【管理部門実態調査】420名に聞いた2023年度最新の給与アップと人事評価の実態とは?
皆さん2023年度に入り人事評価の機会はありましたか?
管理部門の人事評価は、成果が数値で表れづらいなど、他の職種に比べ評価する側も評価を受ける側も難しさを感じることも多いのではないでしょうか。
この記事では、管理部門人材420人を対象に実施した「管理部門の給与アップと人事評価の実態調査」の調査結果をまとめています。
管理部門の皆さまのキャリア形成を考える際にぜひお役立てください。
2023年度給与がアップした管理部門は「43%」
今回の調査では、「新年度に変わるタイミングで、あなたの給与(※)は上がりましたか?」という設問に対し、上がった方は全体の半数以下の43%にとどまりました。
一方で、アップ額については「10,001円以上」の回答者が最も多いという結果となりました。
※基本給に加え一律の手当を含む
また同設問の回答を職種ごとにみた結果が下記のグラフで、唯一「人事」が過半数を超える60%が給与アップしたようでした。
給与アップの理由第一位は「定期昇給」
給与アップ理由の内訳としては、年齢や社歴等に応じた昇給である「定期昇給」が最多の36%、ついで1ポイント差で「ベースアップ」が35%で続くという結果になりました。
また、その他の回答では「諸物価高騰のための救済策」といった時勢の表れる回答も見られました。
人事評価に満足している管理部門は「37%」
続いては、人事評価への満足度に関する調査も実施。制度に満足しているのはわずか37%という結果となりました。
人事評価に不満な理由第一位は「評価基準・目標設定への不満」
管理部門の6割が不満に感じている人事評価制度ですが、不満の理由の圧倒的第一位は78%に選ばれた、そもそもの評価基準への不満である「評価基準や項目目標設定が不明確/不適切/納得できない」の選択肢でした。
そして「評価者によるばらつきがあり、質が不適切/不公平」が62%で続く結果となりました。
また、その他の回答では「昇格基準を満たしているが、前が詰まっているという理由で足踏みになっている」「間接部門の評価が蔑ろにされている」など、管理部門職種の評価の難しさなどが表れる回答がありました。
管理部門の人事評価方法は、目標設定に関する施策が上位に
一方本調査では、人事評価の方法についても調査を行いました。
「目標設定時の面談がある」が最多の43%、ついで「目標設定に定量化された項目がある」が38%で続き、上位に目標設定に関する評価施策が並びました。
また、人事評価を受けた方に複数選択可の方式で回答を集めた本項目では、どの項目も半数を超えない回答数となったことから、管理部門の評価制度は会社によって評価方法がばらけており、画一的なものが少ないこと、また評価方法として設定している方法が少ないことなどが考えられる結果となりました。
調査概要
調査方法:WEBアンケート
調査対象:管理部門職種の全国の男女
調査テーマ:「管理部門の給与アップと人事評価の実態調査」
有効回答数:420名
調査実施日:2023年4月24日~4月30日
調査主体:株式会社MS-Japan
※本調査結果を掲載される場合は、
出典「MS-Japan調べ」(URL:https://www.jmsc.co.jp/knowhow/topics/12211.html)
と明記をお願いいたします。
管理部門人材のキャリアアップは、専門アドバイザーへのキャリア相談がおすすめ
今回の調査では、2023年度は管理部門の約4割の方が給与アップした一方で、人事制度には7割を超える方が不満に感じていることがわかりました。
管理部門の人事評価は、成果が数値で表れづらいなど、他の職種に比べ評価する側も評価を受ける側も難しさを感じることも多いといわれていますが、会社内での昇進だけでなく、広く今後のキャリア形成について考えていくことで、自分の業務が正当に評価される環境を得られる場合もあります。
今後のキャリアを考えていく際には、管理部門のキャリアに詳しいアドバイザーにキャリア相談をしてみるのもおすすめです。
弊社は管理部門と士業に特化した転職エージェントです。 今回ご紹介した、経理・人事・法務・経営企画・内部監査などの管理部門職に加え、弁護士、公認会計士、税理士などの資格者の方を専門にキャリアのサポートをしてまいりました。
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