2024年06月07日

経営企画に求められる英語力とは?英語活用ケースと求人をご紹介!

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ビジネス環境のグローバル化が進む近年、さまざまな場面で英語力が問われています。経営企画という企業活動の中核を担うポジションにおいても、その傾向は例外ではありません。
英語力を活かして経営企画への転職を目指している方にとっては、どのような場面で英語力が必要なのかが気になるところでしょう。

ここでは、実際の求人案件を含め、経営企画に求められる英語力とその必要性について解説します。

経営企画に英語力って必要?

経営企画は企業の成長戦略を担う重要な部門です。
多様な知識やスキルが求められるポジションに携わる上で、英語力はどのような場面で必要になるのでしょうか。

事業の海外展開

海外展開を視野に入れる企業では、さまざまなビジネスシーンで英語が必要となります。
海外事業を滞りなく進めるためには、現地の取引先や利害関係者との円滑なコミュニケーションが欠かせません。
特に経営企画の役割として、現地の市場をリサーチし、その国の文化やニーズに合わせた戦略を立案する際に英語スキルが重要です。

また、最新の業界情報を収集する際にも英語力が役立ちます。
グローバルなビジネス環境下では、市場動向や最新情報は英語で発信されるケースがほとんどです。
英語を理解していることで、海外のWEBサイトや専門誌など広範囲での情報収集が可能となり、企業の競争力を維持する上でも有利でしょう。

日系企業でも将来的な海外展開に向けて

一方で、日系企業においては、必ずしも経営企画で英語力が求められるわけではありません
日本国内での事業展開に特化していたり、海外に拠点がなかったりする企業では、英語でやりとりする機会が少ないことが一般的です。
ただし、グローバル化が進む日本経済では、国際市場での競争に直面することもあり得るため、将来的な展望を考慮すると英語力の重要性は増していくと考えられます。

以上のように、経営企画における英語力の必要性は、国際的なビジネス環境や最新の情報収集、そして企業のグローバル展開に密接に関連しています。
経営企画担当者がより幅広い視野で業務に取り組み、企業の成長をリードするためには、ビジネスレベルの英語力が求められているのです。

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経営企画の英語活用ケース

経営企画に求められる英語力は、具体的にどのような場面で必要となるのでしょうか。
以下に、経営企画の主な英語活用ケースを見ていきます。

日系企業で海外に子会社・支店があるケース

まず、日系企業が海外に子会社を持つ場合、その子会社との連携に英語力が不可欠です。
海外での事業戦略を立てるためには、現地の情報や市場動向を正確に把握しなければなりません。
子会社は別法人であっても、グループ全体の戦略に沿った運営が求められるため、円滑な情報共有や意思疎通の手段として英語が用いられます。
特に事業戦略で重要な役割を担う経営企画は、グローバルスタンダードである英語を習得する必要があるのです。

同様に、海外に支店がある日系企業においても英語力が必要です。
経営企画として支店の市場リサーチや戦略策定を行う際には、現地で活動するスタッフとのコミュニケーションが重要です。
スタッフの多くが外国人の場合、言葉の壁で伝達に支障をきたさないよう、英語による情報発信が行われます。 逆に、海外支店からの業績や市場動向の報告を英語で受け取ることによって、より実効性のある戦略策定へつなげていきます。

日系企業で海外企業との取引があるケース

日系企業が海外で取引がある場合も英語力が必須です。
海外との取引では、仕入先の決定や契約交渉など、ビジネスのあらゆる段階で英語力が求められます。
経営企画担当者が現地調査を行い、市場や競合他社の状況を把握する際にも、英語が通じることで情報収集がスムーズになります。

外資系企業のケース

ビジネス環境がグローバルな外資系企業の場合、社内の公用語が英語であることは珍しくありません。 特に上司や同僚が外国人であれば、職場で英語を使うことは日常的と言えるでしょう。
事業を戦略的にサポートする経営企画の業務全般においても、英語力を活かした働き方が期待されます。

このように、経営企画で英語力が必要となるケースは、海外での事業連携や取引がある企業において顕著です。
海外パートナーとの関係を密にし、国際的な競争力を高めるためにも、経営企画担当者による実践的な英語力が求められているのです。

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経営企画に求められる英語力とは

自身の英語力をアピールするためには、客観的な評価が重要になります。
その指標の一つが、英語で話す・書く能力を測定する国際コミュニケーション英語能力テスト「TOEIC」です。

