2021年12月10日

経理職の在宅事情!

管理部門・士業の転職

経理職についている人、あるいはこれから経理として働きたいを考えている人の中には、在宅ワークに興味がある方も多いでしょう。
新型コロナウイルスが流行した影響などにより、近年急激にテレワークを導入する企業が増えました。
そこでこの記事では、経理職のテレワーク事情や具体的な業務内容の事例などをご紹介いたします。

経理職で在宅可能な業務とは

一口に在宅勤務と言っても、企業によって在宅勤務で実施する業務は異なります。
現在では紙ベースでの処理よりも会計システムなどを導入して業務を進めている企業が多数ですので在宅勤務もしやすくなったのではないでしょうか。
代表的なものとしては以下の業務が挙げられます。

請求書支払計上

紙請求書をPDFで取っておけば請求書支払計上業務の在宅ワークが可能です。近年では、テレワークが増えたこともあって、請求書を電子データで発行する企業も増加しました。

経費申請承認作業(交通費、交際費、会議費等)

経理では、毎月数多くの経費申請を処理します。申請内容に不備がないか等をチェックし、問題なければ精算処理を行います。経費申請の承認作業も在宅でできる業務の一つです。
一口に経費といっても交通費・公債費・会議費など色々な経費があります。支払期日もあるので、期日に間に合うように順次処理をこなしていく必要があります。

経費月次資料作成

経理では年一回の決算に向けて日次決算・月次決算を行います。経費の月次資料作成も在宅で行うことが可能です。

打ち合わせ(システム改訂、業務見直し等)

テレワークが普及したこともあってZOOMなどオンライン会議システムを活用する企業が増えました。
これらのツールを駆使して在宅で打ち合わせができるようになったのです。
システム改訂や業務の見直し等、必要に応じて打ち合わせを行います。
移動時間を短縮できる上に、画面上ですぐに時間なども確認できるので、工夫次第で効率をよく打ち合わせをすることが可能です。

入金確認(入金期日内に入金あるか無ければ営業に連絡)

システムを使って在宅で入金確認業務をすることもできます。入金期日内に入金があるかどうかを確認し、もしなければ営業に連絡をとって、しっかりと入金してもらうようにします。

決算業務

決められた期間(通常1年)における会社の業績を書類等にまとめる決算は、会社に欠かせない業務です。
決められた期日がありますので、しっかりとスケジュールを立て業務を正確かつ迅速にこなしていくことが必要となります。
決算準備からはじまり、決算業務、株主総会の開催、申告書の納付など、必要な業務は多岐に渡ります。

給与計算

給与計算は毎月1回の頻度で行う仕事です。支給項目の計算や社会保険料・雇用保険料・所得税などの計算を行い、給与明細書などを作成して支払いを行います。
給与支払日に確実に支払いが行われるように仕事をこなしていきます。
経理の仕事全般に言えることですが、会社の大切なお金に関する情報を扱うので、在宅であってもセキュリティ面の対策が必要です。
特に給与に関する情報は個人情報も含まれるため、慎重に取り扱うよう注意しましょう。

固定資産の取得・処分の管理

取得した固定資産を固定資産台帳に登録し管理する業務も経理の業務の一つです。固定資産の取得・処分の業務はその都度行います。

滞留債権債務確認

約束の期日までに支払われなかった債権を滞留債権といいます。この滞留債権などの確認業務は在宅で処理できます。
上記は、ごく一部の業務内容を抜粋したものですが、経理職は近年のIT技術やシステムの進歩によって経理は在宅勤務がしやすい職種になったと言えます。
これまでは紙媒体で発行されていた請求書等も、電子版で送付しあえるシステムを導入している会社が増加傾向を見せており紙での作業が多くテレワークできないという今までの経理のイメージは、ここ数年で払拭され始めています。


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経理の在宅。リモート可の求人は出てる?

