2024年04月08日

銀行員の後悔しない転職!強みや転職先、成功のポイントは?

管理部門・士業の転職 管理部門・士業の転職

銀行員のキャリアは比較的安定し、社会的にも信用を得やすい職業です。
しかし、昨今では、銀行員として身につけたスキルや経験を活かし、他の業界へ転職して活躍する人も多くいます。

この記事では、銀行員のよくある転職理由や、アピールできる銀行員の強みキャリアパスなどについても解説します。
後悔しない転職であればチャレンジしてみたいと考えている方は、是非今後の参考にしてみてください。

銀行員のよくある転職検討理由4選

銀行員としてキャリアを積み重ねてきた方が、転職を検討し始める理由を4つご紹介します。

ノルマが厳しい

銀行員は融資や金融商品などのノルマを課せられ、達成できなかったときには強いプレッシャーをかけられます。
ノルマを達成するまでは、いくら断られても新規勧誘をかけ続けなければならず、精神的な辛さを理由に転職を検討する方が少なくありません。

ワークライフバランスの両立が難しい

銀行業界では専門性が求められるため、資格取得を職場から推奨されることもあります。資格取得のための勉強時間を確保するために、プライベートの時間を割かなくてはならない場面もあります。
また、残業だけでなく、週末の飲み会やゴルフなど、古くからの職場の慣習にも振り回されることが多く、ワークライフバランスを取りづらい業界と言えるでしょう。

社風や体制が古い

銀行業界では伝統的に年功序列が根深く存在し、新たなアイデアや手法が評価されにくいことがあります。
上下関係も厳しいことから、よりフラットでオープンな文化を持つ企業への転職を考える方も多くいます。

業界の将来性が不安

インターネットバンキングの台頭により、窓口業務の存在意義が薄れてきたことや、融資判断もAIによるスコアリングに置き換わっていく可能性などにより、銀行業界そのものの将来性の不安を持ち、転職を検討する方も増えています。

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銀行員の強みは?転職で有利?

銀行員は転職に有利な職種であると言われています。では、転職における銀行員の強みは何でしょう。

コミュニケーション能力

銀行員は日常的に様々な業種、業界、役職の方々とのコミュニケーションを行っています。特に、法人営業を経験した銀行員は、経営層との交渉経験も豊富であり、複雑な商談をまとめる交渉力説得力を持っています。
このような高度なコミュニケーション能力は、営業職以外でも、チーム内外での円滑なコミュニケーションを必要とするあらゆる業界で非常に価値のある強みです。

マネーリテラシー

銀行員は、個人顧客から大企業に至るまで、幅広いクライアントの資金管理や資産運用アドバイスを提供する必要があるため、金融商品の知識はもちろん、お金の管理投資に関する深い理解も持っています。
このようなマネーリテラシーは、予算管理、資金調達、財務計画など、あらゆるビジネスにおいて重要な要素で、特に企業の経理財務などへの転職で強みになります。

高い責任感

銀行業務は、顧客の財産を扱うことが多く、倫理観責任感が求められます。
この高い責任感は、チームやプロジェクトのリーダーとして、またはセンシティブな情報を扱う職務において、大きな強みとなります。

これらの強みをしっかりとアピールできれば、銀行員が転職活動を進める上での強力な武器となるでしょう。いずれも汎用性の高い強みなので、応募先企業でどのように貢献をできるのかを具体的に伝えることが重要です。
スキルを棚卸し、希望する業界や企業に合わせたアピールとなるよう、志望動機をブラッシュアップしましょう。

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銀行員の主な転職先・キャリアパスは?

銀行員の主な転職先、その後のキャリアパスについてご紹介します。

他の金融機関

他の銀行や外資系銀行、信託銀行、証券会社などの金融機関への転職は、これまで培ってきた銀行業務における経験や専門知識を活かし、即戦力としての活躍を期待できます。そのため、年代と問わず、20代〜50代までの全ての年代において比較的スムーズに転職活動を進めることができるでしょう。

一般事業会社の経理・財務、経営企画、営業

銀行員としての経験とマネーリテラシーを活かし、事業会社の経理・財務、経営企画、営業への転職を選ぶ方も多くいます。
銀行業界でのキャリアを持つ人材は、企業のお金に関する幅広い知識を持っていることから、金融関連サービス/フィンテック、M&A、経営コンサル、不動産、保険、IT、人材などの様々な業界から重宝される傾向があります。
異業種へのチャレンジとなることから、キャリアの柔軟性のある20代・30代に向いているキャリアパスだといえるでしょう。

公務員

公務員への転職は、銀行員時代に培った事務処理能力を活かすことができるほか、真面目にコツコツと正確に仕事をする銀行員の資質との親和性の高さも魅力です。
公務員は年功序列の風潮が強いため、年齢が大きな要素となることから、20代のうちに転職するのがおすすめです。
しかし、専門知識を活かすことができる特定の機関であれば、30代、40代でも転職が可能です。
50代では公務員への転職は困難ですが、公的機関のアドバイザーやコンサルタントという選択肢もあります。

銀行員の転職に有利な資格はある?

