経営企画への転職成功のコツは?20代でも可能?【求人&転職成功事例あり】
経営企画は、他部門から転職を検討する場合、どのように転職するべきか情報を集めるのが難しい職種の一つです。
中には「20代で経営企画にチャレンジできる?」「未経験からでも転職できる?」といった疑問を抱えている方もいるでしょう。
今回は、経営企画の仕事内容や、未経験者・経験者が転職する際のコツなどをご紹介します。
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経営企画の仕事内容をおさらい
経営企画は、会社全体の経営戦略を立案し、実現するための重要な役割を担っています。
経営戦略の立案
経営企画の中心的な役割の一つは、企業のビジョンや課題解決のための経営戦略を立案することです。
企業の長期的なビジョンと短期的な目標を定め、それらがどのように実現可能であるかを詳細に計画します。
経営者と密接に連携し、「全社的な視点」から、経営方針や戦略を設計しなければなりません。
市場動向の分析と報告
経営企画は、「ヒト・モノ・カネ」の企業資源と、市場動向の分析を行います。
たとえば「現状の企業活動でどのような課題があるのか」を洗い出し、これらの問題に対する解決策を提案するのです。
市場動向の分析結果は、経営者層へ報告して、経営の意思決定のサポートをします。
予算と人的リソースの管理
経営企画は、設定された経営目標の達成をサポートするために、予算や人材の配分を最適化する必要があります。
たとえば、「部門間や事業間でどのように予算を組むか」「人的リソースをどのように調整するか」などを検討します。
各部門のパフォーマンスを見て、必要に応じて改善策を提案するのも経営企画の役割です。
また企業の合併や買収(M&A)、ビジネスモデルの再構築、新規事業の企画など、企業の成長や競争力強化のための取り組みも経営企画の仕事です。
これらは、企業が新しい市場に進出するなど、組織的に大きな変化が必要になった際に役立ちます。
経営企画に必要なスキルは?
前述の業務を遂行するにあたり、経営企画には下記5つのスキルが求められます。
情報収集能力
経営企画に求められる情報収集能力とは、企業が直面する課題を解決するための新しい情報や視点に関するものです。
たとえば競合他社の戦略や消費者の行動、新たなビジネスチャンスなどの情報を収集・分析する能力などが該当します。
論理的思考力
経営企画における論理的思考力とは、問題や状況を客観的かつ理論的に分析し、結論を導き出す能力です。
問題を明確に定義する「問題定義力」や、複数の物事の関係性を理解する「構造化思考」、情報や仮説から結論を導き出す「推論力」などが該当します。
企画立案能力
経営企画に求められる企画立案力とは、明確で達成可能な目標を設定し、競合他社の動向や顧客のニーズなどを調査し、自社のリソースと合わせて考える能力です。
また、企画立案した内容に対し、結果を適切に評価・改善するためのスキルも必要です。
コミュニケーション能力
経営企画が求められるコミュニケーション能力は、主に経営者層とのやりとりに関するものです。
経営者層の意見や視点を適切に理解し、それに対応する能力が求められます。
聞くだけではなく、時には自分の意見やアイデアを明確かつ簡潔に伝える能力も必要です。
財務・会計知識
経営企画に求められる財務・会計知識は、財務諸表の理解が最重要です。
損益計算書や貸借対照表(バランスシート)、キャッシュフロー計算書などが読める必要があります。
「財務分析能力」「投資判断」「リスク管理」などの能力に優れていると、より評価されやすくなります。
経営企画に向いている人は?
好奇心が旺盛な人
経営企画は常に市場動向や業界トレンドを追いかけ、新たなビジネスチャンスを探している必要があります。
絶えず新しい知識を求め、事業環境の変化に対応するといった意味でも、好奇心が旺盛な人はとても適正が高いといえます。
多くの人と関わることが好きな人
経営企画は、企業内のさまざまな部門や、社外の顧客、投資家、ビジネスパートナーなどのステークホルダーと幅広くコミュニケーションを取ります。
社内での調整役としての役割も果たすため、良好な人間関係を構築することが得意な人に向いています。
行動力がある人
経営企画は、具体的な戦略や施策の立案から実行までを担当することもあります。
意思決定に至るまでのプロセスを推進し、結果を出すためには、自発的に行動できる能力が求められます。
経営企画の将来性・キャリアパスは?
