2024年05月15日

経理で働く女性のキャリアプランについて解説!理想のキャリアを実現させるには?

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経理は、企業規模・業種を問わず全ての企業で必要な部門であり、専門知識が求められるため、出産・育児などの後に復帰がしやすく、女性からの人気が高い職種と言われています。

この記事では、経理として働く女性のキャリアプランについて解説します。
おすすめの資格スキルもご紹介するので、現役経理として働く女性や、経理への転職を目指している女性はぜひ参考にしてください。

経理として働く女性のキャリアプランとは

経理の女性において主流となるキャリアプランは、大きく分けて「スペシャリスト」と「ゼネラリスト」の2つです。

スペシャリストとは、経理分野の中でも財務分析や会計処理、税務など、特定の業務に特化して深い専門知識や高度なスキルを磨いていくキャリアプランです。
なかには「公認会計士」「税理士」などの資格を取得し、いずれは独立開業を目指す方もみられます。

一方、ゼネラリストは、特定の分野に限定せず、幅広い経理業務の知識・スキルを身に着けていくキャリアプランです。
時には経理だけでなく、財務総務労務人事といった管理部門まで及ぶこともあるでしょう。

スペシャリストとゼネラリストのどちらを目指すのかは、なるべく早い段階での決断がおすすめです。
キャリアプランが定まると取得すべき資格が明確になり、上司に共有することによって実現の可能性が高まります。

なお、経理で働く女性の場合は「ライフプラン」と照らし合わせながらキャリアプランを検討することも大切です。
たとえば妊娠や出産といったライフイベントがある場合、産休を考慮したうえで具体的なキャリアプランをイメージし、上司に相談しながらライフプランとキャリアプランを両立する道を模索しましょう。

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女性経理の具体的なキャリアプラン

今いる会社で上位職を目指す

現在所属している会社に満足している場合は、その会社で昇進昇格し、上位職を目指すとよいでしょう。
直接の上位職である経理主任経理部長だけでなく、経理から財務管理会計などに業務範囲を広げていき、最上位職である最高財務責任者(CFO)を目指す道のりもあります。
将来的に役員へのランクアップを実現するためには、各種数字から経営状況を把握し、的確な戦略立案を行うなどの高度なスキルが必要です。

中小企業から大手企業を目指す

一般的に、会社規模が大きいほど分業制が進み、携われる業務の専門性が深まります。
そのため、「もっと専門性を極めたい」と考えた場合は、大手企業への転職を検討するとよいでしょう。
また、中小企業よりも大手企業の方が給与水準福利厚生などの待遇面も手厚い傾向です。キャリアとともに年収もアップしていきたい場合にもおすすめの選択肢と言えるでしょう。

公認会計士・税理士の資格を取得して独立を目指す

現場にて経理業務の実務経験を積みながら、公認会計士や税理士の資格試験勉強に励み、取得後に独立開業をするのもひとつの方法です。
独立の際は資格取得だけでなく、経営のノウハウやクライアントを集客するための営業力も必要となります。

経営企画にキャリアチェンジする

経理から経営企画へのステップアップも、一般的なキャリアプランです。
経営企画は「経営陣の補佐」を目的として経営戦略の立案・分析各部署間の調整新規事業の推進コーポレートガバナンスの強化などの業務を行う役割を担っており、会計・ファイナンスのスキルはもちろん知識調査力や情報分析力、マーケティングスキル、コミュニケーションスキルといった多彩な能力が求められます。

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勤務先別でみた経理のキャリアプラン

勤務先別でみた経理のキャリアプラン

大手企業

大手企業の経理部門で働く女性の場合、自社での昇進を目指すキャリアプランが一般的です。
主任・課長・部長とステップアップし、最終目標としてCFOを志すケースも有るでしょう。

大手企業には「ハイレベル専門的な業務に携われる」「福利厚生が手厚い」といった魅力がありますが、経理部門の従業員数が多いため、出世競争が激しい傾向です。
順調にキャリアアップしていくためには、日々の努力に加えて税理士や公認会計士といった資格取得にチャレンジするなど、差別化が求められます。

IPO準備企業

IPO準備企業では、経理財務部門の体制整備や決算の効率化・内製化、税法ベースの会計から会社法・金商法ベースの会計への移行、管理会計の導入、連結決算の導入などの業務を限られた期間行うことが求められます。
多忙による負担は大きいですが、IPO準備企業ならではの経験を積めることが大きな魅力です。

