人事として欠かせない6つのスキルと今後求められる役割

更新日:2023/08/16
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人事として欠かせない6つのスキルと今後求められる役割

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会社の顔と呼ばれる人事は、企業にとって必要不可欠な存在です。
今回は、大企業と中小企業の人事業務の特徴や、人事に求められる6つのスキル、キャリアアップにつながる資格などをお伝えします。
また、今後の人事に求められている役割も解説していますので、人事としてキャリアアップしていきたいと考えている方は参考にしてみてください。

企業規模によって異なる人事の特徴とは

同じ人事でも企業規模によって、業務内容や特徴が違います。
そのため、人事に必要なスキルを確認する前に、まずは大企業と中小企業の人事の特徴を見てみましょう。

大企業の人事の特徴

大企業の大きな特徴は、分業化や専門化が進んでいることです。人事においても、採用、評価、労務など業務が細分化されています。その為、1つの業務に専念することができ、専門性が磨かれやすいです。反面、全体像を把握しにくく、幅広い業務に携わることは難しいという特徴があります。分業化が進んでいるので効率よく仕事を進めやすいです。資金にゆとりがある為、ワークライフバランスが整いやすい傾向があります。

しかし担当する業務が限られているので、昇給率が低い場合があります。企業の規模が大きいのでポジションが多く、キャリアの選択肢は多数用意されている場合が多いです。自分のキャリアプランを考えてポジションを選択する必要があると言えるでしょう。なお、最近は変化していますが、一般的に新卒入社が多く中途採用が少ない傾向にあります。

中小企業の人事の特徴

中小企業の場合、人事業務をマルチに担当できるスキルが求められます。大企業と比べると、ハードワークになりやすいです。人事・労務両面カバーすることや、時には総務や経理などの業務を担当するケースもあります。基本的に多岐に渡る人事・労務業務を1人でこなすことが必要となるケースが多いため、仕事の全体像を掴みやすいというメリットがあります。

短期間で様々な経験を積むことができ、若くして責任のあるポジションを任せられる可能性が高いです。基本的に新入社員を人事にあてるケースは少なく、欠員募集で中途採用を求めるケースがほとんどです。


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人事に求められるスキル

プレゼン力

人事は「会社の顔」と呼ばれることもあります。会社説明会などで、求職者の心を掴むようなプレゼンを行う能力が必要です。プレゼンテーションを行うだけではなく、魅力的なプレゼン資料を作成する能力も求められます。採用の場面だけではなく、教育や研修の業務などプレゼン能力を活用する機会は多いです。

コミュニケーション能力

社内外に明るく対応できるコミュニケーション能力は必須です。社員や求職者とのコミュニケーションはもちろん、社会労務士などの専門家とのやりとりも必要となります。また、人事制度などを決めるときは、経営陣と意見を交わす場面もあるのです。業務を通じてコミュニケーション能力が磨かれやすい傾向があります。

スケジュール管理

採用業務などで、スケジュール管理能力が求められます。年単位でスケジュールを組む機会もありますので、効率よくスケジュールを管理できる能力が必要です。もちろん、研修などでもスケジュール管理能力が求められます。社内だけではなく社外の人とのスケジュールを調整し、自社の業務などをスムーズに進められる力が必要と言えるのです。

モラル

人事は機密性の高い情報を扱うので、機密情報を守れるなどモラルが必要です。モラルが高い会社は、取引先からも信用を集めやすいです。社員教育も行う人事だからこそ、見本となるようなモラルの高さが求められる傾向があります。

ライティングスキル

求人票などを作成する際には、文章作成能力が求められます。また、採用難と呼ばれる時代だからこそ、自社の魅力を求職者に発信できるコンテンツ作成が必要となっており、その際にもライティング能力が必要です。社外だけではなく、社内向けの文章を作成する機会も多く、状況に合わせた適切な言い回しを選択できるライティング能力などが求められます。

法律の知識

人事では、労働関係や社会保障関連の法令の知識が求められます。特に労働法に関する知識は必須です。他にも、マイナンバー法や若者雇用促進法などの知識も必要と言えます。労務関係の制度や労働基準法などの知識を常に身につけておくようにしましょう。労働関連の法令は、たびたび改正が行われますので、最新の情報を確認することも必要です。

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人事のキャリアアップつながる資格

資格は必須というわけではありませんが、持っているとキャリアアップにつながる可能性が高くなります。オススメの資格は以下の通りです。

社会保険労務士

社会保険労務士は国家資格です。令和4年度の合格率は5.3%。毎年6%前後なので、簡単な試験ではありません。しかし取得すれば、人事や労務管理などの専門家として認められます。キャリアアップも期待できる資格です。

衛生管理者

衛生管理者は、労働安全衛生法で定められている国家資格です。労働者が50人以上いる職場では、必ず1人以上の衛生管理者がいなければならないので、ニーズがあります。衛生管理者も受験資格があるので、事前確認が大切です。取得すれば衛生管理の専門家として認められます。令和4年度の合格率は、第一種が45.8%、第二種が51.4%。簡単というわけではありませんが、難易度はそれほど高くない資格です。

キャリアコンサルタント

キャリアコンサルタントは、2016年4月より創設された比較的新しい国家資格です。キャリア形成を支援する専門家であり、企業の人事職だけではなく、人材派遣会社や大学のキャリアセンターなど幅広い場所でニーズがあります。

メンタルヘルス・マネジメント検定

大阪商工会議所と施行商工会議所の主催している検定試験であり、Ⅰ種(マスターコース)、Ⅱ種(ラインケアコース)、Ⅲ種(セルフケアコース)の3コースがあります。近年、メンタルヘルス・マネジメントの重要性が高まっており、注目度が高いです。受験資格は不問で誰でも受験することができます。


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人事の役割は変わってきている

財団法人労務行政研究所の調査によると、現状は人事制度や法令などに関する取り組みが人事の主な仕事とされてきましたが、将来の人事にとって重要度の高い役割は、人材育成やモチベーションに関する項目が上位となっている傾向があります。

これまで以上に、人事が現場に入り込んで、現場の抱える問題点などを把握し、人材育成やモチベーション向上を担うことが期待されていると言えるでしょう。これからの人事は、現場と共同で作業しながら、人材の育成などを行うことが必要となっているのです。

まとめ

同じ人事職でも、大企業と中小企業では特徴に違いがあります。自分の目指していきたい人事の姿を明確にして、自身のキャリアプランに合った企業規模の会社を選ぶことが肝心です。大企業と中小企業のどちらにもメリット・デメリットがあります。

人事には、こちらで紹介された6つのスキル以外にも様々なスキルが求められます。人事の業務を通じて、各スキルを高めていくことが可能です。これからは、人材育成やモチベーション管理などができる人事が求められているので、現場とのコミュニケーションを大切にしながら、仕事を進めていく必要があります。自身のキャリアプランを明確化しておくと、必要となる経験や資格もわかりやすいですので、今後自分はどのような人事になりたいのか、考えてみると良いでしょう。

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