経営企画の将来性
AIの進化により、単純な事務作業は自動化される傾向があります。
ただし経営企画の業務の本質的部分は、思考や判断を必要とすることなので、AIによって仕事がなくなるということはありません。
しかし、AIが単純作業を担当することで、戦略的な企画立案や意思決定支援など、より付加価値の高い業務に集中できるようになります。
これにより、経営企画の重要性はむしろ高まる可能性もあるでしょう。
経営企画のキャリアパス
経営企画は、社内全体のビジネスフローを理解し、各部門と連携して働くため、社内で幅広いネットワークを構築できます。
そのため、社内異動の場合は、経営企画から財務部長やCFO(最高財務責任者)、COO(最高執行責任者)、さらにはCEO(最高経営責任者)などの経営陣への昇進が可能です。
転職の場合でも、経営企画の経験は多くの業界や企業で評価され、たとえばコンサルティングファームやベンチャー企業で活用できます。
経営や戦略に関する深い知識と経験をもつ経営企画担当者であれば、独立して経営・戦略コンサルタントとして活動する道もあります。
市場動向は?20代でも経営企画にチャレンジできる?
結論からいえば、20代でも経営企画にチャレンジすることは可能です。
経営企画と聞くと、中堅管理職レベルの人材が重宝されやすいイメージをもちますが、転職市場の動向を見る限り、必ずしもそうとはいえません。
常に時代に合わせた新しい提案が必要とされ、前例を大事にする職種ではないことが一因と考えられます。
とくに、新規事業を立ち上げようとしている会社では、その事業に即したアイデアマンを求める傾向があり、異業種からの転職を歓迎する企業も少なくありません。
20代で一定の実績をおさめた若手を募集する企業が増えてきており、ベンチャー企業をはじめとする若い企業に可能性が集まっているといってよいでしょう。
経営企画への転職を成功させるコツは?
未経験の場合
未経験から経営企画への転職を考えている場合は、まず「なぜ経営企画に携わりたいのか」の理由を明確にすることが重要です。
前述の「経営企画に必要なスキルは?」でご紹介したスキル・経験がある場合は、具体的なエピソードをもとに自己アピールしましょう。
また、経営企画と共通点のある経理財務部やマーケティング部、外資系コンサルでの経験があれば、未経験でも歓迎されやすいでしょう。
経験者の場合
経営企画経験者が他社の経営企画に転職する際には、企業の将来像を描くだけでなく、自身が具体的に貢献できる点についてアピールすることが重要です。
自分が何をできるのか、どのように企業に貢献できるかを明確に伝えつつ、自身の将来のビジョンについて語るようにしましょう。
MS-Japanで紹介できる経営企画の求人例
弊社MS-Japanは、経営企画をはじめとした管理部門と士業に特化した転職エージェント「MS Agent」を提供しています。
ここでは、「MS Agent」で紹介できる経営企画の求人例をご紹介します。
総合キャスティング事業を展開するIPO準備中企業より経営企画室の募集です
年収:500万円~800万円
業務内容:
・開示業務
・予算の策定
・予実管理/分析
・経営戦略の策定
・上場に必要な社内体制の構築・評価・運用
・監査法人・証券会社対応
・その他上場に必要な業務
東証プライム上場企業より経営企画職の求人です!
