外資系企業の人事に転職するには?未経験でも転職できるの?
外資系企業というと、「何となく敷居が高い」と感じ、一歩踏み出しづらいといった方もいると思います。
即戦力を求める採用が多いのは確かですが、未経験でもチャンスがないわけではありません。
この記事では、外資系企業の人事に転職するにあたり、具体的な転職方法や求められるスキル、採用担当が評価するポイントなどを解説します。
外資系企業の人事に転職する方法とは?
普段使っている転職サイト・求人雑誌などに求人情報が掲載された場合を除き、外資系企業への転職は「何となく敷居が高い」と感じ、転職先の候補として検討しない人は一定数存在しています。
しかし、日本企業で思うように結果を出せないと感じている人にとっては、外資系企業への転職が大きなチャンスとなる可能性を秘めています。
外資系企業と一括りにいっても特徴は様々ですが、一般的に、外資系企業の人事に求められる能力として考えられるのは、以下のようなものが挙げられます。
- 人事、労務経験(3~5年以上)
- 語学力(英語)または海外での就労経験
- 前職での具体的な実績
人事職として目に見える結果を出すためには、採用企画一つとっても数年単位を見る必要があるため、一定の職務経歴が求められます。
また、海外の本社・事業所などとやり取りする機会があれば、英語などの外国語を扱う能力も求められるでしょう。
ただし、これらはあくまでも平均的な要素であり、会社によっては外国語の履修・海外での就労経験などを課さない会社も少なくありません。
重要なのは、自身のスキル・経験で採用される可能性がある会社を、いかにして見つけるかです。
以下、希望にあった求人を探す方法を3つ挙げています。
①求人媒体から外資系企業を探す
外資系企業に転職する方法として、まず求人媒体から探す方法が挙げられます。
転職サイトなどで検索する場合、人事職・外資系企業のみをフィルタリングすれば、ある程度候補は絞れるはずです。
できれば、業種・職種問わず求人を掲載している媒体よりも、業種・職種を限定している媒体を選んだ方が、満足のいく結果につながりやすいでしょう。
数多くの求人が集まる中から自分に合致した企業を選ぶのは、Web上でも労力を必要とするため、数が多い分だけ見落としや勘違いも起こりやすくなるからです。
外資系企業に絞って選ぶのであれば、外資系企業の求人情報を中心に集めた媒体から情報を検索した方が、効率的に転職活動を進められます。
ただし、その分難易度が高めの企業が集まる傾向にあるため、採用のハードルも上がる可能性があることも頭に入れておきましょう。
②転職エージェントを活用する方法
自分の能力を客観的に判断するのは、多くの人をジャッジする立場にいる人事職でも難しいものです。
そこで、今の自分は転職市場でどのようなニーズがあるのか、専門の転職エージェントにアドバイスを受ける方法があります。
転職エージェントを使うメリットは、求人応募から内定の段階に至るまで、転職活動をサポート・コーディネートしてくれる点にあります。
転職サイト同様、エージェントにも得意な分野が存在し、外資系のオフィスワークに強いエージェントも存在しています。
また、外資系企業へ転職する場合、日本企業とは面接や採用方法が異なるケースも珍しくありません。
その点、外資系専門のエージェントなら具体的なノウハウが充実しているため、より具体的なアドバイス受けられるはずです。
転職エージェントには、そこでしか取り扱っていない求人案件もあるため、自分にとって非常に良い条件の求人を探し出せる可能性もあります。
転職経験が少なく、人事畑での勤務経験もないという方は、一度エージェントで客観的な評価を受けてから活動を始めると良いでしょう。
③外資系企業で働く友人から紹介してもらう方法
転職サイト・転職エージェントを使った転職活動は、自らアグレッシブに採用を勝ち取る方法です。
これに対して、すでに外資系企業に勤めている友人から自分を会社に紹介してもらえれば、より効率的に転職活動を進められます。
日本でも認知されてきているリファラル採用は、条件が合えば比較的早く採用が決まる傾向があり、外資系企業では重要な採用ルートの一つです。
企業側としても、採用コスト・ミスマッチのおそれを減らせることから、自社で活躍している社員の目から見て「問題ない」と判断できる人材なら、積極的に採用を検討したいと思うのは自然なことです。
もし、身近に外資系企業で働いている友人がいるなら、その会社で人事職を募集していないかどうか確認してみましょう。
リファラル採用の方が、スムーズに選考が進む可能性もあるので、条件が合いそうな人脈があれば、一度挑戦してみる価値はあるはずです。
外資系企業の採用担当が評価するポイントとは
外資系企業は、厳然とした実力主義をとっている会社が多い印象を受けます。
概ねその印象は正しいのですが、企業で期待される「実力」の幅も広いという特徴があります。
日本では、大学在学中に就職活動を行うケースが圧倒的多数ですが、海外では様々な状況から採用試験・面接を受ける人材が存在します。
ワーキングホリデー・NGO勤務・ボランティアなど、求職者のバックボーンも多種多様です。
そのため、人事と一口にいっても、日本の企業文化とは異なる面が多く、人事職の経験者・未経験者という枠組みを問わず人材を募集している会社も少なくありません。
外資系企業が採用で評価するポイントはある程度決まっています。
人事経験者の採用ポイント
まず、経験者の場合は、日本企業と基本的には方針は変わらず、これまで培ってきたスキルが評価される傾向です。
そのため、職務経歴に加え、具体的な実務経験や実績をアピールすることが、転職の成功につながります。
人事未経験者の採用ポイント
これに対して人事未経験者の場合、自分を採用するメリットを適切に伝えなければなりません。
ただし、未経験であることを補えるほどの実績・スキルをアピールするには、求人内容で求める人材の本質をつかんでいる必要があります。企業側が何を求めていて、その要望に対して自分が貢献できるかどうか、応募前の段階で綿密にイメージできなければ転職成功にはつながらないでしょう。情報収集が重要なポイントになるため、転職エージェントを利用するのもおすすめです。
まとめ
外資系企業の人事職に転職するためには、まず「どのような人材が求められているのか」を把握することから始まります。
自分勝手に求人情報を解釈してしまい、上手くいかないケースも多いです。
採用までの道のりを逆算し、企業側が欲しい人材の本質を見極め、自分をどうアピールするべきなのか考えなくてはいけません。
転職サイト活用と並行しながら、転職エージェントで専門家のアドバイス・サポートを受けたり、外資系企業で勤めている友人を頼ったりして、企業のニーズと自分が合致しているかどうかを把握しながら活動することが大切です。
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