宅で経理業務ができるシステムを導入している企業では、経理職の在宅勤務が進んでいます。また、近年ではリモート勤務を日常的に取り入れる企業も増えています。
一方でこのようなシステム導入をしていない企業では、紙の請求書等の対応のために出社を必要とする企業が依然としてあります。
コロナ禍の中では、企業のシステムが整っていないことで出社をベースに勤務している経理の人の中に不安や働き方への疑問などが生まれ、リモート勤務可能な企業に転職を希望する人も登場しました。
経理の在宅やリモート可の求人も全くないわけではありません。ただし、完全リモートワークではなく1週間のうち決められた日数は出社するなど、出社勤務と組み合わせて導入している企業や入社してしばらくの間はOJTや研修などの兼ね合いから出社が多くなる企業もあります。
在宅業務事情は企業によって異なりますので、仕事を探す際には事前によく状況確認をすることが重要です。
また、企業によっては直接質問しにくい場合もあるでしょう。そういった情報収集の際は転職エージェントの活用がおすすめです。
転職エージェントを介した質問や、情報収集を行えばよりスムーズに転職活動を展開できるでしょう。

在宅で経理をするために必要なスキルとは?

在宅で経理をするために必要なスキルとは?

在宅で経理の仕事をするために必要なスキルをみていきましょう。

ITスキル

在宅で勤務をする場合、PCやシステムなどを活用して業務を行うことになります。そのため、業務をスムーズに遂行できる程度のPC・ITスキルは必須です。
必要なソフトの使い方などについては、事前に習得しておくと良いでしょう。なお、在宅で勤務をするために必要な機材は揃える必要があります。
PC等は会社から支給される場合もありますが、借りたものの管理はしっかり行える体制を整えておきましょう。

業務スキル

在宅勤務では、疑問があった場合すぐに社内の人に聞くということがしづらいです。もちろんチャットや電話などを活用し聞ける場合もありますが、対面よりもタイムリーに聞くことが難しいので、基本的に一人で業務をこなせる程度のスキルは必要です。
業務スキルは高いほど重宝されますし、在宅・出社問わず仕事ができる人ほど業務スキルが高いですから日頃から研鑽を積んでおくと良いでしょう。
なお、日商簿記2級など、経理の業務活かせる資格の取得は必須ではありませんが、持っておくと役に立つと言えます。

オンラインでも円滑にやりとりできるコミュニケーションスキル

在宅勤務ではZOOMやSlackなどのツールを活用します。画面越しに話したり、テキストベースで会話する際に、円滑なやりとりができるコミュニケーションスキルが必要です。
対面とは勝手が違う部分もありますので、スムーズにやりとりできるように画面越しの場合はカメラを見て相槌を返す、相手が理解しやすいテキストになるように文面を工夫するなど、対策をしておくと良いでしょう。


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まとめ

会社へ出社して仕事をすることが一般的でしたが、IT技術の発展や社会事情の変化などによって、近年では在宅で勤務可能な会社も増えてきました。
経理においても、在宅勤務を可能にするリモートワークが普及しつつあります。在宅での経理職を希望している場合は、事前に応募先企業の情報収集をしっかりと行っておきましょう。
一口に在宅勤務と言っても、企業によって出社日が決められているなど事情は異なります。自分の希望と照らし合わせて、自分の望む働き方ができやすい会社を選ぶ必要があります。
在宅勤務の状況などについて、企業側に質問しにくい時は転職エージェントの活用が効果的です。転職エージェントであれば、最新の求人情報等を把握しており、応募先企業の在宅勤務状況などについてもより詳しく情報を得ることが出来ます。
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管理部門・士業の転職

この記事を監修したキャリアアドバイザー

楢本 裕也

大学卒業後、リクルート広告代理店に新卒入社し、中小企業、飲食・小売店などに向け、求人広告営業に従事。
その中で、実際に転職をされていく方などの生の声や気持ちの変化・実情などを知りたいと考え、MS-Japanに入社。
その後はキャリアアドバイザーとして、主に20代~30代の経理財務・会計事務所スタッフを中心に担当する。

経理・財務 ・ 会計事務所・監査法人 ・ 税理士科目合格 ・ USCPA を専門領域として、これまで数多くのご支援実績がございます。管理部門・士業に特化したMS-Japanだから分かる業界・転職情報を日々更新中です!本記事を通して転職をお考えの方は是非一度ご相談下さい!

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