監査法人で終わりじゃない!公認会計士の転職失敗例から学ぶ転職成功法
公認会計士として働くには、試験合格に加えて3年以上の実務経験と実務補習の修了が必要です。
そのため、「監査法人に就職すること」を一つのゴールとしてしまい、その後のキャリアまで十分に考えられていない方も少なくありません。
実際には、多くの会計士が監査法人で経験を積む中で、今後のキャリアについて改めて考えています。
本記事では、監査法人で働く中で転職を検討し始めた方に向けて、転職の失敗事例と成功のポイントを分かりやすく解説します。
公認会計士は転職後どのようなキャリアを形成する?
監査法人からキャリアをスタートした場合でも、公認会計士の転職先は一つではありません。
実際には、監査法人以外にもさまざまなフィールドで専門性を活かすことができます。
主なキャリアの選択肢としては、監査法人・会計事務所・事業会社・コンサルティングファームなどが挙げられます。
それぞれ求められる役割や得られる経験は異なるため、自身の志向に応じた選択が重要です。
監査法人
別の監査法人へ転職することで、同じ監査業務でも役割や経験の幅を広げることができます。
特に中堅・中小監査法人では、監査に加えてアドバイザリー業務に関わる機会もあり、専門性を深めながら業務領域を広げることが可能です。
また、大手監査法人と比較して昇格競争が緩やかなケースもあり、パートナーを目指したキャリア設計も現実的な選択肢となります。
会計事務所
監査以外のスキルを身につけたい場合、会計事務所への転職は有力な選択肢です。
特に税務経験は、キャリアの幅を広げるだけでなく、将来的な独立にも直結します。
継続的な顧問業務を通じて安定収益を確保できる点も特徴であり、監査中心のキャリアからの転換を図りたい方に適しています。
事業会社
事業会社への転職は、大手企業とベンチャー・スタートアップで特徴が大きく異なります。
大手企業では、ワークライフバランスや福利厚生の充実といった安定した働き方が期待できます。
一方で、ベンチャー・スタートアップでは、裁量の大きさや成長機会、報酬のアップサイドといった魅力があります。
特にIPO準備企業では、内部統制や会計体制の構築といった領域で専門性を発揮しやすく、経営に近いポジションでの活躍も期待されます。
コンサルティングファーム
コンサルティングファームの中でも、FASは公認会計士にとって代表的な転職先の一つです。
監査法人よりも高い報酬水準が期待できる一方で、業務負荷は高くなる傾向があります。
その分、会計領域にとどまらないビジネススキルを身につけることができ、市場価値の向上につながる環境といえます。
いずれの選択肢にもメリット・デメリットがあるため、自分がどのようなキャリアを築きたいのか、何を優先するのかを明確にしたうえで選択することが重要です。
公認会計士の転職失敗事例
公認会計士は転職市場で評価されやすい職種ですが、意思決定を誤ると入社後にミスマッチが生じるケースもあります。
ここでは実際の事例をもとに、どのような点で失敗が起きたのかを整理します。
監査法人のケース
30代前半のTさんは、大手監査法人でシニアスタッフとして経験を積んだ後、業務の幅を広げることを目的に別の監査法人へ転職しました。
面接では監査以外の業務にも関われると説明を受けていましたが、実際に任されたのは監査業務のみでした。
その結果、期待していたキャリアの広がりは得られず、転職の目的を十分に達成できませんでした。
求人票や面接での説明だけで判断するのではなく、実際の業務配分やアサイン状況まで具体的に確認することが重要です。
会計事務所のケース
Mさんは税務経験を積むために会計事務所へ転職しました。業務内容自体は希望通りでしたが、入社直後から複数の顧問先を担当することになりました。
監査中心のキャリアだったため、税務実務を一人で対応するには負荷が大きく、業務処理が追いつかない状況に陥りました。
このケースでは、業務内容だけでなく、担当件数やフォロー体制といった実務レベルの働き方を十分に確認できていなかったことが要因といえます。
未経験領域に挑戦する場合ほど、入社後に求められる役割を具体的に把握しておく必要があります。
事業会社のケース
Aさんは長時間労働を解消するため、残業の少ない大手企業の経理へ転職しました。
労働環境は改善されたものの、業務はルーチンワークが中心で、次第に物足りなさを感じるようになりました。
結果として、働き方は改善された一方で、成長機会ややりがいとのミスマッチが生じ、キャリアの方向性を見直すことになりました。
転職では「不満の解消」だけでなく、その先のキャリアを見据えて判断することが重要です。
転職で失敗しやすい行動パターンとは
公認会計士は転職の選択肢が広い一方で、意思決定の進め方によってはミスマッチが生じやすい側面もあります。
ここでは、実際の失敗事例から見えてくる「共通する行動パターン」を整理します。
情報を表面的にしか確認していない
