※厚生労働省「人材サービス総合サイト」における管理部門・士業領域に特化した有料職業紹介事業者の「無期雇用および4ヶ月以上の有期雇用の就職者数」(2024年度実績を自社集計)による。なお、管理部門・士業領域への特化の有無は、当社において比較対象の有料職業紹介事業者のウェブサイトを全件閲覧して判断。(2025年8月1日時点)
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簿記1級はやめとけと言われる理由|勉強時間と取得メリットを解説
日商簿記1級は、難易度が高く、企業からも評価される資格ですが、一方で「やめとけ」という意見が聞かれることもあります。 本記事では、簿記1級が「やめとけ」と言われる理由を解説するとともに、取得するメリットや簿記1級が評価され、活かせる転職先についてもご紹介します。 記事の要約 ●簿記1級は合格率10%前後と難易度が高い一方で、取得すれば会計分野での専門性を証明できる。 ●経理未経験の場合はまず2級で十分だが、大手企業の経理や会計事務所、コンサルなどでは1級が強力な武器となり、若手ほどポテンシャル評価にもつながる。 ●経理・財務でキャリアを伸ばしたいなら、今すぐ【転職相談はこちら】へ。 なぜ「簿記1級はやめとけ」と言われるのか 簿記1級が「やめとけ」と言われる理由としては、主に以下の点が考えられます。 合格率が11%前後と低い 直近10年間の簿記1級試験の結果は以下のとおりです。 回 実受験者数 合格者数 合格率 第157回 6,351人 502人 7.9% 第158回 7,594人 746人 9.8% 第159回 9,194人 935人 10.2% 第161回 8,918人 902人 10.1% 第162回 9,828人 1,027人 10.4% 第164回 9,295人 1,164人 12.5% 第165回 10,251人 1,722人 16.8% 第167回 9,457人 992人 10.5% 第168回 10,420人 1,572人 15.1% 第170回 9,610人 1,343人 14.0% ※出典:簿記 受験者データ(1級)|日本商工会議所 簿記1級は、2級や3級からのステップアップとして受験する人が多い資格です。 ただし、2級や3級と異なり、合格率は毎回10%前後で、合格者数も1,000人前後と難易度が高い資格です。 この難易度の高さが「やめとけ」と言われる大きな理由の一つです。 ただし、この狭き門を突破すれば、高度な会計知識を有していることの証明となり、取得者が少ないぶん、転職市場や社内での希少価値も高まります。 経理を目指す場合は2級でも十分 経理への転職におけるアピールポイントとして取得する場合、簿記2級で評価される可能性が高いと考えられます。 無理に難易度の高い1級を目指さなくても、2級で評価されるケースが多いため、その労力に見合わないと考える人が「やめとけ」と言っているようです。 実際に、未経験者歓迎の経理求人では、「簿記2級」を応募条件としているケースが多く、簿記1級が応募条件になっていることは極めて少ない傾向にあります。 簿記1級は、経理経験を積んだ上で、より専門性を高めるために取得を目指しても、決して遅くはありません。 今のスキルやキャリアプランに応じて、"必要なタイミングで適切な資格を選ぶこと"が大切です。 \管理部門・士業の転職エージェント!/ 簿記を活かせる求人の紹介をもらう 簿記1級取得にかかる勉強時間 簿記1級の勉強時間は、独学の場合で1,000~2,000時間、通学や通信講座を利用した場合でも500~800時間程度が目安とされています。 難易度が高い試験なので、勉強期間は10か月以上かかることが想定されます。 そのため、試験日も考慮して計画的に勉強を進めることが重要です。 簿記1級は独学でも合格可能な資格ですが、短期間での合格を目指す場合は、通学や通信講座の活用が効果的です。 簿記2級や3級と比較することで、1級の難易度の高さがより明確になります。 以下は簿記1~3級の勉強時間と期間の目安をまとめた表です。 級 勉強時間 勉強期間 独学 通学・通信講座 1級 1,000~2,000時間 500~800時間 10か月以上 2級 250~350時間 150~250時間 4~6か月 3級 100時間 - 1か月程度 簿記2級や3級と比較すると、簿記1級の取得難易度が際立っていることがわかります。 自分の現在の実力や確保できる学習時間を踏まえ、無理のない級から段階的に取得を目指すことが賢明です。 