人事・総務キャリア転職準備

2023年07月10日

【アパレル業界の人事】未経験で転職できる？仕事内容や給料について解説

【アパレル業界の人事】転職先として、ファッションに関われる「アパレル業界」は人気の業種であり、「人事」も人気のある職種です。
「アパレル業界＋人事」への転職は、競争率が高いように思われますが、未経験では難しいのでしょうか。
注目を浴びる組み合わせだけに、仕事内容や収入面も気になるところです。

この記事では、アパレル業界未経験、人事未経験も含めて、「アパレル業界の人事」を志望する方に役立つ情報をお届けします。

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アパレル業界の人事とは
アパレル業界の人事が行う仕事内容
アパレル業界の人事は未経験から転職できる？
前職別の志望動機例文
アパレル業界の人事の給料事情
人事の転職チャレンジには転職エージェント
MS-Japanで紹介できる人事の求人
まとめ

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アパレル業界の人事とは

アパレル業界の人事は、会社の成長に必要な人材の採用や育成、労務管理などを担当する仕事です。
採用活動では、会社の顔として求職者と直接対応し、自社のブランドイメージに関与し、採用や教育の場で従業員との接点もあり、社内外の様々な人とことから、やりがいを感じやすい職種です。

近年注目されている「働き方改革」の波はアパレル業界においても例外ではなく、業務を円滑に進めるための労働環境の改善・効率化も人事業務に含まれます。
特にアパレル業界の人事では、主に実店舗の人員管理を行いますが、離職率を下げるためにも従業員のモチベーション管理は欠かせません。

アパレルの販売員経験がある人事担当者は、現場の大変さや課題のキャッチアップも早く、コミュニケーション能力や細かな気配りといったスキルが生かせるでしょう。

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アパレル業界の人事が行う仕事内容

アパレル業界における人事の仕事は、企業規模にもよりますが、採用活動や人材育成、労務管理など多岐にわたります。
人事が行う主な業務内容は以下の通りです。

採用活動

アパレル業界では、デザイナーやマーチャンダイザー、販売員など、様々な職種の採用を行います。
採用手法は、4月入社に向けて行う新卒採用と、随時実施する中途採用・アルバイト採用の2パターンに分かれます。
新卒採用では、年間計画を策定し、新卒求人サイトの手配や会社説明会、インターン募集、書類選考、面接、内定判断などの定期採用プロセスを実施します。

中途採用やアルバイト採用では、新店舗オープンや事業拡大、欠員補充などにより随時行われます。
特にアパレル店舗では人員不足が売上げ低迷に直結するため、店長やエリアマネージャーから人員補充の連絡があった際は、迅速に対応することが重要です。
人材の確保は、企業の成長やブランドイメージに関わることから、大きな責任を担います。

人材育成

新入社員の教育や従業員のスキルアップなどの人材育成も人事の重要な業務です。
新入社員には企業理念やブランドコンセプト、接客マナー、アパレル業界の基礎知識、管理職にはマネジメントスキルなどをレクチャーします。
勤続年数やスキルに応じて、キャリアアップの支援につながる研修を実施することも人材育成の一環です。
社内で実施する方法と、講師派遣や研修運営代行サービスなどの外部に委託する方法があります。

人員配置・評価制度の運用

複数の店舗を持つアパレル企業では、役職や勤務店舗の変更など、人材の配置転換を通じて事業成長を促します。
また、人事評価制度の運用も重要な業務の一つであり、有能な人材の確保やモチベーションの向上を通して離職率経験・定着率向上に寄与します。

労務管理

企業規模によっては、人事担当者が労務の業務を行う場合もあります。
具体的には、就業規則の整備、勤怠・給与管理、各種保険手続き、福利厚生の運用、休暇管理、定期健康診断のほか、メンタルヘルスやハラスメントの対策などがあります。
特に、シーズンやセール期間など需要が集中する時期には、人員配置や残業管理を行い、適切な労働環境を確保します。

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アパレル業界の人事は未経験から転職できる？

アパレル業界の人事への転職は、未経験からでも可能なのでしょうか。
一般的には、人事経験とアパレルの業界経験が全くない場合は、採用される可能性は低いでしょう。
アパレル業界の人事では、人事業務の知識だけでなく、アパレル業界特有の知識や経験も必要です。そのため、人事やアパレル業界の経験者が優先的に採用される傾向があります。

キャリアステップの例として多いのは、まず販売員からアパレル業界に入り、店長やエリアマネジャーなどのキャリアを経て、人事職に異動するケースです。
実店舗での経験を積むことで、アパレル業界の事情や現場のニーズを理解し、人事業務を効果的に遂行する能力が期待されます。

一方、他の業界での人事業務経験を持っている場合は、中途入社という形でアパレル人事に転職することも可能です。
アパレル業界が未経験でも、人事業務の基本的なスキルや知識があれば、採用選考の評価につながります。
また、企業によってはアパレル業界と近しい業界（その他小売業やサービス業）での経験も優遇される可能性があります。

