2023年04月05日

20代の人事転職!成功するポイントを解説

管理部門・士業の転職

人事職は、会社の運営に関わる重要なポジションであり、働き方や考え方など時代の変化に合わせた対応が求められるやりがいのある職種です。

そんな人事職の魅力と、20代の人事の転職事情について解説します。

20代の人事職は、第二新卒、若手採用、管理職候補などさまざまな求人が集まりやすいため、人事職でキャリアアップしたい人はもちろん、未経験で人事職にチャレンジしたい人にもチャンスがあります。

20代で人事転職を成功させるためのポイントやコツ、20代前半と20代後半でのポジション変化、人事でキャリアアップしていくために必要なことなど、人事転職や人事のキャリア形成について説明します。

20代の転職で失敗しないために気を付けるべきポイントと転職成功につなげるコツ

20代は未経験でもポテンシャル採用がされやすく、30代や40代と比べると異なる業界や職種にチャレンジしやすい傾向があります。
とはいえ、全く準備せずに転職に挑んでは多くのライバルに負けてしまいます。
転職成功につながるコツをご紹介します。


20代転職活動のコツや注意点

自己PRの情報を整理する
自分の強み、活かせる経験を整理して、足りなければ資格取得やスキルを身に付ける。

転職に有利な時期を知る
一般的に3〜4月、9〜10月に求人数が増加するため、中途採用ニーズが高い時期を狙う。

仕事を辞めてから転職する?続けながら転職する?
先に退職すると一時的に時間が増えるものの、無収入になるため貯金などから生活することになる。
転職期間は3ヶ月〜かかるため、あらかじめ余裕を持って生活費を用意しておく必要がある。
仕事を続けながら転職活動をすれば焦って決める必要がないので吟味できる。

転職時の手続きを把握しておく
退職時に健康保険、年金、雇用保険、労災保険の手続きが発生する。
就職先が未定の場合は自身で住民税の支払い、国民健康保険への加入手続きをしなければならない。


転職成功ポイント5つ

・応募する企業に高望みをし過ぎない
・20代前半であれば第二新卒の枠で応募が出来る
・志望企業について徹底的に調査し面接対策をする
・出来れば仕事を続けながら転職活動をする
・転職サイト、転職エージェントを活用する

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20代の人事によくある転職理由

転職時に企業の採用担当者から高い確率で「転職理由」を聞かれます。
20代に多い転職理由は「待遇・職場環境の不満」「人間関係」などが挙げられます。

以下では、人事転職で担当者に好印象を与えるポイントを紹介します。


人事転職で印象が良い転職理由3選

自分の市場価値を高めたい
専門性の高い人事の経験を積むことで、自分の市場価値が高まる。
市場価値を高めた先のビジョンを聞かれることがあるため、答えを用意しておくこと。

人との関わりを増やしたい
採用や研修など多くの人と関わるため、人事にとってコミュニケーションスキルは重要。
接客業や営業の経験がある場合はアピールポイントになる。

責任感のある仕事をしたい
人事は会社の顔として採用面接、説明会や研修を行うため、責任感を持って対応しなければならない。


転職理由を伝える際のポイント

本当の理由を伝える
ウソの理由が評価されても、入社後にマイナスな印象を与える。

ネガティブな言葉を使わない
ネガティブな言葉を使うとマイナスな印象を与えるため、不満や愚痴は控える。

面接は無表情にならない
表情がそのまま評価に繋がってしまうため、印象の良い表情を意識する。

簡潔に分かりやすく伝える
結論→内容→結論の流れで1分30秒を目安に答える。


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実務未経験で人事職への転職は可能か

結論から言うと、人事は未経験でも転職可能です。
20代の転職は、未経験可能・未経験歓迎というポテンシャル採用枠を設けている企業もあるため、異業種からのキャリアチェンジ希望者にもチャンスがあります。

以下では、未経験で人事に転職する際、どのような経験や職種が活かせるのかを含め、転職成功のコツを紹介します。


未経験から人事転職を成功させるコツ

前職が人事と類似している
人事が未経験でも、営業や接客業などの経験があると評価されやすい傾向がある。
人事は社外社内問わず多くの人と繋がりを持つ仕事で、人と接する経験がある人材は有利。

人事や人材コンサルの経験は評価されやすい
コンサル業務で得た提案力や人材を確保するスキルは、人事での教育や制度企画などに活かせる。
転職エージェントや人材紹介などの経歴がある場合も、採用分野で活躍できると評価されやすい。

