社労士の年収事情。年齢や働き方別の年収を詳しく解説

社会保険労務士事務所
年収
2020/10/14

社労士の年収事情。年齢や働き方別の年収を詳しく解説

【社労士の現実】資格取得で年収は上がるのか?

国家資格である社会保険労務士は、その実用性の高さから人事・労務担当者に人気の資格ですが、合格率も低く難易度の高い試験です。資格取得後は、社会保険労務士事務所や事業会社の人事・労務、また独立開業など幅広いキャリアの選択肢が見込めるでしょう。この記事では、社会保険労務士の資格取得者の年収事情を詳しく解説していきます。


社会保険労務士の平均年収

厚生労働省の「令和元年賃金構造基本統計調査」によると、雇用されている社会保険労務士の給与は、男性平均が月36.1万円、女性平均が月28.6万円です。また賞与に関しては、男性は年間80.5万円、女性は年間90.5万円。
年収の目安として、男性の勤務社労士は年収512万円、女性の勤務社労士は年収434万円です。(男性の平均年齢は41.8歳、女性の平均年齢は44.4歳)

まずは転職エージェントに無料相談する

勤務社労士の年齢別の年収

下記は、「令和元年賃金構造基本統計調査」で発表されている社会保険労務士の年代別の給与額です。

社労士(男性)の年齢別給与

年齢 所定内給与額(千円) 年間賞与その他特別給与額(千円)
30~34歳 408.6 670
35~39歳 294.2 936.4
40~45歳 353 697.8
45~49歳 387.6 758.7
60~64歳 580.9 1377.8
70歳~ 250 450

社労士(女性)の年齢別給与

年齢 所定内給与額(千円) 年間賞与その他特別給与額(千円)
30~34歳 181.9 605
35~39歳 302.7 901.6
40~45歳 313.7 601.9
45~49歳 281.7 637.9
50~54歳 283.1 1573.6
55~59歳 293.2 1914.8
70歳~ 190.1 900.4

MS Agentに登録している社労士の年代別年収

2019年度の年代別の年収を詳しく見ていきます。
・29歳以下 383万円(最小値:100万円 最大値:800万円 中央値:365万円)
・30歳~34歳 442万円(最小値:100万円 最大値:1,920万円 中央値:400万円)
・35歳~39歳 471万円(最小値:130万円 最大値:900万円 中央値:450万円)
・40~44歳 534万円(最小値:80万円 最大値:1,400万円 中央値:490万円)
・45歳~ 623万円(最小値:40万円 最大値:2,700万円 中央値:550万円)

年収1,000万円を超える高所得者は、社労士の資格だけでなく、弁護士や公認会計士の資格取得者で、法律事務所や監査法人などで働かれている方が目立ちます。
以下では、社労士資格のみの所得者で高い年収を稼いでいる方を一部取り上げています。

34歳・男性 年収800万円
大手システム会社の人事として、人事全体の業務(労務・給与社保・採用・教育)の取りまとめ、およびメンバーのマネジメントに従事。

40歳・男性 年収1,400万円
大学院卒業後、社内SEから社会保険労務士法人へ転職。副所長としてメンバーのマネジメントをしながら、自身も担当を持ち給与計算・社会保険手続き等の労務に関する手続き業務から各種人事制度の構築~運用~改定まで対応。

56歳・男性 年収1,000万円
税理士法人で、人事企画・人事労務、採用、人事システム構築、スタッフマネジメントまで携わり、定型業務からスポットで発生する業務の企画・実行・取りまとめなど幅広い業務に従事。

まずは転職エージェントに無料相談する

勤務型社労士の年収(企業・社労士事務所)

企業や社会保険労務士事務所などに勤務する社労士のメリットは、安定した収入が得られるという点です。勤務型社労士は、一般企業に勤めるサラリーマンと同じく、正社員として安定した年収を維持できます。
年収数千万円といった高額年収はなかなか見込めませんが、リスクを避けながら社労士として安定して仕事をしたい場合、勤務型社労士は最適です。

企業に勤める社労士

企業に勤める社労士は、人事・労務業務を担うことがほとんどです。
社労士に対する評価制度などが充実している企業は多く、社労士資格を持っていることで、中核部署への異動なども期待できるでしょう。
自社内で起こる労働問題を未然に防ぐ役割も期待され、企業における活躍の場は広いです。