あわせて読みたい 【簿記の基本情報まとめ】試験内容や合格率、勉強時間、合格後のキャリアなど \会計業界に強い転職エージェント!/ MS-Japanに無料会員登録する 簿記1級を取得するメリット 簿記1級を取得するメリットとしては、以下の3点が挙げられます。 上位資格への基礎力を養える 簿記1級は、公認会計士や税理士などの国家資格と出題範囲が重なっており、それらの試験に向けた土台となる知識を体系的に身につけられます。 特に税理士試験では、税法科目の受験資格として設定されているだけでなく、会計科目の簿記論と簿記1級は出題範囲が重なる部分が多いため、試験勉強にも役立ちます。 将来的にキャリアの幅を広げたい方にとって、上位資格へのステップアップを見据えた有効な選択肢となるでしょう。 あわせて読みたい 簿記1級と税理士試験の簿記論はどちらが難しい? 経理・財務分野での専門性を証明できる 簿記1級では、連結会計や原価計算、企業会計原則など実務に直結する高度な内容が問われます。 そのため、経理・財務分野における専門性の証明として有効であり、上場企業やグローバル企業をはじめ、多くの企業で高く評価されています。 特に将来、決算業務の中核やマネジメント層を担うことを目指す場合には、知識の裏付けとして大いに役立ちます。 \キャリアの可能性が広がる!/ 転職のプロにキャリア相談をする 簿記1級は転職に有利? 簿記1級は、会計・経理分野における高度な専門知識を証明する資格として、企業から一定の評価を受けています。 特に大手企業や上場企業では、連結決算や管理会計などの高度な業務を担える人材が求められるため、簿記1級の取得によって専門性の高さをアピールできます。 一方で、採用においては資格だけでなく、年齢や実務経験とのバランスも重視されるのが実情です。 たとえば、20代であれば簿記1級がポテンシャルの評価につながることが多いものの、30代以降では「資格に加えて実務経験があること」が重視される傾向があります。 転職活動では、資格の有無だけでなく、「その知識を実務でどのように活かしてきたか」「今後どのように活かせるか」を具体的に伝えることが重要です。 \管理部門・士業の転職エージェント!/ 簿記を活かせる求人の紹介をもらう 簿記1級を活かせる転職先:大手企業の経理 簿記1級を活かせる転職先の一つとして、大手企業の経理が挙げられます。 すべての求人で必須とされるわけではありませんが、保有していることで応募可能な求人の幅が大きく広がり、知識の深さを示す強力なアピール材料になります。 特に応募者の多い大手企業では、他候補者との差別化を図るうえで大きな強みとなるでしょう。 連結決算や原価計算が求められる子会社を持つ企業や製造業では、簿記1級で習得する専門知識が高く評価される傾向にあります。 簿記1級保有者向けの大手企業の経理求人例 東証プライムの化学工業機械メーカー/経理財務 仕事内容 ・経費精算および精算システムに関する事務 ・銀行、会計士、税務対応に関する業務 ・決算締めに関する仕訳伝票作成 ・資金計画の基礎資料作成 必要な経験・能力 ・会計関連の資格(日商簿記1級以上等) ・公認会計士試験または短答式試験合格者 ・開示書類作成実務経験者またはメーカーでの経理業務経験者 想定年収 450万円 ~ 670万円 上場/働く環境◎の経理スタッフ 仕事内容 ・単体決算業務、計算書類の作成 ・連結決算 ・監査法人対応 ・債権債務管理、固定資産/リース資産/棚卸資産管理に関する事項 必要な経験・能力 ・日商簿記1級 ・公認会計士 ・USCPA 想定年収 450万円 ~ 600万円 業界最大級の求人数から探せます 経理・財務の財務の求人はコチラ 簿記1級を活かせる転職先:会計事務所 会計事務所では「簿記2級以上」を応募条件とする求人が多く、簿記1級保有者はより高い評価を受けやすい傾向にあります。 とくに税理士資格の取得を目指す方にとっては、実務と学習の両面でメリットがある職場です。 資格取得を支援する体制を整えている事務所も多く、実際に税理士の下で働くことで、実務知識の習得や学習意欲の向上にもつながります。 なお、税理士登録には原則として2年以上の実務経験が求められます。 税理士試験の合格前でも、会計事務所での勤務経験は実務経験として認められるため、税理士資格の取得を目指す方にとって有効なキャリアステップとなります。 