外資系企業の人事に転職したい!仕事内容や必要なスキル、転職の方法など

転職を考える中で、外資系企業の人事に興味はあるものの、「外資系企業だとこれまでの働き方が通用しないの?」「外資系企業はシビアなイメージがあるが、実際はどうなの?」などの不安から、実際の転職活動にまで踏み出せない方も少なくありません。
そこでこの記事では、外資系企業の人事の業務内容や働き方、転職活動のポイントなどについて解説します。外資系企業への転職を考えている人事の方は、ぜひ参考にしてください。
外資系企業の人事求人例
ここでは、弊社MS-Japanが運営する管理部門・士業特化型転職エージェント「MS Agent」で取り扱っている外資系企業の人事求人例をご紹介します。
有料ビジネスチャット7年連続国内シェアNo.1/採用担当/テレワーク可/WLB◎/外資系企業
仕事内容 |
・採用戦略の立案から実行、効果検証、プロセスマネジメント全般 ・書類選考、面接、進捗管理、採用オペレーションの効率化推進、活動分析・検証 ・ダイレクトリクルーティング施策立案、運営 ・採用マーケティング施策立案、運営 ・社員紹介制度、社内公募制度運営 ・採用後の入社受け入れ、新入社員研修の企画・運営 |
必要な経験・能力 |
<必須>下記いずれかに該当する方 ・新卒採用のご経験3年以上 ・中途採用のご経験3年以上 ・エンジニア採用のご経験3年以上 <歓迎> ・IT業界のご経験 |
想定年収 |
500万円 ~ 800万円 |
潤沢な財務基盤を有する業績上昇中ゲームメーカーでの人事(課長)求人
仕事内容 |
・支社における、人事・総務課題への対応 ・採用業務における戦略設計~実行 ・選考活動におけるオペレーション業務 |
必要な経験・能力 |
<必須> ・事業会社での採用に関する実務経験10年以上 ・マネジメント経験5年以上 ・ダイレクトリクルーティング等採用手法の経験者 <歓迎> ・300名以上の規模の事業会社での人事経験がある方 ・第一種衛生管理者 ・英語(ビジネスレベル) ・ゲーム業界経験者 |
想定年収 |
800万円 ~ 1,168万円 |
【フレックス制あり/在宅勤務制度あり】飲食業界でグローバル展開する企業の給与マネージャー求人
仕事内容 |
・給与チームメンバー(3名)のマネジメント ・給与・労務に関わる業務全般 ・給与・勤怠・労務システムの運用全般 (使用システム 給与・勤怠:OBIC、労務:クラウドハウス労務) ・データの集計・分析・報告業務全般 ・労務関連の研修 ・現状における問題点の把握と改善業務 |
必要な経験・能力 |
<必須> ・給与実務経験3年以上 (インハウスおよびアウトソースでの給与計算の経験) ・プレーイングマネージャーとしてのマネジメント経験3年以上 ・他部署および社外との折衝経験 ・給与・労務に関わるシステムの運用経験 ・日本語のネイティブレベル(英語力は不問) |
想定年収 |
550万円 ~ 800万円 |
外資系企業の人事の仕事内容
外資系企業とは、外国の資本によって成り立っている企業のことです。具体的には、海外企業の日本支社や、海外企業が出資している子会社などを指します。
経営方針や組織体系などは親会社が決定することが多く、人事業務についても国内企業と異なる部分もあります。
代表的な違いは、外資系企業の多くに人事部はなく、HR部門が存在することです。HRとは「Human Resources」の略で、日本語では「人的資源」などと訳されます。
人事は採用や人材評価などがメイン業務に対して、HR部門では経営戦略の視点から人材配置を検討することが主な業務です。
また外資系企業の特徴として、HR部門の中で業務ごとに役職が与えられ、自分の役割に付随した狭い範囲の業務を行うケースが多いようです。
ただし、人事部とHR部門の違いに正確な定義はなく、「HR部門だが、日本企業の人事部と同じ働きをもつ」場合や、反対に「人事部という名だが、仕事内容はHR化している」場合などもあります。
外資系企業への転職を検討している方は、事前にその企業の人事部もしくはHR部門で求められる役割について確認しましょう。
外資系企業の人事の働き方
外資系企業の人事の働き方は、日本企業に比べてグローバル化されていることが多いです。
たとえば、仕事とプライベートをしっかりと分ける意識が強く、残業は少なめで、ワークライフバランスを両立しやすい傾向にあります。また、給与水準も比較的高いといわれています。
一方で実力主義のため、勤続年数に応じて自然と昇給するような環境ではないことがほとんどです。自分の能力や成果を示し、積極的にアピールしていく姿勢が求められるでしょう。
そのため、会議への参加やプレゼンテーションの機会などは、日系企業よりも多い傾向にあります。能動的に仕事に取り組める人ほど活躍のチャンスがあります。
外資系企業の働き方についてまとめると、「自由度が高く、残業も少ない分、限られた時間の中で客観的な成果を出す働き方が求められる」と言えます。
しかし近年では、日本国内の企業でも上記のような働き方を求めるところは決して珍しくありません。
外資系企業でも「日本支社では日本的な考え方を積極的に取り入れる」という方針を掲げているところもあります。
外資系企業だから、日本企業だからという理由だけで働き方を決めつけず、各企業のホームページや求人などでキャリアや働き方をしっかりと調べることが重要です。
外資系企業の人事に必要なスキル
外資系企業と国内企業で人事に求められるスキルは大きく変わりませんが、英語を理解できた方がよい場面は外資系企業の方が多く、語学力が求められることは事実です。
ここでは、外資系企業の人事に必要なスキルを解説します。
