【2020年~2024年】公認会計士のキャリアトレンドを徹底解説!
1948年7月6日の公認会計士法制定を記念して、日本公認会計士協会が7月6日を「公認会計士の日」と定めました。
この記事では、「公認会計士の日」にちなみ、直近5年間における公認会計士のキャリアトレンドを解説します。
【業界別】公認会計士求人の平均募集年収推移
まず、公認会計士求人の平均募集年収を業界別に解説します。
2024年は、「監査法人」が852万円で最も高く、次いで「コンサルティングファーム」が824万円、「インハウス」が779万円でした。
2023年から2024年にかけて、「監査法人」が106万円、「コンサルティングファーム」では16万円の平均募集年収がアップしていることが分かります。
2024年の公認会計士求人は80.8%が「インハウス」
公認会計士求人を業界別に分類すると、2024年は「インハウス」が80.8%で最多となりました。
5年前の2020年と比較すると、「インハウス」の割合が53.0%から、27.8%も増加していることが分かります。
昨今におけるインハウス会計士需要の高まりが推察できるでしょう。
インハウス求人の約7割が「経理・財務」
次に、インハウス求人の募集職種について詳しく見ていきましょう。
求人数が最も多い職種は「経理・財務」で、約7割を占めています。
5年間の推移を見ると、「内部監査」の割合が倍以上に増加していることから、内部監査職種の需要の高まりが伺えます。
インハウス会計士を募集する企業は「東証プライム」が34.9%
続いて、インハウス求人において、募集する企業の上場状況を分類しました。 2024年では、「東証プライム」が34.9%で最多となり、次いで「上場グループ」が18.3%でした。
5年間の推移を見ると、「東証プライム」と「上場グループ」の割合が、それぞれ10%以上増加していることが分かります。
転職希望者が所属する業界は「インハウス」49.6%
次に、転職希望者の属性について詳しく見ていきましょう。
転職希望者が所属する業界を分類すると、2024年は「インハウス」が49.6%で最多となりました。
2023年までは「監査法人」が最多でしたが、2024年から順位が入れ替わり、インハウス会計士として働く人口が増えていると推察できます。
転職希望者の現年収平均値は「1,008万円」
転職希望者の現年収について、平均値と中央値、年収分布をまとめました。
2024年における転職希望者の現年収平均値は1,008万円で、2023年と比較して15万円アップしています。
5年間における年収分布の推移を見ると、「1,000万以上」の割合が増加傾向で、2024年には半数弱にまで到達しています。
高年収であっても、ワークライフバランスや働き方の改善を求めて転職する会計士が増えていると考えられるでしょう。
転職希望者の年齢は「40歳」
転職希望者の平均年齢は、過去3年間「40歳」をキープしています。
5年間における年齢分布を見ると、「20代」が約10%増加し、転職活動を開始する年齢層が拡大傾向にあると言えるでしょう。
転職希望者の希望年収平均値は「911万円」
転職希望者が転職先に求める年収額の平均値は911万円で、50万円アップしています。
5年間の希望年収分布を見ると、「1,000万円以上」求める人の割合が25%アップしていることが分かります。
転職希望者の希望業界は「インハウス」が約半数
転職希望者が目指す業界は「インハウス」が50.7%で最多となりました。
2024年は2023年と比較して、「どちらも」の割合が10%増加しており、業界を問わず転職を目指している人が増えていると言えるでしょう。
調査概要
調査期間・対象:
[求人]2020年1月~2024年5月に公開された公認会計士の求人データ
[登録者]2020年1月~2024年5月にMS Agentに登録された公認会計士データ
調査テーマ:「公認会計士のキャリアトレンド:2020‐2024」
調査主体:株式会社MS-Japan
※本調査のグラフ内の構成比は、小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはならない場合がございます。
■■本リリースの転載・利用に関するお願い■■
本調査結果を掲載・利用される場合は、
出典「MS-Japan調べ(https://www.jmsc.co.jp/knowhow/
topics/12531.html)」
と明記をお願いいたします。
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今回は、公認会計士のキャリアについて、5年間のデータをもとに最新転職市場を解説しました。
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