2024年10月29日

【例文あり】人事の志望動機の書き方を経験者・未経験者別に紹介!

管理部門・士業の転職 管理部門・士業の転職

人事職に転職を考えている方は、書類選考の通過率を高めるためにも、効果的な志望動機の作成が必要です。
効果的な志望動機を作成するには、応募先の企業がどのようなスキルを求めているかを把握し、自分の過去の経験にからめてスキルをアピールすることが大切です。

本記事では、人事の仕事内容キャリアパス、人事職に求められるスキルや資格を紹介します。
あわせて志望動機の書き方を未経験者・経験者別に解説します。
人事職への転職を検討している方は、転職活動にぜひ役立ててください。

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人事の求人情報

人事の求人情報

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人事の仕事内容

人事の仕事と言えば、採用業務がまず思い浮かぶと思いますが、それだけではありません。
人事の業務は、大きく四つに分けられます。企業によっては複数の業務を兼務したりすることもあり、担当する業務は企業によってさまざまです。

①採用

年度ごとの採用計画に沿って、必要な人員の確保に向けて活動します。
書類選考や面接だけでなく、就職フェアや会社説明会などの手配や採用・不採用の判断、内定通知の発送、内定後の事務処理など、採用するまでの一連のプロセスを担います。
また近年、TwitterなどのSNSを利用した採用や、社員の人脈から人材を紹介してもらうリファラル採用など、採用方法は多様化しており、マーケティングスキルも求められてきています。

②教育・研修

新卒・中途採用で獲得した人材の研修、社員の自己啓発を促す企画の実行や資格取得のサポートなど、社員の教育研修に関する業務も行います。
外部で行われるセミナーを利用したり、新しい研修システムを導入したりするなどして、社員を育てるための企画を立案し実行していきます。

③評価

社員がどれくらい会社の利益に寄与しているかを明確にするため、昇格や降格などの評価基準を作成する業務です。
評価に納得できず、社員のモチベーションが下がってしまった場合、大切な人材を失うことにもなりかねません。
事業内容や時代の変化によって評価基準を改善していき、明確で公平な評価を行うことで組織の活性化を図ります。

④労務管理

労務管理の仕事は、社員の給与計算や勤怠管理、社会保険や雇用保険の管理などです。
毎月の給与計算・勤怠管理、元気に働いてもらうための健康診断・福利厚生の面で、会社全体を支えます。

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人事のやりがい

人事職のやりがいとしてよく挙げられるのは、多くの人とのコミュニケーションを通して、自分の人間的な成長を感じられることです。
採用活動に携わる都合上、社内の人間だけでなく、求職者との関わりも多くなります。
社内教育を担当することもあるため、部署の垣根を越えて、多くの人材と接することになります。もちろんそれが負担になることもありますが、ひとつのプロジェクトや仕事を乗り越えた後には、大きな達成感を得られるでしょう。

自分の成長だけでなく、社員の成長を見守ることも、人事職のやりがいです。
採用活動を通して出会った人が、社内で成長していく姿を見るのは、他の職種では味わえない達成感になるでしょう。特に、昔から知っている社員であればなおさらです。

また、人事職としての活動を通して、会社の成長に貢献できるのも重要なポイントです。
昨今では、デジタル情報技術が発展し、会社の組織としてのあり方も大きく変わりました。たとえば、データとデジタル技術に優れたDX(デジタルトランスフォーメーション)人材が、最近では大きな注目を浴びています。時代の移り変わりが激しい中で、どのように組織を改革していくかが、企業に求められています。

人事職は、DX人材などの採用を通して、組織の改革に関われる仕事です。
他にも「テレワークの採用」「時短勤務制度の採用」など、さまざまな取り組みを通して、企業を支える役割を持っています。 こうした組織作りへの貢献も、人事職の大きなやりがいと言えます。