また、IPO準備をうまくこなすことができれば、より責任あるポジションを任せてもらえる可能性もあるでしょう。

中小企業

中小企業は、管理部門が少数精鋭であり、経理だけでなく人事や総務、労務などを兼務することも少なくありません。
経理に限らず、管理部門を含めたゼネラリストとしての働きを求められるでしょう。
また、経営陣との距離が近く、比較的早い段階から会社の経営に関われることもメリットとして挙げられます。

スタートアップ企業

スタートアップ企業は、若いうちに責任あるポジションに就きたいと考えている方におすすめの勤務先です。
人手不足の企業が多いため、1人で何役もの業務をこなす必要がありますが、その分幅広い経験を積むことができます。

外資系企業

英語が得意な場合は、外資系企業の経理へ転職するキャリアプランがおすすめです。
一般的に外資系企業は実力主義であるため、高い能力を有していれば年齢・性別を問わず早い出世が見込まれます。
また、年収水準が高めである点も大きな魅力です。ワークライフバランスに理解のある企業も多いため、子育てとの両立を実現しやすい傾向があります。

金融

高年収を求める場合は、金融機関の経理に携わるのもよいでしょう。一般的な決算業務だけでなく、公認会計士による監査対応金融庁対応といった金融機関ならではの業務を経験できることも魅力的です。
ただし、信用を保つことが非常に重要な業界であるため、一般的な経理業務よりも高い正確性を求められる傾向があります。

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経理として活躍したい女性におすすめのスキル・資格

ITスキル

今後も経理業務のIT化が進み続けることが想定されます。そのため、会計システムの操作スキルだけでなく、プロジェクトマネジメントスキルデータ分析スキルなどを強化すると他者との差別化を図れるでしょう。システムの導入経験も高く評価されます。

法律知識

経理業務を適切に行うためには、法律に関する知識を身につけることも大切です。
特に会社法企業会計原則財務諸表規則法人税は経理に深く関係する法律であるため、重点的に学習して知識を深めていきましょう。
また、業界によって関連する法律が異なるため、希望する業界に合わせて学習することが重要です。

日商簿記

経理関連資格として最も知名度の高い日商簿記は、経理業務で必要な基礎知識やスキルを身につけることができます。経理職としての信頼性を高めることができるため、ぜひ積極的に取得を目指すとよいでしょう。
未経験から経理へ転職を目指す場合にも、2級以上を取得することで、応募できる求人の選択肢を広げることが可能です。

経理・財務スキル検定(FASS)

FASSは、経理・財務のスキルを客観的に測定できる検定です。合否ではなくA~Eの5段階で評価が行われるシステムで、A評価を得られればハイレベルな実務能力を証明できます。

税理士

税務・会計のスペシャリストである税理士資格を取得できれば、経理としての市場価値を高めることができるでしょう。試験は会計学2科目・税法3科目に合格する必要がありますが、1科目ずつ受験可能です。
「科目合格」だけでも他者との差別化に繋がります。

公認会計士

大手企業やIPO準備企業でのキャリアパスを望む場合は、公認会計士資格の取得を検討しても良いでしょう。簿記や財務会計論、監査論、企業法などの高度な知識が問われる難関試験ですが、上場に必要な会計業務や監査業務を行うことができるようになります。

USCPA

USCPA(米国公認会計士)は、アメリカの各州で認定している公認会計士資格であり、世界各国で通用する国際資格です。
日本の公認会計士のような独占業務はないですが、国際基準の会計知識と英語力をアピールできます。

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まとめ

経理で働く女性のキャリアプランとしては、大きくは「専門性を極めるスペシャリスト」と「多角的なスキルを身につけるゼネラリスト」の2パターンがあります。
勤務先の規模やポジションによっても仕事内容やワークスタイルは異なるため、まずは「どのようなキャリアパスを目指したいのか」をじっくりと検討したうえで具体的な計画を立てるとよいでしょう。

思い描く将来像が現在の職場環境と大きく異なる場合には、転職によって将来像に近づけることもできます。
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この記事を監修したキャリアアドバイザー

竹内 進太朗

大学卒業後、新卒でMS-Japanに入社。法律事務所や会計事務所、監査法人、社労士事務所、FAS系コンサルティングファームなどの士業領域の採用支援、及びその領域でのご転職を検討されている方の転職支援を行っています。

会計事務所・監査法人 ・ 法律・特許事務所 ・ 公認会計士 ・ 税理士 ・ 弁護士 を専門領域として、これまで数多くのご支援実績がございます。管理部門・士業に特化したMS-Japanだから分かる業界・転職情報を日々更新中です!本記事を通して転職をお考えの方は是非一度ご相談下さい!

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