会計士に求められるITスキルとキャリアアップ

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2021/02/09

会計士に求められるITスキルとキャリアアップ

会計士に求められるITスキルとキャリアアップ

今やあらゆる企業でIT化は進んでいます。そのため、監査法人やコンサルティングファーム、会計事務所など企業に外部から関わる会計士も、経理や経営企画、内部監査など企業の内部で働く会計士も、ITスキルを身に着けることで市場価値を高めることができます。

そこで今回は、会計士がITスキルを身に付けることで、将来的にどのようなキャリアを選択できるのかという点について、詳しく解説していきます。


会計士にもITスキルが求められる

会計士にITスキルが求められるのは、業務効率や生産性向上だけが理由ではありません。背景にある最も大きな要因は、顧客で企業側のIT化が進んでいることにあります。
多くの企業がIT化を進めることで、業務効率や生産性を高めること、更には各社が持つあらゆるデータを統合・分析・活用して、事業拡大を図る取り組みを始めています。
その中で、監査やコンサルティングの業務で、外部から企業に関わる会計士にとっても、ITに関する理解が必要不可欠になってきました。
これからの会計士は、積極的にITの知識やスキルを身に着けることで、IT化に翻弄されるのではなく、ITを活用できる力を身に着ける必要があります。

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会計士に求められるITスキル例

では具体的にどのようなITスキルが会計士に求められるのか、それぞれの業務についてご紹介します。

●企業の経理や経営企画で求められるITスキル

近年、クラウド型の経理システムを活用することが中小・ベンチャー企業の間で広まってきました。これにより、経理代行サービスではリアルタイムでの記帳が可能となり、さらにスマホカメラのOCR(文字認識)機能を使った領収書の電子化、ソフトウェアの機能を共有するAPI連携なども行えるようになっています。
また、中小・ベンチャーに限らず、大手企業では、SFAやMA、BI、DMP、CDPなど社内データを統合・分析・活用するツールの導入も盛んに行われており、それらを業績予測や経営分析に使うことも行われています。
その他にも、業務効率化や生産性向上の観点で、RPAやAIを駆使した業務設計などに取り組む企業も増えています。

そのため、企業内で経理や経営企画に携わる会計士は、会計システムに加えて新しいツールに関する知識やスキルも求められています。特に実務担当ではなく、企画職や管理職、経営幹部を目指す会計士にとっては、ITスキルが必要不可欠になっています。

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●監査で求められるITスキル

上述の通り、企業側でIT化が進む中、上場企業やIPO準備を中心に監査を行う監査法人、その中で働く会計士も、クライアント企業の経営状態、お金の流れ、IT統制を含めた内部統制を正確に理解するためにITの知識やスキルが必要不可欠です。

特に日々の業務や組織をITによってコントロールおよびモニタリングして、業務・組織に問題がないことをチェックするIT内部統制証明については、ITに関する知見が必要不可欠です。監査法人の会計士は、上場企業ではこのIT内部統制の整備・運用状況が、適切か否かを監査する必要があります。
そのため、会計士が監査を行う上では、IT内部統制に関わるITスキルを最低限保有していることが求められます。IT内部統制のシステム・プロセスを把握できるだけの能力は最低限必要です。

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●コンサルティングで求められるITスキル

企業側がITを活用していく中で、外部から企業の成長を支援するコンサルティングファームで働く会計士も、必然的にITスキルが求められるようになっています。

コンサルティングファームに、企業からITを利用した業務効率化や経営分析の高度化、即時化を図る支援が求められています。その中で、会計士の資格を持つコンサルタントには、会計や経営の知見を含めたIT化の推進をすることが期待されています。旧来からあるERPの導入支援に限らず、ITを駆使して業績拡大を図りたいというニーズに応えていく必要があります。

また、現在ではe-Statをはじめとする膨大な統計データをネット上で拾えます。適切なコンサルティングを行うには、それらを収集した上で、自分なりにデータ分析ツールで解析し、企業にとって有益な情報を提供できる能力も必要です。

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まとめ