簿記1級保有者向けの会計事務所求人例 税理士法人/税務スタッフ/年間休日125日 仕事内容 ・決算書作成業務 ・税務申告業務(法人税、所得税、消費税など) ・税務相談業務 ・決算書分析/報告業務 ・資産税業務 必要な経験・能力 ・日商簿記2級以上 ・普通自動車免許 ・巡回監査経験者(10~40社程度) 想定年収 460万円 ~ 600万円 勉強支援が手厚い会計事務所/税務スタッフ 仕事内容 ・法人税等に関する税務業務 ・会計(記帳代行・給与計算) ・経営コンサルティング ・相続シミュレーション業務 必要な経験・能力 ・簿記2級以上 想定年収 450万円 ~ 800万円 業界最大級の求人数から探せます 会計事務所の求人はコチラ 簿記1級を活かせる転職先:コンサルティングファーム コンサルティング業務において資格の取得は必須ではありませんが、簿記1級で培った知識は実務に活かすことができます。 たとえば、M&Aや事業再編における会計処理の支援や財務デューデリジェンス(DD)の場面で、連結会計や原価管理に関する知識が有効に活用されます。 また、コンサルティングファームは年収水準が比較的高い傾向にあり、待遇面でも魅力的な選択肢となります。 簿記1級保有者向けのコンサルティングファーム求人例 事業再生コンサルタント(スタッフ) 仕事内容 ・事業DD、財務DD ・再生計画立案、実行支援 ・金融機関調整 必要な経験・能力 ・簿記2級以上の会計知識 ・事業再生業務に興味のある方 想定年収 450万円 ~ 800万円 大手有名ファーム/経営コンサル(M&A・事業承継) 仕事内容 ・事業承継・M&Aコンサルティング業務 (中堅・中小企業メイン) 必要な経験・能力 ・会計に関する一定の知識(簿記2級以上) ・会計事務所での勤務経験がある方 ・M&Aや事業承継業務の実務経験者 想定年収 500万円 ~ 1,200万円 Big4からブティック系まで幅広い求人を取り扱い! コンサルティングの求人はコチラ 簿記1級保有者の転職成功事例 管理部門・士業に特化した転職エージェント「MS-Japan」を活用して、転職を成功させた簿記1級保有者の事例をご紹介します。 中小企業から上場企業の経理へ転職した事例 Hさん(20代・男性) 転職前:中小企業 経理 転職後:上場企業 経理 中小企業で月次・年次決算補助までを担当していたHさんは、将来のキャリアを見据え、上場企業における会計基準での実務に挑戦したいと考え、転職を決意しました。 転職活動では、上場企業での経理経験が不問の求人を中心に応募を進め、最終的に大手上場企業への転職を実現しました。 簿記1級およびTOEIC800点という資格を有していたことから、ポテンシャルが高く評価され、内定獲得に至りました。 会計事務所から上場企業へ転職した事例 Tさん(20代・男性) 転職前:個人会計事務所 転職後:上場企業 経理 Tさんは大学卒業後、個人会計事務所に勤務していましたが、代表者の高齢化により将来的な不安を感じ、安定した環境でキャリアを築くため、一般企業の経理職への転職を決意しました。 初めての転職であったものの、綿密な情報収集や面接対策を行い、上場企業への転職を成功させました。 企業側からは、Tさんの熱意に加え、簿記1級および税理士試験科目(簿記論)の合格実績が評価され、採用につながりました。 \会計業界の転職支援実績多数!/ MS-Japanに無料会員登録する まとめ 日商簿記1級は、合格率の低さや長時間に及ぶ学習負担から「やめとけ」と言われることもありますが、それに見合う高い価値を持つ資格です。 上位資格への基礎力養成や、経理・財務分野における専門性の証明、さらには資格手当の支給など、取得によるメリットは多岐にわたります。 とくに、大手企業や会計事務所、コンサルティングファームでの活躍を目指す方、またはキャリアアップを図りたい方にとっては、有効な武器となるでしょう。 本記事で解説したメリット・デメリットを踏まえ、ご自身のキャリアビジョンと照らし合わせながら、簿記1級取得を検討してみてはいかがでしょうか。 簿記1級の真の価値を理解し、戦略的にキャリアへ活かしていきましょう。 #簿記1級 #日商簿記1級 #簿記やめとけ .hashtag { display: flex; list-style: none; } .hashtag li { margin-left: 1em; }
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経理の自己PRはこう書く|例文でわかる経験者・未経験・管理職別のポイント