取得しておくと転職活動で有利に働く銀行員向けの資格をご紹介します。

FP(ファイナンシャルプランナー)

国家資格のFP技能士を取得していれば、顧客から資産運用についての相談を受けることの多い金融業界・保険業界から高く評価されやすくなります。
FP技能士は3級・2級・1級のレベルに分けられており、2級以上を取得しておくことをおすすめします。

簿記(2級以上)

知名度があり、汎用性のある資格なので様々な業界から評価されやすくなります。
銀行員としてのキャリアより、正確に仕事をできる能力や、マネーリテラシーを持っているといった評価も得やすく、転職時の武器になり得ます。

証券外務員

二種外務員資格と一種外務員資格があります。
銀行で働く上で必須の資格であり、多くの場合、入行後半年以内に取得を促されることから、前もって取得していれば他金融機関への就職がスムーズになります。

宅地建物取引士

銀行業務との親和性が高く、不動産に関する専門的な知識を習得していることの証となるため、金融業界や不動産業界への転職時に有利に働くことがあります。

中小企業診断士

唯一の経営コンサルタントの国家資格であり、取得していることで“一定以上の経営コンサルティング能力がある”とみなされます。
コンサルティング会社など、転職先の選択肢が広がります。

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銀行員が転職を成功させるには?

銀行員が転職を 成功させるには?

転職を成功させるためには、「転職して後悔しないか」をしっかりと確認することが重要です。
特に、金融機関以外への転職を希望する場合、年収や待遇の変化にも注意が必要です。
令和3年分民間給与実態統計調査によると、日本の平均年収は443万円ですが、金融業と保険業の平均年収は596万円となっているため、他業界へ転職すると年収が下がる可能性があります。
年収が下がるだけでなく、社宅や住宅補助、家族手当などの待遇についてもよく確認しましょう。

次に、自己分析を行い、自身の強みキャリアプランを明確にすることが大切です。
自分が何を得意としているのか、どんなキャリアを歩みたいのかを明確にすることで、転職活動の方向性を見つけやすくなります。
志望する業界や企業の情報収集を十分に行い、自分の求める働き方や条件にマッチしているのかを見極めることで、転職後のギャップを最小限にすることができるでしょう。

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銀行員のキャリアが活かせる求人例

弊社MS-Japanは、士業・管理部門に特化した転職エージェントです。 MS-Japanで取り扱っている求人のうち、銀行員のキャリアを活かせる求人例を3つご紹介します。
以下の求人以外にもMS-Japanでは多数の求人を取り扱っていますので、気になる方は無料の会員登録がおすすめです。

ホテル業界上場企業の経理財務求人!

想定年収
450万円 ~ 600万円
仕事内容
・伝票仕訳、帳票起票、決算業務(日次・月次・四半期)
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※経験やスキルに応じて、財務業務もお任せします。
必要な経験・能力
<必須>
・経理業務の実務経験者
・会計事務所や銀行営業(財務表読む側)での業務経験
<歓迎>
・上場企業、会社法監査適用の事業会社における経理経験

事業再生の分野に特化をした投資銀行からPE人材求人!

想定年収
500万円 ~ 800万円
仕事内容
•投資先候補の財務ビジネス分析、バリュエーション業務(企業価値評価、事業価値評価)
•エグゼキューション
•投資先のモニタリング、バリューアップ
•M&Aアドバイザリー
•EXITプランの策定、実行業務
必要な経験・能力
•金融業界での法人営業/融資経験3~5年程度
•投資銀行業務経験2年以上

まとめ

銀行員にとっても転職は一つの自然な選択肢であり、これまでに身につけた多様なスキルや知識は、同じ金融業界だけでなく他の業界でも活用でき、新たなキャリアパスを切り開くことができます。

転職して本当に後悔しないかどうか迷う場合や、誰かに相談したいと思ったときには、管理部門の転職支援に特化した転職エージェントであるMS-Japanを利用してみるのがおすすめです。
MS-Japanでは、転職サポート実績豊富な専任キャリアアドバイザーが、ひとりひとりの知識やスキル、キャリア志向などをもとに、実践的なアドバイスを行っています。
就職や転職を希望される方は、MS-Japanを無料で利用できますので、是非お気軽にご相談ください。

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この記事を監修したキャリアアドバイザー

佐藤 颯馬

大学卒業後、新卒でMS-Japanに入社。
法律事務所・会計事務所・監査法人・FAS系コンサルティングファーム等の士業領域において事務所側担当として採用支援に従事。その後、事務所側担当兼キャリアアドバイザーとして一気通貫で担当。

会計事務所・監査法人 ・ 法律・特許事務所 ・ コンサルティング ・ 金融 ・ 公認会計士 ・ 税理士 ・ 税理士科目合格 ・ 弁護士 を専門領域として、これまで数多くのご支援実績がございます。管理部門・士業に特化したMS-Japanだから分かる業界・転職情報を日々更新中です!本記事を通して転職をお考えの方は是非一度ご相談下さい!

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