2023年04月14日

30代人事の転職事情。求められるスキルや経験とは?

管理部門・士業の転職

30代人事の転職事情。求められるスキルや経験とは?

「今の会社だけでなく別のところで働きたい」「もっとキャリアアップしたい」「30代で転職は可能なのか?」そんな人事職の転職に不安を感じている人は少なくありません。

働き方が多様化している現代では、30代の転職や求人数が増加傾向にあります。
30代は、年齢に応じた知識やスキルを持った即戦力として期待されている一方で、積み重ねたキャリアと異なる分野には挑戦しにくいという一面もあります。

人事の転職を成功させるためにはどのようなことに気を付ければ良いのか、特に30代の転職にフォーカスして役に立つ情報をまとめました。

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人事労務の求人情報

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人事職の市場傾向


新型コロナウイルス流行後の転職市場

新型コロナウイルスの影響で一度は採用数が落ち込んだ転職市場でしたが、2020年末ごろから徐々に回復し、人事職の求人も他職種と同様に採用数が増えています。
IT業界やベンチャー企業など、組織の強化・拡大の動きが盛んな企業では新規事業の立ち上げ時に積極的な採用を行うため、それに伴ない人事職の増員や即戦力を必要しています。


働き方の変化

コロナ禍で普及したリモートワーク、スキルや実務重視のジョブ型雇用、国が進める働き方改革の推進により、多くの企業が採用方法や採用条件を変化させました。
また、従業員のメンタルヘルス管理、副業が解禁されたことで労働時間の管理が必要になるなど、新たな課題の発生により人事のテコ入れが必要になっています。
このような環境の変化や新たな制度導入の対応に追われる企業では、労務管理験がある人材の需要が高まっています。


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人事職の転職は難しい?経験者・未経験者にそれぞれ求められること

企業が人事職の募集をする際、基本的に即戦力として動ける人材を期待しています。
以下では経験者と未経験者でそれぞれに求められることを説明します。


経験者

人事職経験者であれば、これまでの経験を活かして転職できるケースが多いと言えるでしょう。
経験年数によって異なりますが、人事職は専門性の高い仕事のため即戦力として採用されるチャンスがあります。
人事職としての経験に加え、マネジメントスキルがあると高く評価されるため、30代の転職でも有利に動くことが出来ます。
キャリアアップを目指すのであれば、資格取得やスキルアップ、マネジメントスキルなどアピールポイントがあると企業側の評価が高くなります。


未経験者

人事職は専門性が高い仕事のため、基本的に未経験の採用は少なめです。
30代前半であれば、ベンチャー企業やIT・人材業界などの採用枠が多い企業でもチャンスがあるかもしれません。
30代後半になるとさらに難易度が上がるため、出来る限りの実務経験を積むか資格を取るなどして評価を上げる必要があります。


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人事職が転職に活かせる資格・スキル

人事職の転職に必須資格はないものの、採用の判断に影響する可能性が大きいため、実務経験とともに実績を裏付ける資格があると評価されやすいでしょう。
以下では人事職で役立つ資格・スキルを紹介します。


資格

社会保険労務士(国家資格)
採用から退職までの幅広い業務の専門資格

キャリアコンサルタント(国家資格)
自身に合った職業の選択、職業能力の開発及び向上に関する相談に応じ、アドバイスや指導を行う

メンタルヘルス・マネジメント検定試験
ストレスや心の不調の原因となる問題に対処するため、メンタルヘルスケアに関する知識や対処法を習得

衛生管理者(国家資格)
従業員の危険や健康障害を防ぎ、安全や衛生について教育・管理をする資格

産業カウンセラー
メンタルヘルス、キャリア形成、職場環境や人間関係などの悩みに対しカウンセリングや支援を行う

人事総務検定
人事総務職の基礎や法律知識を学べる資格

ビシネスキャリア検定
係長・リーダー、課長・マネージャー、部長・ディレクターなど職務に必要な知識を習得するための資格


スキル

・コミュニケーションスキル
・企画力
・交渉・調整力
・マネジメントスキル
・法律の知識
・マーケティング・データ解析スキル
・HRテックに対応

(「Human Resources」と「テクノロジー」を合わせた言葉で、クラウド、IoTやAI(人工知能)やビッグデータなどのテクノロジーを用いた人事管理や採用管理システムのこと。)


