2024年03月25日

経理から経営企画にキャリアアップ!求められるスキルや求人例、転職事例など

管理部門・士業の転職

現在経理として働いている方のなかには、「経営企画」へのキャリアアップを検討している方も多いでしょう。経営に深く携われる経営企画は、やりがいが大きく、非常に人気が高い職種です。そのため、しっかりと準備をして転職活動を進めましょう。

この記事では、経理から経営企画への転職について、求められるスキル求人例をご紹介します。また、経営企画スキルをキャッチアップするための方法も解説するので、ぜひ参考にしてください。

管理部門・士業の転職

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経営企画の求人情報

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そもそも経営企画とは

経営企画とは、経営陣をサポートしながら、中長期の経営目標、およびそれを達成するための戦略を立案し、具体的に実施を進めていく部署です。
もちろん、企業経営は経営陣が責任を持って行いますが、一定規模以上の企業では、経営陣だけで経営に必要な情報の収集や分析を行うことが困難であるために、経営企画部門が経営陣をサポートしています。

経営企画が扱う具体的な業務内容は、

  • ・事業計画の立案・進捗管理および見直し
  • ・市場における自社と競合のデータの収集・分析
  • ・M&Aや組織再編についての戦略の立案
  • ・労務状況やコンプライアンスの確認・改善
  • ・新規事業の立案・立ち上げ
  • ・既存事業の拡大戦略の立案

など多岐にわたります。

経営陣を直接サポートする重要な業務を担うため、「花形」の部門として位置づけられることもあります。

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経理から経営企画への転職で必要な3つのスキル

経営企画が分析に用いる決算書などのデータは、経理が作成しています。そのため、経営企画へのキャリアパスとして、経理は重要な位置を占めます。
経理業務を通して習得したスキルは経営企画でも役に立ちますが、加えて下記のスキルを身につけておくことで、転職活動で有利に働くでしょう。

  • ・会計・財務についての知識と分析力・企画力
  • ・社内・社外とのコミュニケーションスキル
  • ・マーケティングや企業法務などについての知識

具体的にどのようなスキルが求められるのか、以下で詳しく見ていきましょう。

会計・財務についての知識と分析力・企画力

経営企画の仕事に就く場合、会計・財務についての知識は必要不可欠です。
経理業務を通して「財務諸表を作成するスキル」は身に付きますが、経営企画では「財務諸表から分析するスキル」が求められます。
また、経営企画では、財務諸表の経営指標から自社の経営状況を読み取り、問題点を明らかにしたうえで効果的な経営戦略を立案するため、高度な分析力や企画力も必要です。

社内・社外とのコミュニケーションスキル

経営企画においては、高いコミュニケーション能力も必要です。経営戦略の立案時には社内のさまざまな部署との連携・調整が発生するだけでなく、自身が立案した戦略を経営陣に対してプレゼンテーションを機会も多いでしょう。

また、場合によっては社内だけでなく社外とのやり取りも多く発生します。証券会社や経営コンサルティング会社、調査会社などを相手に自社の状況を的確に説明することが求められるため、コミュニケーション能力に加えてプレゼンテーション能力交渉力などもあわせ持っていると大変重宝されるでしょう。

マーケティングや企業法務などについての知識

経営企画として新規事業の立ち上げや既存事業の拡大に関わる場合は、マーケティングについての知識も必須です。また、労務状況やコンプライアンスの確認・改善を行う際には、企業法務の知識も求められます。
いずれも経理業務をこなしていくだけでは自然に身につかないスキルであるため、積極的に学習することが重要です。

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経営企画スキルを身に着ける方法

経営企画スキルを身に着ける方法

では、経理から経営企画にキャリアアップする際に必要となるスキルはどのようにして習得すればよいのでしょうか。ここでは特におすすめしたい5つの方法をご紹介します。

経営企画関連資格を取得する

経理から経営企画への転職を目指す場合、経理経験者は人事など他職種の経験者と比較して有利ではありますが、経営企画経験者と比較すると不利になるでしょう。

他職種の経験者とさらに差別化し、経営企画経験者と競うためには、経営企画関連資格の取得がおすすめです。 特に「中小企業診断士」や「公認会計士」などの資格は経営企画との関連性が深いため、転職活動で大きく役立つでしょう。
また、経理関連資格として認知度の高い「日商簿記」も経営企画で役立ちますが、評価対象は2級以上です。1級で出題される損益計算書・貸借対照表・キャッシュフロー計算書の知識は市場分析や競合分析などに役立ちます。

MBAを取得する

MBAは「Master of Business Administration(経営学修士)」の略称で、大学院の経営学科にて修士課程を修了すると授与される学位です。

MBAプログラムでは、戦略立案やマーケティング、経済学など、経営に関する幅広い分野を学ぶため、取得すると経営学に精通していることを客観的に証明できます。
大手企業や外資系企業の経営層においてはMBAの取得がスタンダードとなっているケースも見受けられます。

以前は海外に留学して経営を学び、MBAの取得を目指す方法が主流でしたが、近年はオンラインでも受講可能です。夜間や土日のコースが設けられている大学院もあるため、ライフスタイルに合わせて学習方法を選択することができます。

