2024年01月04日

2024年版平均年収ランキング【管理部門・士業】職種別・業種別・男女別・年代別など

管理部門・士業の転職 管理部門・士業の転職

この記事では、2023年1月~2023年12月の「MS Agent」登録者データをもとに、2024年における管理部門と士業の平均年収を解説します。

職種別・業種別・男女別・年代別・エリア別に平均年収をまとめ、前年2022年のデータと比較しながら、景気変動も推察していきます。

【2024年最新版】管理部門・士業の平均年収

平均年収(万円) 前年からの増減(万円)
2023年 2022年
管理部門職種 571 568 3
士業 884 881 3
士業事務所スタッフ 459 454 5

2023年における管理部門・士業の平均年収は、「管理部門」571万円、「士業」884万円、「士業事務所スタッフ」459万円です。
全体から見ると2022年から1万円ダウンしており、平均年収の回復・景気回復の兆しは見えていないと言えるでしょう。


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【職種・資格別平均年収】2023年・2022年比較で半数が上昇

職種・資格 平均年収(万円) 前年からの増減(万円)
2023年 2022年
経理 553 536 17
人事 538 540 -2
法務 693 724 -31
経営企画 769 772 -3
内部監査 785 771 14
公認会計士 977 929 48
弁護士 896 970 -73
税理士 756 775 -19
会計事務所スタッフ ※ 444 433 12
監査法人スタッフ ※ 640 625 15
法律事務所スタッフ ※ 457 461 -4
社労士事務所スタッフ ※ 419 409 10
特許事務所スタッフ ※ 439 - -

※ 公認会計士、弁護士、税理士資格保有者以外

次に、管理部門・士業の職種・資格別平均年収を前年と比較しました。
2023年と2022年を比較し、平均年収が上昇した職種は、「経理(17万円アップ)」、「内部監査(14万円アップ)」、「公認会計士(48万円アップ)」「会計事務所スタッフ(12万円アップ)」、「監査法人スタッフ(15万円アップ)、「社労士事務所スタッフ(10万円アップ)」の6職種で、この他6職種では下降傾向です。


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【職種・資格別平均年収ランキング】士業1位は公認会計士、管理部門1位は内部監査

順位 職種 平均年収(万円)
1 公認会計士 977
2 コンサルティングファーム FAS・財務系コンサルタント 945
3 弁護士 896
4 コンサルティングファーム 経営・戦略コンサルタント 885
5 コンサルティングファーム IPOコンサルタント 811
6 内部監査 内部統制 800
7 経営企画 経営企画 798
8 内部監査 内部監査 787
9 監査法人スタッフ アドバイザリー 777
10 金融 ミドル(リスク管理、契約フォロー等) 770
11 税理士 756
12 経営企画 事業企画 738
13 コンサルティングファーム 内部統制コンサルタント 722
14 法律事務所スタッフ 外資系 716
15 会計事務所スタッフ 国際業務 711
16 法務 法務 699
17 法務 知的財産 686
18 経理・財務 管理会計 678
19 法律事務所スタッフ 企業法務 648
20 金融 フロント(顧客対応) 624
21 監査法人スタッフ 監査 619
22 コンサルティングファーム 組織・人事コンサルタント 617
23 会計事務所スタッフ コンサル・アドバイザリー 605
24 経理・財務 財務 604
25 コンサルティングファーム コンサルタント(その他) 594
26 特許事務所スタッフ 科学・バイオ・製薬系 586
27 コンサルティングファーム IT・システムコンサルタント 570
28 金融 バック(金融事務/バックオフィス) 570
29 人事・総務 人事 551
30 特許事務所スタッフ 商標・意匠系 549
31 金融 金融(その他) 533
32 経理・財務 経理 491
33 人事・総務 総務 491
34 会計事務所スタッフ 資産税 485
35 社労士事務所スタッフ コンサルティング 485
36 会計事務所スタッフ 金融 481
37 法律事務所スタッフ 総合型 450
38 特許事務所スタッフ 機械・メカトロ・構造系 449
39 会計事務所スタッフ 税務会計 433
40 法律事務所スタッフ 一般民事 419
41 会計事務所スタッフ 医療・介護等 418
42 法律事務所スタッフ 法律事務所スタッフ(その他) 415
43 特許事務所スタッフ IT・通信・電気・電子系 404
44 社労士事務所スタッフ 給与計算・社会保険 401
45 会計事務所スタッフ 会計事務所スタッフ(その他) 321

※士業事務所スタッフ/コンサルティングファームは、公認会計士/弁護士/税理士保有者以外

管理部門・士業の職種・資格別平均年収ランキングのトップ5は、1位が「公認会計士」997万円、2位「FAS・財務系コンサルタント」945万円、3位「弁護士」896万円、4位「経営・戦略コンサルタント」885万円、5位「IPOコンサルタント」811万円です。

