業界研究
これまで大手企業でしか法務の経験がなく、中小企業やベンチャー企業での業務イメージが湧きません。業務内容の違いや働く環境の違いはあるのでしょうか?
企業内の法的関連業務を対応するという観点では、企業規模の大小に関わらず大枠の違いはありません。一方で、携わる業務内容や働く環境は企業規模、事業状況や法務体制によって大きく異なります。
大手企業の場合は比較的法務体制が整っており、人材も多い事から法務が各事業部に紐づいているケースや、契約法務と機関法務、コンプライアンス等縦割りで分かれて業務を行っている事も多いです。
人数がしっかりいる分、複数の視点で業務を進められる点や、弁護士が在籍している場合は
相談もできるため業務環境としてはやりやすいと思われます。
また、業種によっては知財や国際法務等の部門もありますので、ご自身の志向によって領域を広げられるのもメリットの一つです。
逆に中小規模やベンチャー、スタートアップ企業の場合はまだ事業規模が小さいため、法務専任者がおらず管理部門の他業務と兼任しているケースや、外部委託をしている事も珍しくありません。
そのため、1~2名体制で法務に関わるあらゆる業務に携わる事が想定されます。また、法務機能を立ち上げる場合は規定整備、契約書も一から作成が必要になるなど、やりがいがある一方で大手企業と比較するとやや負担は大きいと言えるかもしれません。
ベンチャーやスタートアップの場合はこれから事業を大きくしていくフェーズにあるため、企業によってはIPOへの関わりやM&A等、大手では経験しにくいビジネスサイドからの法務へ携われる面白さもあります。
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