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大手企業の人事職に転職するために必要なスキル

大手企業は福利厚生の充実、経営状況の安定性などからとても人気があります。
競争率が高いものの、ポイントを押さえれば大手企業へ転職することが可能です。
以下では大手企業へ転職するにあたり必要なスキルの一部を紹介します。

人事の実務経験
基本的に大手企業では即戦力となる実務経験者を求めているため、一定期間以上の経験が望ましい

コミュニケーションスキル
人事職は社内社外問わず幅広い属性の人と関わりを持つため、円滑なコミュニケーションスキルが必要

チームワーク
大手企業は業務を細分化していることが多いため、チームワークを乱さず協力しあう必要がある

マネジメントスキル
個々の人材に対し、経験やスキルなどのデータから適材適所を見極めて配置するスキルが求められる

秘密厳守
企業は個人情報や新製品の情報など多くの秘密を抱えているため、些細なことであっても決して漏えいしてはならない


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人事転職時に評価される志望動機とは?

どのような転職理由であれば評価されるのか、以下ではよくある転職理由と評価されやすい転職理由を紹介します。


志望動機のポイント

・応募する企業の業務を把握する
・志望する業務内容に合わせた経験を伝える
・業務との親和性を踏まえ、自分のプランをしっかりと伝える
・自分の強み、活かせる経験や実績を説明する


人事経験者の志望動機・例文

労務部で制度の導入から社員への周知、規則の変更やシステムの改修など一貫して実務を担当しておりました。
会社の方針を運用に落とし込むため、関連部署へのヒアリングを通じて社内の実態を把握し、法令に則った実効性のある制度を目指しました。
これまでの経験で得た労働法令の知識と、積極的に社内外と関わる姿勢を活かし、将来はマネジメントを担う人材になりたいと考えています。
今後は、採用業務や人事制度の構築などに幅を広げていきたいと思い、貴社を志望しました。

未経験の志望動機・例文

総務で8年間勤務しております。
人事と連携する仕事が多い中で、組織作りに関わりたいと考えるようになり、未経験でも採用を担当できる貴社を志望いたしました。
人事担当としての経験はありませんが、部署の垣根を越えて社内と関わる総務の業務と共通点も多いと考えており、総務で培ったスキルやコミュニケーション能力を活かし、貴社の組織作りに貢献していきたいと思っています。

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大手企業人事と中小企業人事の違いとは

以下では大手企業と中小企業の業務内容の違いについて簡単に説明します。


中小企業人事の特徴

・採用、評価、教育、配置などの人事業務はもちろん、社会保障関連業務などの労務まで担うことが多い
・複数の業務を担当するため、業務全体を把握しマルチに仕事をこなす人材が求められる

メリット
・幅広い業務を担当するため、人事職の全体を把握し対応できる実務のスキルが身に付く


大手企業人事の特徴

・担当業務が採用部門、労務部門、教育研修部門などに細分化されており、ルールに則り計画性を持って仕事に取り組む
・SNSの活用やダイレクトリクルーティング、リファラル採用などの新しい採用方法を活用することがある
・在宅ワークやサテライトオフィスの設置など、新たな働き方に対応して速やかに人事労務規定を改定する
・ルールが多く業務が細分化されているため、他部署と上手く協力し合えるかがポイント

メリット
・業務が細分化されているため、担当業務のスペシャリストとして専門性の高いスキルが身に付く


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30代で人事転職する際のコツ

30代の人事転職はポテンシャル採用がされやすい20代とは異なり、専門的な知識やスキルを持った即戦力になる人材が求められます。
以下では30代の転職を成功させるコツを紹介します。