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人事のキャリアパス

人事の代表的なキャリアパスを紹介します。
人事職へ転職してどのようなキャリア形成が望めるのか事前に把握しておくと、効率的なキャリアアップが目指せます。

人事業務のスペシャリストになる

人事職では、特定業務のスペシャリストを目指せます。
人材採用から始まり、人材育成や人材の評価、人事業務の仕組みづくりと段階的に業務経験を積みます。 難易度の高い業務の経験を積んで、最終的には人事部をマネジメントする役職に従事するキャリアパスです。
人事部の人材を管理する人事部長や、組織の成長をサポートする戦略人事のプロであるHRBPを目指します。 大手企業ほど分業制を採用しているので、人事業務に専念できる傾向にあります。

バックオフィス業務のゼネラリストになる

人事職では人事のほか、経理・総務・財務・法務といったバックオフィス業務を経験するケースがあります。幅広い業務に従事してからマネジメント経験を積み、ゼネラルマネージャーを目指します。
管理部門長への道が開けるため、バックオフィス業務を一通り経験することを目的に転職を検討する人も少なくありません。 中小規模の企業では複数業務を兼任するケースも珍しくなく、幅広い業務の経験が積めます。

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【未経験者・経験者別】人事の志望動機OK例

①人事未経験者の志望動機

20代前半男性:人材紹介会社 法人営業

現職では、新規・既存顧客向けの法人営業のほか、英語力を活かして海外での新規事業立ち上げに携わりました。 その中で、高い成果を上げる組織作りの構築が必要不可欠であると実感し、社員の多くが外国人であり、幅広く人事の業務に携われる貴社を志望しました。 営業で培ったコミュニケーション能力と語学力を活かして、特に外国人採用力の向上に貢献していきたいです。

②人事未経験者の志望動機

20代後半男性:商社 法人営業(TOEIC 840点)

現職では、新規・既存顧客向けの法人営業のほか、英語力を活かして海外での新規事業立ち上げに携わりました。 その中で、高い成果を上げる組織作りの構築が必要不可欠であると実感し、社員の多くが外国人であり、幅広く人事の業務に携われる貴社を志望しました。 営業で培ったコミュニケーション能力と語学力を活かして、特に外国人採用力の向上に貢献していきたいです。

③人事未経験者の志望動機

30代前半女性:Web制作会社 総務

現職では、Web制作会社の総務として8年勤務しています。 人事と連携して仕事をすることが多い中で、「多くの人とのコミュニケーションを通じた組織作りに関わりたい」と考えるようになり、未経験でも採用を担当できる貴社を志望いたしました。
人事担当者として働いた経験はありませんが、部署の垣根を越えて社内全体に関わる業務を行うという意味では、共通する点も多いと考えています。 総務で培った事務スキルやコミュニケーション能力を活かして、貴社の組織作りに貢献していきたいです。

④人事経験者の志望動機

30代前半男性:印刷会社 人事(衛生管理者)

現職では、労務部で勤務制度の導入や就業規則の変更、勤怠管理システムの改修、社員への周知まで、一貫して実務担当者として携わりました。 会社の方針を実際の運用に落とし込むため、関連法令を正確に捉えた上で、実効性のある制度にするために、関連部署へのヒアリングなどを通じて社内実態の把握に努めました。
今後は、人事制度の構築や採用業務など幅を広げていきたいと思い、貴社を志望しました。 これまでの労働法令の知識と、担当者として社内外に積極的に関わる姿勢を活かして、将来的にはマネジメントを担える人材になっていきたいと考えています。

⑤人事経験者の志望動機

40代前半男性:食品会社 人事(社会保険労務士、衛生管理士、行政書士)

現職では、人事において採用と研修や人事評価制度の構築、紛争やハラスメントなどのトラブルと労働時間を管理する労務監査室の新設に関わるなど、人事課の統括マネジメントをしていました。より業務の幅を広げキャリアアップしていきたいと思い、「働き方改革」を掲げ組織力強化を目指す貴社を志望しました。
効果的な人事施策による事業の生産性の向上と従業員のモチベーションの向上を軸として、人事部門の全体設計に携わっていきたいと考えています。

⑥人事経験者の志望動機

20代後半女性:IT会社 人事(キャリアコンサルタント)

