IPO法務のキャリアパス
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法務のキャリアパス
~6つのキャリアフィールド~
IPO準備における法務の重要性は高まっており、コンプライアンス、コーポレート・ガバナンス、リスク管理、内部統制など、上場審査はもちろん、上場後の企業運営にとっても、過去と比べ対応する項目が増えています。
IPO準備企業の特にベンチャー企業では、法務部のような独立した部門を持つ企業は少なく、総務部門で法務をメインに総務業務も幅広く対応してもらいたいという求人がほとんどです。
そのため、大手の企業のように法務部に複数名の部員がいて専門的に法務のみに携わるということは少なく、法務以外に総務や内部監査などにも業務範囲が広がる可能性が高くなります。例えば契約法務や海外法務など、法務の仕事を専門的に突き詰めたいという方には、IPO準備企業の法務はマッチしないかもしれません。
逆に、IPO準備企業の法務求人の多くは、これまで管理部長や総務部門が片手間で行ってきた法務をメインで巻き取り、且つ他の業務に範囲を広げていけるため、法務パーソンとして幅が広がり、将来的には管理部長やCFOなどを目指せるチャンスが増えます。また最近では、インハウスの弁護士として、ベンチャーの法務や経営ボードメンバーに転職するケースも見られるようになりました。
IPO準備中ももちろん法務として対応する場面も多くなりますが、IPO後も新規事業やM&Aなど、法的な面から経営判断に欠かせない存在なることが大いに期待されます。
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