「経理の転職で自己PRをどうしたらよいのかわからない…」 そのように悩んでいる方も多いのではないでしょうか。 経理の転職では、使えるソフトや業務効率化の経験、マネジメント経験、未経験者の場合なら取得した資格がアピールのポイントです。 自己PRを作成する際には、経験を通して会社にどのような貢献をしたのかをしっかりと伝えましょう。 この記事では、経理の転職における自己PRの例文とポイントを、経験者・未経験者に分けてご紹介します。 経理の仕事内容 経理の自己PRの書き方を解説する前に、まず経理の業務内容について整理します。 経理の役割を正しく理解することで、自己PRを書く際に自分の強みを適切に伝えられます。 経理の役割と業務内容 経理の仕事は、企業の資金の流れを管理し、正確な財務情報を記録・整理することです。 具体的には、日々の取引を帳簿に記録し、最終的に決算書類や財務諸表を作成することが主な業務となります。 経理の業務は、日次、月次、年次の3つの単位で分けられます。 日次業務:現金・預金管理、伝票処理、経費精算 など 月次業務:買掛金・売掛金管理、請求書発行、給与計算、在庫管理、社会保険料納付 など 年次業務:年末調整、固定資産管理、決算書作成、税務申告 など こうした業務を積み重ねることで、企業の経営状況を正確に把握できる財務諸表を作成することが可能になります。 経理・会計・財務の整理 一口に経理や会計系業務といっても、目的や業務内容が異なるので、その点を整理して自身の経験を棚卸しましょう。 具体的には財務会計(決算書作成・税務申告など)、管理会計(予算策定・予実管理など)財務(資金調達・資金繰りなど)、その他(M&A・IPO準備など)を整理することが、自己PRを考える際の前提になります。 あわせて読みたい 経理・財務・会計の違いとは? 役割や業務内容、向いている人などをご紹介 経理のための転職支援を受ける 経理の自己PRを書く際の3つのポイント 経理の自己PRを書くポイントとして、以下3つを解説します。 具体的な経験をもとに貢献をアピールする 自己PRでまず重要なのは、具体的な経験をもとに貢献をアピールすることです。 経理の転職では「どのような実務経験を積んできたのか」が評価されます。 たとえば、月次決算や年次決算などの経験、使用してきた会計ソフト、制度設計構築、IPO準備、海外会計基準、マネジメントの経験などは、いずれも評価の対象となります。 また、前職における経理担当者の人数を伝えることで、自身の裁量をアピールできるでしょう。 それらの経験を通して、企業にどのような貢献をしたのかをアピールすることが重要です。 経験期間を記載する 経験をアピールする際には、経験した期間を記載することも重要です。 たとえば会計ソフトの使用経験なら、1年間の使用なのか、10年間の使用なのかでは、ソフトに対する習熟度はまったく異なります。 また、マネジメント経験では、部下の人数を記載することもポイントといえるでしょう。 企業が求めるスキルや経験に合わせたアピールにする 企業が求めるスキルや経験に合わせた自己PRにするのも、重要なポイントです。 企業が直面している特定の課題や目標に対して、自分のスキルや経験がどのように貢献できるかを示します。たとえば、以下のような表現をすると良いでしょう。 過去の職務で、経理プロセスの効率化に注力しました。具体的には、会計ソフトウェアの導入とデータ入力プロセスの自動化を実施し、月次決算の処理時間を30%短縮しました。貴社が経理部門の効率化を目指していることを知り、この経験が直接貢献できると考えています。 自己PR作成時には、応募先企業の求人情報を詳細に分析し、求められているスキルや資質を理解しましょう。その後、企業が求めるスキルや経験に関連する具体的な事例を自己PRに取り入れます。 予算管理や財務分析、税務処理など経理職特有の経験を具体的に説明しましょう。 転職サポートを今すぐ受ける 【ケース別】経理の自己PRでアピールすべきポイント 経理経験者の自己PR 経理の転職では「経験」が重視されるため、経験者の自己PRでは「業務経験」をアピールしましょう。 特に重視される経験としては、以下の3点が挙げられます。 月次・年次決算の業務経験 弊社MS-Japanが、2023年上半期に募集があった経理の求人データをもとに行った調査によると、経理求人内で求められているスキルのうち、最多だったのが「月次決算」で全体の33%を占めていました。 その次に多かったのが「年次決算(3年以上)」の32%で、以下、「年次決算(3年未満)」の17%、「月次決算補助」の13%、「経理事務」の11%と続きます。 このデータで注目したいのは、月次、年次を含めたいわゆる決算業務スキルを重視する求人が、全体の7割以上に及んでいるという事実です。 経理に関わる幅広い事務作業の経験を重視する企業は1割程度で、いかに決算業務のスキルを各企業が重視しているのかがわかります。 