Web面接前に確認しておく注意点と評価を下げないトラブル対処法
これまでも一部の選考において実施されてきたWeb面接。以前は遠方の方との面接の際によく使われていましたが、コロナウイルスの影響から現在ではほとんどの企業で導入が進んでいます。
Web面接によって便利になる一方、接続が不安定になるなどWeb面接特有のトラブルも増えています。スムーズにWeb面接ができなかった場合、面接官の印象はどうしても悪くなってしまいます。
そこで、今回はWeb面接をスムーズに進めるための準備や対策法をまとめています。初めてのWeb面接に不安がある方やWeb面接に不慣れな方は、面接前に是非ご一読ください。
1.Web面接のメリット・デメリット
Web面接のメリットは、移動時間や交通費などが掛からないため、従来よりも日程調整がスムーズになり、遠方の企業の面接も受けやすくなります。また、画面越しで話すため、対面の面接に比べると緊張感も和らぎリラックスした状態で臨めるといった声もあります。
一方デメリットは、インターネットの接続トラブルによって、接続が不安定になることがあります。面接前に一度テストするなど、事前準備は必ず行わなければなりません。
また、画面越しで話すため、「面接官の細かい表情や仕草が読み取りづらい」「会話の間合いが分からず、リズムがかみ合わない」といった声も多いです。会話の区切りや表情の豊かさなど、対面面接より伝わるコミュニケーションを意識する必要があるでしょう。
Web面接はとても便利ですが、デメリットもあるで、準備と対策をしっかりしてスムーズにこなすと面接官の印象も高まります。
2.Web面接の事前準備
▼Web面接はどんな環境でやるべきか?
Web面接を受ける場所には注意が必要です。ポイントは、①インターネット環境が整っていて、②明るく静かな場所を選ぶことです。通信環境が安定していることが基本ですので、事前にインターネット環境が整っているかどうかチェックをすることが大事です。万が一、機器のトラブルなどで面接が中断すると、準備不足として面接官に悪い印象を与えてしまうことになります。十分に注意しましょう。
また、Web面接を受ける時は、スマートフォンではなくパソコンで受けることをおすすめします。
パソコンがない場合は、場所によってパソコンがある環境を借りることができますので、利用を検討すると良いでしょう。
▼Web面接におすすめの場所
①自宅
Web面接におすすめなのは、自宅です。自宅であれば、インターネット環境の状態も把握できていますし、静かな個室を用意しやすいです。ネットカフェなどは雑音が入りやすいですが、自宅であれば事前に準備をしておくことで、静かな環境を用意できます。家族がいる場合は、「面接を受けるから静かにしておいてほしい」「部屋に入ってこないで欲しい」と、事前にしっかり伝えておきましょう。
当日は、余計な雑音が入らないように配慮することがポイントです。面接を受けている部屋への人の出入りはもちろん、宅急便などの訪問客が来ないように気をつけましょう。携帯電話もマナーモードにしておくことが大事です。
なお、面接の時は、背景に気を配ることも大切です。出来れば壁を背に出来るような場所で、難しい場合は背景になる場所は綺麗に掃除しておき、万全の体勢でWeb面接に臨むことを推奨します。
②コワーキングスペース
個室の貸し出しがあるコワーキングスペースを利用する方法もあります。コワーキングスペースであれば、ネット環境は問題ないでしょう。パソコンを持っていない人にもおすすめの場所と言えます。ただし、コワーキングスペースには他にも利用者がいます。静かな環境かどうか、事前に確認することを忘れないようにしましょう。
③貸し会議室
貸し会議室を利用する方法も有効です。貸し会議室であれば、静かな環境を用意できる可能性が高いでしょう。言うまでもなく、インターネット環境などを事前確認することが大事です。また、画面を通して見える映像が暗くないかどうかもしっかりチェックしておきましょう。
④転職エージェント
転職エージェントでも、面接用の部屋を利用できるところもあります。弊社MS-Japanでも、弊社を通して面接を受けられる際は、個室を無料でお貸しすることができます。
▼Web面接ツールの起動確認
Web面接ツールはいくつかあり、企業によって使用ツールが異なります。事前登録やアプリのインストールなど準備が必要なケースもあるので、事前に必ず一度は起動して手順を確認しましょう。また、スマートフォンでは、映像や音声の質がパソコンに比べてどうしても落ちてしまいがちなので、できるだけパソコンで受験することをおすすめします。
マイク付きイヤホンがあると相手の声をしっかりと聞くことが出来、こちらの声もはっきりと届くため、あるとより便利になります。
以下に代表的なWeb面接ツールを紹介します。
①zoom
アプリをダウンロードしてアカウントを作成しましょう。ブラウザでも利用できますが、アプリの方がすぐ開くことができるのでダウンロードした方がよいでしょう。
面接のURLは企業側が発行するので、送られてきたURLをクリックするだけで参加できます。
接続後ビデオマークやマイクマークが赤くなっていると、映像・音声が届いてないので、一度確認しましょう。
②Microsoft Teams
ブラウザ版、デスクトップ版、スマホアプリ版の3種類が提供されています。いずれもMicrosoftのアカウントが必要です。
③Google Meet
Googleアカウントを作成し、面接担当者にメールアドレスを共有しておきます。面接時間になったら招待に応答すればビデオ通話を始めることができます。
▼面接用資料の準備
履歴書・職務経歴書などの書類は忘れずに手元に置いておきましょう。志望動機などの質疑応答用のメモを用意しておくのもよいですが、受け答えの際はあまり手元を見すぎないように注意が必要です。
3.面接当日の流れと注意点
①時間には余裕を持って臨みましょう
面接開始5~10分前にはログインしておきましょう。直前のログインだと何かトラブルがあった時に焦ってしまい面接を上手く進められないこともありますし、時間にルーズな印象を与えてしまう可能性があります。余裕をもってログインしておくことをオススメします。
尚、面接が始まるまではマイクはミュートにしておきましょう。
②面接開始、目線はカメラに!
