2020年10月13日

早期退職を活用した転職。企業の評価は?

管理部門・士業の転職

「会社が早期退職を募集。応募して転職した方がいいのか?」 そのように悩んでいる方も多いのではないでしょうか? 近年では業績が好調なのに早期退職を募集する企業が増えており、早期退職そのものは転職のハンデにはなりません。 自身の市場価値を日頃から意識しておくことで、早期退職からの転職活動を有利に進めることができます。
この記事では、早期退職を活用した転職ついて詳しく見ていきましょう。

早期退職が増えている理由

近年では早期退職を募集する企業が増えています。 2019年には募集人数が6年ぶりに1万人を突破、2020年もその流れは続く見込みです。 早期退職といえば、以前は業績が悪化した企業が行うものでした。 しかし、近年の希望退職は、業績が好調であるにもかかわらず行われる事例も見受けられるようになってきました。
業績好調で行われる早期退職は、人員構成の適正化が大きな理由となっています。

例えば、大手企業では、社員の人員構成がバブル世代(2020年に50~53歳)や団塊ジュニア世代(46~49歳)に偏るいびつな構造となるケースが増えています。この世代を早期退職によりスリム化することで、若手人材により多くの原資を割くことが可能となります。
また、一部の事業からの撤退や業態の変化に伴って行われる早期退職もあります。 将来を見据えて、人員構成を適正化し、次なる成長や会社の生き残りに備えようというわけです。

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早期退職を活かせる人活かせない人

このように増加している早期退職ですが、ビジネスパーソンにはそれを活かせる人と活かせない人との2種類がいます。
それは、組織の一員として発揮できる仕事力と、個人として発揮できる能力は、一般に異なるからです。

大企業や商品力がある企業の一員なら、企業のブランドや看板で仕事ができます。 しかし、転職に際しては企業のブランド・看板を抜きとして、「個人として何ができるか」が問われます。

企業のブランドや看板を「自分の力」と過信してしまっている人は、早期退職に応募しても転職先をうまく見つけられないケースが多くあります。
それに対して、自分のスキルや能力を向上させることを考え、実践してきている人は、早期退職にともなう転職を、キャリアアップの大きなきっかけとすることができるでしょう。

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早期退職を利用した転職で評価が下がるわけではない

まずしっかりと認識する必要があるのは、早期退職を利用するからといって必ずしも評価が下がるわけではないということです。
以前なら早期退職は、経営危機に陥った企業が「背に腹は代えられない」とこっそり行う、後ろ向きなイメージがあるものでした。しかし、前述のとおり近年では、早期退職は多くの企業が実施しており、必ずしも後ろ向きな経営判断ではなくなっています。 早期退職をきっかけとして自身のキャリアアップに取り組むビジネスパーソンも増えているため、企業も早期退職者に対してフラットな見方をするところが多いです。

とはいえ、早期退職は「仕事ができないから対象になった」と疑われることもある可能性があるのは事実です。したがって、早期退職を利用する際には「転職理由」をしっかりと説明することが重要になってきます。

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早期退職を利用した場合の転職理由

早期退職を利用した場合の転職理由でポイントなのは「早期転職の利用が自身の主体的な選択である」ことを面接官に納得してもらうことです。

早期転職の募集があって初めて転職を考えはじめた、というのでは説得力に欠けるかもしれません。
「自分は以前から、・・・のようにキャリアアップしたいと考え、準備していた。今回、早期転職の募集があり『これは希望を叶えるチャンス』と考え応募した」という説明の仕方ができれば理想です。
あわせて、早期転職が必ずしも仕事ができない人を排除するためのものではなかったことを理解してもらうため、何歳以上を対象として募集され、何人が応募したのかなど、客観的で定量的な情報も説明しましょう。

転職時の面接でそのような転職理由をしっかりと説明するためには、事前の準備が欠かせません。
応募先企業の業務内容、および募集されている職種や役割をよく調査するのとともに、面接時にどのような質問がされるか予想し、その回答を作成しましょう。 質問は、面接官が役員なのか、担当部署の上司なのか、あるいは人事部担当者なのかによっても異なります。
考えられるケースをすべて想定し、その回答を考えておくことが重要です。

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転職や自身の市場価値を日頃から意識しておく

以前のような終身雇用は、これからはもう望むことはできません。 転職はますます当たり前のものになり、早期退職の募集も増えていくと見込まれます。 だからこそ、将来の転職に早いうちから備えておくことが重要です。

その際にポイントなのは「自身の市場価値を日頃から意識しておくこと」です。 前述のとおり企業のブランド・看板を背負っての仕事力は、個人の能力・スキルとは一致しません。
「現在の仕事ができているから」と満足するのでなく、自身の能力・スキルを向上させ、転職における市場価値を高める努力が必要です。中高年の転職は決して容易ではありません。入念な準備を行い、しっかり備えていきましょう。

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まとめ


近年では業績好調の企業でも行うようになっている希望退職。転職を成功させるためには、早い段階からの準備が欠かせません。 ただし、「準備」といっても何をすればよいのか皆目見当がつかない、という方もいることでしょう。
その場合には、まずは専門家である転職エージェントに相談し、自分の市場価値を分析してもらうところから始めてみてはいかがでしょうか。

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