一般事業会社の経理と会計事務所において、仕事内容や働き方はどのように異なるのですか?

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一般事業会社の経理と会計事務所において、仕事内容や働き方はどのように異なるのですか?

◆仕事内容の違い
一般事業会社の経理業務とは、いわゆる管理部門と呼ばれる部署(規模の大きな企業ではさらに細かく経理部など独立した部署になります。)で自社の会計処理を行うことを指します。経費精算や出納管理などの業務から始まり、経営陣に対して自社の資金の流れを把握するための月次、年次の決算書を作成し、報告する仕事です。

一方で会計事務所はサービス業ですので、契約している一般事業会社の複数社に対して、会計税務の処理を請け負い各クライアントの経営者に報告したり、時には専門家として経営支援のアドバイスを行ったりします。また、一般企業の経理部門では決算業務が中心になりますので税務知識を多用する機会は少ないのに対して、会計事務所は税務知識を駆使する機会が多いため、より専門性を求められる仕事と言えます。

◆働き方の違い
一般事業会社・会計事務所の規模にもよりますが、業界的に小規模な会計事務所が多いため、事業会社の方が比較的福利厚生などの制度が充実していると言われています。しかし、コロナ以降はリモートワークやフレックスタイムなどを導入し、働き方改革を進める小規模な会計事務所も増えてきています。

また、事業会社は決算業務が中心のため、毎月月初~月中が比較的忙しく、年間を通しては年次の締め(期初)が繁忙期となるのに対して、会計事務所では税務申告時期の2月~3月(15日が確定申告書提出期日)と各クライアントの期初が繁忙期となります。

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