一部の企業では、全くの未経験者でも人事アシスタントとして求人募集を行っている場合もあります。
人事部門の補助や庶務を担当するポジションで経験を積み、将来的には人事業務でのキャリアアップを目指すことも不可能ではないでしょう。

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前職別の志望動機例文

志望動機は、これまでの経験や熱意をどのように活かしていきたいかを伝えることが重要です。

主なポイントは以下になります。

・アパレル業界への情熱と関心を具体的に伝える
・自身の経験やスキルをどのように活かせるのかを伝える
・会社や人事職について具体的な調査を行い、その情報を取り入れる
・チームワークやコミュニケーション能力など、人事業務に必要なスキルを強調する
・会社のビジョンや理念に共感し、自己成長とキャリアパスについての意欲を示す

では、職種もしくは業界が未経験の場合の志望動機を例文にしてみましょう。

人事未経験のアパレル業界経験者の志望動機例文

私はアパレル販売の仕事を通じて、ファッション業界のトレンドやブランドの特徴に深い興味を持ちました。
人事職に転職することで、企業内での人的リソースを活かし、ブランドイメージの形成に貢献したいと考えています。
また、お客様の満足度を高めるための人材育成にも関わり、働きやすい環境を整えることで従業員の成長をサポートしたいと思っています。
アパレル業界への情熱を、御社の人事業務を通じて発揮できれば幸いです。

前職ではアパレル販売員としての経験から、お客様のニーズに合った商品とサービスを提供することの重要性を痛感しました。
転職活動を行う中で、お客様の思いに向き合う御社のビジョンと理念に共感し、会社の事業を支える人事職に興味を持ちました。
従業員が成長していく仕事を通じて自らも成長し、それが会社の成長へとつながっていけるような働き方を目指しています。
御社の価値観にマッチした人材の確保や職場環境の整備にも力を入れつつ、会社とブランドの発展に寄与したいと考えています。

アパレル業界未経験の人事経験者の志望動機例文

私はこれまで他業界で人事経験とスキルを磨いてきましたが、以前から興味を抱いていたアパレル業界に挑戦したいと考えました。
アパレル業界はトレンドに敏感で、クリエイティブな要素が多く含まれています。
私自身が夢中になれる環境の中で、自己成長やキャリアパスを通じて御社の事業発展に役立つことができればと思っています。
そのためにも人事の経験を活かし、企業の成長と発展に欠かせない「人」の力を最大限に引き出せるような仕事に取り組む所存です。

前職では人事部門のリーダーとして、チームワークやコミュニケーション能力など、人事業務に必要なスキルを培ってきました。
アパレル業界では、さまざまな立場の人が協力し合いながら、お客様が満足する製品やサービスを提供することが求められます。
私は自身の経験とスキルを活かし、チームで行う業務を円滑に進めることで、組織の目標達成に貢献したいと思っています。
また、アパレル業界の魅力的な文化やトレンドに触れることにもモチベーションを感じており、価値観が共有できる人材の確保にも努めたいです。

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アパレル業界の人事の給料事情

アパレル業界は一般的に華やかなイメージを伴い、若者の間でも人気の転職先とされています。
しかし、給料事情は必ずしも良好とは言い難いのが現実です。
職種や企業によってさまざまなので一概には言えませんが、販売職の正社員なら月収20万円〜25万円、年収で300万円程度が相場です。

一方、デザイナーやパタンナー、バイヤーなどの職種は、販売職と比べると給与水準が若干高めです。
年収では300万円〜400万円程度が一般的なボリュームゾーンとなります。

人事の平均年収は、企業規模によって多少異なりますが、およそ400万円前後と見てよいでしょう。
また、中小よりも大手企業のほうが、給与水準が高いという実情は、アパレル業界においても例外ではないようです。

アパレル業界の給料は個人の実力に反映されやすく、経験を積むほど給料アップに期待できますが、未経験や新人の時期は低い水準を覚悟する必要があるでしょう。
もちろん、キャリアアップを積み重ねて店長やエリアマネジャーなどの役職に就くと、より多くの収入が見込めます。

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人事の転職チャレンジには転職エージェント

人事の転職チャレンジには転職エージェント人事は、アパレル業界に限らず他の業界でも人気のある職種です。
しかし、企業内での人事の配置人数は比較的少ないため、求人数自体も限られている傾向にあります。
求人情報サイトにおいて人事職応募の競争率が高くなるのは、このような背景からです。

人事への転職を考えている場合は、人事部門に特化した転職エージェントの活用をおすすめします。
人事の転職支援実績が豊富な転職エージェントなら、人事業務の特性や業界トレンドにも精通しているため、適切なアドバイスやサポートが受けられます。
なにより、転職サイトに公開されていない独自のネットワークから、自身の経歴や希望に最適な求人情報を紹介してもらえることが大きなメリットです。

まずは、転職エージェントの公式サイトで、人事部門への転職成功事例を確認してみましょう。
そこで紹介されている事例に近いアプローチを辿ることで、転職活動の成功イメージを掴むことができるでしょう。

