2025年01月29日

FASとは?未経験から転職するには?業務内容やその後のキャリアについて解説

FAS業界は、公認会計士や税理士の有力なキャリアパスの1つです。特に近年、事業再生や不正調査等の案件が増えていることもあり、積極的に人材採用を進めています
FAS業界への転職を希望しているなら、どのようなスキルや経験が求められるのか、事前に把握しておくことが大切です。
そこで今回は、FASとはどんな業界なのか、未経験から転職する上で求められることは何か、について解説します。

FASとは?

会計・財務関連のコンサルティングに特化したコンサルティングファームのことをFAS(Financial Advisory Service)といいます。具体的なサービス領域としては、M&A支援、企業・事業再生支援、フォレンジックなどです。

サービス名 詳細説明
M&A支援 買収ターゲットの選定や交渉支援、買収後の統合支援等のサービスの提供。ディールにおける会計関連の支援を行っており、DD(デューデリジェンス)やVal(バリュエーション)等を支援。
企業・事業再生支援 企業・事業再生に向けた計画策定の支援、ステークホルダー(利害関係者)との交渉、スポンサーの選定など、企業・事業立て直しの支援サービスの提供。
フォレンジック 不正調査、SOX法対応、不正リスクマネジメント体制の構築、不正リスクの評価、不正防止マニュアルの作成等のサービスの提供。

会計士専門の転職支援を受ける

FAS業界について(Big4系・税理士法人系・独立系ブティック型)

転職先としてFAS業界を選択する場合、まずはその業界構造を理解する必要がありますFASには大きく分けて「Big4系FAS」、「税理士法人系FAS」、「独立系ブティック型FAS」等があり、それぞれの特徴を把握しておくことが大切です。

Big4系FAS

世界四大会計ファームである「EY(アーンスト・アンド・ヤング)」、「デロイト(デロイト・トウシュ・トーマツ)」、「PwC(プライスウォーターハウスクーパース)」、「KPMG」の系列に属するFASは、「Big4系FAS」と呼ばれています。主に多国籍企業や上場企業など、大型案件を中心に対応しており、所属するコンサルタント数も多いです。

税理士法人系FAS

国内の中小~中堅企業がメインクライアントであり、税理士法人を母体としているのが「税理士法人系FAS」です。依頼主である経営者と近い距離を保ちながら、コンサルティングを行います。
税務顧問先の依頼を受けることも多く、M&Aやターンアラウンド(企業・事業再生)に強みを持っている法人が多い傾向であり、フォレンジックを取り扱う法人は稀です。

独立系ブティック型FAS

Big4系FASとは異なり、少数精鋭体制で、中小~中堅規模の企業を顧客層としているのが「独立系ブティック型FAS」です。所属するコンサルタント数は数名~数十名規模であり、少数精鋭で運営されています。M&A特化型、事業再生特化型など、特定のサービスに特化していることが多いです。

会計士キャリアを相談する

FASの主な業務内容とは?

続いては、FASにおける主な業務内容を押さえておきましょう。

M&Aアドバイザリー

FASの中心業務といえるのが、M&Aアドバイザリー業務です。具体的には、依頼を受けた買い手企業または売り手企業に下記のような支援を行い、多角的に企業の合併や買収をサポートします。

  • ・M&Aの戦略立案
  • ・候補企業のスクリーニング(場合によってはソーシングも対応)
  • ・候補企業の財務調査
  • ・ディールマネジメント
  • ・資金調達に関するアドバイス
  • ・交渉やクロージングの支援 など

ただし、すべての案件に対して上記のようなトータルサポートを行うわけではありません。依頼企業からの要望や状況に合わせて、M&Aに関わる業務全体を支援する場合もあれば、一部の業務に特化して担当する場合もあります
FASが特に得意とする領域を詳しく見てみましょう。

財務DD(デューデリジェンス)

