2018年12月12日

税理士の求人で働きやすい環境を見つけるためのポイントとは

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一般企業と異なり、定期昇給の精度があまりない税理士法人や会計事務所で働いている方の中には、なかなか増えない収入に不満を持っている方もいるのではないでしょうか。また、ハードワークでプライベートも充実しないという悩みも伺います。
年収アップと自由を得るために「ここは一念発起して独立開業だ!」という方もいらっしゃると思います。しかし、安易な独立開業は禁物です。独立するということは、現在の業務に加えて顧客の開拓が必要なので、無計画に開業して今よりも状況が悪化する可能性もあります。どのようにして、より環境で働きやすい職場を見つければいいのでしょうか。

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税理士にとって、重視する職場環境は人それぞれ

同じ税理士であっても、当然個性や適性があります。よって、一般的には「いい職場」だと思われていても、自分にとって「居心地が悪い」と感じている以上は、その高評価は何にもなりません。

たとえば、「残業がない」ことを重視する税理士もいます。家事・育児・趣味・交友など、プライベートを充実させたいと願っていて、プライベートを維持するための収入を得るために働いている税理士です。昔であれば、仕事によって職場の収益を向上させ、情熱を燃やすことがよしとされ、遊ぶために働くなんて「プロ失格」だと言われましたが、時代の潮目は変わりました。

『ワーク・ライフ・バランス』という言葉が普及して久しい昨今です。かつては社会的に受け入れられていた、家庭を顧みずに身を粉にして働き続ける「仕事人間」の男性よりも、家事や育児に積極的に貢献し、仕事とバランスよく並行できる男性のほうが高く評価されるようになっています。

一方で、仕事にやり甲斐を感じていて、人生の中で相当高い水準で重視する税理士も、なお一大勢力を保っています。繁忙期には残業や休日出勤が多くなっても、時間外手当が確実に支払われて、しっかり稼ぎたいと思っている税理士も少なくありません。稼ぐことも家計を楽にして、家族孝行に繋がるのですから、配偶者・パートナーへの感謝と敬意さえ忘れなければ、十分に成立するあり方です。

また、税理士が真に求められている新しい職場で、感謝されながら社会貢献したいと考える税理士も増えてきました。
確かに、資本力のある大企業を相手にし、顧問契約を続けていれば、収入は安定するかもしれません。それでも、クライアントからほとんど感謝されず、当然のように帳簿管理や税務処理を続けさせられていては、モチベーチョンが下がって仕事へのやる気を喪失してしまう、税理士も少なくないのです。

一方で、税理士から最低料金で最低限の業務しか請け負ってもらえないような、中小零細のベンチャー企業であっても、近い将来に世界中の人々の日常を変革させかねないような技術を支えている可能性もあります。これから開発に取り組もうとするベンチャー企業であれば、「パートナーとして加わりたい」と願う税理士もいるでしょう。
あるいは、経営コンサルティングファームに入って、多くの大企業や外資系企業と関わって、スケールの大きな業務について税務面でサポートを行うことを希望する税理士もいます。

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どのようにして求人を探すのか

些細な差にまどわされないようにするためには、前述したような「重視する職場環境」を明確にすることです。他の中途半端な好条件が並んでいても、そう簡単にはぶれない「軸」をハッキリと据えることで、迷いがなくなります。結果として、最も納得のいく「いい職場」に移ることができるのです。

あなたが生き生きと働いていれば、あなたに依頼したくなる人、採用したくなる人が増えていくはずです。納得して働いていれば、仕事のクオリティも上がり、あなたの仕事に感謝してくれる人も増えます。そうして、あなたの市場価値が向上し、経済合理性も引き上がっていくのです。

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求人情報だけではわからない場合もある

まず、税理士を募集している求人記事や求人広告を探しているだけでも、目移りするほど多くの情報が出てくるでしょう。ここで「通勤時間は、こっちのほうが10分ぐらい短いな」とか、「こっちのほうが給与が少しいいな」といった、些細な差にまどわされてはいけません。

通勤時間はあくまでも目安であって、朝夕のラッシュや渋滞に引っかかっていては実際には大幅なロスが生じます。また、給与などの待遇も、条件が少し違えば大きな差になります。求人情報に記されている給与も、あくまで目安であって、「これだけ残業すれば、最大で○万円も可能」という条件が付記されている場合もあります。

転職エージェントに依頼して、あなたにとって譲れない条件を明示したうえで、適した求人情報をピックアップしてもらうこともできます。一般には公開されていない求人情報も、転職エージェントは独自に把握している場合がありますので、依頼するかどうか迷うぐらいなら、思い切って依頼してみましょう。

転職エージェントは、マンツーマンで就いて転職を支援する事業者です。税理士のような専門家の転職支援は、転職エージェント側としても歓迎されることが多いでしょう。また、面接対策や各種相談などにも応じてもらえます。

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まとめ

現在の税理士にとって、今まで通りに普通に税務に関する代行業などを請け負っていては、なかなか社会的価値が上がらない時代に差しかかっています。税理士としてのスキルを新たな場で使い切る覚悟をするか、それとも家庭や趣味に生きるのか、さまざまな選択ができる時代です。
自分にとって「いい職場」を探すために、転職エージェントも有効に活用してみましょう。

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<参考>
・汐留パートナーズ税理士法人 就職において気を付けるべき「ブラック会計事務所」の特徴

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