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MS-Japanで紹介できる人事の求人

弊社MS-Japanは、人事を始めとした管理部門に特化した転職エージェントで、アパレル業界の人事求人も多数取り扱っています。
魅力的な求人の中から、その一部を以下ご紹介します。

世界No.1アパレル製造小売業になることを目指す大手企業から戦略人事/HRBPを募集します！

【仕事内容】
■具体的内容
担当部門や、担当者ごとに範囲、具体的な内容は異なりますが、以下一例です。
・部門戦略を実現するための組織設計、人材配置
・要員計画の立案・実行（社内異動、外部採用）
・会社のビジネスニーズと個人のキャリアニーズを両立する人事異動の立案・実行
・人材評価の把握・可視化、育成に向けた個人毎のキャリアプランの立案・実行
・組織風土・エンゲージメントの測定、発見された課題への解決策の立案・実行
・労務関連対応

■将来的なキャリアパス
人事部に留まらず、ヒト・モノ・カネ、いずれの切り口でも経営に携わる機会が、国内外にあります。ご自身の能力、適正、意欲次第で、どこまでもその可能性は広がる環境です。

【必要なスキル・能力】
■必須
・経営者と同じ視座を持ち、変革をもたらす当事者として課題解決に取り組める方
・あるべき理想を追い求めながらも、現場の社員一人ひとりを尊重できるバランス感覚に優れた方

■歓迎
・事業会社において、経営企画や事業企画等のポジションで変革プロジェクトに携わったことのある方、またはHRビジネスパートナーとしての経験のある方
・コンサルティングファームにおいて、3年以上の勤務経験があり、クライアント先に常駐したことのある方
・TOEIC800点以上、もしくは社内会議で問題なく英語でのコミュニケーションができる方

【想定年収】
624万円～ 1,026万円

上場企業/採用～人事全般/穏やかな社風

【仕事内容】
採用業務や社内教育を中心に、労務・総務・庶務業務もお任せいたします。
これらの幅広い業務にチームの一員として携わっていただきます。

■採用業務（新卒採用中心）
①採用サイト、スカウトサイト等の活用による母集団形成～自社セミナーへの動
員～セミナー運営～社内選考～採用内定までの一連の採用業務の運営を担当
②採用内定後の内定者フォローの企画立案と運営

■社内教育
①新入社員教育、研修＝入社式、新入社員研修、新入社員フォロー研修の企画立
案と運営
②社内セミナーの企画立案、実施部門との調整、セミナー開催事務局として運営

■給与、社会保険、労務管理
①給与・賞与の計算業務（アウトソーシング先への提出データ作成、チェック等）
②社会保険の加入、喪失手続き（アウトソーシング先との連携）
③出退勤管理（パッケージシステムの運用）
④職場の安全衛生管理、健康診断

■総務、庶務業務
①建物、備品管理
②契約書類、社内規程の管理

【必要なスキル・能力】
■必須
下記いずれかに該当する方
・人事（採用）のご経験のある方
・給与、社会保険、労務管理の実務経験があり、採用業務／社内教育にも今後取り組んでいきたい方

■歓迎
・新卒採用中心の採用業務、社内教育／研修の実務経験をお持ちの方
・同種の業界（アパレル・流通・商社等）にて就業経験をお持ちの方

【想定年収】
450万円～ 600万円

HRBP人事戦略／担当～リーダー／アパレル大手

■総務、庶務業務
①建物、備品管理
②契約書類、社内規程の管理

■歓迎条件
・新卒採用中心の採用業務、社内教育／研修の実務経験をお持ちの方
・同種の業界（アパレル・流通・商社等）にて就業経験をお持ちの方

【想定年収】
450万円～ 600万円

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まとめ

人気の業種や職種に未経験から転職する場合、単に憧れを抱くだけでなく、仕事内容や収入面も考慮した上で意志を固めることが大切です。
アパレル業界の人事は、転職市場では競争率の高いポジションですが、自身に強い意欲があるなら、未経験でも転職にチャレンジする価値は十分にあります。

どれだけ経験が豊富な人でも、その職業に就く前は誰もが未経験者です。
攻略の糸口を見つけるためにも、転職エージェントを有効活用して、力強いサポートを受けましょう。

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この記事を監修したキャリアアドバイザー

河本俊範

大学卒業後、食品メーカー営業を経て2005年MS-Japan入社。企業側営業担当を1年半経験し、以降はカウンセラー業務を担当。若手中堅スタッフの方から、40～50代のマネージャー・シニア層の方まで、年齢層問わず年間500名以上をカウンセリングさせていただいています。
企業管理部門全般～会計事務所など士業界、会計士・税理士・弁護士資格者まで弊社の特化領域全般を担当しています。

プロフィールはこちら監修したトピックス一覧

経理・財務・人事・総務・法務・経営企画・内部監査・会計事務所・監査法人・役員・その他・公認会計士・税理士・弁護士を専門領域として、これまで数多くのご支援実績がございます。管理部門・士業に特化したMS-Japanだから分かる業界・転職情報を日々更新中です！本記事を通して転職をお考えの方は是非一度ご相談下さい！