求人票や面接で得られる情報だけで判断してしまうと、入社後に業務内容や役割とのギャップが生じる可能性があります。
特に、業務の実態や組織体制、期待される役割といった要素は、事前にどこまで具体的に把握できているかが重要です。
情報の量だけでなく、「どの深さまで理解できているか」が意思決定の精度に直結します。
条件だけで転職先を選んでしまう
年収や働き方といった条件面は重要な判断軸ですが、それだけで転職先を選んでしまうと、業務内容やキャリアとのミスマッチが起こりやすくなります。
結果として、「働きやすくなったが物足りない」「成長実感が得られない」といった状態につながるケースも少なくありません。
条件とあわせて、その環境でどのような経験が積めるのかという視点を持つことが重要です。
キャリアの軸が曖昧なまま進めている
転職の方向性が明確でないまま活動を進めると、判断基準がぶれやすくなり、一貫性のない意思決定につながります。
その結果、入社後に「本当にこの選択でよかったのか」と感じてしまうケースもあります。
どのようなキャリアを築きたいのか、何を優先したいのかを事前に整理しておくことで、判断の軸が明確になります。
一人で判断しきろうとしてしまう
転職は重要な意思決定である一方で、自分一人で情報収集から判断までを完結させようとすると、視野が限定されやすくなります。
特に、企業の内情や市場価値といった要素は、外部の視点があることでより正確に把握できるケースが多くあります。
第三者の意見を取り入れることで、自分では気づきにくい選択肢やリスクを把握することが可能になります。
これらの行動は特別なものではなく、誰にでも起こり得るものです。
重要なのは、自身の意思決定の進め方を見直し、情報と判断の精度を高めることです。
公認会計士が転職を成功させるためのポイント
転職を成功させるためには、求人を探す前に「自分自身の整理」と「転職先の見極め」を行うことが重要です。
公認会計士は選択肢が広い分、方向性が曖昧なまま動くとミスマッチにつながりやすくなります。
キャリアの棚卸しを行う
まずは、これまでの経験や強みを整理し、自分がどの分野で価値を発揮できるのかを明確にします。
担当してきた業務内容やクライアントの特徴、得意とする領域などを書き出すことで、自身の専門性を客観的に把握できます。
この整理が不十分なまま転職活動を進めると、応募先に対して一貫したアピールができず、評価が分かれやすくなります。
転職の目的と優先順位を明確にする
次に、「なぜ転職するのか」「何を実現したいのか」を言語化します。
年収や働き方、業務内容、キャリアアップなど、複数の要素の中で何を優先するのかを整理することが重要です。
目的や優先順位が曖昧なままでは、条件だけで判断してしまい、入社後に違和感を抱く可能性が高くなります。
転職先の実態を具体的に把握する
求人票や面接だけでは分からない情報も多いため、業務内容や組織体制、期待される役割などをできる限り具体的に確認する必要があります。
特に、入社後に任される業務の範囲や責任の大きさは、事前に把握しておくべき重要なポイントです。
表面的な情報だけで判断すると、実際の業務とのギャップが生じやすくなります。
第三者の視点を活用する
自分のキャリアや市場価値を客観的に把握するためには、第三者の視点を取り入れることも有効です。
特に転職エージェントは、求人企業の内情や採用ニーズを把握しているため、自分では得られない情報を補完することができます。
また、キャリアの方向性やアピール方法についてのアドバイスを受けることで、より精度の高い意思決定が可能になります。
これらを踏まえ、自分の強みと志向を整理したうえで、転職先の実態を正しく理解し、納得感のある意思決定を行うことが、転職成功の鍵となります。
あわせて読みたい
公認会計士によくある転職理由とは。本音と建て前
転職理由には、ポジティブなものとネガティブなものがあります。
公認会計士の場合も例外ではなく、現場ではさまざまな背景から転職を検討するケースが見られます。
例えば、繁忙期の長時間労働やプレッシャーの大きさ、監査業務へのやりがいの変化、キャリアの頭打ち感などが挙げられます。
これらは決して珍しいものではなく、多くの会計士が一度は感じる課題といえるでしょう。
ただし、こうした本音をそのまま転職理由として伝えてしまうと、採用側にはネガティブな印象を与えてしまう可能性があります。
そのため、面接や書類では、本音を踏まえつつも前向きな意図として言い換えることが重要です。
転職理由は「目的」で伝える
転職理由を伝える際は、「何が不満だったか」ではなく「何を実現したいのか」に焦点を当てることが重要です。
例えば、働き方を見直したい場合であっても、「業務効率を高めながら長期的に価値を発揮できる環境を求めている」といった形で表現することで、前向きな印象に変わります。
このように、過去ではなく未来に軸を置いた説明にすることで、採用担当者に納得感を持って受け取ってもらいやすくなります。
これまでの環境を否定しない
