2023年04月25日

【例文つき】人事に転職する際の志望動機どう書くべき?

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人事に転職する際の 志望動機 どう書くべき?

転職活動では必ず聞かれる志望動機。
人を見定めるプロとして人事への転職を目指すなら、見定められる面接時は、なおさら丁寧に整理した志望動機を説明する必要があります。

自分をどのようにアピールし、応募会社の人事部を志望する理由を伝えられるのか、そのコツを解説していきます。

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志望動機を書く前に、知っておきたい人事のやりがい

人事は、文字通り「ひとのこと」に関わる仕事です。
人が人を迎え入れ、育て、サポートしていくことで、どのようなやりがいにつながるのか、その背景を見てみましょう。

人を動かす醍醐味

人事は、採用や配属、異動など、人材を動かす仕事が基本です。
人事の采配によって組織の基盤が整い、従業員が活躍する場面も生まれるなど、経営に大きな影響をもたらします。
組織づくりや人と深く関わる仕事は醍醐味があり、やりがいにつながるはず。

「会社の顔」としての信望

採用面接で応募者が最初に接するのは、「会社の顔」である人事担当者です。
人事が応募者を見定めるように、応募者も人事担当者を通してその会社を見定めることになります。

実際、入社の決め手は「人事担当者の対応が良かったから」という声も少なくありません。
社内外から寄せられる信望は、自社の印象を代表する人事ならではのやりがいと言えます。

従業員とともに成長できる

さまざまな場面で多くの従業員とつながりを持つことは、人事の特権かもしれません。
採用、育成、キャリアの相談などに関わった従業員が、社会人として成長の歩みを進めるにつれ、自身もそのような業務を通じてキャリアを広げていくことが可能です。
従業員とともに自らも成長していける仕事は、価値ある生き方に通じます。


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人事に向いている人の特徴は?

人事の仕事は多岐に渡るため、人事に向いている人の特徴もさまざまです。
ここでは、人事職としての適性をいくつか取り上げてみます。

・情報を漏らさない口の堅さ
人事は従業員の個人情報や会社の機密情報を取り扱うため、情報の保護を徹底できる人物が求められます。

・人を見る観察力
採用面接では人を見る目が必要です。
人に対する観察力に長けていれば、従業員の個性や適性を把握しやすく、人材配置に役立ちます。

・情に流されない公正さ
従業員を評価する立場の人事職は、特定の人の情に流されず、一人ひとり公平な目線を向けなければ務まりません。

・論理的な思考力
人を相手にする複雑な業務は、感覚的な判断ではなく、道筋を立てて物事を整理し、解決に導くための論理的思考力が必要です。

・几帳面さ
人事は、細かな手続きや計算をルーティンに行うことが多いため、物事を決まり通り的確に処理する几帳面さが望まれます。

・裏方業務の重要性への理解
表舞台で活躍する人は、裏でサポートする人が必要です。
企業運営や職場環境を円滑に機能させるためには、人事として裏方業務の重要性を理解している人が向いています。

・会社を思う愛社精神
人材管理は会社にとって重要な経営資源を守り、活かすことです。
困難な課題に直面しても、会社のためを思う「愛社精神」があればこそ務まる仕事と言えるでしょう。


上記の特徴を踏まえた上で、以下のスキルをアピールできれば、人事への転職が有利になるでしょう。

・人間関係や利害関係を円滑に調整する「コミュニケーション能力
・正確でスピーディーな「作業遂行力
・労務管理に欠かせない「法律の知識
・さまざまな資料を作成できる「基本的なPCスキル
・自身および従業員の「スケジュールを管理する能力


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未経験者でも人事に転職できる?

業界や規模にかかわらず、企業にとって人事は必要な職種です。
そのため、未経験からでも人事職への転職は不可能ではありません。

ここでは、未経験者でも人事に転職しやすくなるポイントや、活かせる経験・スキルについて触れてみます。

応募先企業を選んだ理由を伝える

人事への転職に限らず言えることですが、その会社を選んだ理由を明確に伝えることは、最も基本かつ重要なポイントです。
人事ならどこの会社でもいいというような考え方では、採用担当者の心は動きません。
そのためには、企業理念や事業内容といった、企業の情報収集・研究をしっかり行っておくことが肝心です。

なぜ人事を志望するのかを明確にしておく

なぜ異業種から人事を目指すのかについて、明確な答えを用意しておくことは必要です。
未経験から人事職に転職しようと思った理由が納得のいくものであれば、採用担当者の評価も得られやすくなります。

実績を数値で示す

これまでの実績をエピソードとして語るよりも、数値化して表すほうが効果的です。
営業成績の達成率や業務効率化の実績などがあれば、わかりやすく数値で示しましょう。
数字にかかわる業務が多い人事職だからこそ、採用後を見通す評価にもつながります。

コミュニケーション力をアピールする

実際にコミュニケーション力に自信がある場合は、その能力をしっかりとアピールしましょう。
人事は、社内外を問わずさまざまな場面で円滑なコミュニケーションが求められる部署です。
未経験でもコミュニケーション能力が高ければ、採用に向けた大きなポイントになります。

転職エージェントを活用する

未経験で人事に転職するなら、人事や総務などの管理部門に強い転職エージェントの活用がおすすめです。
志望理由を含めた応募書類の書き方や、面接対策、人事の求人紹介、応募企業の詳細な情報提供など、各種サービスが受けられます。
キャリアアドバイザーからも、希望にマッチした転職をサポートしてもらえるので、効率良く転職活動を進められるでしょう。

人事の仕事が未経験でも、これまで携わってきた業務経験を転職に活かせることもあります。
責任感と正確さが求められる労務管理なら、細かな数字を扱う経理事務の経験が活きてくるでしょう。
経営資源として必要な人材を目利きする採用業務では、営業やマーケティングの経験が役に立ちます。