グローバル企業の経営企画に求められる英語力の目安は、一般的にTOEICのスコアで700~800点以上とされています。TOEICスコアがこの範囲にあると、ビジネスレベルの英語力を有していると見なされるためです。
経営企画の業務には、英文での資料作成や海外スタッフとのメールでのやり取りが含まれます。事業計画や予算策定などの業務を円滑に遂行するには、ビジネスに通用する英語力が求められるのです。

一方、経営企画はさまざまな業種・業界の企業が抱える部門です。
転職を希望する分野によっては、より高度で専門的な英語力を要求されることもあるでしょう。
例えば、金融業界やテクノロジー分野では、専門的な英語表現やビジネス用語の理解が必要となります。また、外資系企業では英語による会議での議論やプレゼンテーションがたびたび行われており、その場で自分の意見を明確に述べることができるレベルが望ましいとされています。

経営企画における英語力の目安は、単なる言語能力だけでなく、ビジネスコミュニケーション専門知識に通じる能力も関係します。
TOEICスコアのみならず、英語を活かした実務経験も含めて総合的に評価されることを想定すべきでしょう。
ビジネスを取り巻く環境やニーズは刻々と変化するため、現状の英語力に甘んじることなく、自己研鑽を怠らないことが大切です。

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英語力以外に求められるスキル

英語力以外に求められるスキル

経営企画は「経営を企画する」重要なポジションであるため、求められるスキルは英語力だけではありません。
以下のようなスキルを身につけることで、経営企画としてのキャリアに役立ちます。

戦略的思考力

筋道を立てて戦略的に考える能力は、経営企画において不可欠なスキルの一つです。
戦略的思考力があれば、市場動向や競合状況を踏まえ、リスクを予測して適切な戦略を策定する見通しが立ちます。
変化するビジネス環境にも柔軟に対応し、事業の成長を促すための戦略的なアプローチを考えることも可能です。

データ分析力

さまざまなデータを分析する能力もまた、経営企画においては重要なスキルに含まれます。
市場ニーズや競合他社の動向などを精緻に分析し、可視化したデータを経営の意思決定に必要な情報として反映させることが可能です。また、裏づけに基づいた戦略を立案する際にも、データ分析力は有用です。

プレゼンテーション能力

経営企画の業務を円滑に遂行するためには、他部署や上層部とのコミュニケーションが欠かせません。ときには、複雑なビジネス戦略やアイデアをわかりやすく説明し、他者を納得させる必要があります。
プレゼンテーション能力は、自身の考えや提案を明確に伝え、理解と協力を得るために重要なスキルです。

中国語

すでに一定の英語力がある場合、中国語も身につけておくことは賢明な選択肢です。
中国は世界有数の経済大国であり、多くの企業が中国市場への進出を目指しています。中国語を理解していれば、ビジネスチャンスの幅が広がり、企業の国際展開で戦略的な役割を果たせるでしょう。

まとめ

経営企画で英語が必要になるケースは、海外での事業展開を行っている企業がほとんどです。
求められる英語力は、TOEIC700~800点以上のビジネスで通用するレベルとされています。

経営企画と英語力の関係性を整理すると、「経営企画には英語力が必要」ではなく、「英語力が必要な経営企画がある」ということです。
すでに英語力を身につけている方は、自信を持ってグローバルな経営企画を目指しましょう。

この記事を監修したキャリアアドバイザー

森澤 初美

カナダ州立大学卒業後、新卒でMS-Japanへ入社。求人企業側の営業職を経験した後、2014年にキャリアアドバイザーへ異動。
2016年からは横浜支社にて神奈川県内の士業、管理部門全職種を担当し、現在は関東全域の士業、管理部門全職種を担当。

経理・財務 ・ 人事・総務 ・ 法務 ・ 経営企画・内部監査 ・ 外資・グローバル企業 ・ 会計事務所・監査法人 ・ 役員・その他 ・ IPO ・ 公認会計士 ・ 税理士 ・ USCPA ・ 弁護士 を専門領域として、これまで数多くのご支援実績がございます。管理部門・士業に特化したMS-Japanだから分かる業界・転職情報を日々更新中です!本記事を通して転職をお考えの方は是非一度ご相談下さい!

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