転職理由を説明する際に注意すべきなのが、これまでの職場や上司を否定するような表現です。
たとえ事実であっても、ネガティブな言い方は評価を下げる要因になりかねません。
重要なのは、これまでの経験から何を学び、次にどのように活かしたいのかを伝えることです。
同じ内容でも、伝え方次第で印象は大きく変わります。
キャリアの一貫性を意識する
転職理由は、これまでの経験と今後のキャリアをつなぐ重要な要素です。
そのため、「なぜこのタイミングで転職するのか」「なぜその企業を選ぶのか」が一貫して説明できる状態にしておく必要があります。
キャリアの軸が明確であれば、多少の環境変化があっても説得力のある志望動機につながります。
転職理由は単なる説明ではなく、自身のキャリアの方向性を示す重要なメッセージです。
本音を整理したうえで、前向きな意図として言語化することが、選考を通過するうえでの大きなポイントとなります。
あわせて読みたい
公認会計士が転職の際に押さえておきたい応募書類のポイント
転職活動において、応募書類は最初の評価を左右する重要な要素です。
公認会計士の場合、専門性が高い分、情報の整理や伝え方によって評価に差が出やすくなります。
ここでは、職務経歴書・志望動機・自己PRのそれぞれについて、押さえておきたいポイントを解説します。
職務経歴書
職務経歴書は、これまでの経験と専門性を端的に伝えるための書類です。
情報を詰め込みすぎるのではなく、採用担当者が知りたい内容に絞って整理することが重要です。
具体的には、年度ごとの経歴に加えて、担当してきた業務内容やクライアントの特徴、関与したプロジェクトなどを記載します。
その際、「どのような役割で、何を担当し、どのような成果を出したのか」を意識して書くことで、内容に具体性が生まれます。
また、応募先によっては専門用語の多用が理解の妨げになることもあるため、読み手の前提知識に応じて表現を調整する視点も必要です。
志望動機
志望動機では、「なぜその企業を選んだのか」と「どのように貢献できるのか」を明確に伝えることが求められます。
単に興味や関心を述べるだけでなく、自身の経験やスキルと結びつけて説明することが重要です。
例えば、これまでの監査経験やクライアント対応の実績を踏まえ、応募先の事業や課題にどのように活かせるのかを具体的に示すことで、説得力のある内容になります。
また、前章で整理した転職理由と一貫性を持たせることで、より納得感のあるストーリーになります。
自己PR
自己PRでは、自身の強みを応募先のニーズと結びつけて伝えることが重要です。
単なるスキルの羅列ではなく、これまでの経験を通じてどのような価値を発揮してきたのかを具体的に示します。
構成としては、課題に対してどのように取り組み、どのような成果につながったのか、そしてその経験を転職後にどのように活かせるのか、という流れで整理すると伝わりやすくなります。
特に公認会計士の場合、専門性だけでなく、コミュニケーション力やプロジェクト推進力といったビジネススキルも評価対象となるため、これらの要素も意識して盛り込むことが有効です。
応募書類は、自身のキャリアと志向を言語化する重要な機会です。
これまでの経験を整理し、応募先のニーズに合わせて伝え方を最適化することが、選考通過率を高めるポイントとなります。
【職務経歴書サンプル】
・
公認会計士(企業) 職務経歴書サンプル
・
公認会計士(事務所) 職務経歴書サンプル
あわせて読みたい
転職できないかも…と不安になったら転職エージェントを活用しましょう!
ここまで解説してきた通り、公認会計士の転職は選択肢が多い分、方向性を整理せずに進めてしまうとミスマッチにつながる可能性があります。
MS-Japanでは、会計士の転職支援に特化したキャリアアドバイザーが、これまでのご経験やご志向を踏まえ、キャリアの整理から転職活動まで一貫してサポートしています。
「転職するべきか迷っている」「自分の市場価値を知りたい」といった段階でも問題ありません。
まずは情報収集の一環として、お気軽にご相談ください。
まとめ
公認会計士のキャリアは多様であり、監査法人以外にもさまざまな選択肢があります。
その分、転職はキャリアを大きく前進させる機会にもなれば、選択を誤るとミスマッチにつながる可能性もあります。
実際の失敗事例からも分かる通り、転職を成功させるためには、表面的な情報だけで判断するのではなく、業務内容や役割、キャリアとの整合性まで踏まえて意思決定を行うことが重要です。
そのためには、これまでの経験を整理し、自分の強みや志向を明確にしたうえで、転職先の実態を多角的に把握する必要があります。
さらに、転職理由や応募書類の内容にも一貫性を持たせることで、選考においても説得力が高まります。
公認会計士は市場価値の高い職種である一方で、選択肢が広いからこそ判断の難しさも伴います。
自身のキャリアの方向性を整理し、納得感のある意思決定を行うことが、転職成功の鍵となります。
会計士TOPに戻る
この記事を監修したキャリアアドバイザー

