2023年04月01日

年収700万円以上の経理の特徴とは?経理として年収アップ実現にまつわる情報も!

管理部門・士業の転職

今回は年収が700万円以上の経理職がどのような特徴を持っているのか、また年収をアップさせるためにどのようなキャリア形成にしていけばよいのかなど、経理として年収をあげたい方向けに情報をまとめてご紹介します。

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年収700万円以上の経理職の特徴は?

当社のデータを分析してみますと、経理職で年収700万円以上の水準にある方の平均年齢は45歳前後の方になります。
また、ある程度の役職がついており、課長・次長(会社によっては次長職がない企業もあります)・部長クラスなどの管理職以上の方が年収700万円以上を実現しています。

ちなみに経理課長・経理部長の年収目安は以下のとおりです。

・経理課長 年収650万円~年収750万円
・経理部長 年収850万円~年収1,000万円

上記はあくまで目安となります。(MS-Japan自社データ調べ)
業界や、非上場企業か上場企業かによっても年収基準は異なるので注意しましょう。
年収≒キャリアの図式が成り立ちますので、さらに高い年収に結び付いている場合、キャリアの経験値が濃い可能性が高いと判断できます。

転職における市場価値が高いのは、「経理財務全般の実務経験があり、全体を把握できる方」と言い換えることが可能です。極端な言い方をすれば特定の業務を長年やってきた方よりも経理業務の幅広い経験がある方のほうが、転職市場では需要が高いと考えられます。


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経理職として更に年収を上げるためには

電卓やノート パソコンを使用してオフィスで働くビジネスマン。概念財務及び会計 - 経理 ストックフォトと画像

ご紹介した通り、年収アップ≒キャリアであると考えられます。
年収を上げるためには、年収アップに繋がる経験を積み、キャリアを積み上げることが必要です。

例えば、経理財務全般の実務経験があることや重い責任が伴う業務を遂行したポジションの場合、給与が高くなる傾向がありますので、チャンスがあれば積極的にチャレンジすることが大切と言えます。

また、とりまとめ・判断・経営役員層に対しての報告やプレゼンの経験があれば、アピールポイントの一部になります。
現在のご経験に対して、どのような経験を積めば年収アップ・キャリアアップになるのか、具体的な業務を知りたい方は、是非一度キャリアカウンセリングにてご相談ください。
年収アップ対策としては、年収が高い水準にある傾向がある業界への転職も有効です。

しかし、一気に社格が上の企業に転職したり、非上場企業から上場企業へ行ったりするなど、今まで未経験の領域にチャレンジするのは、一般的には30代前半くらいまでが転職可能性が高いと言えます。
書類選考時には転職回数も選考対象になり、年齢を重ねてから転職回数が増えるとリスクを伴うことがあるので、注意しましょう。

まずは今働いている企業でキャリアアップを目指していくことが効果的です。

年収700万円以上の経理ポジションの求人事例

年収700万円以上の経理ポジションの求人事例をご紹介します。

東証一部上場グローバル企業

『東証一部上場グローバル企業(サービス業界)の経理財務室長候補』
年収710万円~880万円

業務内容
・マネジメント業務
・連結決算業務
・開示資料作成
・グループ海外子会社管理 等

・東証一部上場の有名企業

『東証一部上場企業(メディカル・バイオ業界)の連結決算担当』
年収700万円~年収1,200万円

業務内容
・連結経理業務:子会社・関連会社45社(※2013年度よりIFRS任意適用)
・決算開示資料の作成業務
・子会社に対する経理面での指導・支援業務 等

・大手商社のグループ企業

『大手商社のグループ企業での経理管理職ポジション』
年収890万円~年収950万円

業務内容
・会計伝票の内容確認、承認
・会計帳簿の内容確認、承認
・月次決算、四半期決算、年度末決算業務
・連結用データの送信業務
・会社法計算書類の作成及び事業報告書作成の補助 等

・上場子会社

『大手通信企業の100%子会社での経理部長ポジション』
年収800万円~年収1,000万円

業務内容
・経理部門のマネジメント
・経理業務全般(売掛金・買掛金管理、固定資産管理、決算業務)
・税務申告書作成
・連結決算補助(子会社側)等
・開示業務(非上場 株主総会関連財務資料作成) 等

・IPO準備中企業の管理部長兼CFO

『IPO準備中企業製造業界の管理部長兼CFOポジション』
年収700万円~年収1,000万円

業務内容
・経理・財務業務(特に製造業としての経理・財務体制の構築)
・管理部門(経理・財務・人事・総務)のマネジメント
・IPO準備 等

・IPO準備中企業 上場準備責任者

『IPO準備中企業(コンサルティング業界)の上場準備責任者』
年収800~年収1,400万円

業務内容
・管理部門体制構築・上場準備
・上場準備プロジェクトのプロジェクトマネジメント
・上場に向けた管理部門体制整備
・上場に向けた内部監査・内部統制・内部業務プロセスの整備 等