決算業務の経験があることをアピールする場合は、どのような役割を担っていたのか、何年経験したのかを伝えましょう。 応募先企業が求めている人材ニーズに合致すれば、一気に採用への道が近づきます。 会計ソフトやシステムの利用経験 会計ソフトやシステムの利用経験も、経理の転職でアピールすべきポイントの一つです。 経理では、会計ソフトやシステムを使いこなすことが、仕事の効率アップに直接つながってくるためです。 会計ソフトは、グローバル企業なら「SAP」、中小企業なら「勘定奉行」を使用していることが多いです。 志望する企業と同じソフトの使用経験がある場合には、大きなアピールになるでしょう。 また、特に中小企業では、Excelを活用して経理業務の効率化を図るケースも多くあります。Excelスキルもアピールポイントとしては大きいです。 IFRSなどの海外会計基準 大手上場企業の場合は、IFRS(国際会計基準)やUS-GAAP(米国会計基準)など、海外の会計基準の知識も、経理の転職では大きなアピールポイントです。 IFRS検定などの資格を取得するのもよいでしょう。 あわせて読みたい IFRS検定とは?難易度や勉強時間、取得のメリットは? 経理管理職の自己PR 経理管理職として転職する場合、経理の幅広い知識や経験に加えて、より高度な経理スキルや組織をマネジメントするスキルが求められます。 要求されることの多いスキルとしては、以下の3点が挙げられます。 マネジメント経験 40代で転職する場合には、マネジメント経験も求められるようになってきます。 40代の経理職を募集する企業では、管理職としての処遇を考えていることが多い傾向です。 主任などの役職経験やパート・アルバイトの勤怠評価経験、会計ソフトの導入担当者の経験などは、大きなアピールポイントになるでしょう。 生産性を上げた制度設計構築経験 業務の生産性を高めることができた制度設計の構築経験も、経理の転職で大きなアピールポイントになります。 働き方改革が推進されるなか、業務効率化は経理でも大きな課題となっています。 業務フローの改善や新規システムの導入など、生産性向上のための取り組みの経験があるのなら、その成果をしっかりとアピールしましょう。 IPO準備経験 IPO準備の経験は、IPOを視野に入れている企業からは高く評価されるでしょう。 IPOを視野に入れている企業では、IPO経験のある経理職をCFO(最高財務責任者)などのポジションで迎えたいと考えているケースも多く見受けられます。 たとえば、IPO準備企業でのルール整備や証券会社・監査法人とのやり取りの経験は、大きなアピールポイントになります。 経理未経験者の自己PR 経理未経験の場合、経理に求められる適性・能力があることを示すと評価につながります。 具体的には、数字を扱う実務経験、コミュニケーション能力、パソコンスキルの3点です。 また、企業理念に合致する人材であること、企業にとっての望ましい社員像に合っていることも重要です。 たとえば、企業理念として「誠実」などの価値観を挙げているのに、面接の際に誠意のない振る舞い、不誠実な言動をしてしまうと、経理経験の有無に関係なく「求める人物像と合わない」との評価を受ける恐れがあります。 未経験者はこの点をより重視し、企業のHPなどで企業理念や求める社員像を調べて、自分がそれに合致していることもアピールするとよいでしょう。 また、未経験者の場合は、「経理に合わないと感じて、すぐに辞めるのではないか」との疑義を採用担当者はもちやすいです。 そのような不安を抱かせないように、なぜ経理職にキャリアチェンジしたいのか、経理職に対する熱意、経理でキャリアを積んでいきたいという思いをしっかりと伝えましょう。 日商簿記2級 日商簿記は、受験資格がないため、経理未経験でも受験・取得することができます。なかでも経理で働く場合の登竜門ともいえるのが、日商簿記2級です。 働きながら勉強を続けて取得しておくと、転職活動時において有利になりやすいでしょう。 初めに2級から受験することも可能ですが、全くの未経験者で働きながら勉強をする場合は、まずは3級を取得し、その後2級取得を目指すのが王道です。 2級試験は3級試験の内容を発展させたもののため、段階を経て学習ができます。 あわせて読みたい 【日商簿記2級の合格率と推移】2025年最新情報やネット試験との比較など 簿記2級で転職は有利になる?簿記2級で狙える年収や経理以外の転職先も紹介! 経理関連の業務経験 企業の経理での業務経験がなくても、会計事務所での勤務経験があれば転職活動時のアピールポイントになります。 