大学卒業後、旅行代理店にて法人営業を約3年。20代でMS‐Japanへ入社。
企業の採用支援(リクルーティングアドバイザー)を約8年、求職者の転職支援(キャリアアドバイザー)を約5年経験。
両ポジションでチームマネジメントを経験し、キャリアアドバイザーとしては複数回にわたり支援実績数NO1を獲得。リクルーティングアドバイザーにおいても入社1年半後にチームマネジメントを経験させていただきました。現在は子育てと両立しながら、常に社内でトップ10以内の採用支援実績を維持。
経理・財務 ・ 法務 ・ 役員・その他 ・ IPO ・ 公認会計士 ・ 弁護士 を専門領域として、これまで数多くのご支援実績がございます。管理部門・士業に特化したMS-Japanだから分かる業界・転職情報を日々更新中です!本記事を通して転職をお考えの方は是非一度ご相談下さい!
あなたへのおすすめ求人
同じカテゴリの最新記事

公認会計士の転職完全ガイド|おすすめ転職先・市場動向・キャリアパスを解説

30代公認会計士の事業会社転職|監査経験を「武器」にするキャリア戦略と評価のポイント

30代公認会計士に必要なマネジメント力。転職で評価される組織牽引力とは?

監査法人に残る?出る?迷ったときに考えるべき5つの視点

公認会計士のキャリア一覧|監査法人以外の選択肢やキャリアプランの考え方を解説

公認会計士の独立|注意点やメリット・デメリット、必要な準備など

令和8年(2026年)公認会計士試験の日程|試験から合格後の流れ

公認会計士のバイト事情│時給相場や働き方、非常勤求人情報など

監査法人から内部監査へ|安定と専門性を両立できるキャリアパスとは(後編)
求人を地域から探す
セミナー・個別相談会
-
公認会計士の転職に強いキャリアアドバイザーとの個別相談会
平日:10:00~ 土曜:9:00~ -
はじめてのキャリアカウンセリング
常時開催 ※日曜・祝日を除く -
USCPA(科目合格者)のための個別相談会
常時開催 ※日曜・祝日を除く 【平日】10:00スタート~最終受付19:30スタート【土曜】9:00スタート~最終受付18:00スタート -
公認会計士短答式試験合格者のための個別相談会
常時開催 ※日曜・祝日を除く 【平日】10:00スタート~最終受付19:30スタート【土曜】9:00スタート~最終受付18:00スタート -
初めての転職を成功に導く!転職活動のポイントがわかる個別相談会
常時開催 ※日曜・祝日を除く
MS-Japanの転職サービスとは
大手上場企業や監査法人、会計事務所(税理士法人)など、公認会計士の幅広いキャリアフィールドをカバーする求人をもとに、公認会計士専門のキャリアアドバイザーがあなたの転職をサポートします。
キャリアカウンセリングや応募書類の添削・作成サポート、面接対策など各種サービスを無料で受けることができるため、転職に不安がある公認会計士の方でも、スムーズに転職活動を進めることができます。
MS-Japanを利用した会計士の
転職成功事例
転職成功事例一覧を見る
会計士の転職・キャリアに関するFAQ
監査法人から事業会社への転職を考えています。MS-Japanには、自分のような転職者はどのくらい登録されていますか。
具体的な人数をお知らせする事は出来ませんが、より直接的に企業に関わりたい、会計の実務経験を積みたいと考えて転職を考える公認会計士の方が大多数です。 その過程で、より多くの企業に関わりたいという方は、アドバイザリーや会計事務所への転職を希望されます。当事者として企業に関わりたい方は事業会社を選択されます。 その意味では、転職を希望する公認会計士の方にとって、監査法人から事業会社への転職というのは、一度は検討する選択肢になるのではないでしょうか。