30代人事職の転職 コツ3選

転職の時期を見極める
即戦力として需要のある30代ですが、年齢が高くなればなるほど転職難易度も上がっていきます。
また仕事を辞めてから転職活動を始めるとブランクが出来たり、生活に余裕がなくなったりしますので、現職を続けながら余裕を持って転職活動を行いましょう。

業界や条件にこだわりすぎない
経験のある業界や希望条件にこだわりすぎていると、なかなか合う求人が見つからず転職の機会を逃す可能性があります。

転職エージェントを活用する
転職エージェントによってはキャリア相談、書類添削、面接対策、日程調整、条件交渉など、さまざまな対応が受けられます。
希望条件に近い求人が紹介され、エージェントが調整や交渉を担ってくれるので仕事が忙しい方でも効率よく転職活動を進めることができます。
弊社エージェントでは、人事職に特化したアドバイザーが希望の条件に合う求人をご紹介いたします。


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MS-Japanで扱う人事求人をご紹介!(経験者向け)

MS-Japanで扱う人事求人をご紹介!

MS-Japanでは、人事職に特化した求人を取り扱っております。
以下では経験者向け求人の一部を紹介いたします。
この他にも人事職の求人を多数取り扱っておりますので、転職をお考えの方は弊社エージェントへお気軽にご相談ください。
転職のお悩みにはキャリアアドバイザーが対応いたします。

<業界最大手 上場企業の新卒採用・採用戦略担当/東京都>
・採用・戦略担当(スマートワーク制度・在宅制度有り)
・正社員 450〜650万円

<住宅系の老舗企業から人事の募集/東京都>
・人事(総合職/企画管理職)
・正社員 440〜770万円


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MS-Japanで扱う人事求人をご紹介!(未経験者向け)

MS-Japanでは、人事職に特化した求人を取り扱っております。
以下では人事未経験者向け求人の一部をご紹介いたします。
弊社エージェントでは、キャリアアドバイザーが転職のお悩みに対応しております。
未経験から人事職へ転職を目指されている方はお気軽にご相談ください。

<未経験OK 大手総合商社の化学品分野の人事(新卒採用担当)募集/東京都 >
・新卒採用担当(リモートワーク可)
・正社員 440〜610万円

<未経験者応募可能 IT企業での採用スタッフ求人/東京都or大阪府>
・人事採用スタッフ(勤務地は希望に応じて決定)
・正社員 350〜500万円


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MS-Japanでの人事転職事例をご紹介!

以下では、MS-Japanで人事職の転職に成功した方の事例をご紹介します。


Aさんの成功例

ポジション
採用/30代前半(女性)

業界
サービス業界 から IT・通信業界

年収
590万円 → 550万円

転職理由
社内制度の都合で人事労務部から現場へ異動するが、人事職でのスキルアップを希望して転職

経歴・実績
現場マネージャーとしてCS向上、売場対応、アルバイト採用・育成担当や講師、新規売場の立ち上げを担当。
現場での経験が評価され人事労務部げ異動し、新卒・中途採用者の教育主担当に就く。
その後、採用や教育の方針・企画策定、採用媒体の選定・管理、面接など採用を一貫して任されるようになる。


Bさんの成功例

ポジション
研修/30代前半(女性)

業界
法律事務所 から 上場グループ企業

年収
415万円 → 415万円

転職理由
人事職でのキャリアアップを希望するが、秘書庶務業務の割合が増加したため

経歴・実績
入社当初から採用担当に就き、新入社員から3年目までの若手向け研修業務を担当。
新卒採用を行った際の学生の反応が少ない問題を解決するため、自社製品の配布や二次元コードによる誘引で前年比2倍のエントリー数を獲得。
社員の意識改善による残業時間削減、自らも講師を務めながら社内研修の見直しに取り組み離職率低下に成功。


Cさんの成功例

ポジション
労務/30代後半(女性)