企業の買収時または売却時のデューデリジェンスを行う業務です。具体的には、M&A取引の対象となる企業または事業の財務状況や潜在リスク、課題などを徹底的に調査します。
M&Aのプロセスでは売り手企業から自社情報が開示され、買い手企業や依頼を受けたFASはその情報をもとにバリュエーション(企業価値評価)を行い、暫定の買収価格を決定します。しかし、売り手企業からの情報のみを頼りに買収を進めることはリスクが大きいため、DDによって情報の正確性を見極めることが一般的です。

もし、適切なデューデリジェンスが行われずに潜在リスクのある企業を買収してしまうと、買い手企業の財務状況が脅かされる恐れもあります。そのため、デューデリジェンスはM&Aの成功を目指すうえで非常に重要な役割を担っています。
財務・税務・ビジネスといった多角的なデューデリジェンスによって、適正なバリュエーションの判断材料をしっかりと洗い出すことが大切です。

各種バリュエーション

バリュエーションは、M&Aにおいて買収対象企業の価値を適切に評価することです。主に以下の業務を行い、適正価値を見極めてM&Aにおける価格交渉を優位な立場で進められるようにサポートします。

  • ・企業・事業の価値評価
  • ・無形資産のパーチェスプライスアロケーション(PPA)
  • ・監査業務に関連する減損テスト
  • ・種類株式・転換社債・新株予約権の評価 など

一般的には、DD(デューデリジェンス)によって入手した情報をもとにバリュエーションを実施し、評価額を算出する流れで業務を行います。Valの結果はM&Aにおける重要な判断基準になることから、FASにおいて非常に重要な業務です。

企業・事業再生アドバイザリー

経営状況が悪化した企業・事業の再生支援を行うことも、FASにおける中心業務のひとつです。クライアントが業績不振や資金不足に陥ってしまった原因を究明したうえで、事業再生計画の策定や実行支援、銀行との融資交渉などを行いながら問題解決を目指します
かつては、業績の悪化から私的再生を進めるケースが多くみられましたが、近年は不祥事をきっかけとした危機対応の依頼が増えています。事業再生アドバイザリー業務では、厳しい局面も多々あるものの、経営課題のあらゆる領域に触れられることや、クライアントと深い信頼関係を築けることが魅力です。

不正調査(フォレンジック)

企業の不祥事や不正を予防・対処することも、FASが担う業務のひとつです。「不正調査」、あるいは鑑識を意味する「フォレンジック」とも呼ばれており、具体的な業務内容は以下のように多岐にわたります
たとえば、会計上の不正や横領・贈賄などの財務に関する不正が発覚した場合は、決算書やキャッシュフローをもとに不正の精査や、その後の対応に関するアドバイスを行います

  • ・不祥事や不正の調査・報告
  • ・不祥事や不正のリスク評価
  • ・不正防止体制の構築
  • ・データアナリティクス
  • ・デジタルフォレンジックス
  • ・eディスカバリー
  • ・係争・訴訟支援サービス など

また、不正防止のマニュアルを作成したり、不正防止体制の構築をサポートしたりと、不祥事や不正を発生させないための予防を行うこと(J-SOX法対応)もFASにおける重要業務です。

M&A戦略立案・PMI

近年では、M&A戦略の立案や実行支援もFAS内で行うケースが多くみられます。また、M&A後の統合作業であるPMI(Post Merger Integration)も重要な業務のひとつで、経営理念や方針、業務フローなどのあらゆる要素が異なる複数企業が一丸となり、事業を円滑に進めるためのサポートを提供します。

その他

ファームによっては、「インフラ・PPPアドバイザリー(IPA)」と呼ばれる国内外のインフラプロジェクトに関するサポート業務を行うなど、FASの業務は年々多様化しつつあります。

会計士のキャリアアップ支援を受ける

未経験からFAS業界に転職するためには?

