人事の職務経歴書を書く時のポイントは?自己PRも例文を紹介
人事は、企業の規模や業界の慣習によって、業務内容が異なります。
これまで自分が経験してきたことを活かすためには、企業に採用されることだけを意識するのではなく、入社後のミスマッチを防ぐ意識が重要です。
応募先の採用担当者に誤解を与えず、なおかつ自分の能力・経験をアピールするためには、担当業務や過去に挑戦してきたことについて詳細に記載することが大切です。
この記事では、人事が職務経歴書を書く際のポイントについて、自己PRの例文にも触れつつ解説します。
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目次
- まずは人事の求人をご確認したい方はこちら
- 人事が職務経歴書を記載する際のポイント
- 人事が職務経歴書に記載すべき内容
- 【例文】人事の職務経歴書のサンプル
- 人事の職務経歴書自己PR欄には何を書く?
- 【例文】人事経験者の自己PR
- 【例文】人事未経験者の自己PR
- 人事の職務経歴書で自分の実績はどう示す?
- 人事の職務経歴書は転職エージェントに添削してもらおう!
- まとめ
人事が職務経歴書を記載する際のポイント
定量的に成果を説明できる営業・販売職と比較して、人事がこれまでの実績を職務経歴書の中で表現するのは、意外と難しいものです。
人事として、自分がどのような仕事をしてきたのかアピールする上では、以下のポイントを押さえることが重要です。
○分かりにくいからこそ「定量化」を試みる
定量化が比較的難しいとされる人事分野でも、何らかの指標をもとに改善策を講じた経験はあるはずです。
応募先企業の規模・担当する職域を踏まえて、採用担当者が欲しがる情報を盛り込みましょう。
人事の場合は、人材育成が売上・顧客満足度に与えた影響や、新制度の導入にともなう成果について述べるとよいでしょう。
採用業務での目標達成率や離職率の低下、労務業務での生産性向上につながった施策・給与計算等を担当した社員数などを記載します。
○実務レベルを具体的に説明する
応募する企業のニーズに合わせて、自分の実務レベルを具体的に説明できると、採用担当者の興味をひくことができます。
例えば、労基対応や安全管理者業務など、法令にかかわる内容について記載すると良いでしょう。
制度構築や改訂に携わった経験がある場合は、どの制度についてなぜ改訂したのか、その背景を説明しつつ自分が担当した仕事をまとめます。
有資格者であれば、社労士・キャリアコンサルタントなど、取得している資格についても触れましょう。
○年数は武器になる
企業規模によって、人事は専門的に一つの仕事を掘り下げる場合と、複数の職域を横断的に経験する場合があります。
応募先で担当する職域が決まっているなら、その職域を中心に実績をアピールしましょう。
業務内容ごとの経験年数を記載すれば、それぞれの習熟度を具体的に伝えることができます。
人事が職務経歴書に記載すべき内容
人事として転職する際、職務経歴書に記載すべき内容は、主にどの職域を任されていたのかによって変わってきます。
以下、すべての職域で共通するポイントと、経験した職域によって書き分けたいポイントについて解説します。
○すべての職域で共通するポイント
すべての職域に言えるポイントとして、人事の場合は対人能力に触れておきましょう。
幹部候補の求人などは、「過去の経験職域以外の業務」を担う可能性もあり、横断的に活かせる対人能力は必要不可欠です。
よって、折衝・調整・コミュニケーションに関するスキルや経験については、どんなささいなことでも触れるようにしましょう。
特に、人事未経験者が転職を検討している場合は、対人能力を磨いたエピソードに触れるなど、これまでの経験と人事の仕事とのつながりを説明することが大切です。
○経験した職域によって書き分けたいポイント
採用・教育・労務・評価など、これまで人事として経験した職域を棚卸しし、応募先企業で求めている職域について、掘り下げて記載しましょう。
職域別に業務内容を書き分け、業務経験年数や数字を根拠にした実績、心がけていたことなどをまとめます。
○組織構成や自己啓発についても触れておくとよい
複数の企業で勤務した経験がある場合は、企業ごとに組織構成に触れつつ、それぞれの企業規模や部署人数などを記載します。
どれくらいの規模感の職場で働いた経験があるのか、採用担当者がボリューム感を把握できるためです。
人事は「人」を扱う部門であり、人材教育の職域では従業員の成長を促します。
そのため、自分自身も人として成長を続けていることをアピールする意味で、資格取得のための努力を行っているなど、どのような自己啓発を行っているのかについても触れましょう。
【例文】人事の職務経歴書のサンプル
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人事を含め、さまざまな管理部門の転職支援をおこなってきました。その経験や知識を活かして、登録者様を対象に職務経歴書の添削を無料で行っています。
下記ページでは、人事・総務を対象に職務経歴書作成のポイントやサンプルをご紹介しています。
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人事の職務経歴書自己PR欄には何を書く?
