経理で転職回数が多いと不利?対策を練り強みに変えよう!
近年の転職市場では、慢性的な労働人口の不足により、転職者有利な「売り手市場」が続いています。
生涯で複数回の転職をする人も増えていますが、転職回数が多いと転職活動で不利になることはあるのでしょうか。
ここでは、「経理」の転職について、転職回数との関連性を解説します。また、独自調査による経理転職決定者の転職回数などもご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
経理は転職回数が増えると不利になる?
従来は、何度も転職を経験している人は、転職未経験の人よりも選考で不利になる傾向にありました。
企業としてはすぐに辞められてしまうと採用コストがかかりますし、中途採用者の研修や教育にも労力を割かなければならないからです。
中でも経理は企業のお金の流れを管理する要となるため、できるだけ長く勤めてもらいたいと考える企業が多いでしょう。
また、認知度の高い大企業などは、求人に応募が殺到することが多く、筆記試験や面接の手間を省くために書類審査で絞り込みを行います。
その書類審査の項目として転職回数を足切り基準の一つとする企業もあるようです。
一方、外資系企業は比較的転職回数を気にしない傾向です。
特にアメリカと日本では働き方の意識に大きな違いがあります。
アメリカの転職は、キャリア形成におけるステップアップの一つとして捉えられ、転職者が自分自身を企業に売り込みに行きます。一つの企業に在籍する平均年数も4~5年が一般的です。
しかし近年は、日本でも、終身雇用が終わりを迎え、転職が一般的な選択肢となっていると言えるでしょう。常軌を逸脱する回数で無ければ、選考でマイナス評価にはならないと考えられます。
データから見る経理転職決定者の転職回数
ここで、弊社MS-Japanが提供する管理部門・士業特化型転職エージェント「MS Agent」の調査データをもとに、経理の転職市場における転職回数の傾向を見ていきましょう。
2023年の1年間で「MS Agent」を利用して経理に転職した方の転職経験回数は上記グラフの通りです。
「0回」が30.1%と最多ですが、「3回」以上の回答者を合計すると、32.7%を占めています。
これにより、転職数が多い場合も転職は可能であると言えるでしょう。
転職回数が多くても経理で転職成功するには
企業によっては転職回数が選考の合否に関わってくることもありますが、必ずしもマイナス評価されるわけではありません。
転職回数が多くても選考を有利に進めるために次のポイントを押さえておきましょう。
前向きな転職であることをアピールする
過去の転職が前向きな理由であることをアピールしましょう。
企業は応募者のスキルや経験と同時に、どのようなモチベーションで仕事をしてきたかをみます。
モチベーションを高く持っている人ほど、業務を積極的にこなしていくからです。
面接で今までの転職の理由を質問された際に、言い訳ではなく、「なぜ新しい企業でなければならないのか」という未来志向に視点を移し、ポジティブな理由を考えましょう。
「残業時間が100時間を超えていた」、「セクハラやパワハラがひどかった」などの正当な辞職の理由があろうとも、あえてそれを転職の理由にするのは控えた方がいいでしょう。
同情こそされても、それがプラス評価になることはありません。
転職の軸を伝える
これまでの転職に一貫性があるかどうかも評価のポイントとなります。
転職の軸を伝えることは、これまでどのような考えやモチベーションで転職を繰り返してきたかの指標を示すことになります。
自分のキャリアアップ、やりがい、待遇改善など、さまざまな転職の軸があるでしょう。
何を重視しているかを明確にすることで、自分の考えや志を示すことができます。
誰にでもこれまで経験してきた仕事の中で得てきたスキル、経験、学びが必ずあり、それが今の自分を形成しているはずです。
職歴を自己分析してみると、意外なところで一貫した仕事へのモチベーションが軸にあるかもしれません。
転職市場が活発な時期を狙う
企業の求人数が上がる時期は毎年10月と1月です。転職市場はこの時期に活発になるといえます。
もちろん求人数が増える一方で転職者も増えるので、転職市場が活発な時期に転職しやすいとは限りません。
ただ企業も10月や1月になると採用募集を出す傾向にあるため、自分が希望する会社に転職できるチャンスが高くなります。
転職回数が多い方向けの職務経歴書作成相談会
転職回数が多いと、職務経歴書が長くなってしまうため、それぞれの職務経歴をどこまで詳しく書くべきか迷う方も多いでしょう。
弊社「MS Agent」では、転職回数が多い方向けの職務経歴書作成相談会を開催しています。
経理をはじめとする管理部門と士業の特化型転職エージェントとして30年以上培ってきたノウハウを生かし、経理の転職に詳しいキャリアアドバイザーが書類作成のサポートを致します。
参加非は無料で、Web会議システムやお電話からも参加可能です。
お気軽にご相談ください。
まとめ
この記事では、経理の転職市場における「転職回数」について解説しました。
近年は、人手不足による売り手市場が続き、転職希望者が増えています。そのため、一部の企業を除き、転職回数が選考の合否に大きな影響を与えることは少ないと考えられるでしょう。
それでも転職回数が多くて不安な方は、弊社「MS Agent」にご相談ください。
経理の転職市場に詳しいキャリアアドバイザーが、求人紹介だけでなく職務経歴書の添削や面接対策、内定後の条件交渉など、転職活動をトータルサポート致します。
この記事を監修したキャリアアドバイザー
大学卒業後、航空会社に新卒で入社し国内外各地へのフライト業務に従事。
その後キャリアアドバイザーとしてMS-Japanへ入社。
現在は主に経理財務や会計事務所などの会計転職希望の方を中心に担当。
経理・財務 ・ 人事・総務 ・ 経営企画・内部監査 ・ 会計事務所・監査法人 ・ 税理士科目合格 を専門領域として、これまで数多くのご支援実績がございます。管理部門・士業に特化したMS-Japanだから分かる業界・転職情報を日々更新中です!本記事を通して転職をお考えの方は是非一度ご相談下さい!
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