現職では、人事担当として採用から教育・研修、労務など幅広い業務に携わっています。 採用や教育では「適材適所」を意識し、どのような人事配置にすれば、より組織としてベストな形になるかを試行錯誤しました。
これまでの経験を活かしつつ、人事制度などの分野にも深く携わりたいと考え、貴社を志望いたしました。今後は人事部門全体の仕事に関わっていきたいと考えています。

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人事の志望動機NG例

【未経験者・経験者別】人事の志望動機NG例

人事の志望動機でNG例を見てみましょう。

人事未経験者の志望動機NG例①

求人が「未経験可」でしたので応募させていただきました。
前職は御社とは業種も職種も異なりますので、教わらなければならないことは多いかと思います。
入社後の研修に注力し、早期に即戦力となれるよう精一杯がんばります。

求人情報で「未経験者可」「仕事はていねいに教えます」などと記載されている場合でも、その言葉に甘えて依存する姿勢を見せ、ただやる気だけを伝えるのはNGです。
前職で得た経験を人事職にからめて伝え、どのような貢献が具体的にできるかをしっかりとアピールしましょう。

人事未経験者の志望動機NG例②

「未経験可」の求人内容に魅力を感じて志望いたしました。
社内外の人々に積極的に関わり、人に感謝される仕事をしたいと考えています。

「人に感謝されたい」というのは、志望動機として具体性に欠けています。
会社によっては、NGワードに指定しているケースもあるため、必ず具体性のある志望動機を記載しましょう。

人事経験者の志望動機NG例①

前職では労務部門で給与計算などの業務に従事していました。
より幅広い仕事に携われる職場を探していましたが、御社の給与や福利厚生が魅力的だったため応募させていただきました。
御社に貢献できる人材となるよう精一杯努力する所存です。

経験者として具体的にどのような貢献ができるかが全く書かれていないのはNGです。
前職での経験と、その経験から導き出される貢献のポイントをしっかりと伝えましょう。
また、応募した理由が「給与や福利厚生が魅力的」というのは、たとえそれが本当だとしても、良い印象にはなりません。

人事経験者の志望動機NG例②

貴社の将来性に魅力を感じて志望いたしました。
現職では、人事部門で6年勤務し、主に採用業務を担当しています。
DX人材の採用も担当しました。人事担当者として培ってきたスキルを活かして、貴社の組織作りに貢献したいと考えています。

具体的にどのような価値を提供できるかについては、明確に提示できています。
しかし「貴社に将来性を感じて〜」といった文言は、「将来性があるなら他の会社でも良いでのは?」と思われ、悪い印象を持たれる可能性があります。

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人事に向いている人の特徴

人事職を目指すなら、自身に適性があるか見極めることが大切です。
ここでは、人事に向いている人の特徴を三つ紹介します。

人間観察力のある人

人事の仕事の多くは、採用・人材の評価・労務管理など、人と関わる業務です。
社員や応募者の人柄や適性を見極める必要があり、人間観察力が求められます。 人間観察力が備わっていれば、面接で応募者の適性を判断できたり、適正な人員配置ができたりと業務に活かせます。

秘密を厳守できる人

人事は社員や応募者の情報を扱うため、秘密を厳守できる人が向いています。
業務を通じて知り得た情報を第三者に漏らさず、業務に関係ない情報を調べないなど、機密情報を慎重かつ安全に取り扱う必要があります。 会社の進退に関わる間違いが許されない業務のため、情報の取り扱いを徹底できる責任感がある人におすすめです。

相手の立場に立った上で冷静に判断ができる人

人事職には社員の立場になり、適切なサポートができる人が向いています。
人事では公平性を保ち、冷静な判断を下す必要があります。 損得勘定で業務をこなすと、会社に不利益をもたらすリスクがあるので気をつけてください。
特定の仲の良い社員に良い条件を提示し、仲の悪い社員には必要以上に厳しい判断を下すなど、個人的な感情で判断がぶれることがあってはなりません。 情に流されず、誰に相談されても同じ判断が下せるように、客観的な視点で物事を捉える癖をつけます。