また、人事労務での給与計算業務など、企業内でお金に関わる業務経験があれば、その点も評価対象です。また、経理では簿記・会計の知識だけでなく、その企業が属する業界の専門知識、業界事情にも精通していることが求められます。 もし応募先企業が前職と同じ業界ならば、その点も強みになるでしょう。面接の場などで業界の知識があることをアピールすると、評価につながります。 コミュニケーション能力 経理と聞くと、1日中パソコンの前に座って、黙々と経理・会計データを処理し続けるようなイメージがあるかもしれません。 しかし、実際の業務内容は「黙々と」行うようなものではなく、部署の内外を問わず、多くの人と頻繁にコミュニケーションを取りながら業務を行う必要があります。 たとえば、予算編成や経費精算などを行う場合、他部門との情報共有・調整が欠かせません。 経理業務をスムーズに進めるには、相手の立場や状況を踏まえて話し合いができる対応力が求められます。 そのため、前職においてコミュニケーションスキルを発揮した実績などがあれば、アピールポイントとなります。 キャリアチェンジの支援を受ける 経理の自己PR例文 経理に転職する自己PRの例文を、ケースごとにご紹介しましょう。 経理の実務経験をアピールする自己PR例文 私は前職で経理として4年間、幅広い業務を経験し、実務スキルや経理の知識を身につけました。特に、月次や年次決算の作成、税務申告のサポートなど、重要な業務を通じて、正確かつ効率的な業務遂行スキルを磨いてきました。また、日々アップデートされる経理業界のデジタル化や制度に対応できるように、自己学習も行ってきました。前職ではインボイス制度に伴う対応を任されておりましたが、制度開始前から十分に準備を行ったことで、問題なく対応することができました。前職での経験や培ったスキルを活かして、貴社でも活躍し、さらに成長したいと考えています。 この自己PR文では、4年間の経理経験を通じて、幅広い業務に携わったことを強調しています。月次・年次決算の作成や税務申告のサポートなど、重要な業務を経験した情報を羅列し、実務能力の高さを示しています。また、経理業界のデジタル化や新しい制度への対応能力を強調しており、変化する業務環境に対する柔軟性と自己学習への意欲を示しているのも注目したいポイントです。自己学習への意欲と、経理市場で必要とされている最近のトレンドを抑えており、全体的に完成度の高い自己PRになっています。 日商簿記2級をアピールする自己PR例文 私は前職で3年間経理として従事しながら、日商簿記2級の資格を取得しました。日商簿記2級の資格取得は、経理としての専門性を高め、実務において会計処理の正確性と効率性を大幅に向上させる重要なステップでした。具体的には、経費処理、売上管理、財務諸表の作成などの業務で、簿記知識を活かし、ミスのない正確な仕事を行いました。貴社においても、資格と経験を活かし、経理部門の効率化と正確性の向上に貢献したいと考えています。 この自己PR文では、日商簿記2級の資格取得を強調し、経理としての専門知識と技能を高めたことを示しています。日商簿記2級は経理職においてある程度の専門性を証明するもので、実務能力の向上に直結します。資格取得に留まらず、その知識を経費処理、売上管理、財務諸表の作成などの具体的な業務に活かした経験を述べているのも重要なポイントです。理論だけでなく、実務においても高い能力をもっていることを示しています。 専門知識をアピールする自己PR例文 前職でIFRSの実務経験を積み、IFRS検定を取得したことが私の強みです。前職では子会社の海外進出を機にIFRSを採用し、私は3年前に経理担当としてその導入に携わりました。さらに、IFRSの理解を深めるため検定を取得し、それを実務に活かすことができました。貴社の海外進出とIFRS導入に向けて、私の経験と知識を活かし貢献したいと考えています。 この自己PR文では、国際財務報告基準(IFRS)の実務経験をもっていることを強調しています。子会社の海外進出に伴うIFRSの導入に経理担当として携わった経験を挙げており、実務においてもIFRSを適用できる能力をもっているのがわかります。IFRSに関心がある国内企業は増加しているため、IFRSの知識がある人材の需要は高めです。 経理管理職の自己PR例文 私は前職で経理部の課長を務め、マネジメントスキルを深めました。具体的には、課員一人ひとりとのコミュニケーションを通じて、モチベーションを高め、個々のスキル向上を支援し、チーム全体の生産性を向上させました。結果として月次決算の処理時間を月平均20%短縮し、課題としていた決算時期の残業時間を大幅に減らすことができました。