では未経験でFAS業界に転職するには、どのような経験やスキルが必要でしょうか。通常、採用面接の場で重視されるのは、本人のバックグラウンドと、保有している資格・スキルです。

バックグラウンド

FAS業界で高く評価されるバックグラウンドとしては、「財務会計知識」と「コンサルティング経験」です。

財務会計知識

FASでは財務分析の能力が求められるので、監査法人での会計監査経験はもちろん、金融機関、商社、投資銀行、事業会社における経営企画等に携わった経験があると、転職時に高く評価される傾向があります。

コンサルティング経験

FAS業界では、経営者の意向やビジョンをくみ取った上で、的確なアドバイスを行うことが求められるので、経営に直結するコンサルティングができる人が求められています。特に財務系のプロジェクトに関わったことがある人や経営企画関連業務に関与していた人への評価は高いです。

資格・スキル

会計系の資格や経理財務の実務経験があれば、FAS業界未経験であっても、転職活動が成功しやすいです。

会計系の資格

公認会計士・USCPA(米国公認会計士)の資格や税理士資格、簿記1~2級など、知識・能力を示す分かりやすい資格を保有していると評価されます。

経理財務の実務経験

金融系やコンサル系企業で働いた経験がなくとも、一般企業の経理財務部門での実務経験があれば評価の対象です。

会計分野の転職アドバイスを受ける

FASファーム内でのキャリア

FASへの転職を検討するにあたり、FASでのキャリアパスについて知識を深めておくことは非常に大切です。FASファーム内での役職は所属する企業によって異なりますが、一般的には以下のように分かれています。

  • ・アナリスト
  • ・アソシエイト
  • ・シニアアソシエイト
  • ・マネージャー
  • ・シニアマネージャー
  • ・パートナー/ディレクター

各役職の役割をあらかじめ把握しておけば、具体的な未来像をイメージしながら転職活動を進めることができます。 ここからは、各役職の特徴や役割について詳しく解説します。

アナリスト

FASに転職した場合、まずは「アナリスト」として採用されるケースが一般的です。
業務としては、データ収集や資料作成のほか、先輩コンサルタントとともにクライアントを訪問してインタビューを行ったり、社内事情を調査したりといった営業活動も含まれます。
一般的には、アナリストに着任してから2~3年ほどで、「アソシエイト」へ昇進する場合が多いですが、なかには1年ほどで昇進するケースもあり、これまでの業務経験や実績等のバックグラウンドによって違います。様々な業務を経験し、会計・財務に関する知識やスキルはもちろん、コンサルタントとしてのコミュニケーション力や対応力を高められれば、早い時期での昇進につながるでしょう。

アソシエイト

「アソシエイト」は、アナリストが収集したデータや作成資料をベースに仮説を立て、検証を行う役職です。初めはシニアアソシエイトやマネージャーに相談しながらプロジェクトを立案・遂行しますが、いずれも自走力が求められます。

シニアアソシエイト

アソシエイトの経験を積み、コンサルタント業務に独力で携われるレベルまで到達すると、「シニアアソシエイト」へ昇進します。マネージャーの指揮下でのプロジェクト遂行がメインですが、効率を考慮して自らの判断でクライアントへ直接交渉することも多く、いかにマネージャーに依存せずに戦力になれるかが問われます。

マネージャー

FASにおける「マネージャー」は、一般企業でいう部長クラスの役職です。プロジェクトの責任者として予算や進行状況の管理のほか、外部への交渉も積極的に行いながら新規クライアント・案件獲得を目指します。 期限内・予算内にプロジェクトを完了させるだけでなく、メンバー管理や育成、チーム運営の舵を取ることもマネージャーの役割です。

シニアマネージャー

マネージャーとしての経験を積み、責任者としての業務遂行能力やマネジメント能力が評価されると「シニアマネージャー」へ昇進できる可能性があります。シニアマネージャーは、大規模あるいは難易度の高いプロジェクトを任されたり、クライアント・案件獲得の中心的存在になったりと、より責任能力が問われる業務を担当します。

パートナー/ディレクター

「パートナー/ディレクター」は、FASにおける最高ランクの役職です。営業活動と経営活動の両方を担っており、具体的には複数のプロジェクトの責任者として各チームをサポートし、ファーム運営の基盤を整える役割があります。


FASへの転職後、最終的な目標としてパートナーやディレクターへの昇進を目指す方が多くみられますが、実際にパートナーやディレクターになれる方はほんの一握りです。そのため、初めのステップとしてはアナリストからアソシエイト、シニアアソシエイトへと昇格し、中期的な目標としてマネージャー・シニアマネージャーを目指すとよいでしょう。