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人事に求められるスキル

調整スキル

人事担当者は、従業員一人ひとりの希望を聞きながら適性を考慮し、配置や人材開発方針を考える必要があります。 さまざまな部署とコミュニケーションを取り、臨機応変に調整しなければなりません。
また、社内で発生したクレームを真摯に受け止め、対処する問題解決能力も必要です。

モラル

人事では社員の所属部署・給与・職歴といった個人情報を扱うため、守秘義務を順守するモラルが求められます。
業務上知り得た情報は、自身の家族や仲の良い社員であっても漏らしてはなりません。 業務中だけでなく、業務外であっても漏らしてはいけないので注意が必要です。

プレゼンテーション力

採用業務では学生や中途採用する人材に対し企業の魅力をアピールするなど、企業の顔としての役割を担います。
また、社内の教育・研修業務で人材育成する機会もあるため、プレゼンテーション力が求められます。 説得力や訴求力のある説明を行い、聞き手の共感を誘って行動に起こさせることが大切です。

労働に関する法律の知識

人事では社員の権利を守るためにも、労働に関する法律の基礎知識を必要とします。 従業員の雇用や就業に関する労働法を把握し、法に則り業務を進めます。
労働法はたびたび改正されるため、最新情報を取得して業務にあたってください。

コミュニケーション力

人材採用や人材配置など、求職者や社員とやりとりする機会が多いため、コミュニケーション能力が必要です。 社外の専門家や経営陣と意見を交わす機会もあるので、さまざまな立場や年代の人と意見を交わすスキルが求められます。

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人事のスキルに差がつくポイント

差がつく四つの項目

人事のスキルに差がつくポイントは、人事職の仕事内容を整理すると分かりやすくなります。
つまり、「採用」「教育・研修」「労務」「人事制度」の四つです。

「採用」に関しては、新卒・中途の採用企画ができることはもちろん、障がい者採用などに携わっているかどうかも重要です。
また昨今は、採用戦略が多様化していることもあり、さまざまな手法や媒体の経験も必要になります。
たとえば、エージェントやダイレクトリクルーティングなど、さまざまな採用手法での対応経験があると、人事スキルで差別化を図りやすくなるでしょう。
採用広報活動(XやInstagramなどのSNS)や、実際にそれらを活用したソーシャルリクルーティングの経験も、スキルとして認められやすいものと言えます。

「教育・研修」では、研修の企画経験や会社内での課題・解決策の立案などの経験があることが重要です。
特にこうした教育面は、外部サービスを活用する場合も多いため、身につけられるスキルに差が生じます。
業務が内製化されており、ノウハウを活かした教育・研修ができていると、スキルとして認められやすくなるでしょう。

「労務」では給与計算や社会保険手続きの経験が重要視されます。
加えてシステム導入・改訂や労務問題対応の経験があれば、より高く評価されやすくなります。

「人事制度」では社内課題解決の視点を持ち、評価制度設計・運用に携わった経験を最重要視する企業が多くなっています。
その他、法改正対応等で諸規程改定に従事した経験も評価に繋がる傾向があります。

管理部門の規模

また、管理部門の規模によっても、人事スキルに差がつきやすくなります。
小規模であれば「担当領域の幅広さ」が武器になりやすいでしょう。
経理や総務と兼務することも多々あるため、広範なスキルが身につきます。
ただし教育や制度系の業務が発生しないことも珍しくありません。

人事部に数十人が在籍しているような大規模企業での経験の場合は、「専門性の深さ」を武器にできます。
人事の中でも課が分かれていたり、事業部付の人事がいたりするため、小規模に比べて特化型スキルを身につけやすくなっています。

さらに、人事系の資格の有無でも、スキルに差がつきやすくなります。
人事の資格に関しては、後の「人事転職の際に評価されやすい資格」で詳しく解説します。

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人事への転職で評価されやすい資格一覧

人事への転職で評価されやすい資格を確認しましょう。
資格を持っている人は、持たない人に比べて転職活動で有利に働きます。
しかし、人事の転職では経験が重視されるため、資格の保有が必ずしも評価されるとは限らないので注意してください。

