2024年10月03日

会計事務所は残業が多い?残業が多い・少ない事務所の見分け方や働き方改善事例など

管理部門・士業の転職 管理部門・士業の転職

会計事務所で働く多くの人々が直面する課題の一つが、「残業」です。
現在勤めている会計事務所の残業に悩んでいる方や、残業時間が多いとの噂を聞いて会計事務所への転職を躊躇している方も多いのではないでしょうか。

この記事では、会計事務所における残業時間の相場を解説し、残業が多い事務所を避けるためのポイントをご紹介します。

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会計事務所(会計・税務)の求人情報

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会計事務所の残業時間

会計事務所の残業時間は、人員数や担当業務の内容によって異なりますが、月30~40時間程度が一般的です。
しかし、繁忙期においてはこの限りではなく、残業時間が大幅に増加します。

会計事務所の繁忙期は、年末調整や確定申告、決算業務が集中しやすい11月後半から5月までの期間です。
大まかなスケジュールとしては、11月頃から年末調整の依頼が増え、12月から1月には法定調書の提出、1月から2月には12月期の法人決算と確定申告の準備が始まります。
また、2月16日から3月15日までは個人の所得税確定申告の時期が重なります。

さらに、日本では3月決算の企業が多く、5月までに決算と納税を行わなければならないため、4月から5月いっぱいまで繁忙期が続くことが一般的です。
一方、6月から11月は閑散期となり、定時で退社できる日が多くなるため、勉強やスキルアップに励む時間を確保しやすくなります。

会計事務所への転職を検討している方は、特に残業時間が気になる場合、転職活動時に具体的な残業時間の実態を確認することが重要です。
事務所によっては残業が少ないところもありますが、繁忙期には残業が避けられないと言えるでしょう。事前の情報収集を徹底し、自分のライフスタイルに合った職場を選ぶことが大切です。

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残業が「多い」会計事務所の見分け方

ここでは、残業が多い会計事務所を見分けるチェックポイントをご紹介します。

業務の分担や効率化ができているか

有資格者が単純な入力作業や事務作業を担当するなど、アシスタント職を適切に活用していない事務所は業務効率化に消極的だと考えられます。
また、ITツールの導入が進んでいない事務所も、業務が非効率的であるケースが多く、残業が発生しやすいと言えるでしょう。

事務所内の雰囲気が悪くないか

事務所内の雰囲気によって、業務でスムーズな連携が図れるかどうかが左右されます。また、個人のモチベーションにも大きな影響を与えるでしょう。
また、連日の長時間に及ぶ残業により、心身ともに疲弊していることで、事務所内の雰囲気が悪化している可能性もあります。

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残業が「少ない」会計事務所の見分け方

次に、残業が少ない会計事務所を見分けるためのチェックポイントをご紹介します。

効率的な業務体制が整っているか

例えば、複数名の税理士や会計士が所属している事務所は、業務の分担がしやすく、個々の負担が軽減されるため、残業が少なくなります。
また、アシスタント職や事務職の人員が豊富で、有資格者が専門的な業務に集中できる体制が整っている事務所は業務効率化ができていると言えるでしょう。
ITツールの活用や業務プロセスの見直しに積極的な事務所も効率的な業務体制が整っているといえます。

継続的な案件が多い

次に、業務量や内容が安定している事務所も比較的残業時間が少ない傾向です。
継続的に案件を受けているクライアントばかりであれば、業務量が予測しやすく、急な業務増加が少ないと考えられるでしょう。
対して、スポット案件が多い事務所の場合は、業務量の変動が大きく、残業も発生しやすいと考えられます。

多様な働き方ができるか

在宅勤務やフレックスタイム制度など、働き方の選択肢も重要なチェックポイントです。
弊社MS-Japanが運営する「MS Agent」で2023年に掲載した税理士求人の内、約半数は在宅勤務制度が導入されています。このデータは企業内税理士も含まれるため、正確な数ではありませんが、働き方改革やコロナウイルス流行の影響を受け、在宅勤務できる会計事務所の数も増えています。
在宅勤務が導入されている会計事務所では、通勤時間が削減され、仕事とプライベートの両立がしやすくなるため、結果として残業が減少する傾向があります。

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働き方改善に成功した会計事務所の転職事例

ここでは、「MS Agent」を利用して働き方改善に成功した転職事例をご紹介します。

ライフイベントを経ても継続できる環境へ転職した科目合格者の事例

Tさん(31歳/女性)
転職前:10名規模の税理士法人(年収:380万円)
転職後:60名規模の税理士法人(年収:400万円)
資格:税理士科目3科目合格

Tさんが勤めていた税理士法人は、繁忙期以外でも月40時間ほどの残業があり、在宅勤務や時短勤務の制度がない職場でした。また、同僚に結婚や出産を経ている女性がいないことにも、不安を感じていました。
ご結婚で転職の可能性もあったTさんは、結婚・出産後も就業を続けられる環境を求め、在宅勤務やフレックス出勤が可能な職場を探し始めました。
複数社の内定を獲得したTさんは、女性が長期就業しやすい環境であり、スキルアップも可能である60名規模の税理士法人への入社を決断します。
決め手となったのは、育児と仕事を両立する女性税理士の存在でした。最終面接では、両立のために工夫していることや、大変に感じていることなど、ざっくばらんにお話しをする時間を取り、ロールモデルとなる方が身近にいることが決定打になりました。身近に目指す先輩がいることで、就業するイメージが湧いたとのことです。

