人事×AI(人工知能)!人事を科学する! AIを活用して業務を効率化しよう!
活版印刷が発明されて科学が大いに進歩したように、AIが普及することで仕事のあり方も大きく変わることが予想されます。そして、人事の仕事にもAIは役に立つものです。
そこで今回は、AIが人事の仕事にどのように影響する可能性があるのかなどをご紹介します。実際の活用事例と合わせて紹介しますので、業務効率化のヒントにしていただければ幸いです。
AI(人工知能)の台頭は顕著!活用の道を模索することが大切
2014年、オックスフォード大学は「人工知能によって20年以内に人類の仕事の49%が消滅する」という研究結果を発表しました。
一時期はAIによる失業論が流布し、無意味に不安が煽られることもありましたが、実際にAI(人工知能)が台頭してくると、ゆるやかに受け入れられつつあります。
AIはやがてワードやエクセルのように、多くの人が当たり前に使う存在となることでしょう。
テクノロジーが進歩し、人工知能の精度が向上することは悪いことではありません。
むしろ、これまで人間が行っていた手間がかかる仕事をAIが代わりに行ってくれることによって、人間はもっと創造的な仕事などに力を入れることができるようになります。
AIに仕事を奪われると間違った恐れを抱くのではなく、優秀なAIをどのように活用していくかを模索することが大切です。
人事の仕事にAIを活かすことは可能?実は親和性が高い?
人事の仕事は、会社にとって重要な“ヒト”に関わる仕事であり、多大な時間と労力を必要とします。
人材の採用、管理、育成、評価等の仕事は担当者の勘に頼るなど不確定な要素があり、潜在的にはAIを導入することへのニーズが存在していました。
現代では、徐々にAIを人事の仕事に活かすことができるようになっています。
勤怠管理システム以外にも採用業務やリーダー育成、評価システムなど、新しい技術が取り入れられつつあるのです。
近年では、HR(Human Resource)× Technologyを意味するHR Techという言葉も誕生し、人事の幅広い領域にAIなどの最新技術を活かす動きが活発化しています。
これまでは採用や労務・給与など限られた分野にしかIT技術を活かせていませんでしたが、今後は生産性向上やキャリア育成などの分野にもAIを活かすことができるでしょう。
もともと人事とAIの親和性は高いので、HR Techが浸透するようになれば進出が遅れていた分野にAIが活用されるようになり、人の負担が減って業務の大幅な効率化をはかることができます。
HR Techは高い関心が寄せられている割にアメリカと比べると日本国内ではまだ認知度が低いです。そのため、今後さらに発展する可能性を秘めています。
人事のAI(人工知能)活用事例
それでは、人事業務に関するAI(人工知能)のサービスとは、具体的にどのような事例があるのでしょうか。実際の活用事例を見ていきましょう。
1. チャットボット
人事に関わる問い合わせをAIが自動で答えてくれるチャットボットは、近年急速に活用する企業が増えています。
社員からの問い合わせだけでなく、就活生や内定者からの質問に対応するチャットボットも広まっており、人事担当者が質問への対応に追われる手間を減らしているのです。1年度あたり800時間以上の時間削減に成功したという報告もあります。
日本は人口減少による労働力不足が深刻化していますが、人工知能による時間削減に成功すれば、少ない人員で効率よく業務を進行することができるので便利です。
2. AI採用
AI採用とは、文字通り採用業務にAIを導入することです。すでに実用化している企業もあります。
2018年現在は、書類選考にAIを導入している企業が多いです。
人間がエントリーシートを読んでいると、疲労などから評価軸がぶれてしまう可能性があります。しかし、AIであれば膨大な量のエントリーシートを同じ基準で評価することができます。
AI採用を取り入れることで、より公平な採用ができるのではないかと期待が高まっているのです。いずれは面接の分野にもAIが進出することが予測されます。AIをどのように活用するかは、各企業次第なのです。
知って得する!注目度の高い便利な人事関連サービス!
AIなどの最新のIT技術を活かした便利な人事関連サービスを提供する企業も増加傾向にあります。
日本オラクルの人事アプリケーションである「Oracle Human Capital Management(HCM) Cloud」は特に有名です。
クラウド上で提供しているアプリであり、これまでのように採用なら採用、勤怠管理なら勤怠管理のみと特定の限られた分野ではなく、総合的に人事関連業務をサポートしてくれるアプリとなっています。
例えばWork Life Solutionsという機能を使えば、社員の健康管理のほか離職リスクの計測を行うことも可能です。
AIによるビックデータの分析などを活かすことで、メンタルヘルス・リスクなどこれまで見えなかったことも見える化を実現できます。
AIを活かすことで、これまでにない形で人事業務の生産性向上や効率化を目論むことが可能となっているのです。
AIに対して抵抗感がある人は少なくありません。
しかし、目覚ましいテクノロジーの進歩や人口減少の深刻化を背景に、導入せざるをえない実情があります。
AIは人間の仕事を奪う存在ではなく、人間の負担を減らし、仕事の円滑化をサポートしてくれる優秀なツールです。
特に人事分野は導入が遅れている業務が多いことから、大きく発展する可能性を秘めています。
人事への人工知能の導入は、まだまだ始まったばかりです。
活用事例や便利なサービスの情報を参考に、未来を見据えて前向きに活用を検討することがおすすめと言えます。
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