専門職って何?専門職の職種一覧と男女別の平均年収について
転職しようと思った際、総合職、一般職という括り以外に専門職という職種が選択肢となります。専門職とはその文字通り、専門性ある職種のことであり、スペシャリストという言葉で置き換えられます。しかし、総合職や一般職でも相応の専門性がある以上、どこで線引きされているのかはなかなか見えてきません。この記事では専門職とはどのような職種であるのか取り上げていきますので、今後のキャリア選択の際の参考にしてください。
専門職とは
専門職とは、その職務を遂行するにあたって必要となる専門的な知識を体系的に学んでいなければ務まらない仕事のことを指します。国家資格が必要となる医療関係の職種が典型的な例であり、士業資格の知識を活かすコンサルタント、専門的なジャンルに特化したインストラクター、プログラマーなども同様です。これらの職種に共通しているのは、マニュアルを渡されたからといって、誰にでもこなせる仕事ではないという点です。マニュアル通りの対応を行っていても、イレギュラーが発生した場合の対応ができませんので、職務を全うできないままです。
国家資格を取得して専門職として働くケースに代表されるよう、時間をかけてその職種を全うするために必要とされる知識を学んでからスタートラインに立ち、キャリアを通じてより専門性を高めていくのが専門職です。
専門職で働く人はどれくらいいる?
専門職に従事する人の数は平成30年の統計によると、1131万人となっており、すべての就業者数のうち17%ほどを占めています。平成12年から17年にかけての期間、専門職に従事している人の数が850万人ほどで横ばいの推移を見せていたのを考えると、この15年間で専門職に従事する人の数はだいぶ多くなったといえます。
専門職で働く人々の男女比については平成30年のデータには男女計の数値しか見当たらないため、平成17年のデータとなりますが、男性が52.4%、女性が47.6%となっています。女性の社会進出が当たり前となり、男女差なく働ける社会となっている現在までの15年を考慮すれば、男女比の差はほぼなくなっていると考えられます。男女共同参画局ではもっと古い平成7年国勢調査の結果を公表していますが、当時の専門職に従事する女性の割合は41.6%と平成17年よりも低く推移していました。
専門職の平均年収給料
結論から言えば、専門職の平均年収は職業にもよるところがありますが、男女とも平均年収よりも高額であるといえます。国税庁によると男性の平均年収は、ボーナスを除いた場合に462万円(給与月額39万円)となっており、女性の平均年収は同条件でそれぞれ229万円(19万円)となっています。
男性専門職をいくつか取り上げ、その給与について見ていくと、専門職の典型例である勤務医(55~68万円)、ハイレベルな専門知識を活かす大学教授(50~74万円)、一級建築士(40~46万円)、自然科学系研究者(38~43万円)となっています。専門職に従事する女性の給与を見ていくと、医師(55~60万円)、弁護士(80~100万円)、大学准教授(40~60万円)、歯科医師(38~45万円)となっており、男女差はあまり見られません。
総合職、専門職、一般職。それぞれの働き方
総合職、専門職、一般職と分かれているよう、それぞれに従事するにあたっての働き方は異なります。マニュアルに沿った仕事を好むのであれば一般職を選ぶのが無難ですし、会社の主軸として活躍していきたいのであれば総合職を選ぶべきです。
専門職はその道のスペシャリストとして業務に従事していくため、自然とスキルの向上に取り組む日々が続くので、自分自身の人材価値をより一層高めることができます。総合職、専門職、一般職の選択については、自分がどのような働き方をしていきたいかを考えながら決定すべきであり、そのためにはこれからのキャリアプランに意識を向けなければなりません。自分のキャリアプランを描くのが難しいようであれば、転職エージェントに相談してみるのもおススメです。具体的な事例をヒアリングできるほか、タメになるアドバイスも期待できるからです。
まとめ
専門職としてキャリアを積んでいくのであれば、そのジャンルのスペシャリストとして自分の市場価値を高めていくことになります。より専門性の高い知識や技術を身につけ、活躍の幅を拡げていけばより一層の収入にも結びつきやすくなります。
しかし、専門職として働くにあたってはデメリットも存在します。例えば、ひとつの道で知識と技術を身につけてきたために、他のジャンルへのキャリアチェンジを希望したとしても、なかなかうまくいかないケースが挙げられます。自分がキャリアチェンジを望まなかったとしても、勤務先から専門領域が失われてしまう場合もあります。専門職としての道を選ぶにあたっては、そのメリット・デメリットについてできるだけ情報収集してから選択するようにしましょう。弊社の人材紹介サービスMSAgentでは、管理部門・士業に特化した転職エージェントであり、非公開求人も多数揃えています。興味がある方は是非お気軽にご相談下さい。
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