管理会計の経験を積みたいなら抑えておくべきポイント解説!使えると有利なスキルは?
管理会計は経営に密接する業務であり、その制度の高さが企業の経営判断に大きく影響を及ぼします。
経理・財務の経験者やインハウスで活躍する公認会計士にとって、身に着けるべきスキルと言 えるでしょう。
そこで、改めて管理会計とはどういった仕事で、担当するにはどのようなスキルが求められるかを解説していきます。
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目次
- まずは会計の求人をご確認したい方はこちら
- 転職前の事前知識!管理会計の仕事内容
- 管理会計の転職に役立つ重要スキル
- 選択肢を広げるなら英語力があれば尚可
- 管理会計のおすすめ転職先!求人例を紹介いたします
- まとめ
まずは経理財務の求人をご確認したい方はこちら
管理会計の求人情報
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転職前の事前知識!管理会計の仕事内容
管理会計とは、企業が自社の経営管理や経営判断に活用するために、社内用に情報をまとめる会計業務のことです。
主に社長や取締役などの役員や一定規模の企業では部長、課長 などの事業執行の管理職が、管理会計の情報を基にして経営上の重要な意思決定をおこないます。
管理会計では、企業の財務状態に関する現状把握だけでなく、しばしば将来的な予測も算出までおこなうことがあります。
一定の手法は確立されているものの、自社の経営判断に用いる内部向けの情報なので、個別企業でアレンジされます。
管理会計に盛り込む情報の種類や内容、期間などは、すべて企業側が自由に決めて作成します。
管理会計を行う目的には、大きく分けて「予算管理」、「予実管理」、「経営分析」の3種類があります。
予算管理とは過去の実績を基に将来の予算を取り決めることです。
予算を策定するには基となる過去の業績データが必要であり、管理会計によって参照すべき情報を収集し、まとめます。
予実管理とは、予算通りに実績が出ているかどうかをチェックすることです。
実績が出ていなかったら、予算の立て方、もしくは予算に沿って業務を遂行する組織に問題があることを意味します。
いわば、経営上の問題を浮き彫りにするために行うのが、予実管理であると言えます。
経営分析は、企業の現状を会計データとして数値把握することです。
貸借対照表や損益計算書のデータを基に、企業の収益性や安全性など、自社の現状を客観的に把握します。
代表的な分析としては、赤字か否かを判断するための「損益分岐点分析」などがあります。
企業の経営陣が、今後の経営方針の策定・見直しを行う上で 参考となる情報提供を行うのが目的です。
管理会計を行う会計・経理部門に転職すると、転職後に上記のような業務を行うことをまずはおさえておきましょう。
管理会計の転職に役立つ重要スキル
管理会計を担当する際、簿記・会計の知識が求められるのは当然ですが、それ以外にもプレゼンテーション力とITスキルが求められます。
プレゼンテーション力
プレゼンテーション力とは、論理的・専門的な内容を相手にわかりやすく、かみ砕いて伝える能力のことです。
管理会計の分野は、簿記・会計の知識を駆使して資料を作成しますが、その内容を参考にする経営層(社長・役員、管理職)が、専門用語を多用した資料を理解できるとは限りません。特に営業畑や開発畑から経営層になった人だと、難しい説明では内容を把握できない可能性があります。
管理会計への転職を考えるなら、プレゼンテーション力を高める意識を普段から持つ必要があるでしょう。
ITスキル
ITスキルは会計分野と親和性が高く、会計情報の収集・分析にはIT技術が多用されています。
近年、経理・会計業務はかつてのような手作業で行うのではなく、クラウド型の経理システムを利用するケースが広まりつつあります。こうした経理代行サービスはIT技術を多く利用しており、例えばスマホの文字認識機能を使った領収書の電子化などはその典型例です。
また、社内データを統合し分析するために、SFA、MA、BI、DMP、CDPなどのツールの導入が盛んに行われていて、予算管理、予実管理、経営分析の業務を行う上でも利用されています。
また、業務効率化、生産性向上を目的として、RPAやAIを駆使した業務設計を行う企業も多いです。
管理会計への転職を考えるなら、これらITツールに関する知識、スキルが求められます。現状のツールだけでなく、新規に登場するツールへのアンテナを張っておくことも重要です。