年収700万円以上の経理職の転職事例

『上場企業(サービス業界)から上場子会社(商社)の経理管理職ポジションへ転職』

40代前半 男性

東証プライム上場企業
サービス業界
経理担当
年収770万円

東証プライム上場子会社
商社
経理管理職
年収800万円

上場企業にて、子会社経理を中心に上場基準の経理をご経験された、プレイングマネージャーです。

1社目は大手インターネットグループにて、主に子会社管理に携わり、責任者として月次/四半期/年次決算業務、数万社に及ぶ顧客に関する売掛債権の管理、現預金管理、各種税金の計算と納付(税務申告書作成補助 法人税は別表ドラフト作成まで)、内部監査業務(内規の整備、会計基準の見直し、資産管理手法の是正等)に従事していました。直近は、上場企業にて経理全般に携わっています。

月次・四半期・年次決算、開示(連結)、資金管理、子会社経理全般に加え、取締役会・株主総会運営、J-SOX対応等も担当し、部下3名ほどのマネジメントをご経験されていました。直近1年は、これまで業務に加え、海外子会社を含めたグループ全体の資金繰り管理にも従事しています。

異動の内示があり、これまで同様に経理中心に幅広い業務に携わりたいことから転職活動を開始されました。

上場子会社の安定企業の管理職として転職に成功しました。

『上場子会社(製造業)の経理管理職から同業界の上場グループ会社の経理管理職候補へ』

40代後半 男性

東証プライム上場子会社
製造業界
経理管理職
年収800万円

東証プライム上場グループ会社
製造業界
経理管理職候補
年収830万円

上場子会社(製造業)での経理経験を有する管理職人材のAさん。

1社目にて、営業職を経て総務経理部へ異動し、経理としてのキャリアが始まりました。
東証一部上場子会社にて月次・四半期・年次決算、税務申告、連結パッケージ入力、原価計算・管理会計をご担当されました。

最終職位は経理部長として部下2名をマネジメントしプレイングマネージャー業務に従事していました。
その後、直近は上場グループ会社への経理管理職としての役割を担っていたものの、将来が不安な環境であったことから転職を決意されました。

今回は同規模の同業界での転職に成功しました。

『ベンチャー企業(流通・小売業界)の経理部長候補』

50代前半 男性

IPO準備中企業
流通・小売業界
経理責任者
年収800万円

ベンチャー企業
流通・小売業界
経理部長候補
年収800万円

東証一部上場及び上場子会社にて経理財務を中心に管理部門全般の経験をもつプレイングマネージャー人材です。
直近はIPO準備中企業にてご活躍されていました。

東証一部企業では、単体決算(月次・年次)~税務申告書の作成、株式公開に伴う資料作成、上場後の開示業務(決算短信・有価証券報告書)の他、子会社の予算管理・予実分析、資金繰り、人事として給与計算・社会保険手続き、一部採用業務や役会関連業務にも携わっていました。

その後、子会社へ転籍され、管理部門責任者として次長職として最大で計4名のマネジメントをされました。
IPO準備中企業では、経理責任者としてご活躍され、更なるやりがいをもって成長できる環境にチャレンジしたいと思い、転職活動されました。
年収を落とさず、経理部長候補ポジションでの転職に成功しました。

『IPO準備中企業(金融業界)からIPO準備中のバイオベンチャーのIR担当ポジションへ転職』

50代後半 女性

IPO準備中企業
金融業界
経理担当
年収700万円

IPO準備中企業
バイオベンチャー
IR担当
年収700万円

過去に証券会社にて営業、営業サポートを経て経理を経験し、経理職としてキャリアを築かれました。
上場準備中のグループ会社への出向を自ら希望し、IRの立ち上げに携わり、開示資料の作成等にも従事されました。
出向解除後もIRを担当し、業務幅を広げるように経営企画業務(会議の運営等)にも従事されていました。

業務内容のミスマッチやIPO準備延期等をきっかけに、転職活動を開始されました。
希望通り、IRメインに業務ができるポジションで転職成功しています。


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まとめ

年収アップのためには、自ら望むキャリアを明らかにし、必要な実績と経験をコツコツ積み上げることが大切です。
転職を考えている方は、これまでの経験と照らし合わせ、自分の能力が活かせる企業を探しましょう。
キャリアの方向性に迷っていたり、年収アップを図りたい方は、一度キャリアカウンセリングでのご相談を承ります。お気軽にお問い合わせください。

この記事を監修したキャリアアドバイザー

圓鍔 忍

大学卒業後、旅行代理店にて法人営業を約3年。20代でMS‐Japanへ入社。
企業の採用支援(リクルーティングアドバイザー)を約8年、求職者の転職支援(キャリアアドバイザー)を約5年経験。
両ポジションでチームマネジメントを経験し、キャリアアドバイザーとしては複数回にわたり支援実績数NO1を獲得。リクルーティングアドバイザーにおいても入社1年半後にチームマネジメントを経験させていただきました。現在は子育てと両立しながら、常に社内でトップ10以内の採用支援実績を維持。

経理・財務 ・ 法務 ・ 役員・その他 ・ IPO ・ 公認会計士 ・ 弁護士 を専門領域として、これまで数多くのご支援実績がございます。管理部門・士業に特化したMS-Japanだから分かる業界・転職情報を日々更新中です!本記事を通して転職をお考えの方は是非一度ご相談下さい!

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