ミドル世代(30・40代)の雇用実態レポート【2024年版】平均年収は572万円で、「3人に1人」が「リモートを必須」を希望
近年、人手不足や年金受給年齢の引き上げなどの影響を受け、「転職は35歳まで」という定説が崩壊しつつあります。
そのため、転職市場にも30代~40代の「ミドル世代」の転職希望者が増加傾向です。
この記事では、士業・管理部門特化型転職エージェント「MS Agent」において、2023年10月~2024年9月に登録のあった30代~40代のデータをもとに、「ミドル世代」の雇用実態を調査しました。
ミドル世代の平均年収は572万円
ミドル世代の平均年収は572万円、中央値は500万円です。
年収分布をみると、「400~599万円」がボリュームゾーンで、約4割を占めています。
国税庁が発表した「令和5年分 民間給与実態統計調査」によると、正社員の平均年収は530万円です。
つまり、ミドル世代は平均よりも42万円程度高い年収を得ていると言えるでしょう。
ミドル世代の平均年収は「40代後半」でピークを迎える
次に、ミドル世代の平均年収を年代別に細かく見ていきましょう。
最も高い平均年収は「40代後半」の650万円です。
年代に伴って平均年収も上昇していますが、上昇幅は減少傾向にあります。
【職種・資格別】ミドル世代の平均年収
続いて、職種・保有資格別にミドル世代の平均年収を算出しました。
管理部門では「経営企画」の763万円、士業では「会計士」の1,029万円が、それぞれ最も高い平均年収です。
【男女別】ミドル世代の平均年収
男女別に30代と40代の平均年収を算出しました。
いずれの年代でも、男性の平均年収が女性の平均年収を大きく上回っています。
特に40代では、226万円もの差があり、男女の年収格差が大きいと言えるでしょう。
【エリア別】ミドル世代の平均年収
関東・関西・東海の3エリアと東京都の平均年収を算出しました。
30代・40代いずれの年代でも、東京都が最も高い平均年収であることが分かります。
ミドル世代の求職者が希望する最低年収は「538万円」
ミドル世代の求職者が、転職先に希望する最低年収は「538万円」、中央値は「500万円」です。
現在の平均年収の「572万円」と比較すると、「多少年収が下がっても転職したい」と考えるミドル世代が多いと考えられるでしょう。
続いて、職種・資格別に希望最低年収を見ていきましょう。
現在の平均年収と比較すると、管理部門では約30万円、士業では約150万円の減少を考慮していると考えられるでしょう。
ミドル世代の3割が「リモートワーク希望」
転職先の希望条件として、リモートワークを希望する割合は、全体の3割程度でした。
過半数を超える7割は、リモートワーク「不問」としています。
続いて、フレックス制度に対する希望を調査すると、フレックス制度を希望する人はわずか11.3%でした。
ミドル世代が従事する職種
ミドル世代の勤務先の傾向を見ていきましょう。
まず、管理部門・士業の職種で分類しました。
最多は「経理・財務」の25.2%、次いで「人事・総務」の22.9%です。士業事務所の中では、「会計事務所」が7.1%で最多となりました。
ミドル世代が務める勤務先の業種
続いて、勤務先の業種で分類しました。
「製造」の13.8%、「サービス」の11.9%、「IT・通信」の10.7%が上位3位にランクインし、81.3%が一般企業です。
また、一般企業の上場区分で分類すると、「上場企業」が28.1%、「非上場」が71.9%でした。
役職に就くミドル世代の割合
ミドル世代が就いている役職を年代別に細かく分類しました。
30代前半では、役職のない「一般社員」が69.9%で最多ですが、年代が上がるに伴い、役職者の割合が増えています。
40代後半になると、最多は「一般社員」ですが、割合は31.8%まで減少しています。「課長級」が25.6%に増加し、「部長・次長級」も13.2%いるようです。
調査概要
調査対象:2023年10月~2024年9月に「MS Agent」に登録のあった30代~40代
調査テーマ:「30・40代の雇用実態レポート2024」
調査主体:株式会社MS-Japan
※本調査のグラフ内の構成比は、小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはならない場合がございます。
■■本リリースの転載・利用に関するお願い■■
本調査結果を掲載・利用される場合は、
出典「MS-Japan調べ(https://www.jmsc.co.jp/knowhow/topics/12571.html)」と明記をお願いいたします。
ミドル世代の転職は「MS Agent」にご相談ください
今回は、30代~40代のミドル世代について雇用実態を調査しました。
企業の中でも中堅に位置するミドル世代は、30代後半で約半数が「役職付き」になり、日本における正社員の平均年収と比較して42万円程度高い年収を得ているようです。
近年の転職市場では、20代の若手層だけでなく、ミドル層の求職者も増えています。
ただし、ポテンシャルや熱意を評価される若手層との異なり、ミドル層ではミドル層に合ったアプローチが必要です。
弊社MS-Japanが運営する管理部門・士業特化型転職エージェント「MS Agent」では、30年以上培ったノウハウとネットワークをもとに、ミドル世代を含む幅広い世代の転職活動をサポートしています。
希望条件に合う求人の紹介はもちろん、現職が多忙で転職活動に時間を割きにくいミドル層に対し、応募書類の添削や面接の日程調整・対策、内定後の条件交渉までトータルサポートを提供しています。
すべての転職サポートは無料で、「まずは転職市場動向や、自分の市場価値を知りたい」など、転職しようか迷っている方もご相談いただけます。ぜひお気軽にお問い合わせください。
- #30代の雇用実態
- #40代の雇用実態
- #ミドルの雇用実態
あなたへのおすすめ求人
同じカテゴリの最新記事
弁護士の初任給はいくら?経験年収別・勤務先別の年収や年収アップの方法など
経理は年収が低い?真相を独自データで解説!年収が高い経理の特徴など
経理の転職情報|経理転職のプロMS Agentが徹底解説!
公認会計士の転職ならMS Agent|転職先の選び方やオススメ求人を紹介!
【弁護士も副業をする時代に】おすすめの副業と注意点を解説!
令和6年度弁理士試験合格発表|最新の合格率や合格後の流れを解説!
社会保険労務士(社労士)試験の難易度・合格率は?勉強時間や資格を活かせるキャリアなど
法務の転職・求人|最新の転職市場や転職成功のポイントを解説!
人事の転職ならMS Agent|経験・未経験別の人事転職成功のポイントを解説!
サイトメニュー
業界最大級の求人数・転職支援実績!管理部門・士業の転職に精通した専門アドバイザーがキャリア相談~入社までサポートいたします。
新着記事
求人を職種から探す
求人を地域から探す
セミナー・個別相談会
業界最大級の求人数・転職支援実績!管理部門・士業の転職に精通した専門アドバイザーがキャリア相談~入社までサポートいたします。