また、人事に有用な「ビジネス能力検定」の合格実績や、国家資格の「社会保険労務士」といったスキルを持っていれば、選考過程で有利に働くでしょう。


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人事に転職する際の志望動機の書き方

人事の志望動機が相手にしっかりと伝わるようにするためには、書き方にコツがあります。

まず、これまでにどのような仕事に携わってきたのかを知ってもらうことが重要です。
自分のキャリアの棚卸しを行い、自分が身につけているものと企業が求める人材像との共通点を拾い上げます。
経験してきた仕事を通じて、何を身につけ、それが人事の転職とどのように結びついているのかを、わかりやすく簡潔にまとめましょう。
人事の経験がなくても、これまでの経験を転職後に活かせるビジョンとして具体的にアピールすることがコツです。

また、なぜ人事部を志望するのかを掘り下げて伝えることも重要です。
掘り下げるポイントは、「人事という仕事の魅力」「他社にない人事の独自性」「会社への貢献意欲」が挙げられます。

これらを織り交ぜながら志望動機を書きましょう。


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【経験者・未経験者向け】人事の志望動機 例文

【経験者・未経験者向け】人事の志望動機例文

人事の未経験者と経験者の視点から、志望動機の例文をご紹介します。
ご自身の志望動機を書く際にご参考ください。

① 人事未経験者の志望動機

【20代後半男性】
・商社 法人営業
・TOEIC 840点

現職では、新規・既存顧客向けの法人営業の他、英語力を活かして海外での新規事業立ち上げに携わりました。
その中で、高い成果をあげる組織作りの構築が必要不可欠であると実感し、社員の多くが外国人であり、幅広く人事の業務に携われる貴社を志望しました。
営業で培ったコミュニケーション能力と語学力を活かして、特に外国人採用力の向上に貢献していきたいです。

②人事未経験者の志望動機

【30代前半女性】
・Web制作会社 総務

現職では、Web制作会社の総務として8年勤務しています。
人事と連携して仕事をすることが多い中で、「多くの人とのコミュニケーションを通じた組織作りに関わりたい」と考えるようになり、 未経験でも採用を担当できる貴社を志望いたしました。

人事担当者として働いた経験はありませんが、部署の垣根を越えて社内全体に関わる業務を行うという意味では、共通する点も多いと考えています。
総務で培った事務スキルやコミュニケーション能力を活かして、貴社の組織作りに貢献していきたいです。

③人事経験者の志望動機

【30代前半男性】
・印刷会社 人事
・衛生管理者

現職では、労務部で勤務制度の導入や就業規則の変更、勤怠管理システムの改修、社員への周知まで、一貫して実務担当者として携わりました。
会社の方針を実際の運用に落とし込むため、関連法令を正確に捉えた上で、実効性のある制度にするために、関連部署へのヒアリングなどを通じて社内実態の把握に努めました。

今後は、人事制度の構築や採用業務など幅を広げていきたいと思い、貴社を志望しました。
これまでの労働法令の知識と、担当者として社内外に積極的に関わる姿勢を活かして、将来的にはマネジメントを担える人材になっていきたいと考えています。

④人事経験者の志望動機

【40代前半男性】
・食品会社 人事
・社会保険労務士、衛生管理士、行政書士

現職では、人事において採用や研修、人事評価制度の構築、紛争、ハラスメントなどのトラブル、および労働時間を管理する労務監査室の新設に関わるなど、人事課の統括マネジメントを担当していました。
より業務の幅を広げてキャリアアップしていきたいと思い、「働き方改革」を掲げて組織力強化を目指す貴社を志望しました。

効果的な人事施策によって、事業の生産性や従業員のモチベーションを向上できるよう、人事部門の全体設計に携わっていきたいと考えています。

⑤人事経験者の志望動機

【20代後半女性】
・IT会社 人事
・キャリアコンサルタント

現職では、人事担当として採用から教育・研修、労務まで幅広い業務に携わっています。
採用や教育では「適材適所」を意識し、どのような人事配置を行えば組織としてよりベストな形になるかを試行錯誤しました。

これまでの経験を活かしつつ、人事制度などの分野にも深く携わりたいと考え、貴社を志望いたしました。
今後は人事部門全体の仕事に関わっていきたいと考えています。


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まとめ

人事は業務が多岐に渡るため、未経験者・経験者にかかわらず、これまでに経験したことを活かせるチャンスは十分にあります。
採用につなげる志望動機を書くコツは、自分の経験を棚卸しして、入社後の実務に役立つビジョンを示すことです。

まさに「人事を尽くして天命を待つ」。
自身の強みや能力を積極的にアピールして、人事の採用を勝ち取りましょう。

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この記事を監修したキャリアアドバイザー

町田 梓

大学卒業後、新卒でMS-Japanへ入社。企業側を支援するリクルーティングアドバイザーとして約6年間IPO準備企業~大手企業まで計1,000社以上をご支援。
女性リクルーティングアドバイザーとして最年少ユニットリーダーを経験の後、2019年には【転職する際相談したいRAランキング】で全社2位獲得。
2021年~キャリアアドバイザーへ異動し、現在はチーフキャリアアドバイザーとして約400名以上ご支援実績がございます。

経理・財務 ・ 人事・総務 ・ 法務 ・ 法律・特許事務所 ・ 役員・その他 ・ 社会保険労務士事務所 ・ 弁護士 を専門領域として、これまで数多くのご支援実績がございます。管理部門・士業に特化したMS-Japanだから分かる業界・転職情報を日々更新中です!本記事を通して転職をお考えの方は是非一度ご相談下さい!

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