計算についての知識・スキルを証明する資格です。
給与計算で求められる社会保険・税等の基礎知識や労働基準法などの法的知識が問われます。
また、試験では実際の給与計算や賞与計算、年末調整が演習問題として出題されるため、資格を取得していれば即戦力としてのスキルをアピールできるでしょう。

ビジネス会計検定

財務諸表の基礎知識と分析力が問われる検定です。
資格を取得していると、競合他社と自社の財務状態の比較や、経営資料の作成で知識を活かせます。

FASS検定

経理と財務の実務知識やスキルを問う検定です。
試験の合否ではなく、経理・財務スキルがAからEまでの5段階で評価されます。
どの程度まで知識を身につけているか評価されるので、保有スキルを証明する材料になるでしょう。

ファイナンシャルプランナー

資金計画を立てて、経済的な問題の解決策を講じるスキルの証明となる資格です。
経理知識が直接問われるわけではありませんが、お金・数字に強い印象をあたえることができるでしょう。

公認会計士

監査業務を行うために必要な国家資格です。
経理に求められる会計基準の知識を有する証明になります。
また、監査論などの知識も必要となる資格なので、取得していると監査人への対応に役立ちます。
ただし、難関資格のため、経理への転職の目的だけで取得するのは、時間と労力が見合わないので注意が必要です。

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経理の求人例をご紹介！

【未経験歓迎】経理スタッフ/IPO準備中/週3～4日リモートワーク可能

仕事内容

・日次経理
・決算業務（月次、四半期、年次）
・管理会計
・キャッシュフロー管理
・開示書類作成補助

必要な経験・能力

・日商簿記2級（短答式合格者も歓迎）をお持ちの方もしくは経理経験がある方

想定年収

400万円～ 600万円

【年間休日134日・残業10時間】IPO準備・経理スタッフ

仕事内容

・日次、月次経理、請求書、伝票処理、入出金管理、売掛・買掛金管理
・会計事務所との連携
・社内制度・ルールの整理
・IPOの準備としてデータの取りまとめや資料作成

必要な経験・能力

・事業会社での経理経験2年以上

想定年収

350万円～ 450万円

老舗製薬企業／ワークライフバランス◎／経理管理職候補

仕事内容

・月次決算試算表作成
・本決算の取り纏め
・会議等の各種会計資料作成
・銀行との折衝
・メンバーの管理監督・指導

必要な経験・能力

・事業会社での経理経験をお持ちの方（目安5年以上）

想定年収

500万円～ 600万円

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経理の求人情報

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経理の転職成功事例をご紹介！

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ここでは、経理の転職成功事例として、未経験者の事例と経験者の事例を紹介します。

未経験でエンジニアから経理へキャリアチェンジしたZさんの事例

Zさんは、フィールドエンジニアとして自社製品の運用保守に従事していましたが、コロナ過にクライアントの倒産を目の当たりにしたことで、財務状態を把握することの重要性を認識し、経理へのキャリアチェンジを決意しました。
バックオフィス業務は全くの未経験でしたが、エンジニアとしての業務処理の速さや正確性と、業務改善のために主体的に行動した経験をアピールし、応募先の企業との親和性が評価されました。

子育て中に柔軟な働き方ができる職場に転職したKさんの転職事例！

Ｋさんは経理として勤めていた企業で産休・育休を経て、フルタイム勤務で復帰しましたが、徐々に仕事量が増え、子育てと仕事の両立が難しい状態でした。
家族との時間を大切にするために、譲歩できる条件・譲歩できない条件を明確に言語化することで、応募できる求人を増やすことに成功しました。
転職活動の結果、Kさんのスキルだけでなく、時間に制約がある中でも主体的に業務に取り組んでこられた経歴も高く評価され、複数社からの内定を獲得しました。
最終的には、週2～3日のリモートワークがあり、フルタイムでも残業がほとんどなく、時差出勤も可能な企業への入社を決意されました。

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