職務経歴書をまとめる際に、多くの人が「自己PR欄」に何を書くべきか迷うのではないでしょうか。
しかし、以下の3点に絞って内容をまとめていれば、採用担当者が判断する上で問題はありません。
・仕事に取り組む上で意識してきたこと
・自分の仕事のスタイル
自分の仕事のスタイルとしては、「他部署の動きに合わせて動く」や「周囲の負担を緩和できる仕事を心がけている」など、信条としていることを盛り込むとよいでしょう。
その上で、以下の注意点を意識すると、くどさを感じさせずにやる気をアピールできるでしょう。
・どうしても長くなってしまう場合は、1段落につき3~5行程度にまとめ、冗長的にならないよう工夫する
・今後の方向性、目標が具体的に決まっている場合は、そちらも記載する
・調整力等、コミュニケーションに関連するスキルに関しては、エピソードや実績をそえてアピールする
・応募先企業に入社後の目標等を簡潔にまとめる(チャレンジしたいこと、強化したい分野など)
【例文】人事経験者の自己PR
人事経験者が自己PRを作成する場合、端的にスキル等をアピールできる人材ほど、採用担当者が魅力を感じやすくなります。
以下、例文をご紹介します。
前職において、自動車ディーラーにおける人材採用を5年、労務を3年経験しました。総務職との兼任だったため、備品管理や書類保管なども行っていましたが、他の社員から必要な書類が見つかりにくく困っている、マニュアルの管理をどうすればよいのかなど、相談を受けることが多々ありました。
そこで社内wikiの構築に携わり、ナレッジの共有化を図るとともに、社員の能動的な情報管理を加速化しました。人事を企業の潤滑油としてとらえる貴社のスタンスにフィットできるよう、このような経験を活かしたいと思っております。
【例文】人事未経験者の自己PR
人事未経験者が自己PRを構成するにあたり、もっとも注力すべき点は、自分の意欲と適性を伝えるエピソードを用意することです。
以下、例文をご紹介します。
○○県の転職メディア▲▲で企画営業を7年担当し、3年目で主任職、5年目で係長職を拝命しました。成績が伸び悩む部下育成に注力する機会をいただき、部下自身のモチベーション上昇を意識した指導を行うことで、当時の部下5人の売上を前年比160%まで伸ばすことができました。
その経験から、部下育成や才能の発掘に興味を持ち、今回は未経験ながら人事職を志望した次第です。
これまでも新たな業務を任せていただいたときは、コミュニケーションを大切にしながら、いち早く戦力となれるよう取り組んでまいりました。未経験のため、最初はご迷惑をおかけてしてしまうこともあるかと思いますが、貴社でも早期に戦力となれるように尽力致します。
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人事の職務経歴書で自分の実績はどう示す?
職務経歴書の中で、自分の人事としての実績をアピールするには、読み手がイメージしやすい要素を示すことが重要です。
過去に経験した業務について、詳細かつ網羅的な記載ができると、採用担当者は「自信のある分野がある人なのだ」と判断するでしょう。
現在の職場が分業制の場合は、すべてを自分で行っていたかのような誤解を与えないために、担当した分野について記載します。
どんな業務について、どこまで網羅しているのかの指標になるため、入社後のギャップを防ぐためにも正確に記載しましょう。
企業情報の記載に関しては、資本金・上場区分・事業内容といった情報を記載して、規模感を伝えます。
情報を記載する際は、できるだけ定量的な記載を心がけましょう。
人事の職務経歴書は転職エージェントに添削してもらおう!
職務経歴書の執筆にあたっては、転職エージェントの添削を活用することをおすすめします。
客観的に応募書類を見てもらうことで、成功率を高めることにつながります。
転職では、今までどのような業務を経験して、どんな成果を出していたかが問われます。
人事の場合、これまでの実績を定性的・定量的に示すことが難しい職種であることから、アピールには文才が必要になるのです。
人事をはじめとする管理部門や士業特化型の転職エージェントである、MS-Japanのエージェントサービス「MS Agent」をご利用いただければ、専門のキャリアアドバイザーが、求職者の方のキャリアの棚卸し・将来活躍するビジョンの構築をお手伝いいたします。職務経歴書の添削も、キャリアアドバイザーにお任せください。
MS-Japanに無料会員登録いただくと、応募書類の添削はもちろん、面接対策や求人の紹介といった面でもサポートが可能です。
自分の経歴で応募できる求人を選定し、内定獲得に向けて対策することができ、効率良く転職活動を進めていけるメリットがありますから、ぜひ会員登録をご検討ください。
まとめ
人事の転職における職務経歴書作成は、実績のアピールが難しい職種だからこそ、的確に実績の定量化や実務レベルの説明ができれば、面接に進む確率が高まります。
自己PRは、文章力が要求されるポイントですが、これまでの実績を端的に伝えるよう意識することで、文章がまとまりやすくなるでしょう。
文章の添削が必要だと判断した場合は、転職エージェントの添削を受けることで、より効率的に転職活動を進められるはずです。
人事の転職や職務経歴書の書き方について、より詳しいノウハウを知りたい方は、以下の記事もおすすめです。
この記事を監修したキャリアアドバイザー
大学卒業後、現職(MS-Japan)へ入社。
入社後は、RA(リクルーティングアドバイザー)として100社以上を担当し、業界問わずスタッフクラス~管理職クラスまで幅広い中途採用支援に従事。
異動の機会をいただき、2021年4月からCA(キャリアアドバイザー)として、管理部門及び士業領域幅広い方の転職支援に従事しています。
経理・財務 ・ 人事・総務 ・ 法務 ・ 経営企画・内部監査 ・ 役員・その他 ・ 社会保険労務士事務所 ・ 公認会計士 ・ 弁護士 を専門領域として、これまで数多くのご支援実績がございます。管理部門・士業に特化したMS-Japanだから分かる業界・転職情報を日々更新中です!本記事を通して転職をお考えの方は是非一度ご相談下さい!
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