2021年09月08日

Big4税理士法人に転職するためには

管理部門・士業の転職

Big4税理士法人は、国内だけではなく国外でも知名度が高く、人気の就職先として知られています。今回は、Big4税理士法人への転職に興味がある方向けに情報をまとめました。また、Big4税理士法人で経験を積んだ後のキャリアの道についても紹介していますので、参考にしてみてください。

Big4税理士法人とは

はじめに、Big4とは、以下の通りです。

・Deloitte Touche Tohmatsu

・Ernst & Young

・KPMG

・PricewaterhouseCoopers

Big4とは、これらの4大会計事務所が運営する国内の税理士法人をまとめた総称です。以下の4つの税理士法人を指します。

・PwC税理士法人

・デロイト トーマツ税理士法人

・KPMG税理士法人

・EY税理士法人

Big4は、4大会計事務所が日本国内の監査事務所と提携して設立されたものにあたり、会計事務所として世界的に活躍しています。Big4税理士法人はその一環の事業であり、デロイトトーマツ税理士法人はDeloitte Touche Tohmatsu、KPMG税理士法人はKPMG、PwC税理士法人はPricewaterhouseCoopers、EY税理士法人はErnst & Youngが設立しています。

Big4税理士法人は国内外への影響力が大きく、世界的にも最大手です。給与水準は一般的な税理士法人と比べて高いと言われています。ただし、求められるスキルが高く、入社してからも、優秀な人材たちと切磋琢磨していくことが必要です。入社も簡単とは言えませんが目指す価値が大いにあります。

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Big4税理士法人と一般的な会計事務所の仕事内容の違いとは?

Big4のクライアントは、グローバルに事業を展開している大手総合商社や外資系企業などが多いです。Big4で提供しているサービスメニューは以下のようなものがあります。

税務コンプライアンス

税務相談をはじめ、税務申告書の作成や税務代理など、税務コンプライアンスの維持や向上を担う業務を行っています。

税務コンサルティング

M&Aや組織再編に関わる業務など税務全般のコンサルティングもサービスの一つです。税コストの軽減や最適化などの税務アドバイス、国内外のM&A関連税務など、高度なサポートを実施しています。

なお、大手だけではなく中堅企業向けの税務サービスも展開されています。

国際税務

国際税務サービスでは、Big4が持つ国際的なネットワークが活かされており、グローバル化のサポート、関税・間接税に関わる業務などを行っています。日本企業の海外事業支援だけではなく、海外企業が日本で事業展開する際のサポートも行っていることが特徴の一つです。

個人所得税

基本的に個人の税務サービスは行っていませんが、海外に出向している個人、日本に出向している外国人向けのサービスは提供されていることがあります。

仕事内容として、これらに関連する業務が発生します。一般的な中小規模の会計事務所と比べて専門性が高く、また法人向けサービスがメインであることが特徴です。基本的にはチームでクライアントの業務にあたります。詳細は各会計事務所のHPを確認すると良いでしょう。

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Big4税理士法人で経験を積むとその後のキャリアはどうなる?


Big4税理士法人では、高度な国際業務や大企業向けの大規模案件など、レベルの高い業務を経験することが可能です。身に着けた専門性を元に以下のようなキャリアの選択肢があると言えます。

Big4税理士法人内でキャリアアップ

一つ目の道は、Big4税理士法人内でキャリアアップをはかる方法です。Big4税理士法人は、業務が細分化しており、自分の得意な業務を突き詰めてスペシャリストを目指せる道があります。また、出世をすることでマネジメント経験を積み、管理職へキャリアアップする道も有効です。一般的な中小規模の会計事務所と比べると年収が高く、昇進することで収入アップも期待できます。現場担当者から現場責任者を目指し、最終的にパートナーにまで上り詰める道が考えられるでしょう。

