2023年10月10日

【ブラック会計事務所の見分け方】やめたほうがいい事務所のチェックリスト

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会計事務所の出身者が口を揃えて言うのが、「会計事務所は入ってみないと分からない」というフレーズ。やはり会計事務所は入所してからでないと“実態”は掴めないのでしょうか? また、入所する前に、優良事務所とブラック事務所を見分けることはできないのでしょうか?
今回の会計トピックスでは、ブラック事務所の特徴やその見定め方などをご紹介したいと思います。

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会計事務所(会計・税務)の求人情報

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ブラック会計事務所チェックリスト

ブラック会計事務所チェックリストは、離職率が高く労働者が働きにくい環境にある会計事務所を選別するために、全4項目で構成しています。該当項目が多いほどブラック会計事務所の可能性が高くなるので、転職時には注意が必要です。

所長がワンマン気質

会計事務所の所長がワンマン気質であると、その時の気分によって職員が振り回されるリスクがあります。
所長の人格に問題がある場合、教育と称してパワハラやセクハラが横行しがちです。
相手が無自覚でパワハラやセクハラをするケースも少なくないため、面接などで所長の人となりに注目してください。

事務所内の雰囲気が悪い

会計事務所といっても各事務所で雰囲気は大きく異なり、上述したようなワンマン気質の所長がいたり、気難しいお局がいたりして、労働環境が悪いケースがあります。
コミュニケーションが取れておらず情報が共有されない職場や、特定の職員が手柄を独り占めする職場などはブラック会計事務所である可能性が高くなります。

人が辞めていく頻度が高い

人が多く辞めていく離職率の高い会計事務所は、労働環境・給与・人間関係などに問題を抱えている可能性が高くなります。
定着率の良い職場であれば求人票に掲載されるケースも少なくありませんが、一般的には求人票に定着率は掲載されません。
離職率や定着率を知りたい場合は、転職エージェントに確認してみると良いでしょう。
ただし、離職率・定着率のデータを持っていない場合もあるので、その際は応募した会計事務所に平均勤続年数などを聞いてみるのもひとつの手です。


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ブラック会計事務所ほど、人繰りに困っている

「所内の人柄」などが総じて悪いようでしたら、その会計事務所は“ブラック”である可能性が高いと思います。
また、そのような会計事務所においては、職員の離職率も高く、結果として人材不足に陥りがちです。
また、そういった事務所は転職市場でも人気が低く、応募者も集まりづらくなるため、やむを得ず採用基準を下げるような事務所も多いようです。
※「常に欠員補充で採用を行っており、採用基準も低い」という事務所は要注意です。


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会計事務所への転職はやめたほうがいいのか?

会計事務所への就職、転職をやめたほうがいいかどうか、最終的に決めるのは自分です。
会計事務所には懸念点があるものの、働くメリットも数多くあります。
具体的なメリットを理解したうえで、会計事務所はやめたほうがいいのかどうか判断しましょう。

経理・税務の幅広い知識が身につく

会計事務所での実務を通じて、経理や税務、社会保険など幅広い知識を身につけられます。
事務所によっては、業界未経験や税理士資格を取得していない人にも、積極的に仕事を任せることがあり、どんどん専門的な知識を習得できます。

経理や税務に関する幅広い知識は、日常生活でも役立ちます。家族や友人から税について相談されたとき、保険について質問されたときなどにも、実務で身につけた知識をもとに答えられます。

税理士資格で独占業務を獲得できる

税理士の国家資格を取得すれば、独占業務を行えます。
税理士の独占業務には、税務書類の作成や税務代行、税務相談などがあり、これらは税理士資格を有する者にしか対応できません。
会計事務所で働きつつ資格取得を目指して勉強し、いつか税理士として活躍できるようになれば、これらの独占業務を獲得し年収アップにもつながります。

一般企業の経理に転職しやすくなる

会計事務所の実務を通じて得た知識や経験は、一般企業の経理業務にも通用します。
企業の経理担当として即戦力になりうるスキルを有しているため、採用してもらえる確率も高まります。

税理士の資格も取得しているのなら、高度な税務処理も担当できる経理として採用してもらえるかもしれません。
即戦力の経理担当を募集している一般企業は、1年を通して数多く存在するため、職に困る心配もありません。


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会計事務所に入所する前に確認しておきたい3つのポイント

会計事務所出身者の中には、転職で失敗したことがある方も多く「もっとしっかり見定めておけば良かった」「内定をもらっても即決すると良いことがない」など、過去の苦い経験がトラウマになっている方もいらっしゃるようです。
ブラック会計事務所に入所しないためにも、しっかりとした会計事務所の見分け方を知っておきましょう。

1.業務内容と残業時間のバランス

会計事務所を選ぶ際、業務内容と残業時間の実態は把握をしておいたほうが良いでしょう。
特に税理士科目合格者の場合は「実務と勉強を両立させたい」という希望を持った方も多いため、通常期の残業時間は知りたいところだと思います。
直接的な質問は避けたほうが無難ですが「先輩社員は普段はどのような業務を担当していますか?」「職員の方々は普段どのような働き方をしていますか?」など表現を工夫して質問をされると良いでしょう。