人事実務経験
具体的な実績を伴う人事の実務経験は、外資系企業への人事転職において大きなアピールポイントとなるでしょう。
実力主義の傾向が強い外資系企業では、面接の際に「入社したら会社にどれだけの利益をもたらしてくれるのか」をシビアに判断します。また入社後は、ある程度1人で業務を進める場面もあります。
そのため、外資系企業への人事の転職においては、一定以上の実務経験が必要です。
ただし、外資系企業と日系企業では人事業務の進め方に違いがあるため、経験者が必ずしも有利とは限らないのも事実です。
「人事実務の経験はないが、管理職として人材配置などに関わったことがある」など、HRに近い業務の経験があれば、外資系企業で活躍できる可能性は高まります。
コミュニケーション力
外資系企業では、国内企業以上に自分の意見を伝えたり、プレゼンテーションを行ったりする機会が多くあります。
意見を述べなければ「意思のない人」「仕事のやる気がない人」とみなされがちです。自分の考えを分かりやすく、端的に伝えるコミュニケーション力は非常に重要です。
また、人材配置や評価に携わる人事では、各社員の強みや弱み、性格、経歴などを正しく把握する能力も求められます。社員からキャリアプランや所属チームに関する相談を受ける場面も想定されるでしょう。
人材を管理するポジションだからこそ、高いコミュニケーション能力が必要とされるのです。
語学力
外資系企業だからこそ求められるスキルの1つに「語学力」があります。特に英語は必須となることが多いですが、必要とされるレベルは企業によってさまざまです。
「英語で正しく読み書きができる」「英語でのプレゼンテーションが可能」「ネイティブとスムーズに会話できる」など、どこまでのレベルを求められているかを事前に把握しましょう。
外資系企業への転職を検討中の方は、自分の英語力を棚卸しし、応募企業が求める語学力と照らし合わせておくことが大切です。
外資系企業に転職する方法やポイント
外資系企業への転職は難しいイメージもありますが、ポイントを押さえれば十分に可能です。
ここでは、外資系企業に転職する方法や転職活動で押さえておくべきポイントを解説します。
外資系企業の人事に転職する方法3選
外資系企業の人事へ転職する方法として、「求人媒体から探す」「転職エージェントを活用する」「紹介を受ける」の3つがあります。
求人媒体から探す
いわゆる転職サイトを活用し、職種やエリアなどの条件を設定して求人を検索します。外資系企業に的を絞っている場合は、外資系求人に特化した媒体を利用すると効率的です。
ただし、情報量が多いぶん見落としや勘違いが起こりやすい面もあり、求人選定には注意が必要です。
転職エージェントを活用する
「自分に合った求人が分からない」「外資系への転職は初めてで不安」という方には、転職エージェントがおすすめです。
求人紹介や面接対策、条件交渉などを行ってくれるため、1人で進めるよりも成功率が高まります。
「MS Agent」は外資系企業の求人を多数取り扱っており、英文レジュメの添削などのサポートも行っていますので、興味があればぜひ利用をご検討ください。
外資系企業で働く人から紹介を受ける
リファラル採用(社員紹介)も選択肢の一つです。外資系企業で働いている知人がいれば、人事部門の紹介をしてもらえるか確認してみるのも良いでしょう。
ただし、会社を比較しづらい点や、辞めづらい点などのデメリットにも注意する必要があります。
応募先企業の「求めていること」の把握が最重要
外資系企業に限らず、転職を成功させるためには「企業が何を求めているか」を理解し、自分がどのように貢献できるかを示すことが大切です。
経験者採用では、これまでのキャリアを通じて企業の課題をどれだけ解決できるのかを見られるケースが多いですが、ポテンシャル採用であれば、熱意や新しいことに挑戦した際のエピソードなどが評価される可能性もあります。
事前に企業研究を十分に行い、ミスマッチを防ぎましょう。
まとめ
外資系企業の人事部門は、業務内容や働き方、給与体系などにおいて日本企業とは異なる点が多々あります。
一般的に残業が少なくワークライフバランスを取りやすい一方、実力を発揮してアピールする姿勢が重要です。また語学力も高いに越したことはありません。
転職活動においては求人媒体や知人からの紹介もありますが、外資系に特化した転職エージェントを利用すれば、より効率的に自分に合った企業を探すことができるでしょう。
外資系企業への転職を検討中の方は、これらのポイントを押さえつつ、積極的に情報収集と自己アピールを進めてください。
- #外資系人事
- #人事の転職


この記事を監修したキャリアアドバイザー

大学卒業後、ウェディングプランナー、業界大手で求人広告の企画提案営業を経て、MS-Japanへ入社。
企業担当のリクルーティングアドバイザーを経験した後、現在は転職を考えられている方のキャリアアドバイザーとして、若手ポテンシャル層~シニアベテラン層まで多くの方の転職活動のサポートをしています。
人材業界での経験も長くなり、いつまでも誰かの記憶に残る仕事をしていたいと思っています。
経理・財務 ・ 人事・総務 ・ 法務 ・ 経営企画・内部監査 ・ 会計事務所・監査法人 ・ 役員・その他 ・ 公認会計士 ・ 税理士 ・ 弁護士 を専門領域として、これまで数多くのご支援実績がございます。管理部門・士業に特化したMS-Japanだから分かる業界・転職情報を日々更新中です!本記事を通して転職をお考えの方は是非一度ご相談下さい!
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