人事の中でも比較的入りやすい「採用」を狙う
まずは未経験でも採用されやすい「採用」を狙う。
労務や教育研修などは法律や専門的な知識が必要なため、社会保険労務士などの資格がなければ難しい。


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20代後半の人事転職で企業が求めること

20代後半になると、社会人として経験を積んできた分、実力も備わり自分の仕事に自信がつき、手応えを感じるようになります。

以下では、企業が20代後半のどこに注目して人事採用を行っているのかについて説明します。


20代後半は転職市場で評価が高い

実は20代後半の転職は、転職市場で最も価値が高いと言われています。
評価が高い理由は、長期的に会社で活躍してくれる可能性が高いからです。
20代前半も転職市場で人気がありますが、若さの面ですぐに退職してしまうのではという懸念があり、一方で30代のミドルエイジになると、企業側は管理監督者としての能力がなければ内定を出しづらい傾向があります。
このような点から、20代後半の転職希望者に期待をかけて採用しています。


企業が求めているポイント

・すぐに活躍できる即戦力
・リーダーシップを発揮しチームを先導できる
・これまでの仕事で積み重ねた経験
・専門性のあるスキル
・長期間活躍してくれる人材


新卒採用と異なり、20代後半となるとビジネスマナーや社会人としての基礎的な考え方が身に付いていると見られ、即戦力が求められます。
また、係長やチームリーダーなどの役割を担っていたり、人事として専門的なスキルを身につけていたりと、実績のある人材を期待しています。
採用後はどのような活躍ができるのか、具体的なアピールをすることが大切です。


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20代が人事で転職を成功させるには

20代が人事で転職を成功させるためのポイントを4点に絞って紹介します。

また、未経験から人事に転職する際のポイントもお伝えします。


人事転職を成功させるコツ

職務経歴書の書き方に気を付ける
職務経歴書は企画書と同様に短時間で伝えることが重要であり、整然と見やすく分かりやすいものを作成する。
とりわけポテンシャル採用となると社会人として必須である文書作成能力等が注視されますので、気を抜かず取り組みましょう。

志望動機の書き方に気を付ける
これまでの経験を活かし具体的にどのような働きができるのかについて簡潔にまとめる。

①志望理由(なぜ人事職で働きたいと思ったのか)
②志望理由に至ったエピソード(興味を持ったり、企業を知ったきっかけなど)
③入社後の意気込み(経験やスキルをどのように活かして仕事がしたいのか)

これまでの経験が活かせるポジションに転職する
人事職は専門性の高い知識やスキルが求められるため、経験者が優遇されやすい。
経験のあるポジションや実績があれば具体的にアピールする。

人事に求められる適正を理解する
経営者に近い立場で組織作りに携わり、組織の活性化、企業の拡大が達成できる人材を求めている。
組織の最小単位である「人」と深く関わる仕事、企業の利益や将来性にも影響がある重要なポジション。

転職エージェントに相談する
業界や職種ごとの転職事情に詳しい転職エージェントに相談すれば、転職をより有利に進められるかもしれません。


未経験者の人事転職のコツ

人事職としての実績がない場合でも、現状のスキルや知識を具体的にアピールする
これまでの経験をどのように今後に活かそうと考えているのか、将来のビジョンも伝わる内容にします。

今後人事としてキャリアアップするために

人事の仕事を大まかに区分すると、採用、教育研修、労務管理の3つに分けられます。
この中から1つ、2つを選択して専門性を高めていくスペシャリストを目指すか、業務全体を幅広くこなす人事のゼネラリストを目指すか、どちらかに決めることになります。

大企業は業務が細分化されているため、スペシャリストとしてキャリアを構築しやすく、一方で中小企業の人事は、限られた人数で全体をまかなうためゼネラリストとして活躍しやすいと言われています。

面接時は今後のご志向含め上記どちらのキャリアを目指したいのかが合否のポイントにもなってきますので、事前に企業研究を行いましょう。

一通り各業務をこなせるようになり、かつ部下の育成経験があると、転職市場ではスペシャリストかゼネラリストのどちらでも高く評価される傾向があります。

以下はポジション毎の評価されやすいスキル・実績の一覧です。


採用スキル

・新卒採用、中途採用などの実務経験
・理系大学出身の新卒採用やエンジニア採用など、特定の分野に特化した経験


労務スキル

・給与計算、社会保険の手続きなど実務経験
・給与ソフトの操作や各種書類作成など専門性の高い実務経験


教育研修スキル

・会社の方針を教育研修に落とし込み、研修を企画・計画、交渉・調整、運営する力


人事制度スキル

・人事制度に関する実務経験
・制度の構築・改定を行うための分析力や論理的な思考能力
・役員クラスから現場スタッフまで幅広い層へのヒアリングと説明力


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人事としての今後のキャリア形成

人事としての今後のキャリア形成<

人事職には採用、教育、労務の部門があり、その中でも実務と企画に分かれます。
人事のキャリア形成は採用や労務からスタートするケースが多いと言われています。

採用に配属された場合の例

新人〜若手期
新卒で人事に配属され、年齢が近い新卒採用の担当を任され会社説明会、内定フォローなどを担当。
慣れてくると中途採用の担当を兼ねるようになり、各部署に人材要件の確認、面接官の日程調整など交渉業務や調整業務も担う。