コンサルティングファームへ転職

社内ではなく社外へとキャリアを展開する方法もあります。Big4税理士法人での経験を軸に、コンサルティングファームへ転職する道も有効です。一口にコンサルティングファームと言っても、実に多種多様です。自身のキャリアが活かせるコンサルティングファームを選ぶと、活躍しやすくなります。Big4税理士法人経験者であれば、会計系や財務系のコンサルティングファームへの就職が有利です。ただし、近年では業務の多様化の影響で高度な専門的知識や経験はもちろんのこと、専門分野を超えた幅広い対応力が求められる傾向がありますので、特定の分野に偏りすぎずスキルアップする姿勢が大切です。

大手企業に転職

大手企業へ転職する道もあります。Big4税理士法人のクライアントは大手企業が多く、業務を通じて大手企業の中から自分に合った企業はどのようなところか見極められる点も有利です。自身の経験が活かせる大手企業を選ぶと、年収面などで折り合いがつけやすくなります。自分を高く評価してくれる企業を見つけるためには、第三者の意見を聞くと良いでしょう。転職エージェントに相談すると、具体的なアドバイスが得られる場合があります。特にBig4税理士法人からの転職に強い転職エージェントはおすすめです。

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Big4税理士法人に転職するためには

Big4税理士法人は世界的に人気の高い就職先のため、就職は簡単ではありません。今回は、未経験者と経験者向けに、転職するためのポイントをご紹介します。

未経験者に求められるもの

業務未経験者の場合は、税理士試験に合格し、税理士資格を有していることが望ましいです。もし税理士資格を取得していなくても、税理士試験の科目合格数目安3科目が有利と考えられます。また、会計事務所での就業経験がなくても、会計事務所で活かせる職歴があると効果的です。国際税務の業務もありますので、一定以上の英語力を有していることも求められます。未経験だからこそ、資格や英語力など転職の際に評価されやすいものを準備しておくと有利です。

経験者に求められるもの

経験者に求められるものは、即戦力として活躍できるスキルと経験です。一般的に会計事務所での就業経験が3年以上あると望ましいと考えられます。もちろん税理士試験の合格科目数が多いと有利ですし、英語力も高いに越したことはありませんが、それ以上に即戦力として活躍できると判断されることがポイントです。自分の経験してきた業務を棚卸し、自身の魅力をしっかりとアピールできるように言語化しておくと良いでしょう。自分だけでは難しい場合は、転職エージェントの力を借りるなど工夫してみましょう。

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まとめ

Big4税理士法人は、国際的に知名度が高い人気の就職先です。就職することで、一般的な中堅税理士法人などでは経験しづらいレベルの高い業務や国際的な業務を経験することができ、自身のスキルアップにつながります。興味がある人は積極的に目指してみると良いでしょう。ただし、求められるスキルが高いので、簡単には就職できません。未経験の場合は、評価されやすい資格を取得したり、英語力を高めたりの努力が必要です。他の会計事務所で働いた経験がある人も、経験の棚卸しを行い、選考の場でしっかりとアピールできるようにしておきましょう。

転職に不安があるなら、Big4税理士法人への転職に強い転職エージェントを活用する手法もあります。第三者のアドバイスを聞くことで、自身の魅力を客観的にアピールできるようになる可能性が高まるので、活用をおすすめします。

管理部門・士業の転職

この記事を監修したキャリアアドバイザー

窪塚 勝則

大学卒業後、大手出版系企業を経て現職へ入社。
主に大手・新興上場企業を対象とする法人営業職を4年、キャリアアドバイザーとして10年以上に及ぶ。

経理・財務 ・ 人事・総務 ・ 法務 ・ 経営企画・内部監査 ・ 会計事務所・監査法人 ・ コンサルティング ・ 役員・その他 ・ IPO ・ 公認会計士 ・ 税理士 ・ 弁護士 を専門領域として、これまで数多くのご支援実績がございます。管理部門・士業に特化したMS-Japanだから分かる業界・転職情報を日々更新中です!本記事を通して転職をお考えの方は是非一度ご相談下さい!

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