社会保険労務士

社会保険労務士は、労働社会保険の申請や帳簿作成を代行するための国家資格です。
取得していれば、労務業務の専門家として将来的に独立も視野に入れられます。
合格率は約3~7%で推移しており、難易度はかなり高く、勉強時間は約1,000時間必要です。

衛生管理者

労働者の健康や安全を守るために、労働衛生・関係法令・労働整理の知識が求められる資格です。
一定の規模を超える事業場には衛生管理者を置く必要があり、資格保有者は重宝されます。
多くの企業が必要とする資格のため、資格手当を付与しているケースもあります。

メンタルヘルス・マネジメント検定

メンタルヘルス・マネジメント検定の資格は、メンタルヘルスケアの基礎知識と企業の取り組み方を理解している証明になります。
資格を取得していれば、管理職研修の講師として活躍できます。

キャリアコンサルタント

キャリアコンサルタントは、「キャリアコンサルティング」の専門家として従業員や求職者にキャリアプランをアドバイスできる国家資格です。
人事の業務とも重なる部分が多く、転職時に有利に働きます。

人事総務検定

人事総務部に必要な知識や実務能力があると証明できる資格です。
検定を通して人事に必要な法律知識を実践的に習得でき、離職票作成や傷病手当金の請求などの知識も身につけられます。

産業カウンセラー

働く人達が抱える問題を自ら解決できるようにサポートするための資格です。
産業カウンセラーの役割や技法、職場のメンタルヘルスや事例について学んだ証となります。
人事では社員の希望を聞き、公平にサポートする必要があります。
資格保有のために傾聴力を養えば、従業員に寄り添う提案が可能です。

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人事によくある転職理由

人事によくある転職理由のひとつが、キャリアアップ年収アップです。
たとえば新卒で中小企業に就職した場合であれば、「上場企業で働きたい」と考える方も多いでしょう。
一方で、IPO準備中の企業に行きたい、外資系企業に行きたいと考える方もいます。

また人事職は、最終的にマネジメント職を目指すケースが多いです。
広範なスキルが求められることになりますが、数年・数十年働いて役職につけないケースも珍しくありません。
「自分のスキルがどこまで通用するか知りたい」と考え、転職を考える人もいるようです。

「担当業務の専門性を深めていきたい」というのも、転職理由としてよく挙げられます。
たとえば採用業務に特化したいと考えており、「採用担当の責任者」としての求人があれば、転職したいと考えるのは自然なことです。

一方で、それほど広範なスキルを磨けていない現状があり、「人事に関する幅広いスキルを身につけたい」と考える人もいるようです。
いずれにせよ、スキルアップに関する転職理由は多くあります。

ネガティブな話にはなりますが、「会社での人間関係に疲れてしまった」という転職理由もあります。
企業風土や人間関係は、会社によってさまざまです。のびのびと自分の力を発揮するために、「人間関係の良い職場に転職したい」と考える人もいます。

もちろん転職活動の面接では、現職での人間関係を話題に出すことはありません。
しかし現状として、人間関係に不満を持っている人がおり、それが転職の理由にもなっています。

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志望動機を作成する時のポイント

応募先企業の業務を把握する

上述した通り、人事の業務は多岐にわたりますが、企業によって担当する業務範囲が異なります。
大企業では担当業務が細分化される傾向にありますが、中小企業では人事と労務の業務をすべて一人で担うケースもあります。
応募先の企業の業務内容が、自身の希望条件に合うか事前に確認しましょう。

なぜ応募先企業で人事として働きたいのかを明確に伝える

応募先の企業で人事として働きたい理由を明確にし、企業に貢献できることをアピールします。
企業側に採用するメリットがなければ、未経験・経験問わず採用が見送られる可能性が高まります。
競合他社の人事ではなく応募先の人事になぜ決めたのか、応募先企業でなければ実現できない目標や、魅力的に感じた部分を伝えることが大切です。