しかし、資格さえ持っていれば、それだけで年収が大幅にアップすることは期待できません。資格手当を出す一般企業であっても、月あたり5,000円~1万円ほどのアップにとどまることが多いです。
そのため年収をアップさせるには、社労士の資格を活かしつつ、所属する企業の利益を第一に考えたアドバイスを行い、企業内での評価を高め、存在感を向上させることが重要といえます。
企業内で労務管理の専門家としてキャリアを積んでいき、ポジションが上がれば、自然と年収もアップしていくでしょう。

社会保険労務士事務所

個人事務所もしくは社労士法人に雇われて業務を行う社労士は、通常の一般従業員として働く場合と、パートナー社員として働く場合で待遇が変わってきます。
一般従業員として働く場合、所属する社労士事務所が契約している顧問先の企業を複数社担当して、社会保険の手続きや簡単な労務相談などを行うのが基本的な業務です。
一般従業員として働く社労士は、独立前の修行などを目的に働くことも多く、スキル的には未熟なケースが多いといえます。年収の額についても、特別高額になることは期待できないでしょう。
一方、一般企業でいうところの執行役員や取締役であるパートナー社員になると、報酬は高額になることが多いです。法人化された社労士事務所では、実務経験が豊富で、スキルの高い社労士がパートナー社員として複数人在籍しています。
業務内容は企業の相談業務や、事務所内の一般社労士のマネジメント業務が中心となる場合が多いです。

まずは転職エージェントに無料相談する

開業社労士の年収

開業社労士は、労務管理の専門職のいない企業から、従業員の社会保険の手続き業務、相談業務などを受注し、報酬を得ています。
開業すると顧客との関係を一から作るのが基本です。そのため、開業して間もない社労士だと、契約企業が少ないために、年収が100~200万円程度にとどまるケースもあります。 しかし、勤務社労士とは異なり、契約企業数を増やすほど自分の報酬がアップするのが開業社労士の魅力といえます。

開業社労士の報酬には、顧客企業と1回だけの契約を結ぶ単発型の報酬と、顧問契約を締結して業務を受注する継続型の報酬の2種類があります。
報酬を安定的に向上させるには、毎月必ず収入が発生する顧問契約してくれる企業を増やすことがポイントです。企業と顧問契約を結ぶには、契約を得るための営業力、人事や労務に関する提案力、さらに自己の価値を高めるブランディング力が重要です。開業社労士の年収がどのくらいになるのかは、本人の実力次第です。

まずは転職エージェントに無料相談する

不況時の社労士の求人動向

社労士事務所の求人は、コロナ以前と比べて大きな変化は見られず、あまり不況の影響を受けにくいといえるでしょう。むしろ、新型コロナウイルスの感染拡大により、事業所閉鎖に伴う休業補償や、テレワーク、時差出勤など様々な労務管理上の対応が求められる中、社労士への相談は増えてきています。不況時は、助成金などのコンサルティングができる社労士はかなり忙しくなります。

まずは転職エージェントに無料相談する

まとめ

社労士の資格を取得すれば安定した年収が見込める一方、それだけでは1,000万円以上の年収を稼ぐのはなかなか厳しいといえるでしょう。また、社会保険労務士事務所と企業の年収を比べると、一般的には企業の方が年収は高いケースが多いです。社労士として独立開業を目指したい方、プロフェッショナルなスキルを高めたい方は、社会保険労務士事務所でキャリアを積むことをおすすめします。
社会保険労務士事務所は、不況の影響を受けにくく、MS Agentでも多くの求人がございます。「キャリアを相談したい」「どんな求人があるか見てみたい」という方は、是非お気軽にお問い合わせください。

まずは転職エージェントに無料相談する

会員登録すると、キャリアのご相談や非公開求人のご紹介、履歴書の自動生成などの様々なサービスをご利用いただけます。

会員登録すると、キャリアのご相談や非公開求人のご紹介、履歴書の自動生成などの様々なサービスをご利用いただけます。

初めてご訪問の方へ

管理部門特化型エージェント No.1
MS-Japanのサービスをご覧ください!

キャリア診断

アドバイザーが直接あなたの可能性を診断!