試験勉強と業務の両立・教育体制を求めて転職した科目合格者の事例

Tさん(25歳/女性)
転職前:中堅税理士法人(年収:400万円)
転職後:個人税理士事務所(年収:400万円)
資格:税理士科目合格者(簿記論 財務諸表論 法人税法 消費税法)

Tさんの前職は、多忙で試験勉強との両立が難しく、仕事の質問もしづらい職場環境だったため、残りの科目合格に向け、教育体制の整った環境を求めて、転職を決意しました。
転職先の個人事務所は温和な雰囲気で、顧客に優良企業を多数持ち、質の高い業務が期待できる点が魅力でした。
所長先生の人柄と教育体制が決め手となり、安心感を持って転職することができました。
中堅以上の会計事務所であれば、様々な案件を数多く経験できますが、業務量が多く、試験勉強時間の確保が難しいケースも多いでしょう。一方で、ネームバリューは低くても優良な個人会計事務所は多くあります。 働き方改善を目的とする場合、ネームバリューだけでなく、希望する働き方ができるかどうかが重要です。

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税理士資格を目指したい場合はパートやアルバイトの方が良い?

税理士資格を目指したい場合はパートやアルバイトの方が良い?

税理士資格取得を目指している場合、勉強との両立のためにパートやアルバイトでの勤務を考える人も多いでしょう。確かに、パートやアルバイトでの勤務は、残業が少なく勉強時間を確保しやすい傾向です。
しかし、必ずしも最良の選択とは限りません。資格取得支援制度のある事務所であれば、パートやアルバイトでなくても、効率よく勉強と仕事を両立させることが可能です。

資格取得支援制度を実施している事務所は、求人票や事務所のWebサイトに詳しく記載されています。
特に、支援内容が具体的に書かれている事務所は、受験生に対する理解が深く、安心して働ける環境が整っていると言えるでしょう。

また、既存スタッフに科目合格者がいる事務所もおすすめです。
科目合格者が在籍している事務所は、現役の受験生が働ける環境が整っていることを示していると言えるでしょう。

無料でプロにキャリア相談

転職エージェントで転職前に残業実態を把握できる!

転職を考える際、求人票に記載されている残業時間や待遇が本当かどうか不安に思う方も多いでしょう。
それらの不安を解決する方法として、転職エージェントの活用がおすすめです。
転職エージェントでは、残業時間や残業代、待遇などの聞きにくい質問を代行することができます。昨年度に何人の従業員が退職したか、主な退職理由は何かなど、気になる情報を事前に確認することが可能です。

また、中途採用では、内定後に給与や待遇面に関する交渉できる場合があります。この条件交渉も、転職エージェントで代行することが可能です。

さらに、転職エージェントでは求人掲載する側の事務所・企業に対してもヒアリンクを行っているため、求人票からは分からない雰囲気や職場環境についても把握しています。上司となる人の人柄や部門内の人員構成など、細かな内部情報を知ることができるでしょう。

弊社MS-Japanが運営する「MS Agent」は、管理部門・士業特化型の転職エージェントとして30年以上の実績があります。長年取引のある優良会計事務所も多く、定期的な面談を通じて事務所の雰囲気や実態を把握しています。
応募先事務所・企業に合わせた応募書類の添削、面接対策などの転職サポートも全て無料で利用可能です。せひお気軽にお問い合わせください。

無料で転職アドバイスを受ける

まとめ

会計事務所は、繁忙期に残業が多くなるケースが多いですが、実際の残業時間数については、事務所の規模や専門分野によって異なります。
残業が多い事務所と少ない事務所を見分けるためには、求人票だけでなく、実際の労働環境や待遇について詳細な情報を得ることが必要です。
特に、残業時間や職場の雰囲気、労働条件について正確な情報を知るためには、転職エージェントの活用が効果的です。

MS-Japanが運営する「MS Agent」は、管理部門・士業特化型転職エージェントとして30年以上の実績があり、会計事務所の内情を詳しく把握しています。すぐに転職をお考えでない場合も、キャリアのご相談や自身の市場価値診断なども可能です。

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この記事を監修したキャリアアドバイザー

小島 亜里紗

大学卒業後、ウェディングプランナー、業界大手で求人広告の企画提案営業を経て、MS-Japanへ入社。
企業担当のリクルーティングアドバイザーを経験した後、現在は転職を考えられている方のキャリアアドバイザーとして、若手ポテンシャル層~シニアベテラン層まで多くの方の転職活動のサポートをしています。
人材業界での経験も長くなり、いつまでも誰かの記憶に残る仕事をしていたいと思っています。

経理・財務 ・ 人事・総務 ・ 法務 ・ 経営企画・内部監査 ・ 会計事務所・監査法人 ・ 役員・その他 ・ 公認会計士 ・ 税理士 ・ 弁護士 を専門領域として、これまで数多くのご支援実績がございます。管理部門・士業に特化したMS-Japanだから分かる業界・転職情報を日々更新中です!本記事を通して転職をお考えの方は是非一度ご相談下さい!

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