貴社においても、これまでの経験を活かして、経理部門のさらなる発展に寄与し、チームをリードしたいと考えています。 この自己PR文では、経理部の課長としての経験を通じて、マネジメントスキルを深めたことを強調しています。特に40代以降の転職市場では、このようなリーダーシップとチーム管理の能力が高く評価されるため、自己PRに含められるかどうかは非常に重要です。月次決算の処理時間を20%短縮し、決算時期の残業時間を大幅に削減したという具体的な成果を示しています。効率的なチーム運営とプロセス改善の能力を示す、重要な根拠です。 経理未経験者の自己PR例文 前職の営業では、売上を上げるだけでなく、利益率を高めることを目標として取り組んでまいりました。原価や必要経費などを把握することにより問題点を発見でき、営業所の業務改善につなげることができました。この経験から、会社の収支を把握する経理の重要性を知り、経理職を志望することとなり、日商簿記2級を取得しました。貴社では一日も早く仕事を覚え、しっかり貢献できるよう尽力します。 この自己PR文では、前職での営業経験を通じて、売上だけでなく利益率の向上にも注力したことを強調しています。原価や経費の把握による問題点の発見と、業務改善への取り組みは、経理職においても重要なスキルです。また、経理未経験であるにもかかわらず、日商簿記2級の資格を取得したことをアピールしています。日商簿記2級は、経理に関する基本的な知識とスキルをもっていることを示し、未経験者たちの間では差別化につながるポイントです。 経理のキャリアを相談する 経理経験が浅い場合の自己PRはどう書く? 経理への転職活動においては、一般的に経験年数が3年未満の場合は経験が浅いと判断される可能性があります。実務未経験と同じ水準とまではいきませんが、経歴を強みにした転職活動は難しいのが実情です。 それでも、未経験の応募者との差別化を少しでも図れるように、経験としてどのような業務を経てきたのかはしっかりとアピールしましょう。 また、未経験者の場合と同じく、自分に経理の適性があると強調することも重要です。 さらに重要ポイントとして、なぜ経験が浅いうちに転職を考えるようになったのか、採用担当者が納得のいく説明をできるようにしておきましょう。 ここでいう「納得のいく説明」とは、退職理由を正確に伝えることというより、「自社に転職後、同じようにすぐに退職することはない」ということを、説得力をもって提示することです。 たとえば、前職の退職理由として「人間関係の悩み」「仕事にやりがいを感じない」などの内容で伝えてしまうと、採用担当者から「そのような理由で転職したのなら、うちでも長くもたないのでは」と判断される恐れもあります。 そのため、転職理由を伝える場合は、自身が経理部門においてどのようなキャリアプランを考えているのかを伝えた上で、「御社でこそ実現できる」という思いを伝えることが重要です。 採用担当者に、自身の転職理由をプラスのイメージで受け取ってもらえるように伝えましょう。 無料で経理キャリアを相談する 自己PRを書く時の注意事項 経理の転職で、自己PRを書く時の注意事項は「自己PRに根拠をもたせる」「自己PRと志望動機を一貫させる」「実績やスキルを盛らない」の3点です。それぞれのポイントを詳しく解説します。 自己PRに根拠をもたせる 経理の自己PRで、根拠をもたせることは非常に重要です。自分が提示している能力や経験が単なる主張ではなく、具体的な事実や実績にもとづいていることを示します。さらに、さまざまな応募者が似たようなスキル・経験を主張するなかでは、具体的な根拠を示すことが他の応募者との差別化につながります。 根拠をもたせる方法としては、具体的な実績や成果の提示がおすすめです。たとえば、「新しい税務戦略の導入により、年間の税負担を20%削減した」、「新しい会計ソフトウェアの導入を主導し、データ処理の自動化により、経理部門の作業効率を40%向上させた」、「財務報告プロセスの効率化により、月次クロージングを従来の10日間から5日間に短縮した」、など具体的な成果を提示します。 具体的な事例やエピソードを効果的に挿入するのも、自己PRで意識したい部分です。自己PRを裏付けるエピソードや事例を用いることで、よりリアルで説得力のある自己PRになります。たとえば、「特定の困難をどのように乗り越えたか、具体的な状況や行動を説明する」などです。 自己PRと志望動機を一貫させる 自己PRは過去から現在について、志望動機は将来のことを書くことになりますが、どちらか一方ばかりを強調するとバランスを欠いてしまい、全体としての説得力が低下してしまいます。 