大手企業の人事として働くこと・転職するためには
今回は、大手企業の人事について取り上げたいと思います。
皆様は人事と聞くとどのようなイメージをお持ちでしょうか?
人材の採用、異動、教育、昇進・昇格に関する人事評価制度運用、給与計算、社会保険・国民年金・年末調整などの税金に関する手続き、更には結婚・出産・慶弔などの冠婚葬祭で手続き申請もあります。
最近では、ハラスメントに関して担当者や専属の窓口を設けている企業も多くあります。
まさに、総務と並び、多岐にわたる業務を適切な時期・適切な内容で処理を行わなければなりません。
ここまでは皆さまのイメージ通りでしょうか?
すでにイメージと異なる方もいらっしゃるかもしれませんね。
このように多岐にわたる人事業務ですが、大手企業の人事はどのように業務が回っているのか、また、どのような強みがあれば大手企業への転職が可能となるのか。この辺りをお話ししていきましょう。
大手に転職が叶う人の特徴とは?
人事では、先に申し上げたように多岐にわたる業務があります。
採用をする際にも、この人は会社にとってどのようなメリットをあげてくれるだろうか。
スキルは不足していないか。
様々な人との関わりが多くあるが、他部署との連携・コミュニケーションを円滑かつ速やかに動ける方だろうか。
そのような部分を注意して見られています。
基本的なコミュニケーションが取れるのは当たりまえ。かつ、何をするためにこの会社へ入りたいのか。どういう目的・意思があっての転職なのか。このあたりの質問は面接で必ずされるでしょう。
そこであなたが、明確に・はっきりと意思や目標を示せるかどうかで、大手企業の人事採用は大きく変わってきます。
前職での経験をもとに、企業内の問題点解決の案や、業務プロセスの簡素化・簡易化が可能であれば、その具体例を示すことも説得材料となるでしょう。
しかし、ここで注意したいのは、【自身のアピールポイント】と【企業が求めている能力】の違いです。
ここがかけ離れてしまい、見当違いなアピールをいくら行っても、採用には繋がらないでしょう。
可能であれば、応募の連絡をする際に、どのような人材を求めているか。企業ホームページでは分からない内容を事前に質問し、面接の際に有効なアピールが出来るよう、事前調査を行いましょう。
企業の求めている人材をしっかりと把握し、自身のアピールポイントをしっかりと説明できる人こそ、大手企業の人事へと転職が叶うでしょう。
人事では様々な業務を行っています。くれぐれも質問をする際には、事前に質問内容の書き出しを行い、答えてくれる担当の時間があるときに連絡するよう注意しておいてください。
大手企業の人事部とはどのような部署か
- 新卒及び中途者の採用活動
- 社会保険などの従業員の保険に関する手続き
- 毎月の給与支払い業務
- 年末調整などの手続き
- 通勤手当や社宅などの手配及び管理業務
- ハラスメント(パワハラ・セクハラなど)に関する相談対応及び対処
- 家族の扶養に関する手続き
・・・など、すべてを挙げることが難しいほど、業務内容は多岐にわたります。
あなたは人事部へ入社後、どのような業務を担当し、どのようにスキルアップしていきたいですか?
現在のキャリアが人事部の場合、業務内容は把握出来ているかと思いますが、人事経験のない方には想像が少し難しいでしょうか?
基本的には、総務・人事はセットで挙げられるように、総務・人事ともに従業員を支える立場のいわば裏方となる部署です。
キャリアアップには様々な方法があります。
大手企業へ転職後のキャリアプランとは
まずは、あなたが人事部の中でどのような分野に進んでいきたいのか。
入社後に任される業務によるので分からない!そう思う方も多いでしょうが、近年の大手企業ではジョブローテーションを行う企業もあり、転職者にももちろんチャンスが巡ってきます。
その時に入社時に伝えた熱意・意思・意欲の勉強や業務に関する理解をどんどん深めていけば、希望の業務を担当することが出来ます。
一例ですが、例えばあなたが社会保険事務に興味があり、ゆくゆくは教えることの出来る立場まで進みたいとします。しかし、入社後すぐは現在の担当者がおり、入社後すぐに希望の担当に就くことは出来ませんが、社会保険事務について勉強を重ね、社会保険労務士の資格を取得し、上司へ報告。するとやる気を認めてもらい実務としても担当することが可能となるでしょう。
一例ではわかり易く、取得可能な資格がありますが、無い場合でも業務内容を理解し、サポートとしてメイン担当を支えられるようになれば、メイン担当者から業務をジョブローテーションで引き継ぐことも可能となります。
このように大手企業でのキャリアプランとは、当然ではありますが、上司などが示してくれるものではなく、自身で掴みに行くものです。いつまでも待ち・受けの姿勢では、評価も得られず、大手企業へ入社出来ても、自分からは進んで何もしてくれない人。という悪い印象となってしまいます。
そうならないようにするには、入社希望の人事はどういったことをしていて、どのような成長をしたいか。
しっかりとしたプランを練ることで、自身の未来を見据え、入社後のキャリアプランとすることが出来るでしょう。
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