ついつい画面に映る面接官の顔を見てしまいがちですが、NGです。それだと下ばかり向いているように映ってしまいます。面接官の表情が気になりますが、画面ではなく「カメラ」を見て話すようにしましょう。
>Point
パソコンの場合、面接画面を小さくして、カメラの位置のすぐ下に持っていくと視線のズレが多少軽減され、且つ面接官の顔も確認することが出来ます
③声は大きく、表情豊かに
Web面接では通信環境や機器によっては声が聞き取りにくかったり、かすれたりすることがあります。
普段よりも大きめの声を意識しましょう。そして語尾まではっきりと話しましょう。
またこちらのリアクションも伝わりづらいため、表情も豊かに身振り手振りも交えながら話すとより伝わりやすくなります。
面接終了・退室
無事に面接が終了すれば、お礼を述べた上で相手が退室するのを待ちましょう。相手がこちらの退室を待っているようであれば「こちらから切断させて頂きます。失礼します。」と添えて退室するようにしましょう。
4.面接を受ける上でのマナー
①上下スーツが基本です
Web面接でも基本的にはスーツがベストです。もしくはフォーマルな服装で。
自宅で受ける方も多いと思いますが、バレないと思って下は部屋着などで臨み実はふとそれが見えていて選考お見送りになったようなケースも散見されます。きちんとした身だしなみで臨みましょう。
②アイコンに注意
Webツールのアイコンをプライベート写真に設定されている方もおられますが、面接時には証明写真やフォーマルなものに設定するか、写真設定を外しておきましょう。
③カメラの位置合ってますか?
ノートパソコンやスマートフォンで面接を受ける場合、カメラの位置が顔よりも下になってしまいがちです。そうすると相手の画面にはあたなが見下ろしているように映ってしまい、印象が良くありません。
出来るだけ目線とカメラの位置が真っ直ぐになるように準備しましょう。
Point
スマートフォンで受ける際に目線と合わすために手持ちで臨むのはNGです。画面がブレてしまいがちですので、しっかりと何かに固定して臨むようにして下さい。
④面接中はマウス、キーボード操作はやめましょう
クリックする音やタイピングの音は意外と相手に聞こえています。また視線も落ちがちになってしまいますので極力やめましょう。何かメモを取りたい場合は、ペンで書くことが望ましいです。
⑤面接に関係ないアプリ等の通知は切る
面接中に色々な通知音が鳴ることはマナーとして良くありません。バイブの音も実はしっかりと聞こえています。Web面接中はきちんと設定をオフにしておきましょう。
⑥充電残量にも注意
ノートパソコンやスマートフォンで面接を受ける際には充電をしっかりとしておきましょう。途中で通話が切れてしまってその後の連絡も出来ない・・・なんてことは絶対に避けたいところです。面接前に確認しておくようにしましょう。
ピンチはチャンス!トラブルが起きても冷静に対応しよう
5.トラブルが起こったときの対処法
どんなに準備をしても、本番では何が起こるかわかりません。突然、回線が不安定になり、声が聞こえなくなるなどといったトラブルはいつでも起こりうることを想定しておきましょう。
声が聞こえなくなるなど接続が不安定になった場合は、チャットツールで状況を伝えましょう。また、途中で接続が切れたり、アプリが落ちてしまった場合は、至急担当者に電話をいれ謝罪し、再度面接のスケジュールを設定する必要があります。エージェントを通して面接を受けている場合は、エージェントにすぐに電話を入れ、再度スケジュールを調整してもらいましょう。
トラブルが起きた時に、焦っている姿を見せてしまうと、マイナスの印象を与えてしまいます。逆に、冷静に対応している姿を見せると評価も上がります。トラブルが起きても冷静に対処し、ピンチをチャンスに変えていきましょう!
6.まとめ
面接ツールは変わりますが、結局のところ面接で評価されるのは経験・人柄・スキルであることに変わりはありません。その点に関してしっかりと棚卸しをして、スムーズに伝えられるように準備して臨みましょう。
WEB面接は何度か経験すれば慣れてくると思いますので、もしご不安な場合は事前に弊社MS-Japanのキャリアアドバイザー、リクルーティングアドバイザーがWebで面接対策をすることも可能ですので、お気軽にご相談下さい。
あなたへのおすすめ求人
同じカテゴリの最新記事
弁護士の初任給はいくら?経験年収別・勤務先別の年収や年収アップの方法など
経理は年収が低い?真相を独自データで解説!年収が高い経理の特徴など
経理の転職情報|経理転職のプロMS Agentが徹底解説!
公認会計士の転職ならMS Agent|転職先の選び方やオススメ求人を紹介!
【弁護士も副業をする時代に】おすすめの副業と注意点を解説!
令和6年度弁理士試験合格発表|最新の合格率や合格後の流れを解説!
社会保険労務士(社労士)試験の難易度・合格率は?勉強時間や資格を活かせるキャリアなど
法務の転職・求人|最新の転職市場や転職成功のポイントを解説!
人事の転職ならMS Agent|経験・未経験別の人事転職成功のポイントを解説!
サイトメニュー
業界最大級の求人数・転職支援実績!管理部門・士業の転職に精通した専門アドバイザーがキャリア相談~入社までサポートいたします。
新着記事
求人を職種から探す
求人を地域から探す
セミナー・個別相談会
業界最大級の求人数・転職支援実績!管理部門・士業の転職に精通した専門アドバイザーがキャリア相談~入社までサポートいたします。