転職活動の軸が定まらない上、求人数が多く、幅が広いため、絞りきれません。どのような考えを持って転職活動をするべきでしょうか。
キャリアを考えるときには、経験だけではなく、中長期的にどのような人生を歩みたいかを想定する必要があります。 仕事で自己実現を図る方もいれば、仕事以外にも家族やコミュニティへの貢献、パラレルキャリアで自己実現を図る方もいます。ですので、ご自身にとって、何のために仕事をするのかを一度考えてみることをお勧めします。 もし、それが分からないようであれば、転職エージェントのキャリアアドバイザーに貴方の過去・現在・未来の話をじっくり聞いてもらい、頭の中を整理されることをお勧めします。くれぐれも、転職する事だけが目的にならないように気を付けてください。 今後の方針に悩まれた際は、転職エージェントに相談してみることも一つの手かと思います。
ワークライフバランスが取れる転職先は、どのようなものがありますか?
一般事業会社の経理職は、比較的ワークライフバランスを取りやすい為、転職する方が多いです。ただ、昨今では会計事務所、税理士法人、中小監査法人なども働きやすい環境を整備している法人が出てきていますので、選択肢は多様化しています。 また、一般事業会社の経理でも、経理部の人員が足りていなければ恒常的に残業が発生する可能性もございます。一方で、会計事務所、税理士法人、中小監査法人の中には、時短勤務など柔軟に対応している法人も出てきています。ご自身が目指したいキャリアプランに合わせて選択が可能かと思います。
監査法人に勤務している公認会計士です。これまで事業会社の経験は無いのですが、事業会社のCFOや管理部長といった経営管理の責任者にキャリアチェンジして、早く市場価値を高めたいと考えています。 具体的なキャリアパスと、転職した場合の年収水準を教えてください。
事業会社未経験の公認会計士の方が、CFOや管理部長のポジションに早く着くキャリアパスの王道は主に2つです。 一つは、IPO準備のプロジェクトリーダーとして入社し、IPO準備を通じて経営層の信頼を勝ち取り、経理部長、管理部長、CFOと短期間でステップアップする。 もう一つは、投資銀行などでファイナンスのスキルを身に着けて、その後、スタートアップ、IPO準備企業、上場後数年程度のベンチャーにファイナンススキルを活かしてキャリアチェンジすることをお勧めします。近年はCFOに対する期待が、IPO達成ではなく、上場後を見据えた財務戦略・事業戦略となってきているため、後者のパターンでCFOになっていく方が増えています。 年収レンジとしてはざっくりですが800~1500万円くらいでオファーが出るケースが一般的で、フェーズに応じてストックオプション付与もあります。
40歳の会計士です。監査法人以外のキャリアを積みたいのですが、企業や会計事務所でどれくらいのニーズがあるでしょうか。
企業であれば、会計監査のご経験をダイレクトに活かしやすい内部監査の求人でニーズが高いです。経理の募集もございますが、経理実務の経験が無いことがネックになるケースがあります。 会計事務所ですと、アドバイザリー経験の有無によって、ニーズが大きく異なります。また、現職で何らかの責任ある立場についており、転職後の顧客開拓に具体的に活かせるネットワークがある場合は、ニーズがあります。

転職やキャリアの悩みを相談できる!
簡単まずは会員登録