選択肢を広げるなら英語力があれば尚可
管理会計の経験を積むうえで必須要件ではありませんが、より大きな事業規模の企業ほど、管理会計の重要性が高く、業務の幅も広がります。
そのため、英語を身に着けておくことで、キャリアの選択肢の幅が広がり、年収アップにもつながります。
特に海外拠点を持つ企業では、現地の経営状態を把握する際に、英語力を活かす機会があります。
管理会計のおすすめ転職先!求人例を紹介いたします
【管理会計】東証プライム上場/給与水準高/グローバル企業/業績好調
(ポジション)管理会計担当【東証プライム上場企業】※組織強化の人材募集
(仕事内容)
会計管理業務を中心にご経験に応じて幅広くご担当いただきます。
・事業部連結での予算策定、KPI設定、実績モニタリング(PL分析、事業資産管理)
・出資先の関係会社の管理、サポート
・M&A、ジョイントベンチャーなどのプロジェクトマネジメント
・CRM(Salesforce)やBIツール(Tableau)を用いた事業部の計数見える化などのDX推進
・営業部のサポート業務
・契約書などの重要文書の管理
(勤務地)東京都
(必要な経験・能力)
<必須>
※下記のいずれかに当てはまる方
・経営企画業務、管理会計業務の経験
・金融機関等での投資案件対応の業務経験
・公認会計士若しくはUSCPAをお持ちの方
(想定年収)790万円 ~ 1,000万円
テレビ業界大手の100%子会社より経理マネージャーの募集
(ポジション)経営戦略本部の経理マネージャー
(仕事内容)
・予算実績管理や事業数値分析
・事業推進における課題解決
・年度予算や中長期経営計画の策定
・決算実務(月次・年度)、連結決算対応、税務対応
・上記に関する継続的な部署内の改善業務
(勤務地)東京都
(必要な経験・能力)
<必須>
・管理会計のご経験を3年以上お持ちの方
・IT業界での就業経験
・業務改善(会計システムの導入、ワークフロー構築、部署内業務のルール化など)の遂行経験
<歓迎条件>
・連結決算対応の経験(親会社側、子会社側どちらでも可)
・税務会計対応の経験(納税額の計算、申告書の作成)
・SAP導入企業での実務経験
・ERP(特に販売仕入管理、債権債務管理システム)導入企業での実務経験
・日商簿記検定2級以上
(想定年収)600万円~1,000万円
東証プライム上場 ITリーディングカンパニーでの管理会計職IT大手/リーディングカンパニー/未経験歓迎
(ポジション)管理会計
(仕事内容)
ご経験に応じて下記の管理会計業務全般をお任せいたします。
・連結グループの年度及び年間予算計画の策定、月次Forecast管理/分析
・マネジメントへのレポート作成
将来的には経理業務もお任せする予定です。
(勤務地)東京都
(必要な経験・能力)
<必須>
下記いずれかのご経験
・簿記2級以上
・金融業界(銀行や証券株式会社等)出身
・経理の実務経験
<歓迎条件>
・経理または管理会計の実務経験
(想定年収)300万円 ~ 500万円
まとめ
管理会計の経験を積むために転職を考える場合、注意すべきなのは管理会計の具体的な方法は企業ごとに異なるという点です。例えば現職で管理会計に携わったことがあった場合、転職先でも同じやり方が通用するわけではありません。
ただ、管理会計の目的や、基本的な業務内容である予算管理、予実管理、経営分析といったことは共通しています。これら業務内容をおさえた上で、会計知識に加えてプレゼンテーション力やITスキルを高めていくと良いでしょう。また、グローバル展開する企業を希望する場合は、英語力が武器になる可能性もあります。
この記事を監修したキャリアアドバイザー
大学卒業後、外資系小売り業に就職、セールスマネジメントや採用、教育研修を経験。
人がいかに業績を左右するかについて認識し、現職のMS-Japanに転職する事を決断。
入社以来、東海エリアのキャリアアドバイザーとして、キャリアチェンジやスキルアップを目的とした若年層の支援を中心に担当しております。
経理・財務 ・ 人事・総務 ・ 法務 ・ 経営企画・内部監査 ・ 会計事務所・監査法人 ・ 役員・その他 ・ 公認会計士 ・ 税理士 ・ 弁護士 を専門領域として、これまで数多くのご支援実績がございます。管理部門・士業に特化したMS-Japanだから分かる業界・転職情報を日々更新中です!本記事を通して転職をお考えの方は是非一度ご相談下さい!
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