中堅期
中堅になると実務中心ではなく、経営視点で採用や研修などの企画業務を担当するようになる。
若手のマネジメントも担う。

ベテラン期
ベテランになると中堅よりも経営部門に近くなり、採用戦略、研修設計、評価制度の設計、組織活性イベントの企画など、社内のマネジメントに携わる。
社内社外からもプロフェッショナルとして認められるようになる。


20代で転職をする際は、人事職としてのキャリア形成も考えておくことが大事です。
人事でキャリア形成を考えるならば、採用・教育・労務の実務部門に留まらず、経営と密接な関係がある企画業務の道に進むと有利なスキルが身に付きます。


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人事へ転職した20代の成功事例

キャリアアップのために経験豊富な上司を求めて転職された方の成功事例

Sさん、20代後半/男性
転職前:中小メーカー(年収430万円)
転職後:広告代理店(年収460万円)

Sさんはこれまで主担当として採用業務をメインに、一部総務・経理業務をご対応されておりました。
お一人で採用業務に従事しており、今後人事としてキャリアアップしていくことに不安を持ったことをきっかけに転職活動に踏み切られました。

転職活動開始当初は人事としてどのようなキャリアを歩めばよいか不明確な部分もありました。
そのため複数回面接・面談を行い「何年後にどういった業務を任せるか」「どこのポジションを目指してほしいか」等じっくりと話しました。
その結果、具体的なイメージが持てたことで人事業務を幅広く経験出来る人事ゼネラリストポジションとして入社に至りました。

20代男性・未経験から人事採用ポジションに転職成功された方の事例

【今回の成功者】
Kさん、20代後半、1社経験
<転職前>上場会社、年収510万円
<転職後>上場会社、年収450万円

営業職として就業していたKさんは、学生時代から強く興味を持っていた人事職への想いを捨てきれず、キャリアチェンジを目指して転職活動を開始されました。
Kさんはなぜ人事にキャリアチェンジをしたいのか?なぜその企業を志望しているのか?という点が非常によく固まっていた事もあり、応募した求人数も少ない中でご志向性に非常にマッチした企業様からの内定獲得となりました。

未経験業務へのチャレンジという事で非常に不安が大きい中での転職活動となりましたが、現職と同業界という事で事業内容に対する理解や、どの様な人材を求めているのかというイメージが付きやすかった事が大きな決め手になったとの事でした。


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人事職の転職で悩んでいるなら相談しよう

働き方が多様化した現代において、転職は当たり前の手段になっています。
希望通りの転職を成功させるために、意識的にキャリアを積み上げて市場価値を高める必要があります。

ひとくちに人事職と言っても企業規模によっては、採用担当でありながら労務の給与計算まで担うケースがあるため、経験とスキルに合わせて会社を選ぶ必要があります。
自身のスキルや得意分野とは異なる職場を選択してしまうと、仕事で思うように力が発揮できず結果として転職に失敗してしまうかもしれません。

自身の適性や会社との相性をしっかりリサーチしながら転職活動を続けるのは、なかなか容易なことではありません。
弊社MS-Japanでは、会社とのミスマッチのリスクを減らすため、一人ひとりのスキルや趣向を把握した上で転職のプロフェッショナルが求人案件をご紹介しております。

この記事を監修したキャリアアドバイザー

平山 裕美子

大学卒業後、在学中のアルバイト経験から塾業界へ進み、教室長として教室統括・運営に携わる。
その後MS-Japanにキャリアアドバイザーとして入社し、管理部門職種を幅広く、主に若手のスタッフ層を担当。
現在は人事・総務・社会保険労務士の領域に特化。

人事・総務 ・ 社会保険労務士事務所 を専門領域として、これまで数多くのご支援実績がございます。管理部門・士業に特化したMS-Japanだから分かる業界・転職情報を日々更新中です!本記事を通して転職をお考えの方は是非一度ご相談下さい!

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