シニアの転職市場レポート2024（管理部門・士業）

昨今、年金受給年齢の引き上げに備え、できるだけ長く働きたいと考える人が増えています。
また、2025年の高年齢者雇用安定法改正では、希望者に対して65歳までの雇用確保が企業に義務化されます。
これにより、転職市場でも経験豊富なシニア層をターゲットとした求人が増加傾向です。

この記事では、50歳以上をシニア層と定義し、弊社MS-Japanが提供する人材紹介サービス「MS Agent」の求人データを元に、「シニアの転職市場レポート2024（管理部門・士業）」をまとめました。
転職を検討する50歳以上の方や、キャリアプランに不安のある40代の方もぜひ参考にしてください。

シニア向け求人の想定年収分布は？

まず、シニア向け求人の想定年収分布を見ていきましょう。
「600万～799万」が34.6％と最も高い割合を占めています。「400万～599万」が23.7％、「800万～999万」が23.2％です。また、「1000万以上」も14.1％あることが分かります。

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シニア向け求人募集企業の市場区分は？

次に、シニア向け求人を募集する企業の市場区分を集計しました。
「東証プライム」が11.0％、「東証スタンダード」が9.7％、「東証グロース」が9.5％と、合計30.2％が上場企業です。

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シニア向け求人の業種ランキング

続いて、シニア向け求人の業種をランキング形式でまとめました。
1位は「IT・通信」の18.3％、2位は「サービス」の17.7％、3位は「製造」の15.0％でした。
昨年の同調査と比較すると、上位2位の割合が減少していることがわかりました。

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シニア向け求人の職種は？

シニア向け求人を職種別に見ていきましょう。
最多職種は「経理・財務」で38.7％です。専門知識が求められる経理・財務では、経験豊富なシニア層のニーズが高いと考えられます。

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マネジメント業務のあるシニア向け求人の割合は？

最後に、シニア向け求人の業務内容におけるマネジメント業務の有無をまとめました。
「マネジメント業務あり」が35.2％で最多となりましたが、「可能性あり」・「未経験OK」いずれも30％を超え、大きな差はないと言えるでしょう。

昨年の同調査と比較すると、「マネジメント業務あり」が7.8％減少し、「可能性あり」は2.2％、「未経験OK」は5.5％増加しています。
マネジメント業務が無い、またはマネジメント業務経験を求めないシニア向け求人が増加傾向にあると言えるでしょう。

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調査概要

調査対象：2023年に人材紹介サービス「MS Agent」に登録のあったシニア向けの求人
調査主体：株式会社MS-Japan（https://www.jmsc.co.jp/）
※本調査のグラフ内の構成比は、小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはならない場合がございます。

■■本リリースの転載・利用に関するお願い■■
本調査結果を掲載・利用される場合は、出典「MS-Japan調べ（https://www.jmsc.co.jp/knowhow/topics/12555.html）」と明記をお願いいたします。

シニア層の転職活動は「MS Agent」にご相談ください

今回は、シニア向け求人の最新傾向をご紹介しました。
従来は「転職は35歳まで」と言われていましたが、労働者人口の減少や年金受給年齢の引き上げなどにより、転職を希望するシニア層やシニア層を採用する企業が増えています。

ただし、シニア層の転職活動は、若手世代と比較して押さえるべきポイントが多い傾向です。転職活動に不安がある場合は、弊社MS-Japanが提供する「MS Agent」にご相談ください。
「MS Agent」は、管理部門・士業特化型転職エージェントとして30年以上の実績があります。
希望条件に合った求人のご紹介だけでなく、各職種の転職市場に詳しいキャリアアドバイザーとのカウンセリングや応募書類の添削、面接対策など、転職活動をトータルサポート致します。