会計士に特化した転職支援を受ける

FASの転職成功事例

弊社MS-Japanが提供する「MS Agent」は、管理部門・士業に特化した転職エージェントです。
ここでは、「MS Agent」を利用してFASへの転職を成功させた方の事例をご紹介します。

監査法人からFASにキャリアチェンジした会計士Aさんの事例

Aさん(20代後半/男性)公認会計士

転職前:大手監査法人

転職後:中堅コンサルティングファーム

故郷で地域貢献したいと考えていたAさんは、大手監査法人でインチャージまで経験後、「30代半ばまでに独立する」という明確な目標を持って、「MS Agent」に登録頂きました。
転職希望時期の1年以上前から定期的にキャリアカウンセリングを繰り返し、将来のキャリアプランとその為に何歳までにどのような経験を積むべきか等、しっかりと計画的に行動されていました。
Aさんは「転職は目標を叶えるための修行」と捉えていたため、業務内容と成長性を重視し、年収は下回ってしまっても構わないと考えていました。
転職活動の結果、中堅コンサルティングファームにスタッフ職で入社しましたが、年収の大幅なダウンはなく、さらに最速でマネージャーへ昇格し、200万円以上アップして転職前よりも高い収入を得ています。

☑ Aさんの事例を詳しく読む
監査法人からコンサルティングファームに転職!FASにキャリアチェンジした会計士の成功事例

インハウス転職をプロに相談する

FAS業界経験後のキャリア

転職によりFAS業界で経験を積むと、その後どのようなキャリアアップを図ることができるでしょうか。以下では、同業のFAS業界、一般事業会社、投資銀行に転職した場合のケースをみていきます。

同業のFAS業界

既にFASで経験を積んだ人が同業のFASに転職すれば、M&Aや企業再生支援に関する知識、経験をさらに深めることができます。小規模のFASからB4系FASやブティック系のFASへと転職できれば、待遇・収入アップも見込めるでしょう。

一般事業会社

FASでは財務の面から企業の戦略に携わる経験を積めるので、一般事業会社ではその経験を活かし、経理財務や経営企画分野で活躍できます。事業会社にとっては、外部のFA(ファイナンシャル・アドバイザリー)に業務を委託するよりも、社内チームで対応できることを増やした方が、コスト面で有利です。そのためFAS業界経験者は一般事業会社でも高く評価される傾向があります。

投資銀行

M&Aに関する会計や税務ストラクチャー、ビジネス分析など、投資銀行で求められる能力には、FAS業界で求められる経験・スキルと重なる部分が多いです。投資銀行ではFAS業務よりも、営業力、提案力が求められるため、スキルの広がりも期待できるでしょう。

ファンド

FAS経験者の中にはファンドに転職する方もいます。FASでの経験を活かすのであれば、ミドルで企業のデューデリジェンスやバリュエーションをするポジションで活躍できるでしょう。FASに在籍している際にファンドとのコネクションを作ることができれば、フロントポジションへの転職の道を開くこともできます

FASへの転職は「MS Agent」にご相談ください

弊社「MS Agent」は、特化型転職エージェントとして、35年間にわたって公認会計士や税理士などの有資格者の転職支援を行っています。
今回ご紹介した事例以外にも、多数の登録者がFAS業界への転職を実現させています。
「MS Agent」では、今まで培ったノウハウやネットワークなどをもとに、求人紹介から応募書類の添削、面接対策、内定後の条件交渉まで、転職活動に関連するすべての工程を、トータルサポートしています。
全ての転職サポートは無料で利用可能です。
FAS業界に詳しいキャリアアドバイザーも在籍しているので、ぜひお気軽にご相談ください。

会計士専門の転職支援を受ける

まとめ

FAS業界はM&Aや会計・財務業務に特化したコンサルティングファームです。
FASで働くには財務に関する専門的な知識、経験が求められますが、業界未経験であっても、適切なバックグラウンドや会計系の資格、実務経験があれば、転職は決して難しくはありません
特定のFASで経験を積み、その後さらに別のFASや一般事業会社、投資銀行へと転職してキャリアアップを図ることもできます。

