監査法人公認会計士のキャリアパス
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公認会計士のキャリアパス
~7つのキャリアフィールド~
公認会計士試験に合格をしたら、まず就職先として思い浮かぶのが監査法人でしょう。この監査法人ですが、業界構造を見るとBIG4監査法人、準大手~中堅監査法人、加えて中小監査法人という区分に分けることが出来ます。
因みに、BIG4監査法人とは、世界4大国際会計ファーム系の監査法人として、有限責任あずさ監査法人(KPMG)、有限責任監査法人トーマツ(Deloitte)、新日本有限責任監査法人(Ernst & Young)、PwC Japan有限責任監査法人(PricewaterhouseCoopers)の4法人を指します。
※PwC Japan有限責任監査法人が3,400名程、有限責任あずさ監査法人、新日本有限責任監査法人が概ね6,000名前後、有限責任監査法人トーマツが8,000名弱です。
クライアントはグローバルに展開するような大手商社、大手製造業、大手金融機関、その他一部上場の大手企業が多くなっており、世界基準での会計監査を強みとしています。
因みに、上記のようなBIG4監査法人では組織が巨大化しているために、専門領域ごとに部門を設けている印象ですが、中堅以下の監査法人になると従業員数も数十名~500名以下とコンパクトな組織になり、業務も横断的に経験できる傾向です。
次に、監査法人の業務についてですが、基本的に一つのクライアントに対してチーム制で監査やアドバイザリーのサービスを提供していくため、スタッフ~シニアスタッフ~マネージャーなど含め、数名から数十名規模のメンバーでクライアントと接していく形になります。また、クライアント先に訪問してヒアリングや検証作業を行うことも多く、直行や直帰、案件によっては地方出張等も生じる点が特徴です。
また、監査法人でのキャリアパスを考えた際には、年次の浅い方は簡易的な勘定科目の監査、シニアスタッフ以上の中堅社員になると税金関連、連結関連などの高度な科目の監査、マネージャー以上のベテラン社員になると監査案件全体のマネジメント(インチャージ)、監査クライアントとの意見調整や契約交渉などがメインの業務になっていきます。
上記のようなキャリアのゴールとして、パートナー職を目指すのが監査法人内部での一般的なキャリアイメージとなります。
さらに、現在のように市場が活発化している状況では、通常の財務諸表監査以外にIPOやM&Aに関するアドバイザリー業務やIFRS基準の導入支援、内部統制の再構築支援など各種アドバイザリー業務(非監査業務)にも積極的に取り組んでおり、非監査業務の売り上げが伸びている監査法人も多いです。
Big4では有限責任監査法人トーマツが非監査業務の売上高で他を圧倒しており、監査業務の売上高よりも非監査業務の売上高の方が高く、非監査業務は大手監査法人でも主力事業となっております。
監査法人業界としては今後もビジネス拡大に向けて、会計監査以外に各種アドバイザリー案件を拡大していくことが見込まれます。公認会計士にとっては監査法人内で経験できる領域に広がりが出ますので、キャリア構築の観点からも望ましい動きではないかと思います。
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