一般事業会社会計事務所・税務スタッフのキャリアパス
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会計事務所・税務スタッフのキャリアパス
~7つのキャリアフィールド~
.会計事務所業界での経験を活かして一般企業に転職する税務スタッフ・税理士補助もいれば、一般企業に勤務しながら税理士試験の合格科目を増やしたという方もいます。税務が中心の会計事務所に比べ、税務~財務会計、その周辺業務まで幅広い経験ができるのが一般事業会社の特徴です。
■株式上場会社(日系)
上場企業で会計事務所出身者が勤務するケースも増えてきました。一般的には、経理部門で月次決算、四半期決算、年次決算、有価証券報告書の作成、連結決算対応等の主計業務を行うケースが多く、税務に特化したキャリアというよりは会計に関する専門職として活躍しているケースが多くなっています。逆に言えば、税務の経験者でなくとも出来る業務に従事している方が多いとも言えます。一方で、中には大手企業で税務部門を持っているような会社もありますので、そういった企業では税務リスクの抽出、分析、移転価格対応をはじめとした国際税務等、「税務の専門家」としての業務対応をしていくイメージとなります。しかし、こちらはごく少数派と言えます。
一般企業の場合、特に大手企業はジョブローテーションがありますので、特定の業務に固執せず、様々な部署で経験を積み、ゼネラリストとして長く勤務していきたいという志向の方に向いています。
■外資系企業
外資系企業で勤務する場合は、日本法人の決算対応から本国へのレポーティング業務がメインになるケースが多く、その他、FP&Aなどの係数管理、ペイロール、キャッシュマネジメント等の周辺業務にも対応する可能性が高くなります。大きな外資系企業では業務が細分化されている一方で、小さな外資系企業では管理部門業務全般を対応するイメージになりますので、それぞれの特徴を理解し、キャリアパスをイメージする必要があります。
当然のことながら中級~上級の英語力やその他語学力が必須になりますので、外国語に抵抗感がある方には向きません。
■その他一般企業
上場子会社、非上場企業、ベンチャー企業等の経理職で、今までの経験を活かそうとする会計事務所経験者も少なくありません。但し、このフィールドで働いていこうと考えた場合、税務経験者として最も得意である「税務」の仕事は、かなり減っていくという覚悟をした方が良いかも知れません。このフィールドにある企業は、税理士法人や会計事務所に税務顧問を依頼しているケースがほとんどですので、自社において税務に関与する機会は当然、少なくなってきます。また、会社としても税務のスペシャリティを期待しているというよりは、経理職スペシャリストとしてのパフォーマンスを期待する場合が多くなりますので、ご自身が税務経験者というアイデンティティをあまり重視しない方にお勧めしたい選択肢となります。単純に、年収UPをしたい、福利厚生を充実させたい、ワークライフバランスを保ちたい、といったように、労働条件の改善を狙っている場合には、良い選択となる可能性があります。
■大手金融機関(銀行・証券会社)
大手金融機関に勤務する場合は、経理部門に配属される場合もありますが、クライアント向けにアドバイスをしていく特殊チームに配属される等、金融機関内の会計税務の専門家として扱われるケースが多くなっています。
例えば、大手銀行等では、中堅企業向けのM&Aや事業承継支援等を意欲的に行っており、社外アドバイザーとして経営者に助言、実行支援を行っていくスタイルも見受けられます。
■信託銀行
信託銀行では、主に個人富裕層をメインとした、財産の評価、遺産分割に関するアドバイス、相続や贈与に関するアドバイス等を行っているケースがほとんどです。資産税特化型の税理士法人や会計事務所出身の方が評価される領域でもあります。
専門的な領域だからこそ、外部で提携している税理士とのリレーションシップ作りも重要で、税務申告関連以外のアドバイス業務を対応するケースも多くなります。また金融機関という特性上、あまりリスクがあるアドバイスは好まず、堅実・確実な提案をしていくスタイルが特徴的です。
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