年収:700万円~1,000万円
業務内容:
・グループ戦略企画・立案・推進
・グループ横断のプロジェクト推進
・グループ経営会議全体の企画・運営
・ホールディングス全体の経費・課題管理
急成長を遂げるファッションに特化したソリューショングループ/経営企画担当
年収:450万円~900万円
業務内容:
・グループ及び事業会社の中期事業計画策定、モニタリング
・グループ及び事業会社の年度予算策定、予算管理、モニタリング
・グループ及び事業会社の会計管理
・経営会議、取締役会、その他役員会議、管理部門会議等の資料作成や司会進行
・新規事業に伴うシミュレーション作成と各種資料作成
・M&Aに伴うシミュレーション作成と各種資料作成
・コーポレートベンチャーキャピタル活動と競合・協業調査
・各種重要プロジェクトへの参加
・主要部門と連携した内部統制の実行
・各種補助金調査と申請作業
MS-Japanを利用して経営企画に転職成功した方の事例
弊社MS-Japanの転職エージェント「MS Agent」を利用し経営企画に転職した方の事例をご紹介します。
20代・未経験でのキャリアチェンジでも大丈夫!
Nさんは経営層と距離が近く、経営者目線で数字を扱えるスキルを身に着けるために経理を希望していました。
しかし、選考を進める中で、Nさんが頂いていた経理のイメージとのギャップに気が付き、方向性に迷いが生まれていました。
そこで、経営企画のポジションを提案させていただき、未経験OKの経営企画ポジションの求人をご紹介しました。
金融機関出身であることや人柄が評価され、選考は比較的スムーズに進むことになり、IPO準備中企業から経営企画のポジションで入社を決めています。
20代・未経験からの転職成功となりました。
家庭とキャリアの両立を叶えた、30代男性の転職成功事例!
Nさんは、大手グループのインフラファンドの投資・運用事業を行っている企業にて、バックオフィス全般の業務を担当していました。
その前職は、経営企画メインとのことで入社しましたが、実際は総務法務・社内IT関連の業務が大半を占めており、入社後のギャップに悩みを持っていました。
さらに、残業時間が月80時間を超えており、リモート勤務も推奨されていませんでした。
お子様が生まれたばかりだったので、家庭とキャリアの両立を目指して転職を決意されました。
結果的に、リモート勤務・フレックス制度が整備されているIPO準備中の企業に入社され、キャリアを維持しながら自身で業務コントロールができるようになりました。
業務幅を広げて新たな環境にチャレンジ!
1万人規模の上場企業である前職で、経理部から経営企画部に異動したKさんですが、組織人数が多く、細分化された業務にしか携われないことに不安を抱えていました。
そこで会社規模をあえて落とし、会社の目指す方向性を直に感じられる、より小規模な会社への転職を決意しました。
転職先の企業はM&Aが活発で、社内での経営企画の存在感も大きく、ご自身が経験のないM&A業務にも参加できることも魅力的でした。
さらに、企業全体として時代の変化に適応しようとする姿勢があり、社員の皆さんの向上心が強いことからそんな環境でスキルを磨きたいと思えたことが決め手となりました。
まとめ
経営企画は、会社全体におけるビジョンや課題解決を実現するために、経営戦略を立案する役割をもっています。
「ヒト・モノ・カネ」のリソースや市場動向の分析、ビジネスモデルの再構築、新規事業の企画など業務内容は多種多様です。
経営企画は、20代や未経験であっても転職が可能です。
転職活動をスムーズに進めたい場合は、転職エージェントを利用するのがよいでしょう。
経営企画職への転職を考えている場合は、ぜひMS-Japanにご相談ください。
この記事を監修したキャリアアドバイザー
大学卒業後、大手出版系企業を経て現職へ入社。
主に大手・新興上場企業を対象とする法人営業職を4年、キャリアアドバイザーとして10年以上に及ぶ。
経理・財務 ・ 人事・総務 ・ 法務 ・ 経営企画・内部監査 ・ 会計事務所・監査法人 ・ コンサルティング ・ 役員・その他 ・ IPO ・ 公認会計士 ・ 税理士 ・ 弁護士 を専門領域として、これまで数多くのご支援実績がございます。管理部門・士業に特化したMS-Japanだから分かる業界・転職情報を日々更新中です!本記事を通して転職をお考えの方は是非一度ご相談下さい!
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