2.所内の雰囲気

離職率が高く、仕事内容や人間関係などで疲弊している職員が多いと、社風が殺伐としていきます。
面接時の所長の言葉を鵜呑みにすると、それが実際と乖離しているケースもあるため、応募先の会計事務所を訪問した際には職員の対応や職場の雰囲気など、できるだけ自分自身で感じ取るようにしたほうが良いでしょう。

3.業界における評判

ブラックと言われる会計事務所には、それ相応の理由があるものです。
特に退職者が続出するような会計事務所だと、業界内でも悪い評判が流れるようになります。
もし入所するか否か悩むような会計事務所であれば“変な噂や評判”がないか同業で勤めている知人に確認したほうが良いでしょう。
また、周囲に相談できる人がいなければ、会計事務所業界に精通している転職エージェントに相談するなどして情報を得るようにしましょう。


転職でブラック会計事務所に当たらないためには、上述した3つのポイントを入社前に確認しておきたいところです。
しかしながら、内定が出ていない選考段階で残業時間などの突っ込んだ質問をすると、仕事への熱意や意欲が低いと捉えられるリスクがあるので注意しなければなりません。
転職エージェントが情報を持っている場合もあるため、事前に確認しておくことが大切です。


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会計事務所の内情は転職エージェントに聞こう

会計事務所の内情は転職エージェントに聞こう

会計事務所の雰囲気は、実際に働く職員と面談しなければ知り得ない情報です。
面接など緊張している状態では正常な判断ができないケースも少なくないため、転職エージェントに内情について聞くことをおすすめします。
転職エージェントは会計事務所と定期的に面談を重ねており、事務所の雰囲気を把握しています。

また、転職エージェントは、持っていない情報でも、応募先の会計事務所に失礼のないように質問してくれます。
昨年度に従業員が何人退職しているか、主な退職理由は何かなど、気になる情報は事前に確認しておきたいところです。

給与や待遇面が気になる方は、転職エージェントに交渉してもらう方法があります。
希望を伝えておくと、条件を踏まえて交渉してくれます。
会計事務所に直接聞くのがはばかられる質問でも、転職エージェントなら確認するときのハードルが低くおすすめです。
通常は転職エージェントを通したり、オファー面談で待遇について話し合ったりするため、面接で給与や待遇を問うのは避けた方が無難です。
聞くタイミングや質問内容には注意してください。


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会計事務所の求人例

弊社MS-Japanは、士業と管理部門に特化した転職エージェント「MS Agent」を提供しています。 ここでは、MS Agentで紹介できる求人のうち、会計事務所の求人例をご紹介します。

【名古屋】歴史ある定着率高い事務所/上場企業含む顧問先が数百件/資格不問/通勤至便(伏見駅出口すぐ)

仕事内容
・ <税務会計業務全般>
・会計帳簿の記帳代行、決算書作成
・税務申告書・税務書類の作成
・給与の受託計算、社会保険関係書類の作成等
必要な経験・能力
【必須】
・日商簿記2級程度の簿記・会計の知識をお持ちの方
【歓迎】
・日商簿記1級
・税理士試験科目合格者
・会計事務所での実務経験のある方
・普通自動車免許
想定年収
300万円 ~ 700万円

【港区】税務マネージャー ワークライフバランス◎若手活躍中

仕事内容
・入力業務、記帳代行
・月次・年次決算業務
・税務申告書作成
・巡回監査
必要な経験・能力
【必須】
・会計事務所での勤務経験があり申告書の作成まで対応できる方
【歓迎】
・税理士有資格者
・科目合格者
想定年収
490万円 ~ 700万円

未経験可/学校や家庭との両立可能/定着率高い/スポットでM&AやIPO支援等/税務スタッフ募集

仕事内容
・記帳・入力
・月次決算業務(帳簿作成)
・決算申告書の作成等
必要な経験・能力
【必須】
・簿記3級以上(2級以上尚可)
想定年収
350万円 ~ 500万円

まとめ

会計事務所に転職を考えている方は、ブラック会計事務所とホワイト会計事務所を見極めることが大切です。
ブラック会計事務所に該当していないかを上述したチェックリストで確認し、転職エージェントを通して離職率・給与・待遇について事前に調べておくと安心できます。
「MS Agent」では、会計事務所へ転職を考えている方をサポートしています。
転職活動で不安に感じていることは、些細な悩みでもぜひ弊社までご相談ください。

管理部門・士業の転職

この記事を監修したキャリアアドバイザー

橋ヶ谷 空資

大学卒業後、製薬会社へ勤務。主に病院、クリニックのお医者様へ新薬の情報提供に従事。MS-Japanに転職後は、キャリアアドバイザーとして転職活動を支援。

経理・財務 ・ 人事・総務 ・ 法務 ・ 経営企画・内部監査 ・ 会計事務所・監査法人 を専門領域として、これまで数多くのご支援実績がございます。管理部門・士業に特化したMS-Japanだから分かる業界・転職情報を日々更新中です!本記事を通して転職をお考えの方は是非一度ご相談下さい!

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