転職活動全般
人事としてキャリアアップしていくためには、どんな専門性やスキルを身に付けたら良いですか
人事の場合、採用や研修領域、労務、制度企画など業務幅が広い職種となりますので、
各業務によっても必要となる専門性が異なってきます。
■採用/研修領域
単純に採用業務を回していくだけでなく、どんな人材をどんな方法で採用するのかといった採用計画の企画～実際の採用までを一連の流れで経験しておくことや、様々な採用手法に精通していることが強みになります（ダイレクトリクルーティングやSNS利用、リファラル採用等）。また、転職することが一般化している現代では、採用後のオンボーディングや研修等、社員定着率を高める対応まで一貫してできると業務の幅がより広がります。
■労務
労務でキャリアアップしていくためには、まずは給与計算や社会保険手続き、勤怠管理などの基本的な業務が、アウトソーシング利用ではなく自己完結で出来るスキルがある事が望ましいです。また、社員数が多いほど高い処理能力やマルチタルク能力が求められる仕事でもありますので、100名以上等、人数規模が一定ある企業で経験を積んでいると転職時に選択肢が広がります。より専門性を高めるためには、労務相談や労務に関するクレームへの労務知識、社労士資格の取得もおすすめです。
■制度企画
制度企画では、採用と同様に作業としての運用経験だけでなく、現在企業が抱えている課題をしっかりと把握した上で、各施策の企画、導入、運用をゼロから行った経験があると評価に繋がりやすくなります。例えば、社内のパフォーマンスを上げるための評価制度（インセンティブや賃金制度、等級等）や従業員の定着度を上げるための福利厚生や働き方の導入等、最終的に会社の業績や社員の生産性向上に繋げられた実績が積めると尚良いです。
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