40代女性の転職事情は本当に売り手市場?未経験に厳しい正社員の求人

キャリア
2019/10/08

40代女性の転職事情は本当に売り手市場?未経験に厳しい正社員の求人

日本では慢性的に人手不足の状況が続いており、子育てがひと段落して職場に復帰する40代女性の労働力を、多くの企業が求めています。
そのため、40代女性における転職市場の状況は、基本的には売り手市場となっています。
しかし、厚生労働省の報告によると、平成28年度の女性労働者のうち正規の職員・従業員(正社員)が1,078万人なのに対し、非正規の職員・従業員(パート・アルバイト、派遣・契約社員など)は1,367万人という数字が出ており、非正規割合は半数を超える55.9%です。男性の非正規割合が22.1%であることと比較すると、女性労働者については非正規の割合が非常に高いことが伺えます。
今回は、40代女性の転職事情に焦点を当てて、実際には厳しい傾向にある正社員の求人状況についてご紹介します。

この記事のまとめ

・女性の社会進出を背景に40代で転職を検討する女性が増えている

・40代から正社員として転職する場合、何らかの専門知識・勤務経験が要求される

・専門知識を取得する機会がないまま、キャリアだけが長くなってしまったという人でも、もう一度キャリアを洗い出してみましょう。転職するためのきっかけとなる経験が見つかるかもしれません。

転職を検討する40代女性が増えている

ライフスタイルの変化によって、40代で転職を検討する女性が増えてきています。 その理由は様々ですが、
・非正規雇用から正社員になって、キャリアを上げていきたい
・子育てが落ち着き、もう一度バリバリ働いていきたい
など、女性の社会進出の増加が背景にあります。

「40代で正社員への転職は難しいのでは?」と考える方も多くいると思います。
次から、40代の女性の転職事情を見ていきます。

40代女性の転職はなぜ厳しいのか?

女性に限った話ではありませんが、40代から正社員として転職する場合、何らかの専門知識・勤務経験が要求されます。
そのため、専門知識・勤務経験のあるジャンルは有利ですが、パートレベルからの正社員登用は厳しいでしょう。
仮に派遣社員・契約社員という雇用形態であっても、経理事務などに10数年従事していて決算補助なども担当している場合は、事業規模問わず即戦力として欲しがる経営者は多いはずです。

これに対して、コンビニ店員やスーパーのチェッカーなどといった、自動化が進んできている単純業務での正社員登用は難しいでしょう。
シフトを組む・企画を担当するなどのアドバンテージがなければ、経営者の目に留まらないと考えておかなければなりません。
せっかくの経験も、ジャンルによっては転職市場の中で「未経験者」として判別されてしまうため、転職先として選ぶ職種・ジャンルには注意が必要です。

40代女性が転職を成功させるには、「経験」をアピールできるかどうかがカギ

非正規雇用は、一般的に転職市場で不利に考えられがちですが、必ずしもそうとは限りません。
特に、派遣社員は「同じ職種・複数の職場」という条件で働くことも珍しくないため、一社に勤め続けている社員よりも幅広い知識・経験を積んでいるケースもあります。

経理担当者であれば、中小企業向け・大企業向けのソフトウェアの違いを知り、取り扱いに馴染んでいる人も多く、新しい環境に放り込まれても柔軟に対処できるだろうと評価する会社も少なからず存在します。
また、過去に別の会社では契約社員として働いていて、転職先の業務内容が違う職種であったとしても、過去の業種で学んだことを活かせれば問題ない場合もあります。

経理担当者向けソフトウェアのサポートサービスに携わっていた人が、サポートしていたソフトウェアを使っている会計事務所に転職すれば、その事務所のQ&A係になることもできます。
一つの業種・一つの職種にこだわらず、自分のキャリアとの共通点を探って経験をアピールすることが、転職を成功させる近道になるはずです。

自分には何もない……そう考える前に「キャリアの洗い出し」を

専門知識を取得する機会がないまま、キャリアだけが長くなってしまったという人は、本当に単純作業だけの毎日だったかどうかを振り返ってみましょう。
長年勤めていると、その分イレギュラー的な仕事を手伝う機会も多くなるため、自分が思っている以上に色々な経験を積んでいるものです。

小売店でパートとして働く場合を例にとると、配置された部署によっては、チェッカー以外の仕事として商品POPなどを作る仕事もこなす場合があります。
このような仕事にはセンスが問われる反面、POPの出来と売上との相関関係について、ポップを作ったパートスタッフにフィードバックが十分なされていないケースも見られます。

もちろん、スタッフ自身も過去の例をなぞって作成している場合、そこまで重要な仕事だと認識していない可能性もあります。
しかし、マーケティングにおけるポップの破壊力は、スーパーやホームセンターで自分が商品を購入したときの経験を思い出せば理解できるはずです。
極端な話、過去にPOP用のキャラクターデザインまで自ら手掛けた絵心があるなら、広告代理店・Web関係の転職先まで視野に入れられます。
このような、転職するにためのきっかけとなる経験さえあれば、あとは採用されてから勉強すればよいわけですから、あきらめずにキャリアの洗い出しを行いましょう。

まとめ

40代女性が正社員への転職を成功させるためには、過去の自分の経験について、どれだけ視点を拡げて考えられるかが問われます。
正規・非正規の差はあったとしても、専門的な知識・経験を十分にアピールできるジャンルがあるなら、市場の評価も高いでしょう。
しかし、表面的には経験だけが長いものの、専門性がないという自己評価からのスタートであれば、より詳細に仕事内容を棚卸する必要があります。
そこから、求人情報との共通点・自分のアピールポイントを見つけ、それらを履歴書・職務経歴書に練りこむ工夫が大切です。
自分がどのような状況であっても、あきらめずに考え続ければ、必ず打開策が見つかります。
今までに培ってきた人生経験の集大成を、正社員への転職にぶつける覚悟で臨みましょう。

【関連ページ】
ライフプランを楽しみながらつくっていく女性経理のキャリアプランとは?
経理として働く女性の平均年収の目安とキャリアアップのための選択肢

<参考>
厚生労働省『平成 28 年の働く女性の状況』

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