  • #会計士のキャリア
  • #会計士のFASキャリア
  • #公認会計士のFASキャリア
会計士TOPに戻る

この記事を監修したキャリアアドバイザー

篠原 義樹

大学卒業後、不動産会社にて個人向けの営業を経験。その後MS-Japanへ入社。会計事務所・コンサルティングファーム・監査法人・法律事務所・社会保険労務士事務所等の法人側担当として採用支援に従事。現在はキャリアアドバイザーも兼務し一気通貫で担当しております。

会計事務所・監査法人 ・ 公認会計士 ・ 税理士 ・ 税理士科目合格 ・ USCPA を専門領域として、これまで数多くのご支援実績がございます。管理部門・士業に特化したMS-Japanだから分かる業界・転職情報を日々更新中です!本記事を通して転職をお考えの方は是非一度ご相談下さい!

Manegyニュースランキング

マネジーでポイントを貯めて、
豪華商品に交換しよう!

詳しくはこちら

powered by Manegy

MS Agentの転職サービスとは

MS Agentは、公認会計士やUSCPAなどの有資格者や企業の管理部門に特化した転職エージェントです。
大手上場企業や監査法人、会計事務所(税理士法人)など、公認会計士の幅広いキャリアフィールドをカバーする求人をもとに、公認会計士専門のキャリアアドバイザーがあなたの転職をサポートします。
キャリアカウンセリングや応募書類の添削・作成サポート、面接対策など各種サービスを無料で受けることができるため、転職に不安がある公認会計士の方でも、スムーズに転職活動を進めることができます。

サービス紹介を見る

転職やキャリアに関する悩みを
転職FAQで解決!

公認会計士が外資系企業に転職するメリットは何ですか?

公認会計士が外資系企業に転職するメリットは、「自分のペースで仕事ができる」「日系企業に比べて年収が高い」の2つです。 外資系企業は良くも悪くも実力主義のため、成果を出すことができていればプライベートの時間も確保しながら仕事をすることができます。 また、日系企業に比べて年収が高い傾向がありますが、福利厚生は日系企業の方が充実しているため、年収と福利厚生のどちらを重視するかを検討する必要があります。

公認会計士は外資系企業でワークライフバランスを重視した働き方が出来ますか?

外資系企業は日系企業に比べて実力主義な傾向が強いため、自分で労働時間を管理することができます。 また、今では日系企業でもリモートワークを採用している企業が多いですが、外資系企業は日系企業よりもリモートワークが普及しているため、働き方という意味でも外資系企業ではワークライフバランスよく働くことが可能です。

公認会計士は外資系企業でどのような部門に配属されることが多いですか?

公認会計士が外資系企業に転職する場合、「アカウンティング部門」もしくは「ファイナンス部門」のいずれかが有力な選択肢となります。 アカウンティング部門は、日系企業でいう経理部に当たり、ファイナンス部門は日系企業でいうと予算管理部門と経営企画部門のちょうど間ぐらいの立ち位置になります。

公認会計士が外資系企業で働くにはどのようなスキルが求められますか?

公認会計士が外資系企業で働くには、本国の経営陣や従業員とビジネス的な会話ができるレベルの語学力が必要です。 また、本国の所在地にもよりますが、US-GAAP、IFRS/IASといった海外の会計基準と日本の会計基準の違いをしっかりと理解しておく必要があります。 日本の公認会計士だけでなく、USCPAなどを取得しておくと外資系企業への転職には有利になります。

公認会計士が外資系企業に就職・転職するハードルは高いですか?

公認会計士が外資系企業に就職・転職するハードルは決して低くはありませんが、IFRS(国際財務報告基準)に関する知識と経験がある方には転職のチャンスがあります。 また、一定の英語スキルも必要にはなりますが、入社時に極端に高い語学力が求められるわけではありません。 尚、管理職を目指す場合は本国や他国の拠点とやり取りをするためにも、英語力は必須となります。

転職FAQ一覧を見る

転職やキャリアの悩みを相談できる! 転職やキャリアの悩み 相談できる!