市場動向・競合動向把握の習慣をつける

経営陣をサポートするポジションである経営企画は、常に自社が属する市場環境や競合の動向を把握することが大切です。経営陣が情報を求めた際に、即座に提供できるよう先回りして情報を収集しておく必要があります。
日頃から市場動向や競合動向を把握する習慣をつけることで、自然にデータを読み解く力情報分析力が高まり、経営戦略の企画・立案に役立つでしょう。

他部門の管理職と積極的に関わる

経営企画は社内の各部門との連携が必須であり、特に部門長などの管理職とのやりとりも多く発生します。そのため、普段から積極的に関わることで、信頼関係の構築や、上位職者とのコミュニケーション方法を身に着けることができます。
経営企画としての業務もスムーズに進められるほか、将来的な業務の幅も広がっていくでしょう。

企画系の仕事を経由する

経営企画では、経理業務のみでは身につけることが難しい「企画力」も要求されます。そのため、いきなり経理から経理企画を目指すのではなく、企画系の仕事を経由したのちに経理企画への転職活動を行うのもひとつの方法です。

たとえば「財務企画」や「事業企画」といった企画系部門への異動を希望し、そこで企画力を磨くとよいでしょう。経理+企画の実務経験を備えていれば、より自信を持って経理企画へのキャリアアップを目指せます。

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経理経験者歓迎の経営企画求人例

弊社MS-Japanは、経営企画をはじめとする管理部門と士業に特化した転職エージェント「MS Agent」を提供しています。ここでは、「MS Agent」で取り扱っている経営企画求人の内、経理経験者を積極採用する求人の一部をご紹介します。

【IPO準備中】多店舗展開しているサービス業の経営企画

仕事内容
・中長期経営計画立案
・予算編成、予実管理、分析
・IR
必要な経験・能力
<必須>下記いずれか
・金融機関出身
・ファイナンス業務の経験
・事業会社での経理経験
<歓迎>
経営企画経験
※未経験からIPO企業にて、経営企画の経験を積むことができます!
想定年収
400万円 ~ 700万円

【金融機関出身者・経理経験者歓迎】創業100周年を迎える東証一部メーカーの経営企画

仕事内容
・経営戦略の立案、中長期経営計画の策定、取りまとめとフォローアップ
・経営会議の運営
・新規事業開発、M&A実務
・全5事業部との連携および調整業務
・全社活性化のための各種活動、および事業戦略に関する特命事項
必要な経験・能力
<必須>
・経営戦略全般、財務会計等の知識を保有、もしくは学習意欲のある方
(金融機関や経理経験をお持ちの方で経営企画に興味のある方も応募可能)
・Excel、Word、PowerPointでの資料作成、およびプレゼンテーション能力
<歓迎>
・経営企画、営業企画、事業企画、商品企画、マーケティングなど、企画部門における実務経験がある方
・MBA取得者歓迎
想定年収
400万円 ~ 550万円

人気アニメーションの制作でおなじみの老舗企業の経営企画

仕事内容
・中期経営計画の策定、グループ全社予算の作成、予実管理
・上記業務に関わる情報収集、データ分析、forecast
・経営 管理業務プロセス上の課題解決
・会社経営管理業務のサポート
・各種会議資料作成、重点施策のタスク管理サポート
必要な経験・能力
<必須>
・経理決算業経験(月次・年次・予算編成等)または管理会計、経営企画の実務経験がある方
・実務経験 (目安:5年以上)
<歓迎>
・日商簿記2級、事業会社での経営管理、経営企画等の実務経験など
想定年収
626万円 ~ 800万円

この他の求人は下記ボタンから閲覧できます。また、無料会員登録により、企業側の条件と求職者側の条件があった場合にのみ提示する非公開求人もご紹介可能です。お気軽にお問い合わせください。

まとめ

経理から経営企画へキャリアアップするためには、経理の知識に加えて会計・財務に関する知識や分析力・企画力、社内・社外とのコミュニケーション能力などのスキルが求められます。
資格やMBAを取得する、あるいは他の企画系部門を経由するなどの方法で必要スキルを磨くことで、経理から経営企画へのキャリアパスがより現実味を帯びてくるでしょう。

もし「経理企画への転職をスムーズに成功させたい」とお考えなら、ぜひ弊社「MS Agent」にご相談ください。管理部門・士業型転職エージェントとして30年以上培ったノウハウやネットワークをもとに、経理から経営企画への転職を叶えるお手伝いをさせていただきます。

管理部門・士業の転職

この記事を監修したキャリアアドバイザー

圓鍔 忍

大学卒業後、旅行代理店にて法人営業を約3年。20代でMS‐Japanへ入社。
企業の採用支援(リクルーティングアドバイザー)を約8年、求職者の転職支援(キャリアアドバイザー)を約5年経験。
両ポジションでチームマネジメントを経験し、キャリアアドバイザーとしては複数回にわたり支援実績数NO1を獲得。リクルーティングアドバイザーにおいても入社1年半後にチームマネジメントを経験させていただきました。現在は子育てと両立しながら、常に社内でトップ10以内の採用支援実績を維持。

経理・財務 ・ 法務 ・ 役員・その他 ・ IPO ・ 公認会計士 ・ 弁護士 を専門領域として、これまで数多くのご支援実績がございます。管理部門・士業に特化したMS-Japanだから分かる業界・転職情報を日々更新中です!本記事を通して転職をお考えの方は是非一度ご相談下さい!

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