トップ10には、「コンサルタント」が3職種、「士業」が2職種、「内部監査」「経営企画」が2職種ずつ、「監査法人スタッフ」が1職種ランクインし、管理部門の職種で最も平均年収が高かったのは、6位の内部統制でした。


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【男女別平均年収】女性の平均年収は管理部門のみ上昇傾向

平均年収(万円)
男性 女性
全体 595
(595)
440
(439)
管理部門 660
(658)
464
(459)
士業 923
(898)
777
(832)
士業事務所スタッフ 512
(496)
404
(404)

※()は昨年の平均年収

次に、男女別平均年収を見ていきましょう。
管理部門・士業全体では、「男性」が595万円、「女性」が440万円でした。

詳しく見ていくと、管理部門の「男性」が660万円、「女性」が464万円、士業では、「男性」が923万円、「女性」が777万円、士業事務所スタッフでは、「男性」が512万円、「女性」が404万円です。

男性の平均年収は、2022年と比較して管理部門、士業、士業事務所スタッフの3職種とも上昇傾向ですが、女性は上昇傾向だったのは管理部門のみでした。


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【年代別平均年収】最高平均年収となるのは50代・60代以上が多い

年代 平均年収(万円)
全体 管理部門 士業 士業事務所スタッフ
20代以下 387
(375)
411
(386)
794
(712)
383
(374)
30代 512
(503)
523
(507)
853
(862)
456
(448)
40代 604
(601)
606
(610)
960
(955)
498
(481)
50代 744
(706)
762
(712)
963
(933)
538
(534)
60代以上 747
(749)
761
(763)
751
(856)
683
(532)

※()は昨年の平均年収

続いて、年代別平均年収を集計しました。
管理部門・士業全体では、「20代以下」387万円、「30代」512万円、「40代」604万円、「50代」744万円、「60代以上」747万円と、「60代以上」で最高平均年収となることが分かります。

管理部門は、最高年収が「50代」762万円、次点が「60代以上」761万円となりました。
士業では、「50代」963万円が最高年収で、「60代以上」は751万円と減少しています。
士業事務所の最高平均年収は「60代以上」683万円で、年代とともに平均年収が上昇することが分かりました。


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【業種別平均年収ランキング】

順位 業種 平均年収(万円) 前年からの増減(万円)
2023 2022
1 監査法人 814 793 21
2 法律事務所 723 745 -22
3 メディカル・バイオ 697 702 -4
4 コンサルティング 642 578 65
5 エネルギー・インフラ 621 588 33
6 金融 614 626 -12
7 製造 593 571 21
8 商社 591 551 40
9 WEB・インターネット 568 604 -35
10 特許事務所 551 474 77
11 マスコミ・広告業界 549 564 -15
12 IT・通信 531 552 -20
13 建築・不動産 511 511 0
14 流通・小売 474 469 5
15 サービス 465 462 3
16 会計事務所 441 462 -21
17 医療・福祉 437 452 -15
18 社会保険労務士事務所 401 384 17
19 その他士業事務所 378 424 -46

2023年の平均年収を業種別にランキング形式でまとめました。
トップ5は、「監査法人」814万円、「法律事務所」723万円、「メディカル・バイオ」697万円、「コンサルティング」642万円、「エネルギー・インフラ」621万円です。

2022年と比較すると、トップ3の順位変動はありませんでした。
「コンサルティング(65万アップ)」と「エネルギー・インフラ(33万アップ)」は2022年でトップ5以下でしたが、平均年収が大きく上昇し、「金融(12万円ダウン)」「WEB・インターネット(35万円ダウン)」を押しのけてランクインしました。


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【エリア別平均年収】

順位 エリア 平均年収(万円) 前年からの増減(万円)
2023 2022
1 関東 567 564 3
2 東海 463 482 -19
3 関西 460 471 -11
4 中国・四国 433 409 24
5 九州 429 420 9
6 北海道・東北 429 427 1
7 北陸・甲信越 422 436 -14

最後に、エリア別平均年収ランキングをご紹介します。
トップ3は「関東」567万円、「東海」463万円、「関西」460万円です。
「関東」は2022と比較して3万円上昇していますが、2位・3位は減少し、1位との差が開く結果となりました。


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調査概要

2023年1月~12月に人材紹介サービス「MS Agent」に登録のあった管理部門・士業
調査主体:株式会社MS-Japan
※本調査では公認会計士、弁護士、税理士の資格保有者以外の士業事務所勤務者を士業事務所スタッフとして集計しています。
※本調査の平均年収は、小数点以下第1位を四捨五入しています。

■■本リリースの転載・利用に関するお願い■■
本調査結果を掲載・利用される場合は、
出典「MS-Japan調べ(https://www.jmsc.co.jp/knowhow/topics/12399.html)
と明記をお願いいたします。

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今回は、弊社「MS Agent」の登録データをもとに、2023年の平均年収について解説しました。
ご紹介したデータを見て、自身の年収が平均より低いと感じた方や、自身の職種が前年比で大幅に減少していた方も多いでしょう。
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