2022年04月15日

法務求人急増中!中には5倍に増えているマーケットも⁉ 変わりゆく法務の転職トレンド

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当社調べによると、直近5年の法務求人は着実に増え続けています。
5年前の2016年、当社が受けた依頼は1,000件弱でしたが、昨年(2021年)は1,700件超と、1.7倍超増加、10年程度さかのぼっても毎年100~200件ずつ増加しています。

中には、この5年で5倍、10年間毎年1.5倍ずつ増え続けるという目を見張る傾向の求人もあります。

3年目を迎えるコロナ禍で、世の中は大きく変化しています。
転職市場も変化の時、数年後には新しい景色が見えているかもしれません。

法務求人の最新トレンドを把握し、今後のキャリアに生かしてください。

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法務求人が増えている背景

まず法務求人が増えている代表的な要因として、ガバナンスやコンプライアンスが年々厳しくなる中で、企業内で法務の重要性が高まり、組織体制見直し・強化に伴う募集が増えている点が挙げられます。

次に、少子高齢化や世代交代による欠員補充でも法務募集が増えています。
特に法務は専門性の高い業務で、社内ローテーションで補いづらく、外部採用が起きやすい特徴もあります。

さらに変化の激しい今の時代においてM&Aや組織再編を行う会社も増え、新たな法的リスクに対応すべく法務人材を増員するケースも出ています。

そして最後に挙げる要因は、スタートアップ企業での法務求人募集の急増です。

急増している要因は複数あるため、以下で詳しく解説します。

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5年で5倍も増えている法務求人マーケットは?

5年で5倍も増えている法務求人マーケットは?

その答えは前項で述べた通り、スタートアップ企業の法務求人です。

スタートアップ企業から当社が依頼を受けた件数は、昨年(2021年)で約400件でした。
10年前(2011年)の約30件、5年前(2016年)の約70件と比較すると、見違えるような数字の変化であり、改めて驚きます。
従来のスタートアップ企業からの法務求人は、法令対応が必要な金融業や大手企業が立ち上げたジョイントベンチャー等、ごく一部にとどまっていました。

しかし今は、いかなる業種・規模であっても、株式公開(上場)に向けた準備段階から、法務の募集を行っています。

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なぜそのマーケットはここまで法務求人ニーズが増えている?

スタートアップ企業で法務の募集が増えている理由は、スタートアップ企業が上場を目指す事例の増加と、それぞれの企業の法務実務における業務量増加と、難易度向上への対応が急務であることにあります。

スタートアップ企業が上場を目指す事例の増加

2021 年の新規上場社数は 14年ぶりに 100 社を上回りました。
それに伴い上場を目指す会社も増えました。

増加の背景は、日本をはじめ各国の中央銀行による金融緩和と巨額の財政出動で、巨額のマネーが株式市場に流れ込んだことと、それらの資金が大企業や金融機関・投資家を通じて、スタートアップ企業に多く流れたという点です。

2021年はその額が1兆円近い金額と推定されていました。

また将来の事業価値を高く評価される会社では、設立5年程度にもかかわらず数十~百億円近い額の資金調達をする会社も登場。
昨年対比200~500%UPなど、桁外れの成長を遂げ、数年内に社員数を倍増させるような会社もありました。

直近はウクライナ情勢やインフレ、米国利上げ等でリスクオフの動きも始まりつつありますが、底堅い成長を続けるスタートアップ企業の存在や、下記①の背景等から、法務求人数に大きな影響は出ていません。

実際、22年1月以降、MS-Japanが依頼を受けたスタートアップ企業の法務求人数は既に100件超に達しています。

法務実務における業務量増加と難易度向上

上場企業のガバナンスコードや規定が年々厳しくなる中で、上場を目指すにあたり、法務・コンプライアンス・規定整備に対応した業務量の増加と難易度が上がっています。

従来のように管理部長などが兼務で乗り切れる業務量・難易度ではなくなってきており、外部から法務専任者を最低1名は採用するというケースが主流になってきています。

また、多額の資金調達を背景に、ファイナンスに関連した法的対応が発生する会社もあります。

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まとめ

ハイリスク・ハイリターンと思われやすいスタートアップ企業。
確かにその認識は間違っていませんが、経験できる業務範囲や裁量は多分にあり、何より自分が一から規定やルールを作るという、他では味わえない業務も待っています。

会社成長とともに、対応すべき法的課題や業務が変わってくることも魅力の一つです。
大手企業からスタートアップ企業へ移る転職者の数が3年前と比べて7倍に増えた、というデータもあります。

競争環境の激化や深刻な人手不足も影響し、企業は今まで以上に即戦力を欲しがるようになりました。
スタートアップ企業で自身のキャリア装備を増やし、どこに行っても通用するようなスキルを短期間で身に着け、人間的にも大きく成長し自信につなげる、そのような選択肢も決して悪くありません。

スタートアップ企業の法務人材が少ない今のうちにその担い手となるのも、キャリアとしては大きな差別化になる、という考え方もあります。

近年の就職事情は法務人材にとって、従来よりもずっとキャリアの選択肢が広がっています。
「では自分はどうしたら良いのか?」「そもそも何をしたいのか?」悩まれる方も少なくないかと思います。

その悩みを解決するために、まずは情報収集から始めてみましょう。
法務の今を知ることで、ご自身の将来を考えるきっかけにしていただけたら幸いです。

興味のある方は一度弊社のアドバイザーに相談してみてください。
情報収集は勿論、キャリアプランを一緒に考えたり、実際に動いている求人のご紹介が可能です。

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この記事を監修したキャリアアドバイザー

圓鍔 忍

大学卒業後、旅行代理店にて法人営業を約3年。20代でMS‐Japanへ入社。
企業の採用支援(リクルーティングアドバイザー)を約8年、求職者の転職支援(キャリアアドバイザー)を約5年経験。
両ポジションでチームマネジメントを経験し、キャリアアドバイザーとしては複数回にわたり支援実績数NO1を獲得。リクルーティングアドバイザーにおいても入社1年半後にチームマネジメントを経験させていただきました。現在は子育てと両立しながら、常に社内でトップ10以内の採用支援実績を維持。

経理・財務 ・ 法務 ・ 役員・その他 ・ IPO ・ 公認会計士 ・ 弁護士 を専門領域として、これまで数多くのご支援実績がございます。管理部門・士業に特化したMS-Japanだから分かる業界・転職情報を日々更新中です!本記事を通して転職をお考えの方は是非一度ご相談下さい!

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