業界
社労士事務所 → 上場グループ企業

年収
500万円 → 470万円

転職理由
現職の経験を活かし、企業での経験を積むため

経歴・実績
前職の保険代理店勤務時に社会保険労務士資格を取得。
資格を活かすため、社労士事務所へ転職しクライアントの給与計算、社会補償・労働保険の手続き代行、労務相談、就業規則等の改定、セミナー開催などを担当


Dさんの成功例

ポジション
労務/30代前半(男性)

業界
社労士事務所 → 社労士事務所

年収
400万円 → 400万円

転職理由
慢性的な長時間の残業が多く、長期的な勤務が困難になったため

経歴・実績
実績:1社目では製造業界にて発注や作製業務、2社目では営業職にて新規開拓や顧客フォローを担当、3社目では人事職にて勤怠管理、給与計算、年末調整を担当。


Eさんの成功例

ポジション
制度/30代前半(男性)

業界
コンサルティング業界 → IT・通信業界

年収
680万円 → 640万円

転職理由
新型コロナウイルスの影響で海外異動予定が未定になり、当初予定していたスキルアップが停滞したことに不安を感じたため

経歴・実績
メーカーの人事部で、給与計算、高卒・中途採用者の対応など実務経験を積む。
社内の一部の部署で新卒女性の採用実績がないことを問題に挙げ、積極的に改善。
その後は本部人事労務へ異動し、人件費、採用、残業の計画策定、派遣社員や障がい者雇用を担当。


Fさんの成功例

ポジション
制度/30代後半(女性)

業界
製造業界 → 製造業界

年収
480万円 → 710万円

転職理由
転勤の可能性が浮上し、業務に制限が出来たため

経歴・実績
新卒・中途採用の担当を経験し、ERP導入後の運用、働き方改革・ダイバーシティ推進、福利厚生の導入、労務管理業務など幅広く携わる。
一度退職するが、キャリアリターン制度を利用し再入社。
勤怠システム導入プロジェクトに参画し、システムの入れ替えに付随する従業員の意識変革と働き方の見直しを担当。


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今後の人事職と評価される人材でいるためには

人事職は働き方の多様化や時代の移り変わりと共に変化しており、現状では人事制度や法令に対応する業務がメインですが、今後の人事職には現場の抱えている問題にフォーカスした対応が求められる場合があります。
人材育成やモチベーション維持や向上など、現場担当と連携して組織を強化する役割が期待されます。

同じような人事職であっても、大企業と中小企業では業務に違いがあるため、自身のキャリアプランや目標に合わせて企業規模や業界を選択することが企業選びのポイントです。
人事職は専門性が高いため今後も需要がある部署ではありますが、評価される人材で居続けるためには、将来設計を明確にしておくことで、そこから必要な資格やスキル、キャリアアップの方向性が決めやすくなるでしょう。

MS-Japanでは、今回紹介した求人以外にも多数の案件を取り扱っております。 転職エージェントの登録は無料ですので、転職に興味のある方や転職活動中の方はお気軽にご参加ください。

管理部門・士業の転職

この記事を監修したキャリアアドバイザー

町田 梓

大学卒業後、新卒でMS-Japanへ入社。企業側を支援するリクルーティングアドバイザーとして約6年間IPO準備企業~大手企業まで計1000社以上をご支援。
女性リクルーティングアドバイザーとして最年少ユニットリーダーを経験の後、2019年には【転職する際相談したいRAランキング】で全社2位獲得。
現在は法科大学院修了生~法務経験者、管理職経験者、弁護士の方までリーガル領域を中心に幅広く担当しております。

経理・財務 ・ 人事・総務 ・ 法務 ・ 法律・特許事務所 ・ 役員・その他 ・ 社会保険労務士事務所 ・ 弁護士 を専門領域として、これまで数多くのご支援実績がございます。管理部門・士業に特化したMS-Japanだから分かる業界・転職情報を日々更新中です!本記事を通して転職をお考えの方は是非一度ご相談下さい!

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