求めている業務にあった経験を伝える

応募先の企業では、具体的にどの業務を担当できるかを示し、業務で活かせる自身の経験をアピールしましょう。
教育・研修業務を担当するのであれば、社内で研修システムの導入・運用経験があるとアピールするのもひとつの手です。
労務管理を担うのなら、社会保険の手続きや給与計算に携わった経験を売りにする方法もあります。
仮に人事業務が未経験の場合でも、応募先の企業の業務に適性があると示さなければなりません。
営業から人事にキャリアチェンジを図るなら、営業で培ったプレゼンテーション力を採用業務に活かせるとアピールできるでしょう。
業務との親和性を考えて、自身の経験やスキルを伝えることが重要です。

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人事の転職成功事例

【未経験者】未経験から人事採用ポジションに転職成功された方の事例

上場IT系企業の営業職から、IT企業の人事採用ポジションへの転職に成功しています。
営業職でキャリアを積むことも考えていましたが、学生時代に強い興味を持った人事職への関心を捨てきれずにいました。転職により、学生時代からの夢を実現できました。
同業種で事業内容に理解があり、求める人材のイメージができる点が応募先企業に評価されました。

【未経験者】人材派遣会社の営業職から未経験で人事職へのキャリアチェンジ

人材紹介会社で営業職に約6年従事していましたが、その中で経験した派遣登録者の面接やスタッフの労務管理を担当するうちに、人事業務への興味が高まりました。このまま営業でいるよりも人事に積極的に携わりたいという悩みを解決するため、転職を決意されました。人事職へのキャリアチェンジであるものの、人事職に近しい経験を積んでいたことが応募先企業に評価され、メーカーの採用から労務までを担う人事職につけました。

【経験者】会社の安定性だけではない!?自身のスキルで安定性を担保していく

組織上の問題で他部署へ異動しなければならないという悩みがきっかけとなり、同じ人事職で転職活動を開始しています。経験と人柄が評価され、IT系の事業を展開する成長企業の採用ポジションに採用されました。希望の部署につけただけでなく、さまざまな手法で人材を獲得している企業のため、スキルアップが図れます。

【経験者】人事総務・プレイングマネージャーはじめての転職

大手上場子会社で15年以上人事を始めとするコーポレート業務に従事していましたが、新型ウイルスや業界変動によって会社の業績が悪化し、将来に不安を感じることが悩みでした。転職活動に取り組み、これまでの経験を活かし人事業務に打ち込める上場企業に転職しました。企画改善に前向きで、自身のやりがいや生涯年収などの条件を総合的に考えて企業を選びました。

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まとめ

人事の仕事は業務内容が幅広く、人事採用や労務管理などを中心に担当できる企業もあれば、人事・経理・総務など多岐にわたる業務を担当する企業もあります。 どのようなキャリアパスを目指すかによって、応募すべき企業は異なります。 経験の有無を問わず、転職活動においては人事で求められるスキルや経験を志望動機に盛り込むことが大切です。
弊社では転職エージェント「MS Agent」を提供しており、人事への転職で困っている方をサポートします。 志望動機の作成など分からないことがある場合は、エージェントにぜひお気軽にご相談ください。

この記事を監修したキャリアアドバイザー

椿 大樹

大学卒業後、外資系小売り業に就職、セールスマネジメントや採用、教育研修を経験。
人がいかに業績を左右するかについて認識し、現職のMS-Japanに転職する事を決断。
入社以来、東海エリアのキャリアアドバイザーとして、キャリアチェンジやスキルアップを目的とした若年層の支援を中心に担当しております。

経理・財務 ・ 人事・総務 ・ 法務 ・ 経営企画・内部監査 ・ 会計事務所・監査法人 ・ 役員・その他 ・ 公認会計士 ・ 税理士 ・ 弁護士 を専門領域として、これまで数多くのご支援実績がございます。管理部門・士業に特化したMS-Japanだから分かる業界・転職情報を日々更新中です!本記事を通して転職をお考えの方は是非一度ご相談下さい!

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