また、過去の経験・実績を自己PRとしてアピールしたにもかかわらず、志望動機で、自己PRの内容と無関係のことを述べていたり、一貫性のない内容にしたりすると、評価にはつながりません。 たとえば、自己PRの箇所では経理事務(経費の管理・記録など)の経験を積んできたと強調していたのに、志望動機では「経理での経験を活かして、決算業務の現場で活躍したい」などと述べると、自己PRと志望動機に一貫性がなくなってしまいます。 この場合であれば「経理事務の経験を積んできたが、今後のキャリアを考えて、決算業務にも取り組んでいきたい」にするなど、話の流れに無理のない展開をもたせれば、説得力は高まります。 あわせて読みたい 経理の志望動機【例文付】未経験者・経験者向けNG例・OK例を徹底解説 経理への転職で「志望動機がない」と困った時に!作成するコツをご紹介! 実績やスキルを盛らない 「実績やスキルを盛らない」のも自己PRで注意したいポイントです。 確かに自分をアピールするのは重要ですが、自分をよく見せようとするあまり、虚偽の情報を含むようなことがあってはなりません。 自己PRに不正確な情報や誇張を含めると、面接や職務の遂行の過程で信頼を失うリスクがあります。 特に経理職は、他の職種に比べて正確な情報処理と透明性が求められるため、多方面からの信頼を得られるかどうかは非常に重要です。 もし採用時には隠し通せたとしても、実際のスキル・経験が求められるレベルに達していない場合、業務遂行の過程でうそが明らかになるケースもあります。 当然、業務上の問題や信頼失墜につながり、特に経歴詐称などが認められた場合は解雇されるかもしれません。 実績やスキルを盛ることは短期的な利益をもたらすかもしれませんが、長期的には自身の信頼性やキャリアに深刻なダメージを与えかねません。 自己PRに限った話ではありませんが、転職では正直かつ誠実な態度を忘れないようにしましょう。 無料で経理キャリア支援を申し込む 書類の添削や面接練習には「転職エージェント」がおすすめ! 書類の添削や面接練習をする場合、転職エージェントを活用するのが望ましい理由として、以下が挙げられます。 転職エージェントがおすすめの理由 初めての転職活動や、転職活動に不安を感じている方には、転職エージェントがおすすめです。転職エージェントは、多くの企業とのやり取りを通じて、それぞれの企業が求めるスキルや経験に関する深い知識をもっています。そのため、自分が用意した自己PRを、応募先企業の具体的なニーズに合わせて調整するのに役立ちます。自己PR文の内容を企業の求めるプロファイルに合わせて添削してもらえるため、第三者の視点を取り入れつつ、完成度の高い自己PRを作成可能です。 転職エージェントは、自己PR文の正確性を確保する点でも役立ちます。経理は、細部にわたる正確さが求められる職種です。自己PR文においても、誤字脱字や日本語のミスを厳しく評価される可能性があります。転職エージェントは、これらの小さなミスを見逃さず、プロフェッショナルな視点から文書を校正できます。自己PRの質をより高めて、採用担当者によい印象を与えられるようになるでしょう。 「MS-Japan」がおすすめの理由 経理職で転職を考えている場合は、MS-Japanにご相談ください。 MS-Japanは、管理部門・士業特化型エージェントとして35年以上の実績があり、多くの方の経理転職をサポートしています。 経理の転職に詳しいキャリアアドバイザーによるキャリアカウンセリングや履歴書・職務経歴書の添削、面接対策を通して、応募者の方の経験やスキルを最大限に活かす方法を提案させていただきます。 経理職の転職をお考えの方は、ぜひお気軽にご相談ください。 \経理・財務特化の転職エージェント!/ MS-Japanに無料会員登録する まとめ 経理の転職では、自己PRが大きなポイントになります。自分の経験を通して会社にどのような貢献ができたかをしっかりと伝えましょう。 しかし、この記事を読んでもまだ、自己PRの方法について悩みが解決していない人もいるかもしれません。 「MS-Japan」では経理や財務などの管理部門と士業の転職を支援しており、職務経歴書や自己PRの添削などのサポートもしています。経理に転職をご検討されている方は、ぜひご相談ください。 #経理の自己PR #経理の転職 #経理の職務経歴書 .hashtag { display: flex; list-style: none; } .hashtag li { margin-left: 1em; }