2023年04月01日

戦略経理とは?~社長が求める経理のレベルに追い付けるか~

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戦略経理とは?~社長が求める経理のレベルに追い付けるか~

経理職の中で、近年存在感を増している言葉の一つに「戦略経理」というものがあります。
戦略経理とは何かと一口で説明すると「勝つための経理」です。

経理職というのはお金の流れを管理するところであって、その情報を基に戦略を立てるのは、経営企画職であったり各幹部の仕事だったりした時代が長らく続いてきました。
しかし、幹部の中には必ずしも数字に強くない人材も少なからず存在していて、経理職もまた数字に触れていながらその情報を経営に応用できていない時代が続いていたのです。

今回は、戦略経理とは何か?から生まれた背景と、実際に経理に求められる職務の一つとしてカテゴライズされつつある業務内容についてご紹介します。

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戦略経理とは、数字を根拠にした経営戦略を提案できる経理のこと

まずは、戦略経理という言葉が意味するものについて説明していきましょう。

もともと経理部という部署は、会社のお金の動きを逐一漏らさず正確に記録する部署という意味合いでとらえられることが多いものです。
事実、そのような側面は確かにあります。

しかし、現代において経理部に求められるスキルというものはそれだけとは限らず、時代の変遷に応じて大幅なスキルアップが求められることも珍しくありません。
ひと昔前で言えば「仕訳作業・会計帳簿作成のIT化」や「英文会計」などが該当します。

しかし、経営者の目線からすると、経理職としてもっと根本的に求められるべきスキルがありました。
「戦略経理(数字を活かした経営戦略の提案)」です。

経営者というものは、ロマンチストな面とリアリストな面の両方がバランスよく兼ね備えられていなければなりません。
しかしながら、失敗する起業家の多くは、企業戦略を策定した際には得てして夢物語を語りたがるものです。

とはいえ、その夢がなければ人の心をつかむ求心力はなかなか得られません。
問題は、どうやって現実的なプランにまで落とし込むかなのです。

戦略経理とは、ともすれば無軌道になりがちな経営戦略に対して、数字と言う形の「説得力」を付与する立ち位置として期待されているのです。


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戦略経理ができる人は、経営者の目線で言えばどのように重宝されるのか

戦略経理が、数字に説得力を持たせ企業戦略に付加する役割を果たすことは述べました。
それでは、経営者の目線で見たときに、戦略経理とはどのように会社に貢献して欲しいものなのでしょうか。

経営者が謙虚であり、人の意見をしっかり聞いたうえで自分のものにできる存在であると仮定して話をすると、やはり経営者や幹部に対し、数字を基に戦略を検討するための情報を提供できる存在であって欲しいという気持ちが強いはずです。

例えば、主となる事業と新規事業との間に大幅な収益の差異が生じており、今年度赤字になっていたとしても、新規事業の成長率を具体的に説明できていたなら、もうしばらく続けてみようとの判断ができるかもしれません。
また、販売個数・利益率についても一応の目標を達成している部分はあったのか、そうでないのかによって、黒字であっても今のうちに事業を縮小すべきかどうか検討することも可能なはずです。

経営に必要な数字が何なのかを理解し、それを基に提案できる人材は、やはり社長の立場から見れば重宝したい存在のはずです。


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経理職も気付いていない、経理職だけが持っている「財産」

意外かもしれませんが、経理職がもっとも財産にすべきものを、現役経理職の多くがおろそかにしています。 それは、社内における「数字の推移」を簡単に追える立場であることです。

経理が取り扱う情報というものは、会社の利益に直結するものが多いため、他部署に公表できない情報も取り扱っています。
そのため、会社の事業活動を全て「数字」で表現した資料を毎日閲覧しつつ、その流れを追うような仕事は、実質会社の中では経理職・監査職・社長といった一部の人にしか行われていません。

営業部長などが見ている資料も、結局のところ現段階での売上情報や本年度の予算目標などが主で、会計ソフトの情報を閲覧できるわけではありません。
つまり、資産・負債・純資産・収益・費用の全てがどう発生しているのかをチェックすることや、前年度以前にかかった費用と今年度との対比などは、そのような仕事を専門とする経理職ならではの特権なのです。


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「戦略経理」は大きなキャリアアップにつながる

「戦略経理」は大きなキャリアアップにつながる

戦略経理においてもっとも重要なことは、数字を基にした情報を比較検討し、経営判断の参考となる資料を作ることです。
財務諸表はあくまでも税務目的や社外へのアナウンスという意味合いが強いことから、それだけで戦略に貢献できるものではありません。

しかし、毎月・四半期・半年ごとに締められるデータはより「生」の数字を反映しており、今現場で何が起こっているのか、過去と比較して現状が良くなっているのか・悪くなっているのかを把握するのに大変優れた情報です。

事業規模が大きくなればなるほど、経営者が見えない部分は増えていきます。
だからこそ経営者は、自分の目の前で見えない現場の状況を、数字に表れた情報から追いかけることで判断する必要性に迫られているとも言えます。

履歴書・職務経歴書に「戦略経理」担当と書くことはまずないでしょうが、アピールすることは決してマイナスにはなりません。
提案に対する結果が誇れるものならば、遠慮なくアピールしておきましょう。

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